婚約食事会の段取りマニュアル!事前準備&当日の進行スケジュール
プロポーズされ婚約が決まり、その後の婚約食事会はどうしようと悩んでいるカップルも多いことでしょう。
そこで今回は食事会当日までの段取りに加えて、服装や食事会当日の挨拶まで紹介します。この記事を読めば婚約食事会をスムーズに決めることができるでしょう。
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・婚約食事会では服装や手土産など事前準備が必要
- ・婚約食事会の費用負担は新郎新婦二人がするのが一般的
- ・婚約食事会で挨拶する場面はしっかり把握しておくべき
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婚約食事会(顔合わせ食事会)を行ったカップルは72.8%!結納との違いとは
婚約食事会は、両家が直接顔を合わせてコミュニケーションをはかり、親睦を深めるための食事会のことで、「顔合わせ食事会」などとも呼ばれます。
双方の両親に結婚の挨拶をした後、一般的には挙式の5ヶ月から7ヶ月前くらいに行うことが多く、新郎新婦と両家の親が参加します。場合によっては、兄弟姉妹や祖父母が同席することもあります。
結納のような決まりごとはなく、食事をしながら会話を楽しむ、比較的アットホームな会です。これから結婚して家族になっていくうえで、お互いのことをよく知る貴重な機会だと言えるでしょう。
ハナユメが行ったアンケートによると、結婚時に婚約食事会をした人は、全体の72.8%でした。
それでは結納は婚約食事会と、何が違うのでしょうか。
結納は正式な婚約の場である伝統的な儀式
結納とは二人が決めた結婚の約束を、家族同士で正式に婚約として調えるための伝統的な儀式です。
古くからのしきたりにのっとって、結納品や結納金を両家の間で取り交わします。
地域にもよりますが、出席者は本人たちと両親というケースが多く、兄弟は参加しないことの方が多いようです。ただ、家族の範囲を親族までと考える地域もあります。
なお、正式な結納は決まった口上(こうじょう)などや、独特の所作があり「固い雰囲気」だと感じる人も多いでしょう。
そのため最近では、婚約食事会を選ぶ人が多いです。またもし結納をすると決めたとしても、「略式」で結納式を形だけ行って家族の親睦をメインにする人もいます。
ちなみに先輩カップルが結納をすることを決めた理由は、以下の通りでした。
ここまで婚約食事会と結納についてお話ししてきました。次の章では、婚約食事会を迎えるまでの準備や段取りについて詳しくご紹介します。
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婚約食事会当日までの準備・段取り
それでは、両家が結婚前に親睦を深める機会である、婚約食事会の準備はどれくらい大変なのでしょうか。
両家にとってより思い出に残る一日にするために、そして非常識だと思われないよう当日までに準備すべきことや段取りをチェックしていきましょう。
まず当日のイメージを固める
婚約食事会は結納のような決まった進行がないため、どのような会にしたいかを二人だけでなく両親に意見を聞き、イメージを固めることが大切です。
たとえば、婚約記念品(婚約指輪)をその場で披露するなど、結納のしきたりを一部取り入れたような会にするか、あくまでも両家の絆を深めることを目的としたアットホームな会にするかなど、事前にイメージを固めておきましょう。
そうすると、レストランなのか料亭なのかなど、会場探しもしやすくなるでしょう。
開催する日程を決める
婚約食事会は、両家への結婚挨拶を済ませたら早めに行うと良いでしょう。
新郎新婦である本人たちの都合だけではなく、両家出席者の予定を最優先して日程を決めていきます。
遠方から参加してもらう場合は、行き帰りの時間なども考慮して時間帯を決めましょう。
結婚に関わる行事ですので、大安や友引の日を選ぶことが多いようです。
食事会の場所を決める
お互いの実家が離れている場合、男性側が女性側(婿入りの場合は女性が男性)の地元まで出向くことが多いようです。
ただ、最近では新郎新婦である二人の生活している場所か、結婚式場の下見を兼ねて式場のある場所、また両家の中間地点で行うケースもあります。
お店のジャンルとしては和食が人気ですが、参加者の好みなどで選んでも良いでしょう。
両家の関係性がより深められることから、個室があるお店を選ぶのがおすすめです。
食事会の料理(コース)を選ぶ
当日食事会の料理は、事前に注文しておいた方がスムーズでしょう。
お店によっては婚約食事会用のメニューがあったり、鯛などおめでたい席ならではの縁起の良い食材を使ってもらえたりすることがあります。
食事代は、1人あたり5千円~1万円が相場です。
なお、料理の内容はコース料理か会席にすると良いでしょう。
鍋料理や大皿料理は、初対面の相手とシェアするのに抵抗がある人も多く、誰が取り分けるかなど気を遣って会話が進まないこともあるので、避けたほうが無難です。
