めんどうだけど… やらなきゃ!女性の入籍後の手続きまとめ

女性 入籍後 手続き まとめ

入籍後、氏名や本籍、住所などが新しくなると、マイナンバーカードやパスポートなどの変更手続きが必要になります。

「どんな手続きが必要なの?」「何を準備しなければいけないの?」などと迷っているうちに、14日以内の手続き期限が過ぎてしまったり、うっかり忘れていざというときに困ってしまったりすることも。

今回は、入籍後に氏名や住所が変わった人が必要な手続きについてご紹介します!

結婚するにあたって必要な手続き一覧

結婚で姓や本籍地が変わる、引っ越して住所が変わるといったときに必要な手続きはたくさんあります。

14日以内など期日が決められているものもあるので、忘れずに対応しましょう。

各手続きについて、一般的な手続き方法を解説していきます。

※届出をする人の状況、窓口かオンラインかといった手続きの方法、自治体によって必要書類や手数料が変わります。念のため、手続きをしようとする自治体のホームページを確認して手続きに入ってください。

役所での手続き一覧

役所 書類 手続き

まずは、役所で行う手続きについてご紹介します。

婚姻届の提出

結婚する二人と証人のサインを記入した婚姻届を、役所の窓口へ提出。24時間365日受付けてもらえます。

● 届出する人
結婚する本人もしくは代理人
● 届出先
全国の役所窓口
● 必要書類
婚姻届
窓口へ行く人の本人確認書類
● 費用
無料

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婚姻届受理証明書の取得

婚姻届が受理されたのち、開庁時間内に取得可能。

結婚して姓が変わると住民票への反映に時間がかかりますが、婚姻届受理証明書があると住民票を即日発行してもらえます。

● 届出する人
結婚する本人もしくは代理人
● 届出先
婚姻届を提出した役所窓口(郵送申請も可能)
● 必要書類
本人確認書類
代理人の場合は委任状
● 費用
1通350円/賞状タイプ(上質紙を用いたもの)は1通1,400円

転出届・転入届・転居届の提出

市外に転出する際に必要な手続き

窓口にある申請書を記入して提出。転入先で提出が必要な転出証明書がもらえます。転出証明書を取得したタイミングから一部の行政サービスが受けられません。引っ越しの14日前からの手続きがおすすめです。

● 届出する人
引っ越しする本人、世帯主もしくは代理人
● 届出先
住民票のある役所窓口
● 必要書類
転出届の申請書
窓口へ行く人の本人確認書類
代理人の場合は委任状
● 費用
無料

市外から転入する際に必要な手続き

窓口にある申請書を記入し、転出証明書と合わせて提出します。住み始めた日から14日以内に提出しましょう。

● 届出する人
引っ越しする本人、世帯主もしくは代理人
● 届出先
転入する住所を管轄する役所窓口
● 必要書類
転入届の申請書
転出証明書
窓口へ行く人の本人確認書類
代理人の場合は委任状
● 費用
無料

同じ市区内で引っ越しする際に必要な手続き

本人確認書類を持参して役所の窓口へ行き、住民異動届を記入して提出しましょう。

● 届出する人
引っ越しする本人、世帯主もしくは代理人
● 届出先
居住地(転居先)の住所を管轄する役所窓口
● 必要書類
住民異動届
窓口へ行く人の本人確認書類
代理人の場合は委任状
● 費用
無料

転出・転入・転居の届出の際、次の書類が必要になることもあります。

  • マイナンバーカードまたは住民基本台帳カード(全員分の暗証番号)
  • マイナ保険証や健康保険の資格確認書、子ども医療費受給者証(18歳未満の子どもがいる場合)
  • 帰国日が記載されているパスポート(国外から引っ越す場合)
  • 在留カードや特別永住者証明書、在留カード後日交付の記載があるパスポート(外国籍の場合)
  • 法定代理人であることを証明する書類
  • 印鑑登録証

届出をする役所の窓口で必要書類を確認してから足を運びましょう。

住民票の取得

戸籍謄本 住民票 書類

結婚後、1週間~10日ほどで新しい住民票が取得できるようになります。しかし、結婚後の住所や氏名を証明するための書類としてすぐに必要になる場面も。

その際は、婚姻届受理証明書を提出して住民票の変更手続きを行い、新しい住民票を取得しましょう。

● 届出する人
本人もしくは同一世帯に住む人、代理人
● 届出先
住所地を管轄する役所窓口
● 必要書類
本人確認書類
代理人の場合は委任状
入籍後すぐの場合は婚姻届受理証明書
● 費用
300円

