結婚式を親族と親しい友人のみでするための知識 | 少人数婚が選ばれる理由とは?

少人数 食事会 レストラン

家族、親族や親しい友人だけを呼ぶ少人数の結婚式をしたいけど、列席したことがなくてどんな結婚式になるのか、そもそも少人数結婚式でいいのか不安に思っていませんか。

今回は、少人数結婚式の4つのスタイルと、少人数結婚式が出来る式場の探し方をご紹介します。

これを読めば少人数の結婚式についてより深く知ることができ、少人数の結婚式をするかどうか判断することが出来るでしょう。

この記事の内容をざっくり言うと…
・アットホームな雰囲気が叶い、準備期間が一般的な結婚式よりも比較的楽
・情報があまり多くないので式場の検索サイトや相談サポートを利用するとスムーズ
・演出や式場の選び方、席次の工夫に気をつければ、少人数でも寂しくならない

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少人数結婚式は、30~40名以下の家族中心の結婚式のこと

結婚式 家族 写真

少人数結婚式とは、一般的に30~40名以下のゲストを招待して挙げる結婚式のことです。通常の披露宴では70名前後を招待するのに対し、半分かそれ以下の招待客と結婚式を祝います。

主に家族や親族、親しい友人などだけを招いて結婚式を挙げた後、披露宴よりもアットホームなお披露目食事会(会食)を開く方が多いようです。

その他にも挙式と披露宴を挙げるパターンや、挙式のみ、または会食だけで式を済ませるパターンなどがあり、カップルの希望によって異なるようです。

それでは、先輩カップルは何故少人数結婚式を選んだのでしょうか。

少人数結婚式が選ばれている理由3つ

実際に、6組に1組、約16.2%のカップルが少人数結婚式を挙げているというデータが出ています。

ここでは70名前後を招待する一般的な結婚式と比較した、少人数結婚式が選ばれる理由を3つご紹介します。

1.何と言ってもアットホームな雰囲気になる!

気心の知れたゲストしか参加しないので、あたたかい雰囲気で結婚を祝うことが出来、ゲスト一人ひとりと話す時間が増え和やかでアットホームな雰囲気の結婚式を挙げられるのが、少人数結婚式の大きな魅力です。

逆に通常の結婚式では、家族や友人はもちろん、職場の関係者など、多くのゲストを招待するため、人数が多い分、色々なゲストに対して気遣いをしなければならなかったり、職場関係の人やあまり親しくない友人などを招待すると、どうしても緊張感が出てきてしまうなどの不安材料があります。

通常の結婚式ではゲストの人数が多く、一人ひとりとゆっくり話している時間はとりにくいものです。

人数が少なければ、それだけ時間に余裕ができるので、楽しく話せる時間が長くなり、ゆったりゲストとの写真撮影もできるでしょう。

2.短い準備期間でも結婚式ができる!

比較的短い準備期間でも、十分に素敵な結婚式を挙げられるのも、少人数結婚式ならではのメリットです。

一般的に、結婚式を挙げるには半年~1年の準備期間が必要だといわれています。

自身のドレスやヘアメイクを決めるだけでなく、招待するゲストを決めたり招待状を送ったり、引出物の用意をしたりなどの準備が必要になり、人数が多いほど大変なものになります。

そのため、仕事や用事などが重なり、思うように結婚式の準備が進められなかったなどのエピソードが少なくないものです。

一方、少人数結婚式ではこうした労力を大幅に抑えられるので、準備期間が短くて済みます。

一般的な人数の結婚式の場合、平均で式場を8.8ヶ月前に決定して準備を始めているようですが、少人数挙式・会食の場合は、「ハナユメ」調べのデータによりますと、式場探しから挙式までは平均2.2ヶ月だったという結果も出ています。

準備を済ませられる上に満足度の高い結婚式を挙げられるのが、やはり嬉しいところです。

3.費用が一般的な披露宴をするよりも安い!

