教会結婚式はどこでできる?チャペルとチャーチの違いと教会の選び方
結婚式といえばやっぱりウエディングドレス姿で教会で!と思っている方は多いのではないでしょうか。
実際、ハナユメ相談サポートに相談にきたカップルのうち、教会式(キリスト教式)を検討していた人は、75.1%もいたという結果がでています。
それでは、実は教会式を行う「教会」には2種類あることは知っていましたか?今回はなかなか情報のない、結婚式の出来る本物の教会の探し方や特徴についてもご紹介します。
これを読めば、教会結婚式について詳しく知ることができ、希望の式場に出会う方法がわかるでしょう。
※上記の割合は、ハナユメ相談サポートに2016年9月~2017年8月に来店した方のデータをもとに算出しました
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・教会式(キリスト教式)は多くの憧れの的、事実75.1%もの人が希望している
- ・教会には、本物の教会(チャーチ)と結婚式のためにつくられたチャペルがある
- ・教会(チャーチ)の場合、普通の結婚式よりも気をつけるべき点がある
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結婚式ができる教会には2種類ある!教会・チャペルの違い
結婚式を挙げることができる、わたしたちが「教会」と呼んでいる施設には厳密に言うと2種類あり、チャーチ(Church)とチャペル(Chapel)に分けることができます。
※本当の意味での教会とはチャーチのことを指しますが、日本における結婚式の場合チャーチの占める割合が多いですから今回の記事では、チャーチ又はチャペルでの「教会結婚式(教会式)」について細かくお話していきます。
多くの場合、その違いにこだわりを持つ方は少ないようですが、理想の教会結婚式を叶える為に、まずその違いについてご紹介していきましょう。
チャーチとは、
・主にキリスト教信者が集まって祈りを捧げる公の場所で、誰でも自由に入り祈ることが出来る
・結婚式を出来るところとそうでないところがあり、宗派によりルールが異なる
だと言えます。
対してチャペルとは、
・結婚式のためにつくられた施設である
・国内の教会式(キリスト教式)が出来る式場のほとんどがこちらである
だと言えます。
独立型の教会・チャペルとは
独立型の教会・チャペルとは、教会・チャペル自体がその他建物から独立して建っている、写真のようなものを指します。
映画やドラマで、教会・チャペルのドアをあけたら目の前にある大階段や、併設のガーデンなどでのフラワーシャワーのシーンを目にしたことも多くあり、憧れをもっている人も多いのではないでしょうか。
筆者が実際、相談デスクで式場探しのご相談を受ける際にも、「独立型の教会・チャペルがよい」という希望が多くありました。
写真映えのする撮影ができるというメリットがありますが、天候に左右されやすいというデメリットもあります。
ちなみに、チャペルの場合、独立型だったとしても雨天時などに備え屋外を通らなくていいような導線で作られている式場もあるようです。
次の章からは、教会結婚式(キリスト教式)が人前式・神前式よりも選ばれている理由についてご紹介していきましょう。
教会結婚式が選ばれる理由3選
それでは、先輩カップルが同じウエディングドレスの結婚式でも「人前式」ではなくキリスト教式(教会結婚式)を選んだ理由はどこにあるのでしょうか。
1.伝統的で神聖な雰囲気の挙式が行えるから
特に普段礼拝・ミサを行っている神聖な場所である教会ならではの雰囲気は、チャペルやガーデン挙式とは違うものだと言えるでしょう。
それはまるで、私たち日本人が神社やお寺の中に入った時に感じるような気持ちと似ているでしょう。
教会式(キリスト教式)では、厳かで身が引き締まるような神聖な雰囲気になりますから、結婚に対して決意を新たにできるでしょう。
2.写真映えがするから
特に、結婚式のためにつくられたチャペルの多くは、ステンドグラスなど装飾や光演出など、装飾にこだわっているものが多いようです。
また、長いバージンロードなどゲストからも見やすいよう、ふたりの立つ祭壇が高い位置にあるなど、配慮されたチャペルも多くあります。
伝統的な落ち着いたシーンから、華やかなフラワーシャワーのシーンまでひとつの挙式の中で様々な表情を見せるキリスト教式では、いわゆる「ジェニック」な撮影を、他の挙式スタイルよりも行えると言えるでしょう。
3.結婚式だけの付き合いではない「ホーム」が出来るから
