親族のみでする結婚式の費用はいくら?家族婚・身内だけの挙式について
家族や親族だけ呼んで行う結婚式をしようと考えているけど、情報が少なく困っていませんか。
実際雑誌やネットで話されている情報の多くは、60~80人規模で行う結婚式のことばかり。
それでは、家族や親族だけなど少人数で行う結婚式の場合、会場選びから結婚式当日までどのようにしたらよいのでしょうか。
そこで今回は、家族だけで行う結婚式の費用やダンドリ、注意点などをまとめて紹介していきます。
- この記事をざっくり言うと・・・
- ・家族・親族のみを呼んで結婚式をしたカップルは12.5%
- ・そのうち家族・親族だけだとしても挙式+披露宴をした人は42.5%いる
- ・少人数にぴったりな会場を効率よく選ぶなら式場検索サイトがおすすめ
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家族だけの結婚式は少なくない!家族・親族のみの結婚式をした人は12.5%
ハナユメが行ったアンケートによれば、結婚式を挙げたカップルのうち12.5%が家族・親族のみの結婚式を行ったそうです。
それではそれぞれ何人ぐらいゲストを呼んで結婚式を行っているのでしょうか。
親族はどこまで招待する?招待したゲストの平均人数は21.6名
家族・親族のみの結婚式に参列したゲストの人数を聞いたところ、平均人数は新郎側が11.3人、新婦側が10.3人の合計21.6人だということがわかりました。
また、家族・親族のみに参列した顔ぶれは以下の通りでした。
結婚式で招待したゲストを教えてください。 | |
---|---|
新郎・両親 | 83.8% |
新郎・兄弟姉妹 | 77.8% |
新郎・祖父祖母 | 38.3% |
新郎・おじおば | 48.5% |
新郎・いとこ | 32.3% |
新郎・その他親族 | 21.0% |
新婦・両親 | 89.2% |
新婦・兄弟姉妹 | 76.0% |
新婦・祖父祖母 | 43.1% |
新婦・おじおば | 44.9% |
新婦・いとこ | 33.5% |
新婦・その他親族 | 19.2% |
先輩カップルが家族だけの結婚式を選んだ理由
実際に家族だけを含む少人数で結婚式を挙げたカップルから意見を聞くと、下記のような感想がよく聞かれます。
・費用を抑えられるため
・ゲスト一人ひとりに対してきめ細かい対応ができそうだから
・準備の負担を少なくするため
・アットホームな雰囲気の結婚式にするため
ちなみに、人数が少ないからこそ苦労したという声もあるようです。
・寂しい雰囲気にならないか工夫が必要だった
・少人数なので、式場を探すのが大変だった
これらは、家族のみで行う結婚式のメリット・デメリットともいえますね。
次の章では、家族のみで行う結婚式のスタイルを5つご紹介します。
家族のみで行う結婚式の5つのスタイル
家族のみの結婚式には主に以下の5つのスタイルがあります。
- ・挙式+披露宴
- ・挙式+食事会
- ・挙式のみ
- ・披露宴・食事会のみ
- ・ウエディング
ちなみに、それぞれを行った割合は以下の通りでした。
あなたの結婚式ではどれを行いましたか。 | |
---|---|
挙式のみ | 13.8% |
挙式+披露宴(披露パーティー) | 42.5% |
挙式+会食(食事会) | 37.1% |
披露宴(披露パーティー)・会食のみ | 6.0% |
ウエディングのみ | 0.6% |
詳しくお話ししてきましょう。
1.少人数でも挙式・披露宴をしっかりと
ゲストが身内だけのような少人数の結婚式であっても、30名ほどならば挙式と披露宴をしっかり行いたいと考えるカップルは意外と多いです。
家族や親族だけの少人数の結婚式であっても、お色直しや演出、ムービー撮影など、通常の披露宴と変わらない内容で披露宴を行うこともできます。
二人の希望や予算に合わせて披露宴の内容を決めていくとよいでしょう。
2.アットホームに挙式と食事会
10~20名ほどの結婚式ならば、挙式に合わせて披露宴ではなく食事会を選択するケースが多いです。
余興や演出などは控え、歓談や食事を楽しむ時間の多い食事会なら、数時間でも両家の親睦がより深まります。
ただし、アットホームながらも挙式は厳かに、食事会ではケーキカットなど簡単な演出を取り入れるなど、メリハリのある結婚式にすると良いででしょう。
3.シンプルに挙式のみ
ゲストが親・兄弟だけというような場合は、披露宴や食事会を行わず、挙式のみとするカップルも少なくありません。
「両親が高齢で負担をかけたくない」「できるだけシンプルに済ませたい」「けじめとして挙式のみは行っておこう」など、新郎新婦の希望に両親が賛成してくれるなら家族だけで挙式のみを行うのも良いでしょう。
