「丈夫で、美しい」鍛造製法にこだわるブランド「TANZO」の魅力に迫る
創業66年を迎える結婚指輪・婚約指輪の老舗ブランド「TANZO」。ブランド名が物語っている通り、 創業時から金属を叩いて強度を高める「鍛造製法」で作られた指輪のみを扱っており、日本の宝飾業界の中でもいち早く「鍛造」にスポットライトを当てたパイオニアとも言える存在です。
全てオーダーメイドにて注文を受けるTANZOの指輪は、 一つ一つを熟練の職人が丁寧に時間をかけて手作りしており、非常に高い品質を誇っています。特に鍛造指輪ならではの強度・硬度の高さは業界内でもトップクラスで、着け心地を重視しながら、一生涯使い続けることのできる結婚指輪をお求めのお客様から高い支持を得ています。さらにTANZO独自の商品である「入籍指輪」は、大事な記念日である入籍日を祝うと同時に、より完璧な結婚指輪を作り上げるための“試せる指輪”としても熱い注目を浴びています。
そんな、TANZOのブランドの魅力に迫るために、今回、ハナユメのアドバイザーが東京・東日本橋にあるTANZO.東京本店を訪問。TANZOの大きな強みである鍛造製法やオーダーメイドに対する強いこだわりから、お客様に高い満足を与えるTANZOならでは様々なサービスについてなど幅広くお伺いしました。
丈夫な指輪が求められる理由~気がついたらあなたの指輪も曲がっているかも?!
事故であったり、何か大きな衝撃が加わったことで指輪が曲がってしまったりすることは容易に想像できると思いますが、実は日常生活でごく普通に過ごされている間に指輪が変形してしまうことを皆さん、ご存知でしょうか?
TANZOには他のブランドで作られた指輪に関してお客様からご相談を受けることも多いそうで、具体的な例としては以下のようなケースです。
- ・お子様の夜泣きがひどく、腕が腱鞘炎になるぐらい毎晩だっこしていたら指輪が歪んだ
・通勤で毎日、電車のつり革につかまっていたら、いつの間にか指輪が変形していた
・保育園の先生で、毎日、お預かりしているお子様たちと粘土遊びをしていたら指輪が曲がった
いずれも特に大きな衝撃が加えられたわけでなく、指輪の一点に力がかかり続けたことで、長い時間かけて少しずつ歪んでいったと考えられます。そのため、お客様にとっては「気付いたら曲がっていた」となるケースがほとんどです。特に一般的な指輪の製法である「鋳造」で作られた指輪の場合、変形してしまう可能性は高まります。一生に一度の大切な存在である婚約指輪と結婚指輪に対して、「お客様が100%満足していただける指輪とは?」と考えた結果、TANZOがたどり着いたのが「鍛造」だったというわけです。
鍛造の指輪について対談するスタッフの紹介
ハナユメウエディングデスクアドバイザー 富樫
ファッション業界からブライダル業界へ転向し、大手結婚式場のウェディングプランナーを経て、2016年にハナユメに入社。ハナユメでは福岡店、浜松店、横浜店などでウェディングアドバイザーとして活躍しながら、浜松店では店長も経験。今年5月から選任アドバイザーに。
前職であるウェディングプランナーの知識を活かし、実務経験によって得た的確なアドバイスをお客様にお届けして、お客様と強い信頼関係を築くような接客を得意としています。
TANZO.東京本店 店長 佐藤さん
今回お話を伺ったのは「TANZO.東京本店」店長の佐藤さん。
新卒でTANZOに入社し、TANZO.横浜店オープンのタイミングで横浜店店長に就任。現在はTANZOのフラッグシップ店とも言える東京本店の店長を務めながら、親しみと真摯な姿勢を兼ね備えた接客で、お客様からも高い信頼を得ている、TANZOを代表するセールススタッフさんです。
ハナユメアドバイザーが知らない「鍛造(たんぞう)」と「鋳造(ちゅうぞう)」の世界
地金を叩いて生み出されるTANZOの指輪
まず、「鍛造」と一般的な指輪の製造方法である「鋳造」との違いを教えてください。
鋳造ではまずデザイナーが起こした指輪のデザインをもとに、ワックスと呼ばれる樹脂を使って原型を作ります。次にその原型を使って石膏で固めた鋳型(いがた)を作り、その鋳型に溶かしたプラチナや金などの地金を流し込みます。そして固まった金属を磨いたり宝石を留めるなどして、最終的に指輪が作られます。つまり、特に高い技術力は必要なく、一度に大量生産することができることが鋳造の大きなポイントです。世の中に出回っているほとんどの指輪は鋳造製法で作られていまして、おそらく9割以上はそうだと思います。
ほとんどの指輪がそのように作られているのは知らなかったので、ちょっと驚きです。
一方、 鍛造は原型や鋳型といったものは一切使わずに、日本刀作りのように金属を鍛え上げて(=鍛錬)作る製法です。まず最初に地金を叩いて伸ばして棒状にするのですが、地金を熱しながら鍛錬することでどんどんと強度・硬度が増していきます。逆に鋳造の場合は型に流し込んだ金属が自然に固まるだけで鍛錬という工程が一切ありません。つまり 鍛錬すればするほど硬く変形しにくい指輪ができるというのが、鍛造製法の大きなポイントです。
金属の鍛錬というのは手で行うのでしょうか?