費用分担を決める
婚約食事会の費用を誰が払うかは、当日バタバタしないよう事前に決めておきましょう。
お店によっては、料理代のほかに個室使用料などが別途かかる場合があります。また、遠方から出席する場合、交通費や場合によっては宿泊費が必要になるケースもありますので、極端にどちらかの負担額が大きくならないよう調整しましょう。
詳しい費用分担に関しては、後の章で詳しくご紹介します。
当日持参する手土産を決める
婚約食事会では、「これからよろしくお願いします」という気持ちを相手に伝えるために、手土産を準備しておくのが一般的です。
3千円~5千円が相場ですが、あまり金額に大きな差が出ないよう事前に予算を両家で相談しておきましょう。
日持ちする菓子折りが主流ですが、相手の好みに合ったものをリサーチして用意しておくと喜ばれます。また、地方の銘菓などを持参すれば、会話も弾むのでおすすめです。
手土産について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
服装を決める
婚約食事会の服装に関しては、両家の「格」を揃えることがポイントです。
たとえば、両家のうちどちらかがカジュアル、どちらかは全員着物や礼服などフォーマルな服装では、全体としてバランスが悪いと感じる人もいます。
事前に、どのような服装で出席するかを打ち合わせしておくと安心です。新郎新婦の服装に関しては、次の章で詳しくご紹介していきます。
当日のプログラムを決める
両家の親睦を深めることが目的ではありますが、ある程度当日の進行内容を事前に考えておくとスムーズです。
男性本人もしくは男性側の父親が進行役を行う場合が多いでしょう。
・挨拶
・家族の紹介
・乾杯
・婚約記念品の披露・授与
・記念撮影
・二人からの御礼の言葉
などが主なプログラムです。
しおりを作る花嫁も急増中
最近は、当日のプログラムを記したしおりを作成することも人気です。
1日の流れのほか、二人からのメッセージや出席者のプロフィールなどを盛り込むと、お互いのことをより理解できますし、会話も弾むでしょう。
次の章では、婚約食事会のときにふさわしい服装やマナーについてご紹介します。
男女別!婚約食事会に適している服装例とマナー
結納ほど格式張ったものではないにしても、やはりある程度フォーマルさやマナーを伴った服装でないと、相手へ悪印象を与えてしまいます。
ここでは、婚約食事会にピッタリの服装例を順に見ていきましょう。
【女性】ワンピースなど綺麗な印象を
女性の場合は、ワンピースやアンサンブルのスーツが一般的です。
落ち着いた色味のものも良いですが、おめでたい席なのでできれば明るい色味で、なおかつ柔らかく上品な印象のパステルカラーがおすすめです。
短いスカートの丈や派手な柄物は避けるのがマナー
上品な色のワンピースでも、丈が短すぎるものは避けたほうが無難です。婚約食事会は座っている時間が長いので、ミニスカートでは自分も相手も落ち着きません。
また、大柄のデザインは、派手な印象を与えてしまいかねません。無地か、柄物を選ぶ場合は小さめの柄にすると上品に見えます。
ストッキングやアクセサリーなどの小物にも気を配る
次に足元ですが、素足はマナー違反なので必ずストッキングを着用しましょう。
また、身につけるアクセサリーにも気を配りましょう。あまりに多くつけすぎると品がない印象になってしまいます。
小ぶりのイヤリングやピアス、ネックレスなどをワンポイントとして身につける程度にしておきましょう。
フォーマルな場にふさわしく、上品に見せてくれるパールがおすすめです。
香水も香りすぎないよう適切な量を
香水を愛用している人もいるかと思いますが、あまりに強い香りはフォーマルな場にふさわしくありません。香水が苦手という人もいますので、つけるとしても控えめにしておきましょう。
【男性】スーツを着るのがマナー
男性の場合は、ブラックやネイビーなどのダークスーツが一般的です。
普段ビジネスで着用しているものでも構いませんが、事前にクリーニングに出すなどして、シワや汚れなどには気をつけておきましょう。
ネクタイやシャツは爽やかに見えるものを
シャツは白や淡いブルー、ネクタイはシャツやスーツに合う色味のものであれば、特に避けたほうが良いデザインはありませんが、あまり派手すぎないものにすると良いでしょう。
爽やかなデザインのものをチョイスすると好印象です。
髭(ひげ)や髪形など身なりにも気配りを
必ずしも髭をそらなくてはいけないわけではありませんが、髭を生やしたままにする場合は、きちんと整えておきましょう。
髪型に関しても、あまりに長いヘアスタイルはだらしない印象を与えます。清潔感を大切にしましょう。
続いては、婚約食事会の費用について、詳しくご紹介します。
婚約食事会の費用は二人が負担するのが一般的
婚約食事会の費用分担は、事前に決めておくとスムーズです。
費用負担は二人がするのが一般的
