全体の32.1%の実施率!会費制結婚式のメリットデメリットまとめ
結婚式をするにあたって、ゲストの負担を減らすために会費制にしようか迷っている方も多いのではないでしょうか。
ハナユメの調査によると、結婚式全体のおよそ32.1%のカップルが会費制の結婚式を行っています。
では実際のところ、会費制とご祝儀制でそれぞれどのようなメリットやデメリットがあるか、また会費制の参加費の相場はいくらくらいかご紹介します。
これを読めば、自分たちの結婚式を会費制にするかどうか迷わず判断できるようになるでしょう。
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・会費制結婚式は1.5次会のようなカジュアルな雰囲気で行なわれる
- ・メリットは金銭的な負担も少なく準備も比較的スムーズにできる
- ・会場探しの段階である程度イメージをしておくとスムーズに決定することができる
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会費制結婚式とは、全員一律の費用で参加する結婚式のこと
結婚式でゲストから御祝儀ではなく会費を頂いて開く結婚パーティーを「会費制結婚式」または「会費制披露宴」といいます。
また、「1.5次会」等と呼ばれることも多くその理由は、披露宴よりもカジュアルで2次会よりもフォーマルなパーティスタイルである事からです。
会費制なだけに費用を抑えたいカップルや、ゲストへ金銭的負担をかけたくないという理由から注目されている結婚式のスタイルの1つになります。
アットホームで少しカジュアルな雰囲気なのが特徴
会費制結婚式はここ数年で一気に注目を浴びているパーティスタイルで、元々形式にとらわれず自由なことをしたいカップルが選ぶ傾向にあるため、明確な定義・決まりはありません。
会費制結婚式を選ぶカップルは「派手なことをしたくない」「アットホームな歓談中心のパーティにしたい」といった意見が多いことから、一般的な披露宴よりも演出が少ないことが特徴だと言えるでしょう。
また会費制結婚式では多くの場合、立食形式やビュッフェスタイルが選ばれます。
そのためゲストとの距離が近いアットホームな雰囲気のパーティーにできることでしょう。
そのためフォーマルな雰囲気というよりはカジュアルなパーティー感覚でゲストも楽しむことができます。
北海道などでは会費制結婚式が定番
北海道の結婚式は会費制結婚式が通常と言われています。
もともとの由来としては、北海道の開拓時代に貧しくお金に余裕がなかった為、祝う側も祝われる側も費用の負担なく祝えるようにとその頃から会費制の結婚式が根付いたと言われています。
会費で集まった費用以外は全て新郎新婦の負担となるため、北海道の結婚式は全国的みて結婚式にかける費用が安いです。
地域によっては結婚式の費用についてこのような違いもあるため、知っておくといいでしょう。
会費制の結婚式についてわかったところで続いて、会費制・ご祝儀制それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
会費制とご祝儀制、それぞれのメリット・デメリット
ここでは詳しく会費制とご祝儀制を比べて見ていきましょう。
会費制メリット
まずは会費制のメリットからみていきましょう。
ゲストの金銭的な負担が少ない
ご祝儀の平均費用は一人当たり約3万円となっています。
またそこから、2次会もある場合は約1万程の出費が発生するのでゲストにとっては金銭的な負担は大きいものです。
一方で、会費制の平均費用は1万円前後とゲストの負担が軽減されます。
ご祝儀をたくさんもらうのは気がひけるといった、カップルには会費制がぴったりと言えるでしょう。
多くの人を招待できる
会費制結婚式はご祝儀制結婚式のようにゲストの人数を決めて絞る必要はありません。
ゲストの人数に合わせて会場やパーティー形式を決めることができるため、多くのゲストを招待することが可能になります。
会費制結婚式はレストランのイメージが強いかもしれませんが、大人数を呼びたい場合は会場をホテルや広い披露宴会場のあるゲストハウスなどにすれば数百名でのパーティーも行うことができるでしょう。
引出物や引菓子などを選ばなくて済む
会費制結婚式では、「引出物」と銘打ったギフトを用意するケースはあまりみられないのが一般的です。
ご祝儀制の結婚式では引出物・引き菓子といったお返しが必要となり、選ぶのにも時間を要します。
ご祝儀を頂かない分、会費制はパーティーの準備段階においても通常の結婚式よりも負担が軽減できると言えるでしょう。
会費制のデメリット
メリットがあればデメリットももちろんあります。続いて会費制結婚式のデメリットを見ていきましょう。
ゲスト一人ひとりに豪華なおもてなしができない
会費制結婚式では主に料理や飲み物でおもてなしをするケースが多いです。
会費制のため会費に合わせたお料理や飲み物を用意するケースが多く、費用面で余裕がない限り、ご祝儀制のように料理をランクアップするなどでゲスト一人ひとりをおもてなしするのは難しいと言えます。
