大人な雰囲気のナイトウエディング!ゲストへの配慮・人気演出4選
大人な雰囲気漂うナイトウエディングですが、実際に参加したこともなく、したいと思っても情報が少なくて不安な方も多いのではないでしょうか。
また、結婚式場の空き状況の都合でナイトウエディングを検討しているという方もいるでしょう。
そこで今回はナイトウエディングのメリットデメリット、おすすめの演出などまるっと総まとめでご紹介します。
この記事を読めば、ナイトウエディングをした方が良いか、するなら最高のナイトウエディングができるようになるでしょう。
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・ナイトウエディングとは夕方から夜にかけて行われる結婚式
- ・ナイトウエディングを成功させるためにはゲストへの配慮が肝心
- ・おすすめの演出は定番のキャンドルやライトアップの演出
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ナイトウエディングはその名の通り夜に行う結婚式
ナイトウエディングとは、名前の通り「夜に行う結婚式・披露宴」のことです。
お昼とはまた違った雰囲気で、夜だからこそできるロマンチックな演出やムードが一番の魅力と言えるでしょう。最近では、ナイトウエディングのプランを用意している結婚式場も多くなってきています。
まずは、ナイトウエディングに最適な開始時間や、一般的なタイムスケジュールについて、紹介します。
ナイトウエディングに最適の時間・当日スケジュール
ナイトウエディングの開始時間として適しているのは、夕暮れ時。刻々と移り変わる空の表情や、次第に灯りがともっていくライトアップなど、ロマンチックな雰囲気の中で結婚式が進みます。
カップルはもちろん、ゲストにとっても昼間の挙式では味わえない感動を経験することができるでしょう。
ナイトウエディングの一般的なスケジュールは、以下の通りになります。
17:30~挙式受付
18:00~挙式
19:00~披露宴
披露宴が行われるのは日没後になり、キャンドルなどを使った夜ならではの演出が華を添えます。
2次会はする?しない?
終了時刻が遅くなるため、2次会は出来るの?と思っている人も少なくないでしょう。
ナイトウエディングでは、ゲストへの負担も考慮し2次会をしないという人が多いようです。
披露宴の終了時間が21:30ごろになることが多く、その後に2次会を開くとなると、ゲストに負担がかかる可能性が高くなるからです。
どうしても2次会を開きたいなら、参加可能な友人だけで小規模なパーティーにするといいでしょう。
居酒屋などのカジュアルな場所を選ぶと、ゲストも気負わず参加できます。
また、結婚式の曜日によっても異なると思いますので、実際にゲストにヒアリングしてみても良いでしょう。
ナイトウエディングのイメージができたでしょうか?次はナイトウエディングのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
ナイトウエディングのメリットデメリット
挙式するカップルとゲストのどちらにとっても、ナイトウエディングにはメリットやデメリットがあります。ナイトウエディングを選ぶ前に、まずはメリットとデメリットを知っておいてください。
メリット
まずはメリットからご紹介します。
夜景やライトアップなどで夜の雰囲気を楽しんでもらえる
ナイトウェディングでは、美しい夜景や会場のイルミネーションなど、夜の雰囲気をゲストに楽しんでもらうことができます。
日が沈む少し前からセレモニーが始まり、披露宴が始まるころには夜を迎えるナイトウェディング。
キャンドルや花火など、光と闇の幻想的な演出が、ナイトウエディングならではの感動をすべての出席者に与えてくれるでしょう。
昼間の結婚式よりも希望日で予約が取りやすい
「人気の会場で日取りの良い日に結婚式を挙げたい」など、予約が集中しがちな場合でも、夜なら予約が取れることがあります。
結婚式の時間帯の主流は、やはり昼間の時間帯。人気の会場ならなおさら、暦の上でよい日取りとされる大安や友引など昼間に予約が集中してしまいます。
しかし、夜なら空いている可能性もあるので、会場や日取りにこだわっている人はナイトウエディングを検討してみてもよいでしょう。
平日でもゲストが仕事終わりに参加可能
