神社の結婚式の流れ解説!当日の流れと準備スケジュール、衣装など

神社の結婚式の流れ解説!当日の流れと準備スケジュール、衣装など

神社での結婚式にはあまり列席経験がなく、当日どのような流れで進行するのか不安ではありませんか。

また、神社での結婚式をするにあたって、準備の流れを知りたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

今回は、神社で結婚式をする際の準備と結婚式当日の流れをご紹介します。

これを読めば、結婚式当日までのスケジュールをイメージでき、安心して神社での結婚式を迎えることが出来るでしょう。

この記事の内容をざっくり言うと・・・
・神社結婚式の手続き、当日の流れは他のスタイルでの結婚式と変わらない
・和装は白無垢だけでなく、色打掛け、引き振袖、十二単なども可能
・家族・親族だけでなく、友人を呼べる場合もある

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安心して当日を迎える!神社での結婚式を叶える流れ

ここでは、神社結婚式を実現するための、事前準備と当日の流れについてご説明します。

安心して当日を迎えて素敵な思い出を残せるように、これからお話しするポイントを押さえておきましょう。

神社で結婚式を迎えるまでの準備の流れ

まずは、神社結婚式における準備の流れです。
基本的には次の4段階から準備を進めていきます。

・ネットや雑誌で情報収集

まずは2人でどのような神社で結婚式を挙げる事ができるのか情報収集を行います。

神社により祀られている神様が違いますので、こだわりがある人は詳しく調べるとより良いでしょう。
しかしそこまで調べるのはとても大変です。

なので、まずはエリアを決めて神社の雰囲気を見てから、その神社に祀られている神様を調べるとスムーズです。

・気に入った神社への会場見学の予約

気に入った神社を見つけたら見学の予約をします。

ただ神社によって結婚式の予約窓口が直営の神社もあれば、式場に委託している神社もあります。

その為問い合わせをする時に、神社での結婚式の受付窓口を事前に調べてから見学予約をすると良いでしょう。

・神社への会場見学&相談&見積もり

神社の見学予約が取れたら、実際見学へ行き拝殿の見学をします。

神社のスタッフか式場のプランナーが案内してくれますので、分からない事があったら質問しておきましょう。

下記のような質問をしておくと検討するときに安心です。

・巫女の舞はあるか確認
・冷暖房の設備はあるか確認
・収容人数の確認

・契約

結婚式を挙げたい神社が決まったら契約です。

申込金を支払い、日程をおさえたら、無事契約となります。

・打ち合わせスタート

申込みから結婚式までの期間によりますが、一般的に、結婚式の約3~4ヶ月前から打ち合わせがスタートとなります。

基本的に他のスタイルでの結婚式と流れはかわりません。

結婚式当日の神社結婚式の一日の流れと式次第

打ち合わせも済み事前準備が完了したら、後は当日を迎えるのみです。

神社結婚式当日は、

・結婚式場で衣装・ヘアメイクなどの支度を整える
・神社に移動
・挙式後、披露宴会場に移動する

という流れになります。

神社結婚式の式次第には、様々な段階があります。

一つひとつご説明していきますので、ぜひ参考にしてください。

1.参進の儀式・入場

巫女や神職に導かれた新郎新婦が境内を歩く「参進の儀式」です。
家族や親族はその後ろを歩きます。その流れでご社殿に進み、席につきます。

2.修祓の儀

神職が祓詞(はらいことば)を述べ、身のけがれをはらい清めます。

3.祝詞奏上

新郎新婦がこれから夫婦になることを、神の前で宣言します。神に感謝し、幸せを祈願するという意味があります。

4.三献の儀(三三九度)

三々九度の結び固めを交わす儀式のことです。新郎新婦にお神酒が渡されます。口をつけて飲むふりだけで、飲み干さなくても問題ありません。お神酒には、繁栄と魔よけの意味もあります。

5.指輪交換

誓いと共に指輪を交換します。

6.誓詞奏上(せいしそうじょう)

新郎新婦が、ふたりで夫婦になることを誓う言葉を読み上げます。

7.玉串奉奠

玉串とは、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)をつけた神への捧げ物です。気持ちを込めた玉串を神前に供えます。

8.巫女の舞

ふたりの門出を祝い、雅楽の調べに乗せて、巫女が舞を奉納します。

9.親族固めの盃

新郎新婦の家族同士で、親族固めの儀式としてお神酒をいただきます。盃を目の高さにまで上げ、お互いに「おめでとうございます」と言うなどのルールがあります。両家の繁栄を祈りながら、お神酒を飲みます。ここで両家が家族としてつながった証となります。

