センス良い!と思ってもらえる結婚式の引出物の選び方と相場まとめ

センス良い!と思ってもらえる結婚式の引出物の選び方と相場まとめ

結婚式の引出物・引菓子はセンスが問われます。良かれと思って選んでももらった側からすると「これいらないな…」と思われてしまうケースも少なくありません。

また結婚式準備が忙しく、ゲストそれぞれにあわせた引出物選びまでは中々そこまで手が回らないものです。

私も実際に自分の結婚式の時に引出物選びがとても大変でした。

そこで今回は、もらって嬉しい・逆に困った引出物の特徴や最新のトレンド、相場などをご紹介します。

この記事を読めば、ゲストから「センス良い!」「もらえて嬉しい!」と思ってもらえるような引出物選びが出来るようになるでしょう。

この記事の内容をざっくり言うと…
・もらって嬉しい引出物はカタログギフト
・引出物の品数は一般的には3品。北陸では5品など地域差もある
・引出物は当日用意しなくても、後日郵送や贈り分けも可能

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引出物の役割や渡すタイミングは?後日郵送する方法もある!

引出物とは、結婚披露宴の出席者におもてなし・感謝の気持ちを込めて贈られるもののことで、下記のような3品を準備することが多いです。

引出物 カタログギフトや食器などメインの品物、記念品とも呼ばれる
引菓子 バウムクーヘンなど引出物に添えるお菓子
しきたり品 地域により贈る縁起物の鰹節や赤飯、特産品のかまぼこなど。縁起物、名披露目などとも言う

その他、最近ではプチギフトと呼ばれる、ゲストをお見送りする際などに渡す小菓子や小物などを用意するカップルが増えてきています。

そもそも引出物を渡すことにはどのような意味があり、必ず準備しなくてはいけないのかどうかわからない、という人も多いでしょう。

この章では、引出物を渡す意味やタイミングなどについて、詳しく紹介します。

引出物は、お祝いのお返し・記念品の意味合いを持っている

もともと引出物は、結婚式やその他の会合などで、参列者が用意された料理の一部を家で待つ家族への手土産として持ち帰るものでした。

しかし現在は、衛生面での問題もありこういった風習はほとんどなくなり、頂いたお祝に対するお礼・お返しという意味合いが強くなっています。

また、結婚の「記念品」としての意味合いを持たせていることも多いです。

渡すタイミングは?披露宴会場の椅子の上や脇に置いてある事が多い

引出物をゲストにお渡しするタイミングですが、披露宴会場の椅子の上や脇に事前に置いておき、お開きの際に持ち帰っていただくことが一般的です。

お見送りの際に新郎新婦から直接お渡しするケースもあるようです。

最近では遠方からきたゲストなどへの配慮から、引出物をゲストの自宅に郵送するケースも増えてきています。

まだもらったことのない引き出物|HYACCA

引出物を郵送で贈る場合の注意点

引出物を郵送で贈る場合は、「引出物を郵送する」ことを当日しっかりゲストに伝えることが大切です。

司会者から「引出物は後日郵送でご自宅にお届けします」とアナウンスをしてもらったり、席上に同様の内容を書いたカードを置いておく等すると失礼のない案内となります。

引出物が席に用意されていることが一般的は多いので参列したゲストに引出物が用意されていないことに驚かれないよう配慮しましょう。

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何品入れるべき?結婚式の引出物は一般的に3品だが地域によって異なる

結婚式の引出物は実際何品用意するべきか、わからない・迷っている方も多いでしょう。

一般的に結婚式で用意するギフトは、先ほど紹介した「引出物(記念品)・引菓子・しきたり品」の3品です。実際、先輩カップルも平均2.8品目のギフトを用意したそうです。ハナユメ調べ)

但し、地域により数やしきたりが異なりますが、割り切れる数は縁起が悪いといわれているので、3、5、7品等、奇数個として用意されることが多いです。

現在住んでいる地域の風習だけで決めるのではなく、結婚する相手の地域や自分の地域の風習も考えながら品数を決めると良いでしょう。

3品の場合、「引出物(記念品)」「引菓子」「しきたり品(縁起物)」を各1品用意します。

それでは記念品・引菓子・縁起物とはどのようなものなのでしょうか、詳しくご紹介していきましょう。

引出物(記念品)が持つ意味合い

もともと、帰りを待つ家族へお料理を持ち帰る「お土産」の意味を持っていた引出物ですが、現在では衛生面から料理の持ち帰りを懸念されることが増え、二人の結婚の記念の品とすることに変化してきました。

具体的な品物としては、食器等の形に残る物が記念品にあたります。

引菓子が持つ意味合い

引菓子とは、引出物の1つとして記念品等と一緒にゲストに贈るお菓子のことです。

引出物自体が、もともと披露宴で用意された料理の一部をゲストの家で待つ家族へ手土産として持ち帰えるものでしたが、現在では、この引菓子が「お料理のおすそ分け」として贈られています。