マイナンバーカードの氏名・住所変更

変更があってから14日以内に手続きを行います。結婚を機にマイナンバーカードを新規取得する場合は、窓口もしくはオンライン、街中の証明写真機、郵送などで手続きをしましょう。

● 届出する人
本人もしくは代理人
● 届出先
住民票のある役所窓口(戸籍住民課、マイナンバー専用窓口など)
● 必要書類
マイナンバーカード
暗証番号
旧姓併記する場合は旧姓(旧氏)が記載された戸籍謄本
窓口へ行く人の本人確認書類
代理人の場合は委任状
● 費用
基本的に無料

印鑑登録の変更や新規登録

婚姻届 印鑑 押印

印鑑登録をする場合は、必要なものをもって窓口へ行き、手続きをしましょう。

● 届出する人
本人もしくは代理人
● 届出先
住民票のある役所の窓口
● 必要書類
新姓の印鑑
本人確認書類
代理人の場合は委任状
● 費用
自治体による(300円前後、無料のところもあり)

引っ越しで住所が変わったり、結婚で姓が変わったりした場合、既に登録済みの印鑑証明は自動的に廃止されます。手元にある印鑑登録証は、窓口へ返却してください。

ただし、名前のみで印鑑登録している場合は、結婚後も変更がないため継続可能です。

国民健康保険・国民年金の手続き

結婚で名義や住所が変わる人、結婚にともなって会社を辞めて国民年金へ切り替える人は、変更があってから14日以内、できるだけ早めに手続きを行いましょう。

● 届出する人
本人もしくは世帯主
● 届出先
住民票のある役所
● 必要書類
本人確認書類
健康保険喪失連絡票など
● 費用
無料

国民健康保険に加入していた人が、結婚後に会社員であるパートナーの扶養に入る場合は、脱退手続きが必要です。

マイナ保険証の場合は基本的に、マイナンバーカードの変更手続きと情報が紐づいて反映されます。反映までに時間がかかることもあるため注意しましょう。

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身分証明書の手続き一覧

運転 免許証 車

運転免許証の記載事項変更

運転免許証の氏名・住所・本籍を変更する場合は、変更があってからすぐに手続きを行います。

マイナ免許証のワンストップサービスと連携されている事項は、特に手続きの必要はありません。

● 届出する人
本人もしくは代理人
● 届出先
警察署・運転免許更新センター・運転免許試験場など
● 必要書類
運転免許証、マイナ免許証
マイナンバーカード(通知カード不可)
マイナンバーの記載がない住民票の写し(コピー不可)
新しい住所が確認できる書類
代理人の場合は委任状や本人確認書類 など
● 費用
無料

パスポートの書き換え・再発行

パスポートを使用する1か月前を目安に手続きを行いましょう。必要書類や手数料は手続きの内容、オンライン申請か窓口申請かなどで変わります。

● 届出する人
本人もしくは代理人
● 届出先
住民登録をしている都道府県のパスポート窓口
● 必要書類
マイナンバーカード
署名用電子証明書用パスワード
マイナポータルアプリ
マイナポータルアプリ対応のスマートフォン
クレジットカード(手数料をカードで払う場合)
有効期間のあるパスポート(お持ちの場合)
パスポート用顔写真データ
自署データ など
● 費用
5,900~16,300円

会社での手続き一覧

会社 スーツ ビジネスマン

会社によって呼び方が異なる場合もありますが、会社勤めの場合次の手続きが必要になります。

健康保険・厚生年金の手続き

マイナンバーと基礎年金番号が紐づいていれば、マイナンバーカードの変更とともに情報が変わるため原則対応不要です。

しかし、「結婚して氏名が変わった」「扶養する人が増えた」など結婚にともなう変更があったことは勤務先へ伝えましょう。必要に応じて会社が手続きを行ってくれます。

● 届出する人
勤務している人
● 届出先
勤務先の会社

身上変更申請書

結婚や引っ越し、家族構成の変更などがあった際に提出する書類です。

職場で新姓を使う場合は、この書類と合わせて、姓の変更に関する書類も必要となる場合があります。

通勤手当区間変更届

引っ越しによって通勤費が変わる場合は、こちらの申請も忘れないようにしましょう。変更が遅れて手当を多めにもらってしまうと問題になりかねないので早めに提出してください。