挙式の開始時間を夕方からに設定することで、平日でもゲストが仕事終わりに参加しやすくなります。
また、土日でも夜の時間帯にすることで、女性ゲストがゆっくりメイクやヘアセットなどの準備ができたり、午前中に予定を入れることも出来るので週末の時間を有効活用することができるでしょう。
費用が通常の結婚式より安くなる
結婚式場の予約の埋まり具合を昼と夜とで比べてみると、昼よりも夜に空きが多く、会場費が安くなる傾向にあります。
式場としては、夜も会場を貸して回転率をよくしたいと考えるため、ナイトウエディング限定のリーズナブルなプランを用意していることもあります。
また、ナイトウエディングではキャンドルの演出が多い分、会場に飾る装花の費用を抑えることもできるようです。
デメリット
メリットがあれば、デメリットも当然あります。デメリットをチェックしておきましょう。
遠方のゲストにとっては負担になるケースも
ナイトウエディングの場合、遠方から参加するゲストの帰りの交通手段がなくなってしまう可能性があります。
披露宴終了後、遠方からのゲストがどのような手段で帰るのか、事前に確認しておきましょう。ゲストの負担にならないよう、宿泊場所を手配するなどの対応が必要になることもあります。
2次会を同日に行えない場合が多い
ナイトウエディングでは、披露宴のあとに2次会を行うのが時間的に難しくなります。披露宴の後に2次会をしたいというカップルにとっては、ナイトウエディングのデメリットとなり得ます。
どうしても2次会を開きたい場合は、先に述べたように、2次会を居酒屋などで行うカジュアルな飲み会形式にし、入退出も自由にしておくか、ナイトウエディングの開始時間を前倒しにする、あるいは別の日に2次会を開くなど工夫が必要になります。
親世代にとっては理解できないことも
最近、人気が高まっているナイトウエディングですが、まだ一般的ではなく、親世代など年配の方の中には、「結婚式は昼間にするもの」という考えの人も少なくありません。
昼間は親族中心、夜は友人中心という具合に、2部制で挙式・披露宴を行う方法もあるので、検討してみましょう。
夜に屋外で撮影する際は写真映えしない
ナイトウエディングは、屋外での写真撮影が難しいこともデメリットです。
昼間のように自然光を利用できないため、フラッシュを使って撮影する必要が出てきます。特にスマートフォンで写真を撮る場合などは、フラッシュの光で思うように写真を撮れず、上手に撮影できない場合もあるでしょう。
屋外の撮影は、プロのカメラマンさんにおまかせすることをおすすめします。
冬場の寒い時期に屋外での演出は難しい
ナイトウエディングならではの演出に、ライトアップや花火が挙げられます。
ライトアップされたガーデンやテラスでデザートビッフェを楽しんだり、ゲストへのサプライズに花火を上げたりと、昼間のウエディングではできないことが実現可能です。
しかし、冬の寒い時期にナイトウエディングを行うと、こうした屋外を使った演出は難しくなります。
その場合は、会場のゲストテーブルや新郎新婦のテーブルにキャンドルを灯したり、会場のカーテンを開けて夜景やイルミネーションを楽しんだりと、季節に合わせた演出を楽しみましょう。
ナイトウエディングのメリットとデメリットを理解し、ナイトウエディングに興味が出てきたでしょうか? 次はナイトウエディングを行うときに注意したい点を紹介します。
これを押さえれば大丈夫!ナイトウエディングを行う際の注意点4選
ナイトウエディングを行う際、昼間とは状況が異なるためにいくつかの配慮が必要です。代表的な4つの注意点をご紹介します。
1.ゲストが迷わないようドレスコードにも気遣いを
ナイトウェディングに出席してくれるゲストが迷わないよう、事前にドレスコードを案内しましょう。
結婚式に出席するなら、昼の結婚式の服装と同様でかまいません。しかし、夜のパーティーに出席する場合はイブニングドレスが正装となります。
イブニングドレスとは、袖がなく胸元や背中が大きくあいた、ロング丈のドレスのこと。年配の方などは、肌を露出するイブニングドレスに抵抗感を抱くこともあります。
ドレスコードを配慮し、「昼の結婚式と同じスタイルでいい」と言うことを案内状に記しておくと親切です。
また、平日に挙式・披露宴を行う場合は、仕事終わりに参加してくれるゲストもいるでしょう。カジュアルなスタイルでも出席しやすいよう、招待状に「平服でお越しください」と案内するなどの気遣いがあるとよいでしょう。
