非常識だと思われない!両親への結婚挨拶当日の流れ・マナーまとめ
カレにプロポーズをされ、それぞれの両親への挨拶をしなくてはと思っているけれど、失敗せずに挨拶が出来るか不安に思っていませんか。
また、当日どのような流れですすめたらいいのか、手土産は必要なのかなどわからないことが多いことでしょう。
今回は結婚報告の両親への挨拶を行う際の、当日の流れやマナーについて詳しく説明します。
これを読めば、安心して両親への挨拶を済ませ、結婚準備をすすめることができるでしょう。
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・双方の両親への結婚挨拶は、今後の関係性のための重要なイベント!
- ・相手の実家に行くことが多いが、レストランなどで会うケースもある
- ・結婚を切り出すタイミングや、服装などマナーには気をつけるべき
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結婚挨拶は、相手の親との関係性を築く大事なイベント!
二人の間で結婚することが決まったら、まず行わなくてはいけないのは、自身の親への「結婚報告」と相手の親への「結婚挨拶」です。
「結婚挨拶」とは、両親挨拶、結婚報告などとも呼ばれ、相手親へ結婚の許可を得るために挨拶に行くことです。
それに対し「結婚報告」とは自身の親に結婚の報告をしに行くことを指します。
つまり、彼からすれば自分の親には「結婚報告」を、彼にとっての「結婚挨拶」をする相手は女性側の親ということになります。
結婚挨拶は、結婚をします、という挨拶と報告をするだけではなく、双方の両親へ結婚許可をもらうものです。
多くの場合相手の親には初めてお会いすることになるため、今後の関係性に関わる大事なイベントだと言えるでしょう。
どちらに先に訪れるかということについては、女性が男性の家に嫁ぐという昔の考えから、男性側が先に女性の家へ訪問するのが一般的です。
※婿養子の場合は逆となり、女性が男性の家に先に訪れます。
あくまで挨拶とは名ばかりで、結婚を許可してほしいとお願いするのが結婚挨拶です。
男性は女性の両親へ「結婚させてください」という思いを、女性は男性の両親へ「これからお世話になります」という気持ちをしっかりと伝える必要があります。
結婚挨拶とは何かわかったら、次の章では当日の流れをもう少し詳しくお話ししていきましょう。
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結婚挨拶当日の流れ2パターン
多くの場合、結婚挨拶は相手の家に訪問します。
とはいえ家が遠方で挨拶に伺うのが難しい場合、ホテルやレストランで行うこともあります。どこで会うことになっても慌てないよう、家に訪問する場合と外で会う場合、2パターンの流れを紹介します。
王道!相手の家に訪問する場合
まずは、相手の家に訪問する場合の流れを簡単にご説明します。
- 相手の家に到着
- 玄関先で挨拶をする
- 部屋に通して頂く
- 改めて挨拶、歓談
- 結婚を切り出し、お願いをする
- 歓談、帰宅
それでは具体的に解説していきましょう。
相手の家に到着
自宅を訪問する際は、あまり早く到着しすぎないようにします。
迎える側が準備を終えてひと段落しているであろう約束の時間ちょうどか、2~3分後の到着がベストです。
万が一5分以上遅れる場合は必ず連絡を入れましょう。
玄関先で挨拶をする
インターホンを押す前にコートは脱いでおき、携帯電話の電源はオフにしましょう。
相手からの紹介は、玄関を上がる前に行います。
紹介をされたら、「○○と申します。本日はお時間を作っていただきありがとうございます」と改めて自己紹介をし、お礼の挨拶を述べましょう。
部屋に通して頂く
親から「中にどうぞ」と声をかけられたら靴を脱ぎ、玄関にあがってから靴を揃えます。
脱いだ靴の先が玄関を向くようにして端に置きましょう。座る場所は、入り口に一番近い下座に座るのが礼儀です。
改めて挨拶、歓談
全員が席に着いたら、「本日はお忙しいところありがとうございます」と改めてご挨拶を。手土産はこの挨拶を終えた後、袋から出して渡すのがスマートです。