10.斎主(さいしゅ)あいさつ

神職が式を執り納めたことを神に報告して一拝します。

11.退下

神前に拝礼し、結婚式が完了したことを伝えます。

この一連の流れの後、披露宴会場に移動します。

結婚式をしたい神社が決まっている場合のダンドリ

結婚式を挙げたい神社が決まっている人は、まずそこの神社の結婚式受付窓口を調べる必要があります。

直接神社に問い合わせても良いのですが、結婚式に詳しくない神職との話になる可能性もあるので、結婚式を考えている事を伝えた上で話を進め確認すると良いでしょう。

以上が神社結婚式の事前準備と当日の流れです。

今回説明したポイントを押さえておくと、スムーズに神社結婚式の見学をする事ができ、事前に挙式の流を理解する事ができるので、安心して当日を迎えることができるでしょう。

次はなぜ神社が結婚式の場所として選ばれるのか、人気の秘訣を探ります。

雰囲気と憧れ!神殿ではなく神社が結婚式で選ばれる理由

神前式を挙げる場合、神社で挙げるかホテルや式場の館内にある神殿で行うか2パターンから選ぶのが一般的です。

ハナユメの調査によると、神前式を挙げたカップルは、全国で16.1%そのうち神社で挙げたカップルは5.8%でした。

ここからは先輩カップルが神社を選んだ理由も紹介していきます。

大前提:神前式は神社と神殿で行える

神社で行う:実在の神社に行き、結婚の儀式をする
神殿で行う:結婚式場やホテルの神殿で結婚の儀式をする

2つのスタイルから選ぶ事ができます。

【神社で行うメリット】結婚式の後も家族が増えると行なう七五三などで利用する事ができる

【ホテルなどの館内神殿で行うメリット】結婚式当日館内で挙式・披露宴を行う事ができるので移動が無く、安心できる

それぞれメリットがあるので、2人で話し合って決めましょう。

神社でプランナーをしていた経験がある筆者個人のおすすめとしては、良く見る新郎新婦が境内を歩いてる写真(参進の儀)を行いたい!という希望がある人は神社での結婚式をおすすめします。

先輩花嫁が神社を結婚式場に選んだ理由

ここからは実際に神社で結婚式を挙げたハナユメ先輩カップルの感想を紹介します。

関東エリアの神社で挙式のカップル
参拝客も多いですが、明治神宮の敷地内を巫女さん達と共に歩いて行くのはとても厳かで、他では味わえないと思います。
親族だけでしたが、日本の伝統を感じることができ、他では中々味わえない式をあげることができました。
当日の介添えの方やスタッフの方々の対応もしっかりしており、満足のいく式ができました。
関東エリアの神社で挙式のカップル
神社で白無垢を着て、参列者の皆さまも札合わせ等貴重な体験ができ、すごく良かったとおっしゃって頂けました。
わたしたちも神様の前で誓詞を行い、夫婦になったんだという実感がわきました。
関西エリアの神社で挙式のカップル
挙式自体は、荘厳な雰囲気で参進のときは和楽器での生演奏も付いており神社ならではを体感できました。

神社での結婚式を挙げた先輩カップルは神社ならではの挙式をする事が出来て、本人も参列者も満足できる挙式になった様子です。

ここからは神社での結婚式で気になる衣装について紹介していきます。

結婚式は神社?神殿?費用だけじゃない、選ぶポイント5選

白無垢 和装 和婚

1.事前に列席可能な人数を確認する
2.写真映えする会場のロケーションを選ぶ
3.挙式の後の会食や披露宴までの流れがスムーズかどうか
4.行事ごとによって予約できない時期がないかどうか確認する
5.会場タイプ別のメリット・デメリットを考えて選ぶ

▼詳しくは下記記事を参照して下さい▼
これで安心!神前式にかかる費用と式場選びのポイント5選!

