結納をするしないは両家判断!顔合わせ食事会のみ行う人は72.8%
堅苦しく形式ばったイメージの強い結納ですが、タイトルにもあるようにここ最近は結納を行わず両家顔合わせの食事会のみで済ませるカップルが約7割いるそうです。
ですが結納は、昔からある婚約の伝統的な儀式でもあり「結納を本当にしなくてもいいのか」と心配な方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は最近の結納に関する決め方や、結納をしない場合は他にどんな種類が主流なのかご紹介します。
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・結納をしない先輩カップルは全体の80.0%である
- ・最近では結納をするしないを決めるのも新郎新婦本人であることが多い
- ・結納をしない場合は両家顔合わせの食事会を開催するのが主流
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結納をしない人の割合は全体の80.0%!
ハナユメのアンケートで、結婚式・入籍前に結納を実施したかについて聞いてみると、結納をしないと答えた人は全体の80.0%となっています。それぞれの割合は以下の通りです。
結納をした | 12.8% |
---|---|
略式結納をした | 7.2% |
顔合わせをした | 72.8% |
結納も顔合わせもしなかった | 7.2% |
※結納をしない人は「顔合わせをした」+「結納も顔合わせもしなかった」を足した割合で出しています。
上記アンケート結果より、今や結納をする人は少数派であることが分かります。
では、結納は行わなくても特に問題ないのでしょうか?順番に見ていきましょう。
結納は行わなくても常識的に大丈夫?
結納を行うかどうかについては、両家の伝統や地域性、両親の気持ちによる部分が大きく影響します。
そもそも結納とは、「家と家との結びつき」を象徴する儀式であるため、家のつながりを重視する家庭であれば、結納を行うことがあたりまえになってきます。
よって、結納をしないことが常識外れというわけではなく、各家庭の結婚に対する見方によると言えます。
結納をする・しないを決めるのは、新郎新婦で決める人がほとんど
結納をするのか、しないのかについては、最終的には新郎新婦で決めるカップルが多いのが現状です。
かつては、男性側の家長が決定権をもっていたものの、最近では結婚する本人同士でまず話し合い、両親に伝えるケースも多くなってきています。
前述にも記載している通り、結納は家の結びつきを象徴する儀式であるため、仮に新郎新婦で話し合って結納はしないという判断をしたとしても、必ず両家の親に相談し、最終的な決断を下した方が良いでしょう。
この章では、結納する人の割合、するしないの判断基準について紹介してきました。
結納する人の割合は少数派になってきているとはいえ、新郎新婦だけで決めてしまうのではなく、両家を交えて話し合いは必ず行いましょう。
次の章では、気になる結納金について紹介していきます。
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結納をしない場合、結納金ってどうなるの?
結納をする場合、結納金の受け渡しがありますが、結納をしない場合は、結納金の受け渡しについても両家が納得できる形で進めることが大事です。
結納金の有無は、それぞれの家の考え方によって異なります。結納をするしない同様、新郎新婦だけでなく、両家両親としっかり話し合って決めることが重要です。
この章では、結納金の意味や平均金額など気になるポイントを紹介します。
そもそも結納金ってなに?
そもそも結納金とは、結納をおこなう際に男性の家から女性の家へ贈られるお金のことを言います。
結納金の意味は、「女性が嫁入りの準備をするためのお金」であり、いわば結婚支度金です。
かつては、花嫁衣裳として、「着物などの現物」が結納品として贈られていました。それが時代の流れとともに帯地(布地)代や着物代などの「お金」に変わり、今の結納金という形になったようです。
結納金があった人の平均金額は92.3万円
結納金 | 割合 |
---|---|
30万円未満 | 8.4% |
30万円~50万円未満 | 12.2% |
50万円~100万円未満 | 34.6% |
100万円~150万円未満 | 39.3% |
150万円~200万円未満 | 2.8% |
200万円以上 | 2.8% |
ハナユメの調査によると、結納金があったカップルの平均金額は92.3万円となっており、100万円~150万円が全体の39.3%と多くを占めています。
「一包み」「一本」などと表現されるようにキリが良い金額ということで100万円と決めて準備する人が多いです。
一方、結納金の金額は誰が出資するか、という部分も関係してくるようです。新郎側の両親が準備してくれた場合は多少まとまった金額を結納金として渡す傾向があります。
また、新郎本人が準備する場合は無理なくできる範囲で準備する方も多いです。
この章では、結納金の意味や具体的な金額について紹介してきました。
結納をしなくても結納金の受け渡しが行われるケースもありますし、決して小さい金額ではないため、新郎新婦・両家両親でしっかり話し合って決めていきたいものです。
次の章では、結納をしないことによるメリットとデメリットについて具体的に紹介していきます。
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結納をしないメリット・デメリット