結婚を切り出し、お願いをする
歓談で場が和んだら、結婚の話を切り出します。「結婚することになりました」といった報告の言葉ではなく、「結婚を許していただけないでしょうか」とお願いするのがマナーです。
歓談、帰宅
話がひと段落したら、長居はしないでおきましょう。訪問から1時間半くらいが帰宅の目安です。
相手から「それではそろそろ失礼いたします」と切り出し、ご挨拶をします。
家ではなく、レストランなど外で会う場合
外で会う場合の流れは以下の通りです。
- レストランに到着
- 挨拶をする
- 席につく
- 改めて挨拶、歓談
- 結婚を切り出し、お願いをする
- 歓談、帰宅
外で会う場合は、親との待ち合わせから始まります。駐車場や店の前など、わかりやすい場所を集合場所にしておくと良いでしょう。
レストランに到着
相手の親を待たせることがないよう、5~10分前には到着できるようにしましょう。
会場が地元でない場合は、事前にアクセスを確認しておいてくださいね。
挨拶をする
全員が揃ったら簡単に挨拶をしてから中に入りましょう。
改めて相手から親に紹介してもらい、紹介されたら自己紹介とお礼を述べてください。
席につく
席に通されたら、着席する前に手土産を渡しましょう。
改めて挨拶、歓談
飲み物がきたら、改めて相手側からご挨拶を。
お店側には、事前に飲み物と料理を運ぶタイミングをずらしてもらうようお願いしておくと安心です。
落ち着いてから、飲み物と料理を注文しましょう。
結婚を切り出し、お願いをする
料理が運ばれ出すとなかなか結婚話ができない可能性があります。
一通り挨拶を終えたら早めに切り出しましょう。お店に来てもらう時点ですでに親に話をしているとは思いますが、ケジメとしてしっかり結婚の承諾を得ることが大切です。
歓談、帰宅
挨拶を終えたら、あとは食事を楽しみながら歓談しましょう。
飲食代の支払いはこちら側で事前に済ませておくとスマートです。どちらが負担するか、事前に二人で話し合っておきましょう。
挨拶の一通りの流れがわかったところで、次の章では、マナーについて詳しくご説明します。
気をつけるべき結婚挨拶の際のマナー
結婚挨拶では、相手の親に悪い印象を持たれないように気をつけておきたいマナーがいくつかあります。
服装や立ち振る舞いなど、今一度確認しておきましょう。
「報告」を切り出すタイミング
結婚の報告を切り出すのは、到着早々ではなく歓談で場の雰囲気が温まってからがベスト。
話を切り出すのは男性側から、というのがマナーです。(婿養子の場合は女性側からのことが多いでしょう。)
服装やメイク・髪型
服装は第一印象を決める大切な要素のひとつです。そのため普段着で、と言われたとしてもカジュアルすぎはNG。清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
髪型は「まとめる」「とめる」が基本。特に女性は会話や食事の途中で髪をかきあげたり、何度も触っていたりすると良い印象を持たれません。
メイクはナチュラルに、派手な印象になるものは避けましょう。
当日バタバタしないためにも、洋服は天気なども考慮し、前日までに準備しておくのが良いでしょう。
女性
女性の服装は上品なワンピーススタイルやかっちりしすぎないパンツスタイルがおすすめです。
丈は短すぎない膝丈程度に、アクセサリーやバッグは目立ちすぎないものを選び、ネイルは薄いピンク程度におさえておきましょう。
白やベージュ、淡いパステルカラーやパール素材のものを身にまとえば、女性らしく優しい印象になります。
男性
男性は季節関係なく、スーツまたはジャケットにネクタイ着用がおすすめです。
グレーや紺色のシンプルなシングルスーツに、シャツは白や薄いブルーの無地でまとめて爽やかな印象に。襟元や袖口の汚れに気を付けてください。
また女性にも言えることですが、足元まで見られているので靴はしっかり磨き、靴下に穴が開いていないかなどもチェックしておきましょう。
言葉遣い・立ち居振る舞い
親の前ですから、いつもの調子で相手を呼び捨てにしたり、あだ名で呼ばないように気を付けましょう。
