最も人気なキリスト教式!宗派による違い・メリットデメリットとは
結婚式というと、ウエディングドレスを着てバージンロードを歩く「キリスト教式」をイメージする人は多いのではないでしょうか。
しかし、イメージすることはできるけど、宗教のことやどんなメリットデメリットがあるのか知らない人もいるでしょう。
この記事を読めば、キリスト教式とはどんな挙式スタイルでどんな流れなのか、深くイメージすることができるでしょう。
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厳かな雰囲気が特徴のキリスト教式
引用元:マリエカリヨン名古屋
バージンロード、高い天井、大きなパイプオルガンと聖歌隊の歌声・・・こうしたキリスト教式 にあこがれを持っている女性は多いのではないでしょうか。
なお、キリスト教式は教会式ともいわれており、通常おなじ意味を指します。
この章ではキリスト教式(教会式)の特徴として、以下のようなことをご紹介していきます。
- ・キリスト教式が日本では一番選ばれている
- ・カトリックとプロテスタントの違い
- ・キリスト教徒でなくても式を挙げられる?
- ・町の教会を使うとき場合はより注意が必要
では、それぞれ具体的に見て行きましょう。
日本人に1番選ばれている挙式スタイル!キリスト教式とは
キリスト教式とは、結婚式場にあるチャペルもしくは本物の教会で行う結婚式のことです。
憧れのバージンロードを歩いて入場し、牧師(カトリックは神父)の指示のもと、キリスト教の神の子であるイエス・キリストに二人の愛を誓う挙式スタイルです。
日本で結婚式を挙げる場合、キリスト教式の他に人前式や神前式などがありますが、式を挙げた56.2%のカップルがキリスト教式を選んでいるそうです。
やはり結婚式と言えば「教会で行われ、バージンロードを歩く」といったイメージが強いからではないでしょうか。
キリスト教式に関わる宗教は2種類
キリスト教には様々な宗派がありますが、日本の結婚式で関係してくる宗派は主にカトリックとプロテスタントです。
根本的なところは同じですが、細かいところで異なる点があります。
カトリック
カトリックは、11世紀ごろに起きたキリスト教の東西分裂によって生まれた教派で、ローマ・カトリックとも言われます。
司式者は牧師ではなく神父で、バージンロードは赤色か緑色となります。また、教会に飾られる十字架にはイエス・キリストの像がついているのも特徴です。
なお、カトリックスタイルで結婚式を挙げるカップルは、どちらか一方もしくは両方がクリスチャンである必要があります。
プロテスタント
プロテスタントは、16世紀ごろに起きた宗教改革がきっかけで生まれた宗派です。
皆さんが馴染み深い結婚式場の教会(チャペル)は、プロテスタントスタイルで挙式が執り行われています。
なお、カトリックの十字架はキリスト像がついていますが、プロテスタントは十字架のみとなります。
事実!日本の結婚式では宗教関係なくキリスト教式が行える
キリスト教徒でない日本人であっても、結婚式場やホテルなどにあるチャペルでキリスト教式を挙げることができるのは、先ほどお話したとおりです。
ただし、カトリックスタイルはクリスチャンでないと挙げることができないため、クリスチャンではない日本人は自動的にプロテスタントスタイルになります。
なお、チャペルという言葉は本来クリスチャンが日常的に礼拝を行う場所のことを指しますが、日本においては「学校や空港などに設けられる礼拝堂」、「結婚式場に備わっている礼拝堂に似せた施設 (※実際には礼拝堂の役割は持っていない)」という意味で使われることが多いそうです。
備考:本物の教会で行う場合は必ず宗教の確認が必須
本物の教会では、宗派が違う人に対して一定の条件下でのみ挙式を認めるか、場合によっては他宗派・他宗教の人は断るケースが多いです。
一定の条件とは、例えば事前にキリスト教式の指導を受けたり、その教会に属する宗派の方からの紹介であったりなど、その教会によって様々です。
町にある本物の教会で結婚式を挙げようと思っている方は、必ず事前に教会へ足を運び、話を伺うようにしましょう。
この様に、カトリックとプロテスタントでは違いがありますが、クリスチャンではない日本人でもキリスト教式で、条件があえば本物の教会を借りて式を挙げられるということをお話しました。
次に、キリスト教式における基本的な流れを見ていきましょう。
キリスト教式の基本的な流れ
ここでは一般的なキリスト教式の流れについてご紹介します。
1つ1つを見ていくと、項目も多く時間もかかるのでは・・・と思われる方もいるかもしれませんが挙式自体の所要時間は20分~30分程度となっています。
キリスト教式の流れがわかったところで、続いてキリスト教式を選ぶ際のメリット・デメリットをご紹介します。
キリスト教式のメリット・デメリット
キリスト教式のメリットは、
・あこがれのバージンロードを歩くことができる
・進行に型があるものの、実際はある程度自由が利くため、演出を組み入れることができる
です。
一方、デメリットは
・人前式や神前式に比べ費用がかかる
・人に見られるのが恥ずかしい
が挙げられます。