2.子どもが寝られるスペースがあるか事前確認
ゲストの中には子連れで参加する方もいるかもしれません。夕方から夜にかけての挙式・披露宴では、途中で寝てしまう子どもが出る可能性もあります。
子どもを寝かせられるスペースがあったり、ベビーシッターを用意してくれたりする式場もあるので、事前に確認しておきましょう。
3.ゲストの宿泊先の手配や移動手段の手配
披露宴の終了時間は21:30ごろになることが多いため、遠方から出席してくれたゲストのために宿泊先を手配しておく必要があります。送迎バスやタクシーもあらかじめ用意しておくといいでしょう。
4.結婚式を行う曜日に配慮する
ナイトウエディングを行う日として、できるだけ避けたいのが日曜や連休最終日の夜です。翌日、仕事があるために、ゲストがゆっくり楽しむことができないかもしれないからです。
土曜の夜や連休の初日なら、ゲストみんなで翌日のことを気にせずに楽しめます。
5.秋や冬などの寒い時期には必ずブランケットや暖房器具の用意を
できるだけ避けたい寒い時期のナイトウエディングですが、カップルの都合などで秋や冬に行うことになった場合、ゲストの人数分のブランケットやカイロ、会場を暖める暖房器具を必ず用意しておきましょう。
会場内でも暖かく過ごしてもらえるよう、受付にカイロを用意しておくのが最初にできるおもてなしです。
また、帰り道も気温が下がって寒いことが考えられますので、帰り際に渡すプチギフトにメッセージ入りのカイロを添えて手渡すのもオススメです。
ナイトウエディングを行うときの注意点は、そんなに難しいことではありません。大切なのは、昼間の結婚式とは異なるスタイルに、ゲストを不安にさせない心遣いです。
続いて、ナイトウエディングだからこそ実現する演出をご紹介します。
ナイトウエディングだからできる!オススメ演出4選
せっかくナイトウエディングをするのだから、昼の結婚式ではできない体験をゲストにしてもらいたいものです。ここでは、ナイトウエディングならではのおすすめ演出を4つご紹介します。
1.ロマンチックなキャンドルを使用した演出
ナイトウエディングの演出で、欠かせないのがキャンドルです。昼間の結婚式でもキャンドルはよく使われますが、独特な温かみのある光は夜にこそ映えます。
結婚式といえば式場・披露宴会場のあちこちが装花で飾られているイメージですが、ナイトウエディングでは、装花よりもキャンドルを主役にするのもおすすめです。
チャペルのバージンロードにキャンドル演出
両側をキャンドルの灯りで照らされたバージンロードは、セレモニーの厳粛で神聖な雰囲気をさらに高めてくれます。
純白のウエディングドレス姿の花嫁が、温かい光のバージンロードを歩く姿は、その場に居合わせたすべての人を感動させてくれます。
披露宴会場のゲストテーブルにキャンドル演出
ゲストテーブルには装花が飾られますが、火を灯したキャンドルも一緒に飾り、ゲストを温かい光で出迎える演出はいかがでしょうか。
キャンドルにも様々な種類があり、手作りしたり、販売されているものをアレンジして自分達だけのオリジナリティを出すことも可能です。
2.夜景も素敵な演出に
窓から夜景が見える会場なら、夜景も披露宴の演出として活用しましょう。
乾杯の掛け声とともにカーテンが全開になり、目の前に夜景が飛び込んでくる。そんなインパクトの強い演出は、ゲストをきっと「参加してよかった!」という気持ちにするはずです。
3.ゲストも大喜び!盛大な打ち上げ花火
花火の演出ができる会場なら、打ち上げ花火で盛大に盛り上がりましょう。挙式での誓いのキスや披露宴のフィナーレなど、ここぞというタイミングで大きな花火を打ち上げれば、ゲストも大喜びで盛り上がります。
特に夏は季節感も出るため、おすすめです。
小さな手持ち花火で行う花火シャワー
花火シャワーとは、「ライスシャワーの花火版」です。挙式後、式場の外で小さな手持ち花火を持ったゲストが新郎新婦を祝福します。
暗闇のなか、花火の光に包まれたふたりの姿がゲストの目に幻想的に映し出されるでしょう。
4.プールがあれば水中照明でライトアップ
会場にプールがあれば、ナイトウエディングの演出に使わない手はありません。水中照明を使用すれば、暗闇の中、照明によって照らし出される水面の波紋が幻想的な空間を作り上げてくれるでしょう。
ゲストへのおもてなし方法がわかってきたら、次はふたりの衣装についてご紹介します。