親族や目上の人には馴染みが少ない
会費制結婚式では披露宴よりカジュアルな雰囲気で行なうパーティーの方が多いです。
1.5次会等は比較的新しい結婚式のスタイルのため親族や目上の人には馴染みのない場合もあります。
ゲストの顔ぶれによってはパーティーの内容がカジュアル過ぎることのないよう、プランニングしていく必要があるでしょう。
会費額によってはご祝儀制よりも自己負担額が高くなる場合もある
会費制の結婚式では引出物の準備なども不要で基本的に費用を抑えられるのがメリットではありますが、設定する会費によっては自己負担額が高くなる場合もあります。
そのため、ふたりでどこまでは負担できるのか事前に考えた上で会費の設定を行うことをオススメします。
会費制結婚式のメリットデメリットがわかったところで、続いてご祝儀制のメリットデメリットをご紹介します。
会費制とどんな点が違うのか、よく比較してみることをオススメします。
ご祝儀制メリット
現在行われている結婚式の大半がご祝儀制結婚式と言えますが、ご祝儀制の場合はどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
結婚式当日に十分なサービスが受けられる
ご祝儀制の結婚式の場合、ホテルや専門式場など会場で行われることが多く結婚式をするカップルもゲストもしっかりとしたサービスが受けられることでしょう。
特にホテルであれば設備面でもそうですが、スタッフの接客サービスは行き届いており安心して任せることができます。
反対に会費制結婚式の場合はカジュアルな雰囲気のレストラン等で行われることが多いため、結婚式当日のサービス面では多少不安も残ります。そのためご祝儀制の結婚式のメリットと言えます。
会費制よりも多くの金額を回収することができる
先ほどもお伝えしたように会費制結婚式の相場は1万円前後に比べて、ご祝儀制結婚式の相場は約3万円です。
そのためゲストから頂ける金額が高い分、多くの金額を回収する事ができるでしょう。
想定以上のご祝儀金額が返ってくる場合がある
ご祝儀は結婚するふたりをお祝いする気持ちの表れになります。
ふたりとの関係性にも左右されますが、ゲストによっては想定していた金額より多くご祝儀が包まれている場合もあります。
ご祝儀制のデメリット
カップルにも、ゲストにも御祝儀制は負担が大きくなるケースがあるかもしれません。
ではどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
当日のおもてなしを万全にする必要がある
ご祝儀制の場合ゲストも相応の期待をしてきますから、料理に気を配るだけでなく着席できる座席を用意したり、引出物なども準備する必要があるでしょう。
ご祝儀を頂いている分、披露宴の料理や引出物、等々でゲストをおもてなしをするのが一般的です。
ゲストに満足してもらうためにも、おもてなしの準備は万全にする必要があります。
結婚式の総額が高い
ご祝儀制の結婚式の場合は、もちろんふたりが決めた予算内に収めたいと考えてはいるものの、ゲストへのおもてなしを考えると最終的には総額が高くなり上がってしまうケースが多いです。
具体的にはゲストの人数や料理のランクアップ、引出物や演出など各項目においてなにかと追加してしまい、どんどん見積もりも上がってしまうのです。
ですが最近では式場の中でも必要最低限のものがパックになっているプランや、結婚式を挙げる時期や日柄などによって割引もあるため上手く活用するといいでしょう。
想定よりもご祝儀が少ないケースもある
御祝儀はあくまでもゲストからの気持ちです。
上司や恩師であるから、多くのご祝儀を必ずもらえるかといったらそうではなく、人によっては想定より低い額が・・・なんて事もあるかもしれません。
いかがでしょうか、ご祝儀制も会費制とは異なったメリットデメリットがあります。
ふたりにとってどちらが理想とする結婚式であるのか考える判断基準として知っておくべきポイントと言えるでしょう。
では続いて、会費制結婚式によくみられる料理の提供形式をみていきましょう。
会費相場は料理の提供形式によって差がある
どんなパーティスタイルを選んだとしても、ゲストへのおもてなしには「料理」は欠かすことができないでしょう。
ですが会費制の場合、料理形式によって会費も大きく変わってきます。
では設定する会費によってどのような形式がいいのかみていきましょう。
ビュッフェ形式:5,000円~10,000円
ビュッフェ形式であれば、ゲストもカップルも会場内を自由に移動できるため、距離感が近く会話が弾み和気あいあいとしたアットホームな雰囲気を演出できるパーティになります。
ビュッフェ形式にも2つ種類があります。
「着席ビュッフェ形式」
仲の良い友人が中心のパーティーであればさほど気になりませんが、目上の方や親族を長時間立たせ続けるのは招く側も気を遣います。