少人数結婚式では、かかる費用が一般的な披露宴よりも安くなります。

多くの場合、少人数結婚式は挙式の後に会食という形式で行われます。披露宴ではなく会食する形式となり、余興や演出を取り入れません。

その分、実際の費用が安くなるというメリットがあります。人数が少ないことも相まって、費用を抑えたうえで満足できる結婚式を挙げることを考えると、安くなる少人数結婚式はメリットが大きいと言えます。

このように、少人数結婚式には多くのメリットがあります。そして、少人数結婚式にも様々な種類があります。次の章で詳しくご紹介していきます。

少人数結婚式のスタイルは4つ!

結婚式 チャペル

少人数の結婚式と言っても色々な種類があります。ここで、どのようなスタイルがあるか一つずつご紹介していきます。

1.家族だけを呼ぶスタイル(ゲスト人数:6名~10名前後)

このスタイルを選ぶ人は、

・友達を呼ばずにアットホームな雰囲気で結婚式をしたい人
・目立つのが好きではないが、結婚式はせっかくだから行いたいという人
・準備を出来るだけ簡単にしたい人
・結婚式は行いたいが費用総額が気になる人

が多いようです。

この場合、披露宴というよりは「家族へのお披露目会」「会食会」といったイメージで、司会者や演出などはない場合が多いです。

特に費用が気になる場合や目立ちたくない場合など、挙式セレモニーだけを行って、婚礼衣装ではない平服で会食をする場合もあります。

2.家族と親族を呼ぶスタイル(ゲスト人数:10~20名前後)

このスタイルを選ぶ人は、

・けじめとして結婚式は行いたいけれども派手な雰囲気にはしたくない人
・産まれたときからお世話になった、家族と親族に見守られて結婚式をしたい人
・準備期間が短く、大人数の結婚式は行うことが出来なかった人
・元々結婚式は行わないつもりだったけれど、家族や親族の希望で挙式をすることになった人

が多いようです。

家族だけではなく親族も列席するため、披露宴同様お色直しをしたり両親への感謝の手紙など、要所要所で演出を加える人が多いでしょう。

列席者が身内だけですから、比較的リラックスした、少しくだけた雰囲気になりやすいでしょう。

3.親しい友人も呼ぶスタイル(ゲスト人数:25~40名前後)

このスタイルを選ぶ人は、

・会社関係のゲストを呼びたくなく、ごく少数の友人だけを呼びたい人
・友人の人数に差があり、結果的に人数を合わせたために少人数になったと言う人
・派手な雰囲気があまり好きではない人
・過去の列席経験から、大きな規模の披露宴があまり好きではないと言う人

が多いようです。

友人も呼ぶ場合でも、会食中心のスタイルになることもありますし、余興や演出をいくつか入れる、披露宴のスタイルになることもあります。

どちらか一方に決めなくてはいけないというわけではありませんから、会食中心でゲストと写真を撮ったり歓談をする時間を多くとりつつも、サプライズ演出をしたり余興をしてもらったりすることもできます。

双方家族・親族にそれぞれの友人をお披露目したり交流することが出来、アットホームだけど華やかなイメージになるでしょう。

フラワーシャワーやバルーンリリースなどの演出も人数が多いので映えるのではないでしょうか。

4.新郎新婦ふたりだけのプライベートウエディングスタイル

このスタイルを選ぶ人は、

・ハネムーンとあわせてふたりだけでリゾートウエディングをしたい人
・お車代や休みの都合上ゲストを呼ぶことが出来ない人
・披露宴は別途行うが、ふたりだけの思い出を作りにウエディングをしたい人

が多いようです。

ゲストが居ない分、挙式のあとの会食はありません。ただし希望があればドレス・タキシード姿で二人で食事をするアレンジも出来ます。

例えば昼の海と夕暮れの海など、ゲストのおもてなしを気にせず式の前後に撮影を時間をかけて行うことも出来るでしょう。

準備期間2ヶ月でも大丈夫!少人数結婚式の準備スケジュール例

結婚式スケジュール

こちらのスケジュールのように、一般的な結婚式の場合、準備は3ヶ月~4ヶ月間から本格的に始まります。

もっと言えば、ゲスト人数が少なければそれだけ準備期間が少なくてすみますから、こだわり具合にもよりますが2ヶ月ほどあれば準備はできるといえるでしょう。

2ヶ月よりも短く、1ヶ月以内での挙式を叶えた先輩カップルもいるのですが、準備期間が短いと撮影やアイテムなど、手配の期限があり希望が叶わないケースも出てくるようです。