相手の親も「お父さん」「お母さん」と呼ばず、まずは「○○さんのお父様」「○○さんのお母様」と呼びます。
また、挨拶後は一緒に食事をすることもあるかもしれません。ごちそうされた料理の中に苦手なものがある場合は、嘘をつかず苦手であることをきちんと伝えましょう。
他に箸・ナイフ・フォークの使い方など、食事のマナーについても見直しておくと安心です。
避けるべき話題
自慢話、見え透いたお世辞や下ネタはもちろんNG。宗教や政治も、人によって差が出る話題なので避けましょう。
相手の考えを否定する言葉を無意識に発言してしまうリスクがあります。
また、結婚式の場所や時期などはこの場で相談するのがおすすめ。決定事項のみ報告されるのを嫌がる親もいるので注意しましょう。
お礼状
挨拶を終えて自宅に帰ったら、無事に帰宅したことと今日のお礼を電話で伝えるようにしましょう。さらに2~3日以内にお礼状を出すとより丁寧です。手書きが苦手でも、直筆で書いたものが喜ばれます。
以上、気をつけるべきマナーをご紹介しました。
ここで覚えたことを実施すれば、相手の親に良い印象を持ってもらえることでしょう。
さらに、当日スムーズに結婚の承諾を得るためには事前準備が大切です。次の章では、結婚挨拶のダンドリについてご説明します。
結婚報告の成功を左右する、事前に準備すべきダンドリ5選
挨拶当日をつつがなく終えるためには、事前準備が肝心です。
一生のお付き合いをしていく家族だからこそ、短い時間のなかでも自分を理解してもらえるよう努めましょう。
次に紹介する5つのポイントを抑え、万全に備えてくださいね。
1.自分の親に相手のプロフィールを事前に伝えておく
自分の子どもの結婚相手ともなれば、いろいろ知りたいのは当然です。
親には事前に相手のプロフィールを伝えておきましょう。
年齢や経歴、仕事といった基本的な情報から、趣味や好きな食べ物にいたるまで、なるべく詳しく伝えておけば、当日の会話も弾みやすくなるはずです。
2.相手から親について聞いておくべきこと
相手の親の性格や経歴、結婚についての考えなど、親の情報を事前に得ておくことも大切です。
ご挨拶当日は緊張して上手く話せないこともあります。事前に得た情報をもとに、共通する部分や盛り上がれそうな話題を探しておくとよいでしょう。
自分から話せなかったとしても、「すごいですね」「素敵ですね」といった感想が言えれば十分です。
3.結婚報告のために相手が挨拶に来る、という事を伝えておく
相手が来るのは「結婚挨拶」のためだということは、必ず事前に伝えておきましょう。
「家族への結婚挨拶の際に、失敗した又はもっとこうすればよかったというエピソードがあれば教えてください」というアンケートをとったところ、以下のような意見を聞くことができました。(「ハナユメ」が取得したアンケートデータ引用)
あらかじめ伝えていなかったので父親が出掛ける予定をたてていた。
普段から義実家へ遊びにいくことが多かったのと彼がはっきりと挨拶に行くと伝えてくれてなかったため、挨拶というよりは普通に遊びに行った感じになって義母がパジャマすっぴんの状態で挨拶したこと。「えっ!キャー!そんな感じ?うれし?い!こちらこそよろしくね!」というラフな義母でした(笑)
私は義家族へ挨拶に行ったつもりだったのに、夫が挨拶なんていらないから遊びにおいでと言われたのを私に伝えず、一人でいつ切り出すかドキドキしていたら、義家族が出かけてしまい、二人で家に残された。
自分たちの準備はもちろんのこと、親にも「結婚挨拶にくるんだ」という心構えが必要なのがわかるでしょう。
4.二人で話し合っておくべきこと
親から「結婚式はどうするのか」「家はどうするのか」といった将来の考えを聞かれる可能性は大。これを機会に二人できちんと話し合い、報告できるようにしておきましょう。
5.手土産を事前に購入しておく
ハナユメが「相手の家族への手土産はいくらくらいで、どのようなものを準備しましたか」と聞いたところ、下記のようなデータでした。
結婚挨拶の際に持って行った手土産 | 割合 |
---|---|
洋菓子 | 56.0% |
和菓子 | 38.1% |