弊社では手と機械の二つの方法、「職人鍛造」と「HARD.鍛造」を用意しています。職人の味であったり、全部手作りにこだわる方は手で作る「職人鍛造」を選ばれます。ですが、機械で叩いたほうがより強度・硬度は増しますので、より高い丈夫さにこだわる方は機械でプレスをする「HARD.鍛造」を選ばれます。
“丈夫”だけではない、鍛造リングのメリット
実際に鍛造の指輪を持ってみると、結構ずっしり重く感じますね。
鍛錬することによって金属の中の細かい気泡もなくなりますので、鋳造と比べても密度は高くなって、より重厚になります。もう一つ付け加えておきたいのが、職人鍛造の場合、一本の繋がった地金から男女お二人分の指輪が作り出されます。そういった特別な仕様も鍛造製法ならではだと思います。
丈夫さや密度以外の鍛造製法のメリットは何でしょうか?
私も普段弊社で作った指輪を着けているんですが、鍛造の指輪は傷がつきづらいです。もちろん細かい傷はつくのですが、硬度が高いので傷がついても浅く済みますし、少し磨いただけですぐにピカピカになります。つまりメンテナンスもしやすいというのは大きなメリットですね。。
傷がつきにくいというのは、女性にとっては嬉しいポイントですね。
男性のお客さまは傷に関してはあまり気にはされませんが、女性のお客様で見た目が綺麗に保たれるということに魅力を感じてくださる方は多いです。それから感覚的な話になってしまいますが、鍛造製法による指輪は滑らかな美しさがあるとお客様に言っていただくことが多いです。地金を鍛錬することで密度が高くなることで、質感としてきめ細やかさが生まれていきます。
鍛造製法のパイオニア【TANZO】が誇る"品質の高さ"
数字が証明するTANZOの指輪の優れた強度
最近は鍛造リングを扱うブランドも増えているようですが、TANZOならではの強みは何でしょうか?
弊社は品質に関してはどこにも負けないという自信があります。一般的には鍛造の指輪は全て強度・硬度が高くて、丈夫というイメージがあるのですが、実はそんなことはありません。
鍛造の指輪の中にもピンキリあるということでしょうか?
その通りです。同じ鍛造であっても製作方法は全く異なりますし、どれだけ鍛錬するかによって強度・硬度は異なります。実際に他社の鍛造リングと弊社の鍛造リングとを使ってテストを行い、実際の強度を調べたことがありまして。他社の鍛造リングは約25キロの圧力で曲がったのですが、弊社の「HARD.鍛造」で作られた指輪は57キロで少し変形しただけでした。
見た目だけではなかなか分からないことですが、同じ鍛造リングであってもそんなに違いがあるのですね。
警察官や消防官からも支持されるTANZOブランド
実際に来店されるお客さまは、どのようにTANZOを知るケースが多いのでしょうか?
インターネット検索で知ってくださる方もいますが、紹介でいらっしゃるお客さまが非常に多いです。例えば弊社をご利用いただいたことのある同じ職場の上司から話を聞いていらっしゃる方であったり。特にブランドの創業時から警視庁さまであったり消防庁さまといった官公庁に関しては、たくさんのお客様にご利用いただいています。
警察や消防というご職業柄、丈夫な指輪を欲しているということでしょうか?