短い期間で準備を進めるにあたり、どこの式場で挙式するか、スムーズに決める必要があるでしょう。式場を探して1ヶ月経ってしまっては、準備期間が更に短くなってしまいます。

というのも、少人数の挙式が叶う式場は、実は思っているよりも少ないのが事実です。

次の章では、希望人数で挙式が叶う式場の探し方をご紹介しましょう。

少人数結婚式はどこでできる?式場の探し方3つ

ウエディングドレス タキシード

ここでは、少人数結婚式を挙げる際の式場の探し方についてご説明します。ネットで情報を探しても、少人数の結婚式がどこで出来るかわかりづらい場合に、ぜひ活用してみましょう。

1.ネットで各式場公式HPなどを確認し、情報収集をする

結婚式場の公式HPを確認し、情報を得る方法があります。各式場が少人数結婚式に対応しているかを事前に確認できます。

但し、実際、各式場公式HPにはそこまで細かい情報出ていないことが多く、二度手間になったり、結局各式場に電話をしなくてはいけず手間がかかってしまうことが多いようです。

2.式場検索サイトで希望条件を入力し、希望に合った式場を見つける

結婚式場検索サイトから探すという方法もあります。

掲載している全ての式場について、一度に同じ項目の情報がわかるので、スピーディーかつスムーズに希望の式場を見つけられるでしょう。

おすすめは、理想の結婚式場が探せる「ハナユメ

ハナユメでは、自分たちの希望の条件で結婚式場を探すことができ「かわいい」「ナチュラル」といったイメージからも式場検索ができます。

また、結婚式の費用がお得になる「ハナユメ割」というサービスもあり、賢くお得に理想の結婚式場を探すことができるでしょう。

▼ハナユメについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

3.相談サポートで希望が叶う式場を紹介してもらう

相談サポートでぴったりの式場を探してもらい、紹介してもらうのも効率的です。

結婚式のプロが色々と手助けをしてくれるので、自身では見つけられないような的確なアドバイスがもらえるでしょう。

ハナユメ相談サポートを利用して、希望に叶う式場を見つけましょう。

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ハナユメ相談サポートの中でもおすすめな、ハナユメ相談デスクの特徴をご紹介します。

店舗相談とオンライン相談では、難関の社内試験をクリアして結婚式場について精通したアドバイザーが、二人の希望や条件にあった結婚式場を複数提案してくれます。

「ハナユメ」を利用する2人に1人が無料相談デスクを利用しており、イメージや具体的な希望がなくても大丈夫、条件の決め方までひとつひとつプライベート空間で教えてくれます。

また、利用者満足度98.6%*と高く、安心して頼ることができるでしょう。
※ ハナユメウエディングデスク利用者を対象に実施したアンケート調査(対象期間:2022年8月1日~2023年7月31日)

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希望に合った人数の式場を探す方法は上記3つがありますが、中でも式場検索サイトの利用や相談サポートの利用がおすすめです。

「建前上では50人以上でしか受付けていないが、時期が近かったり曜日や時間などの条件が合えば、40人未満の少人数でも利用できる式場もある」など、ネットではわからない情報を得ることもできます。

それでは次に、少人数結婚式が寂しい雰囲気にならないようにする方法についてお話します。

演出は必要?少人数の結婚式が寂しい雰囲気にならないようにする方法3つ

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少人数結婚式を挙げる上で気になるポイントが、「寂しい雰囲気にならないか」ということではないでしょうか。

適度な演出を取り入れたり、会場や席次を工夫することで、こうした寂しさはなくなりますし、メリハリ感も出るでしょう。それではどのような対策をとればよいのか3つ、ご紹介していきましょう。