婚約食事会でかかった費用は、両家で折半する場合もありますが、最近は新郎新婦が負担するケースが主流です。
その場合も、あらかじめ「当日の食事代は自分たちが払います」と伝えておきましょう。当日になって「支払いはどうするの?」と双方の親に気を遣わせないようにするのがスマートです。
どちらかが遠方の場合は交通費の負担もした方がよい
両家どちらかが遠方から参加する場合は、交通費がかかります。また、日帰りできない場合は、宿泊費も発生します。
その場合の費用負担をどうするかも、事前に相談して決めておきましょう。
食事代は新郎新婦が出して、交通費などは両親にという費用分担でも構いませんが、できれば「親を婚約食事会に招待している」という意味合いで、二人が負担するのが良いでしょう。
続いては、婚約食事会はどのような流れで進めていくのか、当日のスケジュールについてご紹介します。
婚約食事会の当日の流れ
ここでは婚約食事会当日の流れについてお話ししていきます。
一般的な流れは下記の通りです。
・両家集合
・はじまりの挨拶
・両家紹介・挨拶
・婚約記念品交換
・両家で記念撮影
・乾杯
・食事会・歓談
両家集合
開始時間に遅れないように、5分前には会場に到着しておきたいもの。時間に余裕を持って向かいましょう。
遠方から家族が来る場合は、最寄り駅などで待ち合わせてから向かうと親切です。
はじまりの挨拶
両家が揃ったら、婚約食事会のスタートです。まずは新郎、もしくは新郎の父親から一言挨拶をします。
今回の婚約食事会をとりおこなう趣旨や集まってくれたお礼などを簡単に述べましょう。
なお、挨拶の内容について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
両家紹介・挨拶
続いては、両家の紹介です。新郎新婦からそれぞれの家族の紹介をし、紹介された人が続いて自己紹介をしていきます。その場に参加していない家族の紹介をするのもいいでしょう。
これから長いお付き合いをしていく両家なので、和やかな雰囲気の中で密なコミュニケーションがとれるように、新郎新婦がリードして場を盛り上げていけるといいですね。
婚約記念品を交換
婚約記念品がある場合は、両家の挨拶後に行います。新郎からは婚約指輪、新婦からは時計などの記念品を贈り合います。
その記念品を選んだエピソードなどを交えたり、新郎が新婦に指輪をはめて披露したりすると盛り上がります。
両家で記念撮影
お互いの家族が一堂に介した記念に、ぜひ写真を撮って残しておきましょう。お店の人に頼み、撮影してもらいます。
この日の写真を結婚式で流すビデオの素材に使ってもいいですね。
乾杯
ドリンクが揃ったら、新郎もしくは新郎の父による乾杯の音頭です。すでに自己紹介などは済ませているので、簡単な挨拶と「乾杯」の発声で十分です。
食事会・歓談
いよいよ婚約食事会のスタートです。おいしい食事をいただきながら、お互いのことをより理解できるように、コミュニケーションをはかりましょう。
楽しい雰囲気にお酒も進みがちですが、あまり飲みすぎないように注意しましょう。
最後の章では、婚約食事会に向けて注意すべきポイントを3つご紹介します。
婚約食事会を迎えるにあたり、注意すべきポイント3選
これまでお伝えしてきたことの繰り返しになる部分もありますが、婚約食事会を和やかに行うために大切なポイントを改めて挙げていきます。
食事会当日は手土産・服装などにおいて両家のバランスを考える
手土産や洋服などあらゆる点において、両家のバランスには気をつけましょう。
どちらかが手土産を持って生きているのに一方は持ってきていない、となれば場の雰囲気が悪くなるかもしれません。
双方が気持ちよく参加できるように、二人がリードして事前に相談しておくことが大切です。
費用負担は両家で相談し必ず事前に決めておく
お金に関することは、トラブルが起こりやすいものです。
婚約食事会にかかった費用をどうするか、後々までわだかまりができないように、事前にしっかりと決めておきましょう。
また、結婚式をするのであれば、婚約食事会はその負担についても話すタイミングともなるでしょう。
席順についてもマナーを確認しておく
当日の席順は、入り口からもっとも遠い上座に両家の父親、その隣に母親、入り口にもっとも近い下座に自分たちが座るのが一般的です。
ただし、この順番が絶対というわけではなく、両親の年齢などによって、順番を入れ替えても問題ありません。
また、両家が話しやすいように、中央に主役の二人が座る席順もおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。今回は婚約食事会についてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・婚約食事会では服装や手土産など事前準備が必要
・婚約食事会の費用負担は新郎新婦二人がするのが一般的
・婚約食事会で挨拶する場面はしっかり把握しておくべき
この記事を参考に、婚約食事会をスムーズに行えると良いでしょう。