白無垢だけではない!神社で結婚式を行う場合の衣装

引き振袖 和装 和婚

神社結婚式を挙げる場合、花嫁衣装は白無垢だけに限りません。

白無垢も含めると主に3種類の和装から選ぶ事ができます。

ここでは、着られる衣装の種類をそれぞれご紹介していきます。

新婦衣装のスタンダードは白無垢

白無垢は、最も格式が高い花嫁衣装として知られています。

一番上に羽織る着物である「打掛」や、打掛の下に着る「掛下」付属の小物類もすべて白色のもので統一するのが一般的です。

また髪形も「文金高島田」のかつらを被る人も多くいますが、近年では洋髪スタイルも増えてきています。

新婦は色打掛、引き振袖もOK

色打掛も白無垢と同様に、婚礼のときに着る衣装として位置づけられています。

挙式では白無垢、披露宴では色打掛というパターンが多いですが、近年では挙式から色打掛を着る人もいます。

引き振袖は、江戸時代に正式な婚礼衣装として認められていたと言われています。

白無垢や色打掛けと大きく異なる事は帯を見せる事ができるので、後姿も帯で華やかな印象になります。

色打掛も引き振袖も正式な婚礼衣装であることには変わりません。

これらで神社での結婚式に臨むことはもちろん可能です。

白無垢とは違った魅力で挙式を盛り上げる事ができるでしょう。

実は十二単で結婚式が出来る神社もある

十二単とは、平安時代における、成人女性の正装でした。

現在でも皇族の婚礼衣装として活躍しています。

そのため非常に格式の高い衣装となります。

東京都なら、
・湯島天満宮
・神田明神
・牛嶋神社

などで、十二単での結婚式に対応してくれます。その際、新郎は束帯(そくたい)を着ることがルールです。

束帯とは公家(くげ)男子の正装です。

新郎の正装は紋付袴

紋付 和装

新郎の和装は、基本的に「紋付」や「紋服」と言われている「五つ紋付羽織袴」の1種類となります。

黒が一般的となっていますが、グレーや白のものを選ぶこともできます。

新婦が、白無垢や色打掛け、引き振袖で正装をしている場合には、新郎の婚礼衣装は、「五つ紋付羽織袴」のみとなります。

列席者も全員和装でなくてはだめ?

神社での結婚式に招待された列席者は衣装を悩む人もいるかと思います。

「せっかく神社での結婚式だから着物にしよう」と考えている人も多いのではないのでしょうか?

参列者の衣装の決まりは特にありません。
洋装も和装もどちらも可能です。

ただ、気を付けるべき事として、新郎新婦より派手な衣装は好ましくありませんので気をつけましょう。

友人を挙式から招待している場合、仲の良いお友達に「着物で揃えてきてね」などドレスコードを決めて参加していただくのも良いと思います。

この様に、神社結婚式の場合女性の婚礼衣装には様々なものがあり、選択肢が広がって楽しく感じられるでしょう。

もう一つ気になる事は、神社結婚式にどこまでのゲストを招待するかがポイントになってきます。

次の章で友人を招待する場合の注意点についてお伝えします。

家族と親族だけ?神社での結婚式に友人も呼びたい場合

神社で結婚式を挙げる場合、家族や親族だけでなく友人を呼ぶこともできます。

しかし、友人を呼ぶ際にはいくつか注意点があります。

・家族や親族だけが参加するのには意味がある!

神社で結婚式が行われている光景を見たことがあれば大体想像がつくかと思われますが、ほとんどの場合で家族や親族のみが参加しています。

これには大きな意味があります。

・双方の家族にとっての繁栄を祈るという意味

神社での結婚式は「新郎新婦の家族が集まって儀式を行い、両家の繁栄を祈る」という意味があります。

これから両家が親族になるので、神様の前で正式な契りを交わします。

非常にプライベートな儀式になるため、家族や親族と関係を持たない友人は参加できないのが常識でした。

・家族になる証である「親族盃の儀」

式の終盤に「親族盃の儀」が行われます。

これは新郎新婦と家族がお神酒をいただくという儀式です。

同じお酒を飲むことによって、新郎新婦の家族と親族が正式に家族としてのつながりを持った、という意味になります。

このように考えると、神社での結婚式は新郎新婦・両家親族にとってとても大切なイベントだということがわかります。

なお、近年では友人も神社での結婚式に参列できるようになりました。

収容人数の多い神社なら友人席を用意してくれます。参列の際に「家族か友人か」と尋ねられることもありません。

「親族盃の儀」でお神酒をいただくことはできませんが、その儀式を見ていることはできます。

・友人を呼べない神社もあるので、必ず事前確認を

今でこそ友人も神社結婚式に参列できるようになりましたが、神社によっては家族と親族だけ、と厳密なルールを守っているところもあります。

そのため、友人の参列を希望する際には必ず神社側に確認しましょう。

家族と親族には友人も参列すること、友人には親族盃の儀について伝えておくと安心です。

神社結婚式の常識が変わり、今では友人も参列して祝えるようになりました。

しかし、家族と親族だけが参列するのには大きな意味があります。

その点を理解したうえで、友人を招待しましょう。

まとめ

いかがでしたか。今回は神社結婚式の流れとポイントについてご紹介しました。

要点をまとめると・・・
・神社結婚式の手続き、当日の流れはほかのスタイルでの結婚式と変わらない
・神社結婚式は新郎新婦から根強い人気がある
・和装は白無垢だけでなく、色打掛け、引き振袖、十二単なども可能
・家族・親族だけでなく、友人を呼べる場合もある

神社挙式についてはこちらも参考にしてみてください。

この記事を参考に、神社で結婚式をするときの準備の流れと当日の流れを理解でき、その他の情報を理解できると良いでしょう。

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