慶弔申請

福利厚生で結婚祝い金を出している会社もあります。各会社の手続き方法に沿って慶弔金の申請をするようにしましょう。

総務や人事に確認し、健康保険や厚生年金の手続きとともに、必要な手続きを行いましょう。

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金融系の手続き一覧

貯金 費用 通帳

銀行口座・クレジットカード

変更があってからできるだけ早めに手続きを行いましょう。オンラインで手続きできたり、オンラインで書類を取り寄せ郵送で手続きしたりするものがあります。アプリやWebサイトを確認して、手続きをしてください。

また、クレジットカードと引落口座の名義が一致しない場合、引き落としがうまくできないこともあります。タイミングを合わせて忘れず手続きをしましょう。

また、給与振込と口座の名義変更のタイミングが合わないと、給与振り込みもできないことがあるため注意してください。

● 届出する人
本人
● 届出先
口座のある金融機関やカード会社の窓口やアプリなど
● 必要書類
クレジットカード
通帳
キャッシュカード
届出印
新しく登録する印鑑
本人確認書類(氏名・住所変更後の免許証や住民票など)
● 費用
無料

各種保険

生命保険や損害保険など、複数の会社で契約している保険がある場合はすべて個別に対応が必要です。保険会社の窓口や営業担当者に連絡をし、必要な手続きを行いましょう。

氏名・住所・受取人・指定代理請求人・引落口座変更など、手続きする内容によって必要なものは異なります。問い合わせの際に確認してください。

● 届出する人
本人
● 届出先
契約している保険会社の担当
● 必要書類
契約内容による
● 費用
無料

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その他の手続き一覧

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自動車関連の手続き

結婚や引っ越しで氏名・住所に変更があった場合、車検証の変更徳録画必要です。変更があってから15日以内に手続きを行いましょう。任意保険の手続きも忘れないでください。

● 届出する人
本人もしくは代理人
● 届出先
住所地を管轄する警察署や運輸支局、軽自動車検査協会
● 必要書類
住民票や戸籍謄本
自動車保管場所証明書
自動車検査証
認印
自動車税、自動車取得税申告書 など
● 費用
車種や手続きの内容による

携帯電話・インターネットの手続き

結婚後、氏名や住所、支払い方法など必要に応じて変更手続きを行いましょう。結婚にともない引っ越しをする場合、引っ越し先でインターネットの開通工事が必要になることもあります。

工事費用がかかる可能性があるため事前に確認してください。

● 届出する人
本人もしくは代理人
● 届出先
契約している通信会社やプロバイダの窓口やアプリなど
● 必要書類
新しい氏名がわかる本人確認書類
クレジットカードやキャッシュカード、銀行印 など
● 費用
基本的に無料

会員登録系の変更

ショッピングサイトやサブスクサイト、美容院やお気に入りショップなどで会員登録をしている人は、それぞれ氏名や住所の変更手続きを行いましょう。

支払い用のクレジットカードや口座を登録している場合は、そちらの変更も忘れないでください。

入籍後も旧姓を使用したい場合はどうする?

女性 悩む 選ぶ

結婚してもできる限り旧姓を使用したいという人もいますよね。

今回紹介した各種の手続きについても旧姓の表記ができる場合もあるため、旧姓表記の申請方法がわかるホームページをご紹介します。

下記を参考に、旧姓を使用したい人はぜひ活用してみてくださいね。

職場では、名刺・メールアドレス・呼び方等の変更はせずに旧姓のまま働く人も多くいますので、職場への結婚報告とともに旧姓のまま働くことが可能かどうかを確認するとよいでしょう。