たしかに、それもあるかもしれないですね。指輪が傷ついてしまうような現場に行かれるような職業の方が鍛造製法の指輪を選ばれるのは理に叶っていると思います。
結婚から10年経って気づく丈夫な指輪の価値
指輪の品質にこだわる方イコール、ブランド志向とかではない、少し落ち着いた年齢層の方という勝手なイメージがあったのですが、実際に今日いらっしゃっているお客様に結構若い方も多くて、少し驚きました。
年齢層は本当に広くて、若い方では20代前半のお客様にも多数ご利用いただいています。
ちなみに結婚指輪以外でご利用される方もいらっしゃるのでしょうか?
もちろん、一番多いのは結婚指輪ですが、例えば、結婚10周年、20周年といった記念のリングであったり、還暦祝いなどでご利用していただくこともあります。 実際、昔他ブランドで買った結婚指輪が曲がってしまって、傷もついているので、10周年、20周年といった節目に新規一転、鍛造で良いものを作りたいということでご利用いただくお客さまは多いですね。
シンプルなデザインを求める方にこそTANZOを
お客様との仲を深める濃密なコミュニケーション
ご注文の際に、お客様はどのように指輪のデザインを決められるのでしょうか?
皆さん、弊社のウェブサイトにある「作品集」を見ていただいた上で、店頭で気になるデザインの指輪のサンプルをいろいろと試着していただいて、相談しながら決められる方もいらっしゃいますが、最初から「このデザインで」という方よりは、 来店されてから、その場でデザインが決まっていく方がほとんどですね。一切デザインは決まってない方で、来店されてから一からご相談していくケースも多いです。
自分の思っていたイメージと違ったらどうしよう?といった不安を持たれるお客様もいらっしゃると思いますが、例えばイメージが分かるようなものを作っていただくことはできますか?
希望されるお客様には手書きでデザイン画をご用意してます。それから最後の仕上げであったり、表面の加工などについては、実際に実物を見てから決めたいという方も多いので、作っている途中段階のものを確認していただくことも可能です。
途中経過を何度も確認されるお客様もいらっしゃるのでしょうか?
上限もありませんので、納得していただくまで何度でも確認してただけます。 そうやって何度もやりとりすることで、お客様とも仲良くなっていき、より深い関係になれます。
シンプルなデザインだからこそTANZOを選ぶ
お客様がオーダーされる指輪のデザインはどういったタイプが多いでしょうか?
ウェブサイトの「作品集」には凝ったデザインのものも多数載せていますが、お客様のオーダーのほとんどが着け心地重視でシンプルなデザインです。それが約半数で、その他の2、3割がシンプルなデザインにワンアクセントを入れる方。残りが本当に個性的なデザインを選ばれているという感じですね。
オーダーメイドを選ばれるお客様は「どうしても作りたいデザインがある」とか「世界で一つのオリジナルな指輪が欲しい」という方が多いのかと思っていたのですが、そういうお客様ばかりではないんですね。
やはり結婚指輪なので、何十年経っても飽きないシンプルなデザインをされる方が多いかなと思います。
少し意地悪な質問になってしまいますが、シンプルなデザインであればオーダーメイドじゃなくてもいいのでは?と思われるお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際にお客様がそのように仰られたことはあります。ですが、シンプルなデザインであっても、幅や厚み、サイズなども細かく決められるのが弊社のオーダーメイドの強みです。例えば、サイズなども既製品であればどうしても1号単位になってしまいますが、弊社の場合はかなり細かく指定することが可能です。それから、 シンプルなデザインだからこそ、弊社がこだわっている丈夫で、美しいという鍛造製法の品質の部分を重要視されていお客様も多いと思います。
富樫:なるほど。 シンプルなデザインを希望される方の「長く身につけられる一生モノの指輪が欲しい」というニーズを叶えるのが、”鍛造製法の丈夫さ”、そして”付け心地にこだわれるオーダーメイド”というわけですね。
手間暇惜しまずどんなデザインでも可能にする
一般的に鋳造製法と比べて、鍛造製法のほうがデザインに制約があるという話も聞いたのですが、TANZOが「どんなデザインでも可能」なのは、職人の方々の技術が高いからなのでしょうか?
もちろん、それもありますね。それから、先ほどお話がありましたように、上限なしで途中経過を何度も確認できるからというのも大きなポイントです。お客様の要望を実現するために、どれだけ手間隙を惜しまないかというのはとても重要なことだと思います。
耐久性などを考えて、お客様にデザインのアドバイスをされることなどもあるのでしょうか?