結納をしないカップルが多数派となってきている昨今ですが、結納をしないことによるメリットとデメリットがあります。メリットデメリットを理解した上で判断できるようにしましょう。
それではさっそく、それぞれについて詳しく記載していきます。
メリット
結納をしないメリットにはどのようなものがあるのか、以下見ていきましょう。
1.金銭的負担が軽減する
結納をしない大きなメリットとしては、金銭的な負担が軽減するという点が挙げられます。
結納をするとなると、新郎側は結納金を準備する場合もありますので、金銭的な負担がやはり大きいです。
結納をしないとなると、このような金銭的負担が軽減される点が最大のメリットになるでしょう。
2.形式ばった堅苦しい雰囲気ではなく、和気あいあい進められる
結納は家と家を結ぶ昔ながらの儀式になるので、どうしても堅苦しい雰囲気になってしまいます。
顔合わせであれば、形式ばった雰囲気はなく、両家で食事をしながら和気あいあいとなごやかな雰囲気の中進められる点もメリットの一つです。
そもそも形式ばったことはしたくないという方は、顔合わせの食事会のみで済ませるのもありでしょう。
デメリット
では、結納をしないことによるデメリットはどのようなものがあるのか、以下見ていきましょう。
1.一生に一度の婚約の儀式を体験できない
まず、結納という一生に一度の婚約の儀式を体験できないというデメリットが挙げられます。
結納は、日本ならではであり結婚をする際にしか経験できない貴重な儀式です。
昔ながらの厳かな雰囲気・緊張感の中式をおこなうことで、日本人であること、そして結婚へのけじめを感じることができることでしょう。
2.親同士の親交が少し薄れてしまう
結納をしないことで、親同士の考え方や想いが伝わりづらく、両家の親交が少し薄れてしまうという点もデメリットといえます。
結納はただの形式的な儀式ではなく、お互いの地域の文化や金銭感覚などを自然に知ることができるという側面もあります。
顔合わせのみの場合、こういった互いの文化や思考に触れることができないため、両家の親同士の親交が少し薄れてしまうという点はデメリットといえるでしょう。
この章では、結納をしないことによるメリット・デメリットについて紹介してきました。良い面・悪い面を吟味し、両家にとって最適な選択をしたいものです。
続いて、結納をしないとなった場合はそれ以外にどんなスタイルがあるのかについて紹介していきます。
結納以外には何がある?結納・顔合わせの3つのスタイル
一口に結納や顔合わせといっても、いくつかスタイルがあります。この章では、代表的な3つのスタイルとそれぞれの違いや特徴について紹介していきます。
正式結納
正式結納とは、両家の間を取り持つ「仲人(なこうど)」が付きます。その仲人が両家の間を行き来し、「結納品」や「受書(うけしょ)」のやりとりをします。
正式結納は仲人が仲立ちをするので、両家同士は直接会うことがないのが大きな特徴です。
近年では、仲人への負担の大きさを考慮し、正式結納をする人は減ってきていますが、「正式」という名がつく通り、最も格式が高い結納の形といえます。
略式結納
略式結納は、料亭やレストランなどに両家が集まり、その場で結納品を納めるという形式で進められます。
正式結納同様、仲人を立てて行われる場合と仲人を立てずに両親もしくは本人同士で進行する場合があります。
結納としての儀式的で厳かな要素は残しつつも、仲人無しで進行したり、両家が顔を合わせて進められる点が正式結納とは大きく異なります。
顔合わせ食事会
顔合わせ食事会は、会食の場を設け、食事をしながら両家を紹介し合うスタイルです。
正式結納や略式結納とは違い、仲人を立てたり、形式的な進行が特にないことが特徴です。
結納ではないため、結納金や金品を贈る必要はないですが、結納金の代わりに婚約記念品の交換を行うケースも増えています。
堅苦しい雰囲気が苦手、和やかに和気あいあいとした雰囲気でお互いの紹介をしたい人にオススメです。
この章では結納、顔合わせのスタイルについて紹介してきました。それぞれの特徴を知り、新郎新婦・両家の意向が一致するスタイルを選びましょう。
いま最も主流なのはカジュアルな雰囲気の顔合わせ食事会
冒頭で述べた、結納をしない人は80.0%にもおよぶという結果にも現れているように、現代では結納ではなく、顔合わせ食事会を行うことが主流となっています。
「結婚=家と家との結びつき」という考え方が薄れてきていることや、結納を行うことで両家にとって金銭的負担が大きくなることが理由でもあります。
顔合わせ当日の流れ
結納のように形式的ではないものの、顔合わせの場合でも一連の流れはおさえておいた方が良いでしょう。以下、顔合わせ当日の流れを簡単にご紹介します。
- ■顔合わせ食事会当日の流れ
- 1.男性側の父親から挨拶
- 2.両家が自分の家族を紹介
- 3.婚約記念品の交換(記念品がある場合)
- 4.「今後もよろしく」の挨拶
- 5.乾杯の後、会食&歓談
- 6.男性側の父親が締めの挨拶(父親がいない場合、母親)
- 7.ふたりがお礼の言葉を述べる
上記流れをおさえることで、顔合わせ食事会をスムーズに進めることができ、両家の親交がより深まることでしょう。
まとめ
いかがでしたか。今回は結納はしなくてもいいのかどうかについてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・結納をしない先輩カップルは全体の80.0%である
・最近では結納をするしないを決めるのも新郎新婦本人であることが多い
・結納をしない場合は両家顔合わせの食事会を開催するのが主流
この記事を参考に、結納をするしないの判断ができ、しない場合の流れを理解しスムーズに段取りを進めることができると良いでしょう。