4.挙式はなし!披露宴や会食のみという選択肢もある
結婚をしてからしばらく経った場合など、結婚式は改まってする必要はないけれど、家族や親族が顔をあわせる場所を作りたいと考えた場合選ぶことが多いようです。
その場合ドレスなど衣装を着る場合もありますが、平服(ドレスなどではなく普段着に近い洋服)で行う場合もあります。
5.ウエディング
ウエディングとは、結婚の記念としてドレスや和装を着て写真を残すスタイルです。
スタジオでの撮影はもちろん、雰囲気のある古民家やビーチ、思い出の場所などへ足を運んでロケーションウエディングをすることも可能です。
家族も一緒に撮影してくれる写真館もあるので、相談すると良いでしょう。
家族のみの結婚式といっても、いろいろなスタイルがありますので、二人のイメージに近いものを選んでくださいね。
次の章では、気になる結婚式の費用相場をゲスト人数別にみていきます。
ゲストの人数別にみる!結婚式にかかる費用の目安
家族のみで行う結婚式の費用はどれくらいかかるのでしょうか。10名、20名、30名とゲスト数別にご紹介します。
ゲストが10名の場合
ゲストが2~10名ほど費用相場は、1,106,635円です。
10名ほどの結婚式ならゲストは家族のみであることが多いため、結婚式は「挙式+食事会」スタイルになることが一般的です。余興や映像撮影などを行う場合は、その費用がプラスされます。
ゲストが20名の場合
11~20名ほどの結婚式の場合も「挙式+食事会」スタイルが多く、費用相場は、1,439,357円です。
ゲストは友人を招待しない家族・親族のみとなるケースが多いため、演出などを行わないカップルも多く見られます。
しかし、せっかくの結婚式だからと披露宴のように華やかな演出を盛り込んだ食事会が行われることもあります。
ゲストが30名の場合
ゲストが21~30名になると親・兄弟・祖父母・おじおば・いとこなどに親しい友人を招待するケースも増えます。
結婚式は「挙式+披露宴」スタイルで行われることが多くなり、費用相場は2,099,878円です。
30名の結婚式の場合は、歓談メインの披露宴でありつつも演出や映像撮影などをプラスするカップルも多いです。その場合は150~180万円に演出や撮影料がプラスになります。
次は、結婚式を行う際の注意点と当日のスケジュールについてご説明します。
※出典:ハナユメ挙式済みアンケート
費用調査対象:2020-2023年3月までに結婚式をした方
家族や親族と行う結婚式の当日スケジュールと注意点
家族のみの結婚式に多い「挙式+食事会」パターンの当日スケジュールと、注意点について解説します。
挙式+食事会の当日スケジュール
結婚式を午前中に行う場合の当日の流れは、上記のようになります。
挙式が午後13時スタートの場合は準備が10時からスタートになるなど、すべてのスケジュールが3時間後ろ倒しになります。
招待状は?ご祝儀は?家族のみの結婚式準備の注意点
家族のみで結婚式を行う際に注意すべき以下の4点について解説していきましょう。
・招待状は用意するのがベスト!場合によってはなしでもOK
・披露宴や食事会ありならご祝儀はいただいてOK!ただし引出物を用意
・披露宴や食事会をするなら司会も用意するのがオススメ
・お色直しの有無は予算や希望で決める
招待状は用意するのがベスト!場合によってはなしでもOK
家族のみとはいえ、「親しき中にも礼儀あり」といわれるように、招待状は用意しておく方が良いでしょう。
年配の方の中には形式にこだわる方もいますし、招待状を準備することで結婚式へのモチベーションも上がります。
披露宴や食事会ありならご祝儀はいただいてOK!ただし引出物を用意
披露宴や食事会を行う場合は通常の結婚式と同じように、ご祝儀をいただいても問題ありません。
ご祝儀を受け取る場合は引出物を渡す必要があります。
家族内で、ご祝儀の金額や引出物の金額・内容について取り決めがされているケースもあります。
できれば両親に相談してから引出物を用意すると良いでしょう。
披露宴や食事会をするなら司会も用意するのがオススメ
10名ほどの食事会ならば司会者は必要ありませんが、20名~30名の食事会や披露宴ならば司会は用意しておくようにしましょう。
司会があることによって進行がスムーズにでき、メリハリのあるものになるでしょう。
お色直しの有無は予算や希望で決める
家族のみの結婚式の場合は、お色直しがないことも普通です。
ただし、白無垢や色打掛、カラードレスなどは花嫁でなければ着ることができません。