そうですね。デザインによっては強度に問題があったり、石が落ちそうなものもありますので。その場合は職人ともよく検討した上で、お客様に相談させてたいだきます。やはり、職人は頑丈な指輪を作りたいという考えが第一にありますので、職人のアドバイスをお客様に伝えて、デザインの調整を行います。
二人の思い出をデザインに刻んだ結婚指輪
ちなみにお客様のオーダーの中で、印象に残っているデザインはどういったものがありますでしょうか?
ちょうど今、私がご案内させていただいているお客様で、お二人とも登山が趣味という方がいまして。中でも槍ヶ岳に思い入れがあるということで、槍ヶ岳の形をそのままデザインした指輪を作っています。山肌もリアルに表現したいといったご要望もありまして、何度もデザインを確認しながら、少しずつ進めていますね。
お二人の思い出をデザインに取り入れるというのはまさにオーダーメイドならではですし、すごく素敵なお話ですね。
価格は?コストパフォーマンスもTANZOの魅力!
鍛造一筋だからこそのリーズナブルな価格帯
ハナユメのお客様とお話をしていて、オーダーメイドの指輪は高価という印象を持たれている方も多いのですが、実際の価格帯はいくらくらいになりますでしょうか?
だいたい25万から35万円が中心価格帯です。参考に結婚指輪の見積書を作ってみましたのでご覧ください。例えば「HARD.鍛造」のプラチナリングで男性が一般的なサイズの3ミリ幅、女性が2.5ミリ幅。女性には人気のダイヤモンドを5石グラデーションで入れて、さらに「入籍指輪」も二人分お作りして、合計で税抜き28万円になります。裏の刻印も無料で入ります。
イメージしていたよりもすごくリーズナブルなお値段ですね。例えばデザインが複雑になればなるほど高くなるわけでしょうか?
もちろん、デザインによるオプション設定はありますけど、例えば簡単な彫りを入れた場合でも1、2万円プラスになる程度です。先ほどの槍ヶ岳のデザインの方の場合はかなり複雑なデザインですが、それでもお二人分でプラス10万円ぐらいですね。
手間のかかる鍛造製法による結婚指輪でここまでリーズナブルな価格を実現できている理由はなんでしょうか?
それは弊社が創業時から鍛造一筋でやっているからだと思います。他のブランドで鋳造リングをメインに扱っていて、一部のみ鍛造リングとなると当然、鍛造リングは高価な値段設定になってしまいます。ですが、弊社の場合は、 国内の職人がずっと鍛造だけでやっていますので、一般的な鋳造リングと変わらないお値段で品質の高いものを提供させていただいています。
完璧な結婚指輪を作るための「入籍指輪」
見積書にも出てきましたTANZO独自の商品「入籍指輪」について教えてください。
名前の通り、入籍日から結婚式の間に着けていただくためのシルバー素材で作る鍛造リングですが、もう一つ大きな役割がありまして。 結婚指輪と全く同じ形で「入籍指輪」を作って、日常生活の中で結婚指輪のサイズや幅、厚み、シルエットを事前に確認していただくための着け心地を試せるリングです。
「入籍指輪」で試した結果、サイズを変更したりする方は多いのでしょうか?
非常に多くのお客様が注文されます。それから、結婚式までは結婚指輪を綺麗な状態に保ちたいので、結婚式までは「入籍指輪」を着けて過ごして、結婚式からは綺麗な状態の結婚指輪でという方も結構いらっしゃいます。
打ち合わせ〜指輪が手元に届くまでの工程・アフターケア
手作りだからこそ待つ価値のある納期
納期に関してはいかがでしょうか?
一つ一つが手作りで、どうしても少しずつしか進めることができないので、通常は3ヶ月お待ちいただいています。さらに「入籍指輪」も一緒にオーダーされる場合はプラス2ヶ月かかりますので、トータルで約5ヶ月いただくことになります。
一般的な結婚式の準備のスケジュールを考えますと、5ヶ月あれば十分だと思いますね。
そうですね。「もう少し早くなりませんか?」といったご相談はありますが、例えば納期を理由に諦めるといったお客さまはほとんどいらっしゃいません。ただし、挙式までにどうしても時間がないといった理由で、最短で1ヶ月ほどで納品させていただいたこともあります。
納期を1ヶ月に短縮する場合に、追加料金がかかったりするのでしょうか?
