挙式のみの費用は30~40万円が相場!項目別費用まとめ

チャペル 教会 外観

披露宴はせずに挙式のみの結婚式を行う場合、一体いくらぐらいが相場なのか気になる方も多いと思います。実際調べてみてもはっきりとした数字が出てこないのではないでしょうか。

そこで今回は挙式のみの結婚式の費用相場について調査してみました。

これを読めば、自分たちの予算で叶うかどうかがわかり、また理想が叶う式場を見つけることができるでしょう。

挙式のみの結婚式費用・相場はいくら?

結婚式 チャペル

披露宴を行わなず、挙式のみを実施する場合は、30~40万円ほどかかるのが相場のようです。

▼挙式のみにかかった平均費用

関東 34.8万円
関西 32.1万円
東海 37.0万円
九州 32.7万円

調査方法:ハナユメWEBアンケート
調査人数:416名
期間:2018年10月
エリア:関西・関東・東海・九州
※衣装代を含んだ平均費用

式場やオプションなどにこだわると、50万円かかるケースもあります。

挙式のみと一口に言っても、フラワーシャワーなど演出を行ったり、ドレスにこだわったりなどといった、オプションを追加するとその分費用がかかってきます。

まとめると、挙式のみの場合でも、どんなオプションをつけるのかによって費用が大きく変わるのが現状です。

挙式のみの結婚式を行うために最低限必要になるもの

ウエディングドレス タキシード

挙式のみの場合、最低限実施に必要なものは以下となります。
・挙式をするための挙式料
・牧師や司会などの進行費・オルガンなど楽器奏者への費用
・ドレスやタキシードなどの衣裳代・ヘアメイクなどの美容代

さらにオプションとして追加するなら以下になるでしょう。

・当日の写真撮影費・動画撮影費(カメラマン)
・結婚式の招待状(身内と言えど渡すのがマナー)
・式次第(賛美歌や進行表が書いてあるもののこと)
・引出物・引き菓子(渡す場合のみ)

式場に問い合わせた後、最初に提示される見積もりには進行に際して、最低限の項目のみが記載してあることが多いので注意が必要です。

見積もりに記載してある内容で、どこまでのサービスが含まれているのか契約前にしっかり確認するべきです。

以下は、それぞれの費用についてより詳しく説明しています。

挙式料

挙式料はエリアやアクセス(駅近)など場所にもよって異なりますし、式場の規模や人気度によっても変わります。また、挙式料の中に衣装代やヘアメイク料金が含まれているかどうかによっても、金額の高い低いがあるでしょう。

安い式場であれば数万円から利用が可能ですが、ハナユメの調査によると平均は34.1万円です。

ちなみに同じ式場でもキリスト教式・人前式でもかかる金額が違い、多くの場合は人前式の方が安いです。

牧師や司会などの進行費・オルガンなど奏者への費用

進行費は会場費に含まれているケースもありますが、そうでないところもあるので事前に確認が必要です。

安価なプランだと、挙式は牧師ではなく一般的な司式者だけという場合もあります。

当日の挙式の進行は誰が行うのか、外国人なのかどうか、オルガン奏者はいるのかなど、具体的に確認しましょう。

ドレスやタキシードなどの衣裳代・ヘアメイクなど美容代

挙式のみの結婚式において、一番費用がかかるのがウエディングドレスやタキシードなどの衣裳代です。衣裳代の相場は、新郎・新婦合わせて20~30万程度と考えるのがよいでしょう。

但し、挙式のみを行う場合、各式場で必要なものがパッケージになった「挙式プラン」というものが存在することが多く、その場合各アイテムの費用の合算から大きく値引きがあることが多いようです。

なお、安価なプランだと選べるドレスが少ないケースが多いので、プラン内でどういったドレスが着られるのか確認しておきましょう。

また、ドレスにこだわりがある場合、式場が用意したドレスではなく自分で購入したドレスが着たいといったケースもあるでしょう。その場合、ドレスの持ち込みが可能かどうか確認しておく必要があります。

和装の場合、洋髪で無い限り、カツラ代や簪(かんざし)、綿帽子又は角隠しなど、ウエディングドレスよりも追加費用がかかってくる場合が多いようです。

費用を安く抑えたい場合、和装ではなくウエディングドレスの洋装を選択することをオススメします。

また、ドレスもさまざまありますがこだわらなければ、5万円前後から購入することができますが、挙式のみの場合衣装の持込が出来ない・出来たとしても割高になるケースが多いので注意が必要です。

ウエディングドレスの購入について詳しく知りたい方は、「ウエディングドレス購入のメリット&おすすめドレスショップ5選」を参考するとよいでしょう。

そして、ブーケやティアラなど小物類についてもレンタルするに当たって、追加料金がかかってくるものも確認しましょう。

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当日の写真撮影費・動画撮影費

挙式のみだとしても結婚式は人生で重要なワンシーンです。もちろん撮影なしでも挙式は挙げられますが、多くの方が写真に残しています。

撮影については撮影後のレタッチ(補正)等も含めて、10万円前後の料金がかかってくるのが一般的です。挙式の前後の集合写真や支度風景などを撮るかどうかによっても金額が変わります。

