パパママ婚の基礎知識!子どもと一緒に理想の結婚式を挙げるには
パパママ婚とは、子どもがいる人が結婚式を挙げることをいいます。
妊娠をきっかけに結婚し出産後に結婚式を挙げる家族や、結婚後〇年目の記念に結婚式を挙げる家族など様々な形があります。
そこで今回はパパママ婚について紹介します。
この記事を読めば、子どもと一緒にパパママ婚を挙げるかを判断することができるでしょう。
- この記事をざっくり言うと・・・
- ・パパママ婚をゲストの62.5%が楽しみにしている
- ・パパママ婚に参加する子どもの年齢に決まりはないが首がすわる後がいい
- ・パパママ婚に招待する人数制限はないので、2人の理想を叶えて
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子どもがいるけど結婚式を挙げても良いの?62.5%が楽しみにしている
思いがけないタイミングの妊娠や仕事の都合など、理由があって結婚式をしなかったけれど、子どもが生まれた後、落ち着いた時期に結婚式を行う人が増えています。
しかし、まだまだ少数派。「子どもがいるけど結婚式を挙げて、みんな来てくれるかしら?」そんな不安を解消するアンケート結果があります。
ハナユメが調査した「ファミリーウエディング(パパママ婚)に招待されたらどう思いますか?」というアンケートに対して、62.5%の人が「とても楽しみ」「楽しみ」と回答しています。
おじいちゃん、おばあちゃんをはじめ、親族は子どもの成長が見られることを楽しみにしているでしょうし、友人たちの間でも家族愛を感じられる温かい式を期待している人が多いようです。
また、子連れゲストの立場としては、主役の二人にも子どもがいるということで、「子どもを連れて行って迷惑をかけないか」というプレッシャーから解放されるから嬉しいという声もあるようです。
そして、ゲストの気持ちはもちろんですが、二人の式を挙げたいという気持ちも大切ですよね。二人だけでなく家族の記念日としても特別な日が1日増えるわけです。
パパママ婚が増えてきているのも納得ですね。それでは、パパママ婚に向いている式場や子どもの年齢はあるのでしょうか。
パパママ婚の子どものベスト年齢と年齢別おすすめ式場ポイント
パパママ婚でよくあるのは、子どものハーフバースデーなどお誕生日を節目にするケース。
子どもの首がすわっていれば、問題なく結婚式に参加できます。子どもにどのように結婚式に参加してほしいかを考えてみましょう。
演出に参加させたいなら、お話ができる・簡単な動きができる2~3歳から。
お披露目が目的なら首がすわったあと、早めの時期が良いでしょう。理想の結婚式を考えることによって、子どものベストな年齢が決まってきます。
0歳児のおすすめ式場ポイント
子どもが動きまわらないうちにと0歳時でパパママ婚を行うカップルは多いようです。
しかし、授乳期であることや、お昼寝時間が長いといったことから、挙式と披露宴のすべてに子どもが参加することは難しいでしょう。
次のようなポイントを押さえて、式場を選びましょう。
- POINT
- ・授乳室、おむつ替えスペースがある
- ・託児所、プレイルームがある
- ・公共交通機関に近い、またマイカーでのアクセスに便利
- →よって、ウェルカムベビー認定施設やホテルなど設備、人手ともに整った体制の式場
1歳児のおすすめ式場ポイント
1歳を過ぎれば立って歩きはじめ、行動範囲も意外に広くなります。
目が離せない時期ですが、主役であるパパとママがずっと見ているわけにはいきません。段差がないなどの基本的な安全対策ができている施設がおすすめです。
- POINT
- ・バリアフリー、階段やバルコニーなどに落下対策がとられているる
- ・安全性に配慮されたテーブルや椅子、食器類などが用意されている
- → よって、ホテル、貸し切りできるゲストハウスなど
2~3歳児のおすすめ式場ポイント