1. 演出を何か一つ以上取り入れる

結婚式の演出とは、何もフラッシュモブや派手な映像演出などだけではありません。

せっかく皆に集まってもらう機会ですから、ただの食事会にはならない程度の演出があるといいでしょう。演出例を3つご紹介します。

1.ウエディングケーキを新郎新婦が取り分ける

ウエディングケーキをカットした後、新郎新婦からゲストへ直接ケーキを振る舞う演出です。

新郎新婦から直接配ることによりゲストとの距離もぐっと縮まります。また、新郎新婦がエプロンやコック帽などをかぶってケーキを配ればシャッターチャンスにもなるでしょう。

2.ゲストにメッセージカード用意する

ゲストひとりひとりにメッセージカードを用意する演出です。

席札の裏や中にメッセージを書くのも良いですし、ショープレート(1番最初に置かれているお皿)の下に隠しておくと、サプライズとなり喜ばれるでしょう。普段はあまり言えない感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

3.引出物をゲストに手渡しする

通常ではゲストの席に置いてあることの多い引出物を手渡しするという演出です。

それぞれのゲストに合わせた引出物を選ぶと、喜ばれること間違いなしです。少人数の結婚式だからこそできる演出といえます。

2.広すぎない式場を選ぶ

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
引用:シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル

広すぎない式場を選ぶのもポイントです。広い式場を選ぶと人数の少なさが強調され、どこか寂しい雰囲気を醸し出してしまいます。

例えば、100名がゆったり座れる会場で30名で行うことは不可能ではありませんが、何もないスペースが増えてしまいます。この場合、

・人数に合わせた適度な広さの式場を選ぶ
・想定外で広すぎてしまう場合には飾りやデザインでスペースを埋める

などの方法を考えるといいでしょう。スペースを埋めるなら観葉植物や写真スペース、ソファやキッズスペースを作ると、寂しさが解消されると同時にアットホームな雰囲気に変わります。

適度な広さを把握するのが難しい場合は、式場に相談して希望を伝えてみましょう。プロならではの視点とアドバイスで、適切なサポートをしてくれます。

3.席次に工夫をする

メイン席 高砂 ナチュラル

家族の結婚式席次表レイアウト

テーブルの配置やテーブルの形を変えることで、見た目の寂しい雰囲気をなくすことができるでしょう。

大きなテーブルを全員で囲む晩餐会風や、各テーブルとの間を広くとるレストラン風などのアレンジ方法も式場によっては選ぶことができます。

晩餐会風のアレンジでは新郎新婦とゲストの一体感が生まれ、親密な時間を過ごせるでしょう。レストラン風のアレンジでは広い会場を使っても寂しさがなくなり、開放感ある雰囲気を満喫できます。

「人数が少ないから寂しい」を思われがちな少人数結婚式も、こうした工夫をすることで十分に満足の出来る式にすることができます。

まとめ

いかがでしたか。今回は少人数結婚式の特徴やスタイルについてご紹介しました。

・アットホームな雰囲気が叶い、準備期間が一般的な結婚式よりも比較的楽
・情報があまり多くないので式場の検索サイトや相談サポートを利用するとスムーズである
・演出や式場の選び方、席次の工夫に気をつければ、少人数でも寂しくならない

この記事を参考に、少人数の結婚式について詳しくしることができ安心して結婚式を挙げることができると良いでしょう。

監修者情報


記事監修者T.Yの顔写真

ハナユメアドバイザー T.Y
経歴
名古屋の結婚式場にてご予約担当や打ち合わせ担当のプランナー業務を経験。その後ブライダルジュエリーショップにてジュエリーコーディネーターを経験。ブライダルの現場での経験を活かし、ハナユメアドバイザーとして結婚式のお手伝いをさせていただいております。
ハナユメアドバイザーとは?
ハナユメウエディングデスクで、お客様の式場探しのお手伝いや、予約・見学の手配といった結婚式の準備をサポートするスタッフです。全員が日本ブライダル文化振興協会が主催する「3級ブライダルコーディネート技能検定」を取得しており、プロの視点からお客様に寄り添ったご提案をいたします。

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