演出だけでなく衣装も素敵に見せたい!夜でも映えるおすすめ衣装
ナイトウエディングだからといって、昼の結婚式と比べて新郎新婦の衣装に特別な制約があるわけではありません。会場の雰囲気や、ふたりが希望するスタイルに合わせて衣装を決めていくといいでしょう。
しかし、ナイトウェディングだからこそおすすめしたいポイントもあります。以下にご紹介していきます。
ウエディングドレス
ナイトウエディングは2次会のようなカジュアルな雰囲気であることが多く、豪華なものよりも親しみを感じられる衣装がいいでしょう。
ウエディングドレスはAラインやスレンダーラインなど、ボリュームが少なく動きやすいものがおすすめです。
また、クラシカルでモダンな雰囲気が好きな方は、夜の照明に映えるシルクやサテンなどの光沢のある素材のドレスもおすすめです。
カラードレス
色合いの濃い、シックなデザインのドレスは特に、ナイトウェディングにマッチするでしょう。最近トレンドになっている、ゴールド系など輝きのあるのドレスもおすすめです。
また、ナイトウエディングだからこそ、背中が大胆にあいているドレスなどをを選んでみても良いでしょう。
タキシード
夜だからと暗い色を避ける必要はありませんが、照明に映える光沢のある生地を使用したタキシードがおすすめです。
基本的には新婦のドレスに合わせてタキシードを選ぶことが多いので、二人のバランスを考慮して決めると良いでしょう。
ここまでで、ナイトウエディングに対するイメージがつかめてきたでしょうか。では、実際にナイトウエディングを行ったカップルの声を聞いてみましょう。
ナイトウエディングを行った先輩カップルのリアルな声
てみてどうだったのでしょうか。先輩カップルの声をいくつか拾ってみましょう。
「ナイトウエディングを挙げる前は、招待したゲストにも失礼にあたるのではないかと不安に思っていたが、実際は多くのゲストが祝福してくださり、不安になる必要がなかった」(20代女性)
「正直、両親や親族からは批判される覚悟でナイトウエディングを選択したが、実際には快く了承してくださった」(30代女性)
引用元:「後悔しない結婚式のための情報サイトTorisetsu」
親世代からの反対を覚悟してナイトウエディングに踏み切ったものの、意外と受け入れてもらえたようです。
もちろん、ナイトウエディングについて新郎新婦がしっかり説明し、ゲストにもさまざまな配慮をしたからこそ、周囲を納得させ、祝福してもらえたのだと思います。
「自分もナイトウエディングで挙式したい」と思っていただけたでしょうか? 最後にナイトウエディングにおすすめの式場について、ご紹介します。
ナイトウエディングにはココ!おすすめの式場タイプ
ナイトウエディングを行う式場を探すときにヒントになる、3つのポイントをご紹介します。
高層階で夜景が一望できるホテル
高層階にあるホテルの会場は、落ち着いた大人の雰囲気のナイトウエディングを行いたい人にぴったりです。
窓の外に広がる夜景は、それだけでゲストへの立派なおもてなしになります。少しずつ暮れていく空と対照的に、きらびやかさを増していく街を見ながら過ごすひとときは、まさに非日常空間。
年配の親族や、遠方から来たゲストの方にも、きっと喜んでもらえるでしょう。
広いガーデンや屋外スペースのあるゲストハウス
キャンドルや花火など、夜であることを最大限に活用した演出をするなら、広いガーデンや屋外スペースのあるゲストハウスがおすすめです。
ふたりでアイデアを出してさまざまな趣向をこらせば、ゲストを飽きさせない素敵なナイトウエディングが実現できます。
プール付きの専門式場やゲストハウス
プール付きの会場なら、プールにキャンドルを浮かべたり、水中照明を仕掛けたりして、ゲストを驚かせる幻想的な演出が可能です。
まとめ
いかがでしたか。今回はナイトウエディングについてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・ナイトウエディングとは夕方から夜にかけて行われる結婚式
・ナイトウエディングを成功させるためにはゲストへの配慮が肝心
・おすすめの演出は定番のキャンドルやライトアップの演出
この記事を参考に、ナイトウエディングのメリットデメリットを知ることが出来、するかしないか判断が出来ると良いでしょう。
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