活発に遊べるようになってくる時期です。発達の早い子ならお友達とコミュニケーションを取れる子もいます。
また、食事も普通食が食べられるようになる時期なので、子どもの居心地のよさを最優先に考えてあげましょう。
- POINT
- ・広いプレイルーム、もしくは会場のスペースに余裕がある
- ・子ども用メニューの対応幅が広い(アレルギー、好き嫌い)
- →よって、 ホテル、ゲストハウス、専門式場など
4歳以上のおすすめ式場ポイント
4歳(幼稚園の年中さん)ともなれば、様々なセレモニーの演出を任せても期待に応えてくれるでしょう。
パパとママの希望で会場を選んでも問題ありませんが、トイレに行けるようになった、人前であいさつができるようになったなどの子どもの成長と気持ちに応えてくれる会場であると良いでしょう。
- POINT
- ・会場の行き来しやすい場所にトイレがある、表示がわかりやすい
- ・子連れゲストに慣れている、子ども参加の演出に積極的
- → よって、ホテル、ゲストハウス、専門式場など
自分たちらしい結婚式の形と子どもの年齢を考えて、いつ式を挙げるか検討しましょう。
それが決まれば、次に気になるのは費用ですね。人数によっても結婚式のお金は違ってきますが、パパママ婚の平均はどのようなものでしょうか。
パパママ婚の気になる人数・費用
パパママ婚が特別なのは、子どもがいるかいないかだけで、人数や費用は平均と変わりありません。
一般的な結婚式と変わらず、執り行う日や招待するゲストの数によって費用も大まかに決まります。あとは行う演出や、必要となるアイテムによって追加されていきます。
育児に忙しくてペーパーアイテムなどの品を手づくりできないといった場合、会場に依頼することが増え、少し費用がかかるかもしれませんね。
パパママ婚の招待人数
パパママ婚だからといって、「あまり盛大にするのはちょっと」なんて気兼ねはいりません。
理想かつ希望のウエディングスタイルが決まったなら、そこから算出しましょう。思い出に残る家族旅行をかねてリゾートウエディングにするなら、親族を中心に30人くらいまで。
友人や仕事場の上司・同僚にも来てもらって賑やかな結婚式をしたいのであれば、予算に照らして60~100人前後で考えてみると良いでしょう。
パパママ婚の結婚式平均費用
ファミリーウエディング(パパママ婚)の結婚式費用の相場は、60~100名前後の人数を呼ぶのであれば通常の結婚式の費用とさほど変わりないでしょう。
気のおける人たちとささやかな式を挙げたい場合は、10~40名の少人数プランなどもあるので安心です。
また、入籍して何年も経つので今からご祝儀をもらうのは気が引けるというカップルには、会費制をオススメします。
例えばフルコースのお料理でおもてなしをしつつ、引出物など形式張ったものはぜんぶ省いてしまえば、会費1万5千円でも可能でしょう。ゲストの負担が少ないスタイルです。
パパママ婚のメリットは子ども参加の演出ができること!おすすめ演出3選
なんといってもパパママ婚最大の魅力は、子どもが参加するセレモニーや演出でしょう。
挙式で、バージンロードで、ウエディングケーキで、お色直しで、など機会は様々。子どもの年齢によってできる、できないはありますが、子どもの登場でゲストみんなが笑顔になることは間違いないでしょう。
1. 誓いのキスを家族みんなで
永遠の愛を誓ったあと、二人のあいだに子どもを挟んで子どものほっぺにチュウ。きっと会場の誰もが、幸せな家族の姿にメロメロになること間違いなしです。
2. 愛らしいフラワーボーイ・ガール
一般の結婚式でも、定番かつ人気の演出なのがフラワーガール(フラワーボーイ)。バージンロードでママを先導する子どもの姿は微笑ましいものです。
フラワーガールは複数いても大丈夫な演出なので、子どもが二人以上いる場合に兄弟姉妹でできるのも良い点です。
3. 元気な子どもの声で「かんぱ~ぁ~い!」
乾杯の発声といえば、上司や恩師など主賓の方にお願いするのが一般的ですが、ここを子どもにお願いしては?