それぞれ詳しく見てきましょう。
<メリット>
・ あこがれのバージンロードを歩くことができる
「ウエディングドレスに身を包み育ててくれたお父さん、もしくはお母さんとバージンロードを歩きたい」、そう憧れている女性はとても多いと思います。
神前式や人前式においては入場の演出はあるものの、バージンロードという概念自体がありませんので、バージンロードに憧れのある方にとっては、キリスト教式なくして結婚式を挙げることはできないのではないでしょうか。
・ 進行にプログラムがあるものの、ある程度は自由な演出を入れられる
キリスト教式では、進行に基本的なプログラムはありますが、新郎新婦の希望に合わせてベールダウンやフラワーシャワーといった演出を組み入れることができます。
神前式は、行う神社によって多少の違いはあれどほとんど進行は同じです。厳粛な雰囲気のため、演出を入れるという考えがそぐわないとも言えます。
一方、人前式は基本的に新郎新婦で進行のプログラムを作らなくてはなりません。
「型にはまらない2人らしい結婚式を挙げたい」と思っている方にはいいですが、一からすべて考えるのは面倒と思う方もいらっしゃるはずです。
キリスト教式では、自由と形式のバランスが取れているところが利く点がメリットと言えるでしょう。
<デメリット>
・費用がかさむ
キリスト教式は、規模の関係や配置するスタッフが多いことから、神前式や人前式よりも費用がかさむことがデメリットです。
ハナユメの調査によると、挙式料は平均で34.1万円かかるという結果が出ています。
挙式の費用は少しでもおさえて、披露宴にお金をかけたいと思われる方は、キリスト教式以外の挙式スタイルを検討しても良いでしょう。
・人に見られる場面が多くある
また、目立つのが苦手な人にとってはキリスト教式のスタイルはデメリットとなりうる可能性もあります。
結婚式というのは新郎新婦が主役であるため目立ってしまうのは当然なのですが、特に神前式と比較すると、「バージンロードを歩く」「愛の言葉」「誓いのキス」など注目される場面が多くあります。
式場によっては、誓いのキスや指輪交換などを省略もしくは簡略化させることもできるようですので、一度式場のスタッフに相談をしてみるのがいいでしょう。
ちなみに、人前式の場合は「ゲストに愛を誓う」形式で挙式が行われるため、式中のほとんどでゲストの方を向いていることが多く、キリスト教式よりも更に目立つと思われる方もいるようです。
それでは最後に、キリスト教式で取り入れたいオススメの演出例をご紹介していきましょう。
キリスト教式で取り入れたいオススメの演出例
キリスト教式でオススメの演出は次の4つです。
・生演奏 & 聖歌隊
・リングボーイとフラワーガール
・ベールダウン
・フラワーシャワー
それぞれ詳しく見ていきたいと思います。
1.迫力ある生演奏+聖歌隊
迫力のあるパイプオルガンの生演奏と聖歌隊の歌声は、キリスト教式ならではのオススメ演出です。
大きなチャペルに響き渡るキレイな歌声とパイプオルガンの豊かな音色・・・、これらに憧れてキリスト教式を選ぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
キリスト教式を選ぶのであれば一番のオススメポイントとも言えるでしょう。
2.リングボーイやフラワーガール
リングボーイやフラワーガールも人気の演出の一つです。
リングボーイ・リングガールというのは祭壇上へ結婚指輪を運ぶ役割を持つ子どものことを言い、フラワーボーイ・フラワーガールは花びらでバージンロードを清めながら歩く子どもことを言います。
どちらも、会場の緊張感を和ませることができ、緊張しやすい2人にはオススメの演出です。
3.ベールダウン
ベールダウンとは、挙式の前に新婦のベールをお母様がおろして送り出す演出のことです。
お母さんが娘と父がバージンロードを歩く姿を見守り、その後、娘さんが新郎のもとへ一人で歩いていくのを見守るお父さんは、何度見ても心に響くものがあります。
4.祝福のフラワーシャワー
ほとんどのカップルが実施している、定番中の定番とも言える演出です。会場にいるゲストから祝福の花びらを撒いてもらうことで、2人のこれからの幸せを祈る意味があるのだとか。
中には、花びらではなくお米を使ったライスシャワーを行うところもあります。
厳かなキリスト教式の中に華やかさを彩ることができるので、フラワーシャワーは年齢問わずオススメの演出となります。
以上が結婚式の演出例のご紹介でした。
まとめ
いかがでしたか。今回はキリスト教式の特徴とメリット・デメリットについてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・挙式スタイルの中では一番人気で、半数以上のカップルがキリスト教式を選んでいる
・プロテスタントであれば、クリスチャンでなくても挙式が可能
・オススメの演出は、生演奏、ベールダウン、フラワーシャワーなど、2人オリジナルの演出を組み込んでも◎
この記事を参考に、自分達はキリスト教式で結婚式を挙げることに向いているか否かの判断ができると良いでしょう。
教会式、人前式‥挙式のスタイルに迷ったら