一切かかりません。ただ、もし途中でデザインのチェックを行いたいとなると1ヶ月では厳しいですね。職人のスケジュール次第ではありますが、途中のチェックなしという条件でシンプルなデザインの指輪でしたらお引き受けできます。
店頭にて即対応可能な洗浄&点検サービス
アフターケアサービスやアフターケアはどういったものを用意されていますか?
弊社では、無料の健康診断というものを実施しており、一生涯のアフターメンテナンスになります。指輪の手磨きや洗浄、傷の修復。それからダイヤモンドがちゃんと留まっているかどうか、爪の摩耗具合の顕微鏡チェックがすべて無料で出来ます。予約も不要ですし、気軽に来ていただいて、その場で洗浄や点検を行って、30分ほどでお渡しできます。ほとんどのブランドさんでは店頭で行うのは洗浄だけで、他のサービスは一旦お預かりするケースが多いと思いますので、その場でピカピカにお磨きしてお渡し出来るというのは大きいかと思います
サイズ直しなどに関してはいかがですか?
弊社の鍛造リングはサイズ直しが可能です。サイズの1号アップなどは無料でお直しできるデザインもあります。製法によっては有料になるものもありますが、海外ブランドの鍛造リングのようにサイズ直しではなく、指輪交換になってしまうということはなく、±3号以内などであれば、5千円から1万円以内の範囲でお直します。
デザインによっては修復が出来ないものもあったりするのでしょうか?
コンビリングのように異なる素材を組み合わせたデザインですと、素材ごとの融点が異なり、綺麗にサイズ直しすることが出来ませんので、お直しは難しいです。こちらは、鍛造でも鋳造でも同様だと思います。それ以外にもお直しが完璧に出来ないと弊社で判断したものに関しては、最初に作った時点でサイズ直しは出来ないことをお伝えして、ご理解頂いた上で加工をして参ります。
お客様と深い絆で結ばれるTANZOの接客
最後に、これまで佐藤さんが接客されたお客様の中で、特に印象に残っているのはどういう方でしょうか?
本当にいろんなお客様がいらっしゃるんですが、結婚指輪をご納品して数ヶ月経った後に早い時間の予約を取られていて。何かな?と思ったら、結婚式のお写真を持って挨拶しに来ていただいたり。それから、私の両親世代のお客様が結婚25周年とか30周年とかで来てくださる時には、緊張しつつも、こういうご夫婦になりたいと思いながら接客させていただいています。
結婚指輪以外のお客様についてはいかがでしょうか?
中学生ぐらいのお客さまからお電話いただいたことがありまして。お兄様が留学に行かれるということで、お守り代わりにオーダーメイドでシルバーの指輪を作りたいというご依頼でした。最近、そのお客様から5年ぶりにご連絡をいただきまして、今度は自分用に作りたいということで。まだ10代後半でお若い方なんですが、店舗に来るのは恥ずかしいということで電話と郵送のみのやり取りで、一度もお会いしていないんですが。
いずれ、そのお客様がご結婚される時に来ていただけたら嬉しいですね。
本当にそうですね。その時が来るのが楽しみです。
ハナユメアドバイザーの感想
仕事の中でいろいろなブランドの方とお話をする機会があるのですが、TANZOさんほど品質に対して強い自信を持たれているところはあまり無かったと思います。細部にわたって、指輪を着けるお客様のことを考えていらっしゃいることも伝わってきますし、その思いを軸にしてブランドとしてのコンセプトが成り立っているということを強く実感しました。 オーダーメイドに関してもハードルの高さを感じていましたが、シンプルなデザインを選ばれている方がほとんどというお話を伺えたことで私自身の認識も改めることができましたし、どんなお客様に対しても自信をもってTANZO様をお勧めしたいなと思いました。
取材店舗
TANZO.東京本店
アクセス:都営新宿線 馬喰横山駅 A3出口から 徒歩2分
都営浅草線 東日本橋駅 A3出口から 徒歩2分
東京メトロ日比谷線 人形町駅 A4出口から 徒歩7分
JR総武快速線 馬喰町駅 西口改札から 徒歩7分
所在地 :東京都中央区 東日本橋 3-6-17
TEL :0120-354-296
営業時間:10:00 - 19:00
定休日 :毎週水曜日、木曜日