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引越し前後の住環境を整えるための手続き

カップル 新居 引越し

結婚にともなって引越しをする人は、転出届・転入届・転居届の提出などのほかに、次の鉄授記や準備が必要です。

引越しの手配

引っ越しの1か月前をめどに、引っ越しをする本人が、各引っ越し会社へ連絡。見積もりを確認して引っ越し会社を決めましょう。費用は引っ越し業者や引っ越し先によります。

郵便物の転送

引っ越しの1週間前を目安に、最寄りの郵便局へ転居届を提出しましょう。窓口、ポスト投函、e転居(Webサイト、郵便局アプリ)での手続きが可能です。

粗大ゴミ収集の手配

引っ越し準備を始めるタイミングで粗大ゴミの処分も行いましょう。各自治体の手続き方法に従って対応してください。

挨拶状の準備

引っ越しの1か月前くらいのタイミングで原稿を作成し、印刷業者(もしくは自分たち)などへ手配します。引っ越し後、1か月以内に挨拶状を送りましょう。

家賃の清算

管理会社へ退去を申し出たタイミングで退去立ち合いの日程を確認。状況に応じて家賃や敷金の清算を行いましょう。

電気の手配

引っ越しの1週間前を目安に電力会社へ連絡。旧居の電気停止と新居での使用開始を伝えましょう。転居当日は旧居のブレーカーを下げて退去します。

ガスの手配

引越しの1週間前を目安に利用しているガス会社へ停止日を連絡。新居のガス会社へ開始日を連絡し、必要に応じて立ち合いや清算を行いましょう。

水道の手配

引越しの1週間前を目安に水道局へ連絡し、停止日を伝えます。同じタイミングで新居を管轄する水道局へ開始日を連絡しましょう。

固定電話の移転

引越しの1か月前を目安に連絡。移転先の情報と希望日を伝えましょう。必要に応じて工事の立ち合いなどを行います。電話の引っ越しや新設には、数千円~数万円の費用がかかります。

NHKの手配

引越しの1週間前を目安にNHKのフリーダイヤルに電話、もしくはインターネット上で変更手続きを行います。

新聞の手配

引越しの1週間前を目安に契約している新聞配達店へ停止日を連絡、必要に応じて清算を行います。転居先でも新聞をとる場合は、最寄りの新聞配達店へ連絡しましょう。

あいさつ回り

引っ越しの当日は、夫婦そろって近隣住民に挨拶をします。必要に応じて手土産を用意しましょう。

引越し前後はなにかとドタバタしてしまうため、手続きに抜け漏れが生じてしまう可能性があります。後になって困らないようにするためにも事前に行える手続きや、手続き方法は早めに確認しておきましょう。

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婚姻届 入籍

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順番を考えれば、1日で効率よく済ませることが可能です。

時間 やること
9:00 【入籍】
新居のある役所へ「婚姻届」を提出し、「婚姻届受理証明書」を入手

【転入手続き】
14日以内に入手した「転出証明書」と「転入届」「婚姻届受理証明書」を提出し、新住所・新氏名が記載された住民票を取得する

所要時間(目安)30分~1時間程度
10:00 マイナンバーカードの氏名・住所変更および印鑑登録をする

所要時間(目安)30分~1時間程度
11:00 銀行で口座の氏名・住所・届出印を変更する

所要時間(目安)30分程度
12:00 ランチタイム
13:00 警察で免許証や車庫証明などの手続きをする

所要時間(目安)45分~1時間程度
移動中/
待ち時間
移動時間を利用してスマートフォンでクレジットカードや各種保険の氏名・住所などを変更するための資料請求を行う。
(インターネットで手続きが完了する場合は、そのまま終わらせる)


平日の役所の開庁時間内にしかできない手続きもあるため、二人で協力して効率よく手続きを済ませましょう!

入籍前に新居に引っ越しが住んでいる場合は、住所変更などできるものだけでも先に行っておくとその後の手続きが減り、婚姻届提出後がスムーズになります。

時間が空いたらブライダルフェアを楽しもう!

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コラム:婦人科系のブライダルチェックをする

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「ブライダルチェック」とは、結婚を控える男女が行う検診のこと。妊娠や出産にかかわる疾患の有無を確認できるものです。

必ず行わなければならないものではなく、いつまでにといった期限もありません。

しかし、自分の健康を確認できたり、家族計画を立てる際の参考になったりするため、できるだけ結婚前にブライダルチェックを受けておくと良いでしょう。

ブライダルテックの検査内容は多岐にわたり、生殖機能に関わる臓器のチェックはもちろん、血液検査やおりもの検査、乳がん、子宮がん、子宮頸がんといったものから、性感染症のチェックまで行えます。

なお、ブライダルチェックは病気や怪我の人を対象に行われるわけではないため、健康保険の適用外となります。

各病院やクリニックによっても違いはありますが、費用は数万円程度かかるのが一般的です。

将来的に子どもが欲しいと考えている人はもちろん、まだ子どものことは考えていないという人でも、子宮や卵巣などのチェックを受けておくことで、気持ち的な面で楽になるのではないでしょうか。

入籍前にカップルでチェックを済ませ、安心した状態で新生活をスタートしてください。

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まとめ

いかがでしたか。今回は入籍後に行う手続きについてご紹介しました。

要点をまとめると・・・
・入籍後に氏名や住所が変わったらする手続きを一覧で紹介
・14日以内など期日が設けられたものもあるので注意
・オンライン手続きも活用しながらスムーズに対応しよう

この記事を参考に、入籍後の手続きをスムーズに行うことができると良いでしょう。

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