ゲストが帰宅後、家族と引菓子を囲み、2人の幸せを分かちあう意味も込められているとも言われています。

品物としては、「幾重にも重なった年輪」と二人が永く幸せに暮らす年月を掛けてバウムクーヘン等が人気です。

しきたり品(縁起物)が持つ意味合い

引出物とに添えて、末永い幸せを祈って縁起物を贈ることも多いです。

縁起物に込められる想いは様々で、「かつお節」であれば夫婦円満の願い「梅干し」であれば長寿祈願や子孫繁栄といった想いが込められています。

また、縁起物の要否や品物は、地域のしきたりや風習、マナー等によって異なります。

それでは次に、引出物にかかる費用についてご紹介していきましょう。

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地域によって倍以上異なる!地域別・関係別引出物と引菓子の金額相場

引出物 ギフト

先ほどからお話していますが、引出物は地域によって贈る品物が異なりますが金額にも地域差があります。

北海道では一般的に結婚式が会費制の為、引出物を渡さないケースがあることや、用意されていても引菓子のみであることが多い為だと言えます。

それに対し、北陸地方、特に富山県では縁起物として鯛の蒲鉾を用意する風習があり、これがなんと1つで5,000円~10,000円、ものによっては1万円以上となることが要因と考えられます。

変わった引出物の風習がある地域6選

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基本的に、引出物として贈るものは、「記念品」「引菓子」「縁起物」で変わりはありません。

しかし、先ほどご紹介した富山の鯛の蒲鉾を贈る風習以外にも、地域により引出物として贈ることとしている品物は様々で、以下のようなものがあります。

北海道 引菓子のみ
(結婚式が会費制のことがほとんどの為)
長野県等 赤飯
(縁起物として贈ります。赤は「邪気を
寄せ付けない色」といわれている)
愛知県等
(東海地方)
名披露目
(新郎新婦の下の名前を熨斗に入れたもの
を1品追加して引出物として贈ります)
富山県 鯛の蒲鉾
(縁起物として贈ります。おめでたい魚で
ある「鯛」ですが、実物では日持ちが
しないこと等から蒲鉾で贈るように
なったといわれています)
広島県 新婦みやげ
(花嫁からの感謝の気持ちを表す引出物として
、花嫁の名前を書いた熨斗をつけた品物を
引出物として贈ります)
香川県等 おいり
(紅白の餅菓子。製造過程でもち米を
「炒る」ことと嫁に「入る」ことがかけられ、
縁起物として贈るようになったそうです)

関係者別引出物の金額相場

引出物の相場としては、「披露宴の飲食代の1/3が目安」といわれてきました。昔は「贈り分け」という言葉はなく、ゲスト全員に一律のギフトをお送りしていました。

しかし、そうすると親族などに別途お祝いのお返しを準備したりする必要がありますし、おもてなしの観点からゲストの顔ぶれに合わせたギフトを「贈り分け」ることが増えてきました。

親族への引出物の相場

親族に贈る引出物の相場は7,000円~12,000円程度です。

親族とは長い付き合いになり、また両家両親の顔を立てる意味で、職場の上司や友人・同僚より高額になっているケースが多いようです。

なお、親族への引出物に関しては、先に紹介した地域ごとの風習や親の意向が関わる部分も大きいので、誰に何を贈るか事前に両家の親に相談しておくと安心かもしれません。

上司への引出物の相場

上司に贈る引出物の相場は5,000円~7,000円程度です。

上司は同僚よりも高額なご祝儀をいただくことが予想されることと、当日の出席の「お礼」も兼ねて、ワンランク上の引出物を贈るカップルが多いようです。

また、上司は主賓としてお招きすることが多くスピーチや挨拶、乾杯といった役目をお願いする事が多い為、同僚ゲストとは差を付けて贈り分けする理由の1つです。

友人・同僚への引出物の相場

友人・同僚に贈る引出物の相場は4,000円~5,000円程度です。

一般的に友人・同僚からいただくご祝儀は3万円が相場ですから、その金額から考慮しての金額で、上司や親族と比べると引出物の金額も控えめ設定となっています。

しかし、引出物の金額を節約しすぎるとゲストががっかりし、2人のイメージダウンにもなりかねないので、品物選びは慎重にするとよいでしょう。

地域により引出物として贈る品物やかける金額は様々です。引出物を選ぶときには、地域により決まりの品がないか、一度親に相談してみると安心といえるでしょう。

引き出物にぴったりな高級感あるギフトをお探しの方は、センスのいい高級品を幅広く紹介している「高級ナビ」をチェックしてみてください。

お菓子をお探しの方は「5000円で買える高級品のおすすめ15選」、予算5,000円程度の高級品をお探しの方は「もらって嬉しい高級お菓子おすすめ43選」の記事もぜひ参考にしてみてください。

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もらってうれしい引出物と困った引出物を徹底比較!

ここまで、引出物のもつ意味合いや、贈る品物について地域性があることについて触れてきましたが、ゲスト目線で「もらって嬉しい引出物」「もらって困った引出物」は実際にどのような物なのかを見ていきましょう。

もらって嬉しい引出物はカタログギフト!