そんなカップルには着席ビュッフェ形式がオススメです。
着席であればゲスト一人ひとりに席があるので年配のゲストや妊娠中のゲストも安心して参加することができるでしょう。
また、「ビュッフェスタイル」は、ゲスト全員にお料理が均等に運ばれないことが大前提となります。
お話に夢中になっていると、メインのお料理が全く食べられずに完食されてしまっていることも珍しくありません。
「立食ビュッフェ形式」
立食のパーティースタイルはなんと言っても、自由にゲストが行き来でき誰とでも話す気軽に話すことができる点です。
ただし、2時間半座ることができないというのは女性にとってはかなりの疲労感です。
また、女性だけではなくご年配のご親族も出席する場合や、お子様連れのゲストが多い場合は不向きでしょう。
もし立食形式にするのであれば、会場内には着席スペースの用意も忘れずに準備しておきましょう。
コース料理:10,000円~15,000円
ビュッフェ形式とは異なり、着席したままフルコースを堪能できるため会費制とはいえしっかりゲストをおもてなしすることができるでしょう。
ゲスト構成によっては、カジュアルな二次会のような雰囲気よりも、披露宴のようなフォーマルな雰囲気でおもてなしした方がいいケースもあります。
そんな場合には着席でのフルコースがオススメです。
ゲスト同士も変に気を遣う事なく、ゆっくりと料理も堪能することができるでしょう。
このようにゲストの層や設定する会費によって、料理の提供形式も異なります。
では最後に会費制にする場合の段取り、またゲストの招待方法についてご紹介します。
会費制にする場合の段取り・招待方法
ここでは会費制の結婚式の準備はどんな段取りで進めていけばいいのかご紹介します。
まず、通常の結婚式の準備の段取りは大きくわけて以下のようなスケジュールになります。
1年~6ヶ月前 | 会場探しを始める 料理のスタイル・会費なども同時に検討 |
---|---|
8ヶ月~6ヶ月前 | 会場決定 |
6ヶ月前 | 周囲へ結婚の報告 招待客のリストアップ |
4ヶ月前~3ヶ月前 | 衣裳選び開始・決定 招待状作成・発送 当日のプログラム・演出決め |
2ヶ月前 | ゲスト用のギフトを用意 ゲスト人数の決定 ペーパーアイテムなどの作成 |
1ヶ月前 | 会場での最終打合せ 衣裳の最終フィッティング |
通常の結婚式の準備とさほど変わりませんが、会費制だからこそ準備の段階で押さえておきたいポイントをみていきましょう。
ポイント1:会場探し
会費制の結婚式では、ふたりがどんなパーティーにしたいのかや招待客の顔ぶれにより料理のスタイルも様々選ぶことができます。
ですがそもそも会費制の結婚式ができない式場や、ビュッフェ形式で用意ができない式場もあります。
そのため、会場探しの段階でどんなパーティーにしたいのか、どれくらいの予算で考えているのか考えた上で会場探しを行いましょう。
通常の結婚式では料理は会場決定後に決めていくケースがほとんどではありますが、会費制結婚式の場合は会場探しの段階でイメージしておくことをオススメします。
ポイント2:招待状作成
会費制結婚式の場合、招待状の内容は通常の結婚式とは書かれる内容が変わります。
実際の例をみてみましょう。
- 会費制にする場合
- 皆様と一緒に楽しめるパーティーにいたしたく
- 会場はイタリアンレストランを選びました
- おいそがしいなか恐縮ですが
- 私たちの新しい門出にお立ち会いいただければ幸いです
- なお 当日は会費制にさせていただきましたので
- ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます
- 立食でカジュアルにしたい場合
- ふたりが初めて出会った思い出のレストランにて
- 結婚式を挙げることになりました
- つきましては 日頃からお付き合いをいただいております皆様をお招きし
- ささやかではありますが 披露パーティーを開きたいと思います
- おいそがしいなか 恐縮ではございますが
- ぜひご出席くださいますよう お願い申し上げます
- なお 当日は立食パーティとなりますので
- 平服でおいでいただければ幸いです
出典元:ぐるなびウエディング
ゲストにとっては会費制結婚式が初めてで、戸惑うことも多いはずです。招待状にはゲストが不安に思うことや疑問点が解消できる内容で作成しましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回は会費制結婚式についてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・会費制結婚式は1.5次会のようなカジュアルな雰囲気で行なわれる。
・メリットは金銭的な負担も少なく準備も比較的スムーズにできる
・会場探しの段階である程度のイメージをしておくとスムーズに決定することができる
この記事を参考に、素敵な会費制結婚式が叶えられれば幸いです。
結婚式の費用、もっとおトクに挙げたいなら