撮影だけでなく、しっかりとした写真アルバムなどをつくると更に5万前後かかることが多いです。そのため最近では、データだけ貰って自分でアルバムを作る人も多いようです。

また、動画の撮影については、挙式シーンのみであれば5~10万円前後が相場のようです。

結婚式の招待状

挙式のみの場合は親族のみや本当に仲の良い友人だけを招待する場合が多いので、口頭での招待でも問題ありませんが、招待状を送ることで一つのけじめにもなるでしょう。

挙式のみの結婚式に参列したことがないというゲストのためにも、書式日時や場所が書かれた案内状をお送りすると親切です。

一通作成するのに数百円程度ですので、挙式のみ場合でもここはしっかりと招待状を送ることをオススメします。

式次第

キリスト教式・人前式の多くの場合、用意する人が多いようです。

キリスト教式の場合、特に賛美歌や進行が記載してありますから、人数分用意することをオススメします。挙式料金に既に含まれているケースもあるでしょう。

引出物・引き菓子

挙式のみの場合、引出物・引き菓子といったしっかりしたものではなく、1,000円~2,000円程度のプチギフト程度のものを用意するカップルが多いようです。

また、ご祝儀を頂いた場合は、その方に後日内祝い(お返しの品)を送るのがマナーです。

いかがでしたか?挙式のみと言えど、事前にどこまで含まれているのか、どれくらいの金額なのか前もって契約前に確認しておくのがコツと言えそうです。

それでは次に、先輩カップルが挙式のみの結婚式を行った理由はなんだったのか、ご紹介しましょう。

挙式のみの結婚式は全体の4.5%!およそ20組に1組が実施

結婚式 キリスト教式

披露宴は行わず、挙式のみを実施した理由で特に多いのは、

・身内だけを呼んで式を挙げたかった
・あまり費用をかけたくないが挙式はしたかった
・マタニティウエディング(授かり婚)だった

などが挙げられますが、結婚式全体で見ると、およそ20組に1組の割合で挙式のみの結婚式を挙げています。(ハナユメ調べ)

挙式のみの結婚式の参加人数はどれくらい?

挙式のみを行う場合、身内だけを呼ぶ場合が多いようです。

特に、10人~15人で行う方が多くその場合、新郎・新婦とその家族(親・兄弟)、祖父母だけという構成が一般的です。

また、新郎・新婦の2人だけで挙げる場合も少なくありません。

30人前後を招待する場合は、披露宴ではなく、挙式後に通常のレストランなどで会食を行うケースも多いです。

では次に最も気になる、挙式のみの費用について迫ってみましょう。

ハナユメアドバイザーに聞いた!挙式のみの結婚式を行う理由3例

ハナユメ 相談サポート 結婚式場探し デスク

では実際に、先輩カップルはどんな理由から挙式のみの結婚式にしたのでしょうか。結婚式場紹介サイト「ハナユメ」のウエディングアドバイザーに聞いてみました。

Case1.二人の予算による都合

せっかく結婚したのだから式は挙げたいけど予算がない。
披露宴まで行う予算がない。

など経済的な事情で結婚式や披露宴をしないカップルも増えていますが、やはりけじめとして挙式だけはしたいと考えているカップルや親孝行の為に結婚式をと考えるカップルも多く、こういったカップルが挙式のみを選択することが多いようです。

また、ふたりの大切なお金は新婚旅行や新生活のために使いたい。

費用を抑える為に新婚旅行と同時に海外ウエディングを選択するカップルも挙式のみ行うことが多いようです。

Case2.マタニティとなり体への負担を抑えたかった

急に妊娠が分かった場合は式を挙げたくても時間がなく、体への負担も抑えたい為、時間も費用も抑えられる挙式のみの結婚式を選択するカップルが多いようです。

Case3.片方または両方が二回目の結婚式だった

どちらかが、初婚の場合は親が結婚式・披露宴は行ってほしいと思うパターンが多いようですが、片方または両方が二回目の場合、挙式のみを行うケースも多いです。

また、子供がいる場合には挙式や披露宴での役割を担わせ、積極的に子どもが関わる演出を考えていくことで、次第にひとつの家族としての意識が高まることもあるようです。

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まとめ

いかがでしたか。今回は挙式のみの費用相場はいくら?についてご紹介しました。

要点をまとめると・・・
・費用の相場を頭に入れて理想の結婚式ができるようプランナーに相談しましょう。
・費用を抑えて理想の結婚式を挙げましょう。
・挙式だけでも自分たちの記憶と記録に残す。

この記事を参考に、理想の結婚式場が見つかると良いでしょう。

監修者情報


記事監修者T.Yの顔写真

ハナユメアドバイザー T.Y
経歴
名古屋の結婚式場にてご予約担当や打ち合わせ担当のプランナー業務を経験。その後ブライダルジュエリーショップにてジュエリーコーディネーターを経験。ブライダルの現場での経験を活かし、ハナユメアドバイザーとして結婚式のお手伝いをさせていただいております。
ハナユメアドバイザーとは?
ハナユメウエディングデスクで、お客様の式場探しのお手伝いや、予約・見学の手配といった結婚式の準備をサポートするスタッフです。全員が日本ブライダル文化振興協会が主催する「3級ブライダルコーディネート技能検定」を取得しており、プロの視点からお客様に寄り添ったご提案をいたします。

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