どうしても着たい衣装があって、予算が許すならばお色直しを取り入れるのもおすすめです。
注意点について分かったところで、次は家族のみの結婚式におすすめの演出についてです。
家族との結婚式におすすめの演出3選
家族のみの結婚式におすすめの演出を3つご紹介します。
1. ケーキ入刀・ファーストバイト
ケーキ入刀やファーストバイトは、食事会の中に取り入れやすい演出です。
幸せのおすそわけとして食事の後にデザートとしてゲストにふるまうこともできますので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
日頃の感謝を込めてサプライズのサンクスバイト
ファーストバイトのほかにも、今まで育ててくれてありがとうの気持ちを込めたサンクスバイトや、子育て卒業の意味があるラストバイトなど、ケーキ入刀に合わせて家族も参加できるような演出を取り入れるのもおすすめです。
2. たっぷりの歓談とタイム
家族のみの結婚式なら、歓談やタイムをたっぷりとることもおすすめです。
二人の幸せを祝うために集まるゲストにとって、新郎新婦とたくさん話しができる時間があることはとても嬉しいものです。
結婚式という特別な1日だからこそ話せることもあるでしょう。
3. 引出物やプチギフトの手渡し
ゲスト数が少ない家族のみの結婚式ならば、新郎新婦から一人一人に直接、引出物やプチギフトを手渡ししてみましょう。
その際にはぜひ、結婚式に出席してくれたお礼だけでなく、日頃の感謝などを言葉にして伝えてくださいね。
手渡しする引出物は、ゲストそれぞれの好みに合わせたものであるとより気持ちが伝わります。
家族のみで行う結婚式のイメージがなんとなくわかりましたでしょうか。
次の章では、家族で行う結婚式を成功させるための注意点をまとめます。
家族の結婚式を成功させるために注意すべき3つのポイント
結婚式を成功させるためのポイントは以下の3つです。
- ・どんな結婚式にしたいかイメージを持つ
- ・「家族だけで結婚式をしたい」と事前に親に相談する
- ・広すぎない会場など、人数に合わせた会場を選ぶ
それぞれについて解説します。
1. どんな結婚式にしたいかイメージを持つ
結婚式をする前に、どのような結婚式にしたいのか二人で話し合い、イメージをすり合わせておくようにしましょう。
挙式の後に行う食事会は、披露宴に近いきっちりしたものにしたいのか、アットホームな雰囲気のものにしたいのかなど、イメージがずれていては準備がうまくいかなくなってしまうことがあります。
式場を探す際にも結婚式のイメージがあるとスムーズに決められるでしょう。
2. 「家族だけで結婚式をしたい」と事前に親に相談する
どのような結婚式をするかは、二人の希望をベースに決めて構いません。
しかし、せっかくの結婚式ですから家族や親戚などのゲストにも心から祝福してほしいものです。
両親や祖父母などは、結婚式は盛大に行うものというイメージを持っている人もいますので、家族のみの結婚式を希望する場合は理由を添えて事前に親に相談するようにしましょう。
3. 広すぎない会場など、人数に合わせた会場を選ぶ
家族のみの結婚式は、食事会を行う会場の広さも大切です。
広すぎては寂しい印象になってしまいますし、ちょうどよい広さの会場を選んだつもりが予定よりもゲストが増えて手狭になってしまうことも考えられます。
会場を決める際は、招待する予定人数よりも余裕を持った広さを選ぶようにしましょう。
ゲスト数が30名未満の場合、結婚式ができる会場は限られてしまいます。
また、挙式と披露宴がセットでなければ利用できない会場もあるため会場探しに手間取ることもあるでしょう。
次の章では、スムーズに結婚式場を探す方法についてご紹介します。
家族のみの結婚式におすすめの式場を効率よく探す方法
家族のみの結婚式を探す際は、「家族のみ 結婚式場」「30名以下 結婚式場」「少人数 結婚式場」などをキーワードにしてネット検索してみたり、結婚情報誌や結婚式場紹介サイトの少人数対応特集を参考に探したりするとスムーズです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、家族だけで行う結婚式の費用やダンドリ、注意点などをまとめて紹介しました。
要点をまとめると・・・
・家族・親族だけで結婚式をしたカップルは12.5%
・そのうち家族・親族だけだとしても挙式+披露宴をした人は42.5%いる
・少人数にぴったりな会場を効率よく選ぶなら式場検索サイトがおすすめ
この記事を参考に、家族の絆が深まるようなステキな結婚式ができると良いでしょう。
監修者情報
ゲストの人数どうしよう‥と考え始めたら