出身地の名産 | 17.9% |
お酒 | 11.9% |
フルーツ | 4.3% |
カステラ | 4.3% |
お茶・紅茶 | 2.2% |
その他 | 1.1% |
高価すぎると気を遣わせますし、重たいものは持ち帰りに不便なため、3,000円前後で洋菓子和菓子などの手土産を用意するのが良いでしょう。
また、手土産は必ず当日ではなく事前に買っておきましょう。
ちなみに、相手の家の近くで買ってしまうと、そんなつもりがなくても間に合わせのように受け取られかねません。
相手の好みを伺い、「お好きだと聞いたので」と選んだ理由をひと言添えられるのがベストでしょう。
以上が、事前に準備すべき主なダンドリです。
結婚が決まって挨拶を終えても、確認しなければならないことはたくさんあります。
次の章では、挨拶後の流れも簡単に紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
結婚挨拶をするタイミングは?プロポーズから結婚式までの一般的な流れ
こちらの章では、プロポーズから結婚式までの一般的な流れを紹介します。あくまで一例ですので、この通りに行う必要はありません。
下記の数字はすべてハナユメがおこなったアンケートを引用しています。
プロポーズ
なんとなく結婚する流れになった、という人もいるかと思いますが、サプライズでプロポーズをされたいと思っている女性は、44.1%にものぼるというデータも出ています。
女性側両親への挨拶
親世代は特に「嫁に行く」「家に入る」という感覚を持っていることが多いため、先に女性側の親から承諾をもらいに行くのが一般的です。
男性側両親への挨拶
男性側の両親に挨拶する場合は、「結婚したい相手がいる。先方のご両親にはすでに許しをいただいたので紹介したい」という流れで進めるとスムーズでしょう。
婚約指輪・入籍記念品の購入
プロポーズで婚約指輪を渡す、というシチュエーションに憧れている人もいますが、実際は結婚挨拶を終えてから用意する人がほとんどです。
結納又は両家顔合わせ食事会
結納の実施率は15.2%と減少しており、その代わりに両家で食事会をする人が増えています。
結婚式場検討、決定
式場探しは結納・食事会の際に親の希望を聞いておくとスムーズです。もしくはあらかじめ希望を聞いておき、決まった式場で結納・食事会を行うのもおすすめです。
結婚指輪の購入
結婚指輪は出来上がるまでに少し時間がかかります。式場が決まって落ち着いてから探す人や、婚約指輪と一緒に購入する人もいます。
新居探し・引越し
結婚式前に引越しを終える人が多いようです。事前に新居に住んでおくと、忙しい結婚式の準備を一緒に行えるのが良いですね。
入籍(婚姻届提出)
結婚式よりも先に入籍をする人は85.1%と増加傾向にあります。また「入籍をしてから一緒に住むのがケジメ」と考えている親もいるため、引越し前や引越しと同時に入籍をする人もいます。
結婚式
入籍前後はするべきことが多いので、新生活が落ち着いてから結婚式の準備を始めたいという声が多いようです。親の意向を踏まえ、式後に入籍をする人も。
ハネムーン
ハネムーンにいくタイミングとしては、式翌日以降という人が84.3%と圧倒的に多いです。
以上、結婚式までの一般的な流れを紹介しました。プロポーズ・結婚挨拶と進んだ先がわからなくなったときは、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか。今回は結婚挨拶をする際の当日の流れとマナーについてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・双方の両親への結婚挨拶は、今後の関係性のための重要なイベント!
・相手の実家に行くことが多いが、レストランなどで会うケースもある
・結婚を切り出すタイミングや、服装などマナーには気をつけるべき
この記事を参考に、安心して結婚挨拶を迎えることが出来ると良いでしょう。
結婚挨拶が無事終わったら、次は結婚式場探しですね。ハナユメには結婚式のプロに無料で相談できるハナユメ相談サポートもあるので、ぜひ活用してみてくださいね。