これは主に教会(チャーチ)の場合の魅力となりますが、結婚式の後でも気軽に訪れることができるという点も、忘れてはいけません。
お寺や神社のように、毎週行われている礼拝やクリスマスなどのイベントのときなどに訪れることが出来ます。
自分たちが結婚式を挙げた場所で、さまざまな新しい思い出を作ることができるのも、教会で結婚式を挙げる魅力と言えるでしょう。
次の章では、教会結婚式の一連の流れについてご紹介していきます。
教会式(キリスト教式)の一般的な流れ
それではこの章では、教会式(キリスト教式)の結婚式の一連の流れをご紹介していきましょう。
挙式進行例
一般的に、教会式(キリスト教式)のセレモニーの所要時間は20分~30分くらいです。
挙式の際の演出とは
披露宴だけでなく結婚式の中でも、フラワーシャワーなど様々な演出を行うことができます。
人気の高い演出をご紹介しておきましょう。
挙式前・ベールダウン
ベールダウンとは、挙式の前に新婦のベールをお母様がおろして送り出す演出のことです。
最近では、結婚式が始まる際や着替えが終わった直後に、母親にベールダウンをしてもらう花嫁が多く、2017年の調査では、69.7%もの人が実施したそうです。
挙式中・ユニティキャンドル
ユニティキャンドルとは、別の道を歩んできた新郎新婦が、それぞれの家庭からキャンドルの火を受け継ぎ、新しいキャンドルに火をともして一つの家族になることをあらわす演出です。
聖書の教えをもとに、欧米では古くから伝わっている演出で、日本でも教会式や人前式で昨今行われることが多くなりました。
挙式後・フラワーシャワー
フラワーシャワーとは、挙式が終わった後に行う、新郎新婦にゲストが花びらをまいて祝福する演出です。
花の香りで周りを清めて、悪魔や災いから新郎新婦を守るおまじないの意味がこめられています。
挙式後・ブーケトス、ブーケプルズ
ブーケトスとは、「花嫁が投げたブーケを受け取った女性は、次の花嫁になれる」という伝説から生まれた演出のことです。
花嫁が投げた(トスした)ブーケを受け取った女性は次の花嫁になれる、というロマンチックな言い伝えから行われるようになりました。
なお、会場の関係(天井の高さや広さ)でブーケを投げられない、又はもう少しおとなしい雰囲気の演出にしたい場合に行われるのが「ブーケプルズ」です。
それでは次の章では、教会での結婚式だからこそ気を付けたいポイントについてお話ししておきましょう。
本物の教会で結婚式をする際に気をつけるべき2つのポイント
本物の教会での結婚式は、本物だからこその雰囲気のよさで判断するだけでなく、気を付けなくてはいけない点がいくつかあります。
早速ご紹介していきましょう。
1.教会と披露宴会場2ヶ所とのやり取りが出てくる
本物の教会の場合、披露宴会場がついていない場合がほとんどです。
その場合、申し込みの手続きや打ち合わせ、料金の支払い先が2ヶ所となるため注意が必要でしょう。
また、列席者も挙式の後に大きな移動が発生するケースも起こり得ます。その場合はバスやタクシーなどゲストに負担をかけないよう最大限の配慮が必要でしょう。
2.気に入った教会はプロテスタント?カトリック?
自分が気に入った教会が、カトリック系なのかプロテスタント系なのかを把握しておくようにしましょう。
キリスト教は大きく分けて、カトリックとプロテスタントという宗派に分かれています。
同じ宗教ではありますが、マナーやしきたりについて大きく違うので注意が必要です。
たとえば、カトリック系の教会では新郎新婦のどちらか、もしくは両方がキリスト教信者でなければ、結婚式を挙げることができません。
また、新郎新婦の片方、もしくは両方が再婚者である場合は結婚式を挙げることが認められていません。
一方でプロテスタント系の教会では、新郎新婦がたとえ、仏教、神道、そして新興宗教の信者であったとしても、結婚式を挙げることが可能です。
また、再婚者については離婚理由によっては結婚式を挙げることができるようです。
まとめ
いかがでしたか。今回は教会の結婚式についてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・教会式(キリスト教式)は多くの憧れの的、事実75.1%もの人が希望している
・教会には、本物の教会(チャーチ)と結婚式のためにつくられたチャペルがある
・教会(チャーチ)の場合、普通の結婚式よりも気をつけるべき点がある
この記事を参考に、教会での結婚式とチャペルでの結婚式のちがいがわかり、どちらが自分たちの希望に合うかなど詳しくわかるとよいでしょう。
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