ズバリもらって嬉しい引出物は「カタログギフト」といった声が多く聞かれます。

理由は様々ですが「自分で好きなものを選べる」「持ち帰りが苦にならない」といった理由が圧倒的に多いようです。

カタログギフトであれば、持ち帰って家族と相談しながら、好きなものを選ぶという時間も楽しみの1つなのかもしれませんね。

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もらって困った引出物は、重たさや大きさが第一の原因

それでは「もらって嬉しい引出物」に対して「もらって困った引出物」とされるのは、どんな品物でしょうか?

実は、「もらって困った引出物」には、重たいもの・割れ物・持ち運びづらい大きさのものといった声が多くあがっています。

せっかく素敵な時間を過ごした結婚式でも、帰りに苦労して引出物を持ち帰ることになると、ゲストの印象も悪くなってしまう恐れがあります。

「壊れないかと、帰り道は気が気じゃなかった」「2次会で置き場所に困った」というような負担をゲストにかけないよう、重いものやかさばるものをどうしても贈りたい場合は、配送サービスを利用する等の配慮ができると喜ばれるでしょう。

新郎新婦の名前や似顔絵入り商品はもらって困る引出物1位

もらって困った引出物の中でも1位といわれているのが、「新郎新婦の名前や似顔絵が入った商品」といわれています。

具体的には、「何だか使いづらい」といった声や「デザインが損なわれていた」といった声があるようです。

重たさや大きさを配慮することと合わせて、ぜひとも配慮すべき点でしょう。

それではその他に、品物を選ぶ際に注意したい点についてお話をしていきましょう。

センスが良いと思われる!引出物を選ぶ際に気をつけるべき5つのポイント


それでは次に、ゲストに喜ばれる引出物をするにはどういう選び方があるのか、お話していきましょう。

1.暮らしの中で便利に使えるもの

1つめのポイントは、「暮らしの中で便利に使えるもの」を選ぶことです。

見ているだけで楽しかったり、癒しになったりするものもよいですが、置いておけるスペースもゲストによって様々ですので、暮らしの中で使用できる、実用性の高いものが好まれる傾向にあります。

食器は根強い人気ですが、家族のいない友人に個数の多い食器を贈るのはためらわれるでしょう。

また、かつては「割れる」ということでお祝いの品物としては避けられていましたが、現在ではおしゃれなブランドやデザインが優先して結婚式の引出物として選ばれています。

ゲストの顔を思い浮かべながら選ぶ事もできますし、ブランド物の食器はなかなかゲストも自ら購入する人は少ないと思いますので、喜ばれます。

また、友人へ贈る引出物の予算や内容、親族の予算などその人によって変える事ができるので、選ぶのも楽しめます。

2.おいしいもの

2つめのポイントは「おいしいもの」を選ぶです。

食品は、雑貨等よりも好き嫌いが少なく、形が残らないこともポイントといえます。

たとえば「お取り寄せグルメ」のようにおいしさにもしっかりこだわった品物であればより喜んでもらえるでしょうし、家族がいるゲストや独身ゲストにも隔たりなく楽しめる点もゲストにとって嬉しいポイントとなるでしょう。

3.自分では買わない高価なもの

3つめのポイントは「自分では買わない高価なもの」を選ぶことです。

定番商品でも、職人さんの手作りのものや素材が厳選されているもの等、普段はなかなか手が届かない1ランク上の高品質なもの等は、もらってこそ嬉しいものといえます。

また、最近ではブランドショップやセレクトショップがカタログギフトを作っています。

国内・海外の良品を多く見てきたバイヤーが選び抜いた商品を引出物として贈ることができるのは、ゲストももちろんですが、贈る側もなんだかワクワクする事でしょう。

また、最近は、日本のモノづくり技術の高さがテレビでも取り上げられ話題になっていますが、「made in JAPAN」をコンセプトにしたギフトカタログも登場しています。

4.家族が喜ぶもの

4つめのポイントは「家族が喜ぶもの」を選ぶことです。

お子様がいるゲストにはお子様向けのグッズもよいかもしれませんし、家族団らんの時間で使えるゲームなども面白いかもしれません。

家族で過ごす時間をイメージできる贈り物は、結婚式の贈り物としてもぴったりです。

5.家族や夫婦で使えるもの

結婚式 ファミリー 写真 家族写真

5つめのポイントは「家族や夫婦で使えるもの」を選ぶことです。

4つめのポイントにも共通しますが、引出物は参列したゲストが家に持ち帰るものであることを考慮して選ぶとよいでしょう。

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贈り分けのルールは?紙袋の大きさは全員一緒にしよう!

引出物は、一見では全員同じものとして見える方がよいので、品物の大きさや金額がゲストによって異なる場合でも、引出物袋の大きさは統一しましょう。

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まとめ

いかがでしたか。今回は、引出物についてご紹介しました。

要点をまとめると・・・
・もらって嬉しい引出物はカタログギフト
・引出物を含むギフトの品数は3品が多い。北陸では5品など地域差がある
・引出物は当日用意しなくても、後日郵送や贈り分けも可能

この記事を参考に、センスの良い引出物を選ぶ事ができると良いでしょう。

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