人前でも臆さない性格なら、幼い子どもでも「かんぱい」の一言は言えます。
式の初めの段階なので、子どもの紹介にもつながります。
- ほかにも
- ・パパやママとおそろいの衣装にする
- ・子どもと一緒にウエディングケーキのデコレーションをする
- ・ファーストバイトを家族でする
- ・ガーデンでバルーンリリースをする
- ・パパママへの花束贈呈
など様々な演出が行われているようです。
パパママ婚について、いろいろ知ることができたでしょうか。それでも少し不安が残るという人のために、準備から当日までの細かいところも確認してみましょう。
パパママ婚の結婚式準備~当日で困ることQ&A
子供がいると結婚式の準備や結婚式当日は不安が多いと方も多いと思います。
結婚式の打ち合わせは子供の面倒を見ながらだと大変そう、当日泣いてしまったらどうしよう、などここからはよくある悩みを解決していきます。
結婚式場の見学へ子どもと一緒に行っても大丈夫?
最近は子連れ歓迎の式場も多いですが、念のため見学前に問い合わせておくと良いでしょう。子どもを連れていくと、会場の雰囲気や担当者に慣れてくれるというメリットもあります。
打ち合わせ用に個室があったり、キッズスペースが利用できる場合もあるので、気軽に尋ねてみましょう。
結婚式の打ち合わせは子どもがいると大変?
打ち合わせの期間は一般的な結婚式と変わりません。式の約4ヵ月前から始まります。
打ち合わせの回数については、一般的な式であれば3~4回ぐらいですが、仕事や育児で打ち合わせに行くのが難しいというカップルには、メールでのやり取りを増やして会場に行く回数を減らすなど、様々な応対をしてくれるでしょう。
出産で体形が変わってしまった…おすすめなドレスの形はある?
「出産後、体形が変わってしまって」との悩みのなかで多いのは、お腹まわり。
その場合はAラインのドレスがおすすめです。ウエストラインが通常より上なので、お腹まわりのシルエットがでません。
二の腕が気になる方はオフショルダータイプのドレスを。袖の幅によって腕を細く美しく見せてくれます。レースのボレロを羽織れば、上半身の体形もカバーできます。
逆に「育児疲れで痩せすぎてしまって」という人には、体の細さを強調しながらも丸みのあるデザインで女性らしさがでるマーメイドラインがおすすめです。
結婚式当日の子どもの面倒は誰がするもの?
専任のベビーシッターと契約している会場であれば、プロに依頼するのがおすすめです。
挙式や披露宴のプログラムに合わせて、どんな時間帯にどこで預かり、どうお世話をすれば良いかをきちんと把握してくれているので子どもの心配をせず披露宴を楽しめます。
そのほかは、両親や兄弟などの家族もしくは親戚に頼むことになるでしょう。おむつ替えをはじめ、式の最中に退出するなどいろいろ手間を取らせます。親しい身内でない場合は、心づけなどお礼の準備をしておきましょう。
結婚式中に子どもが泣いてしまったらどうしたら良い?
子どもはいつもと違う環境に緊張しています。泣いてしまった場合を考えて、子どもが安心できる、一緒に退出してもらう人を決めておきましょう。
退出先のスペース確認も大切です。子どもの世話をお願いする人には、会場の施設について事前に伝えておきましょう。
また、動きにくいタキシードやドレスに慣れず子どもの機嫌が悪くなる場合も。お気に入りのおもちゃや、慣れた洋服の準備もあるとベターです。
子どもの衣装はどうするべき?
パパやママとおそろいの衣装にする、演出用にキュートな着ぐるみを着てもらうなど様々なケースが考えられますが、何より子ども自身が気に入ってくれることが肝心です。暑い、脱ぎたい、などぐずつきの原因にならないよう着心地にも気を配りましょう。
そういった点で、シンプルなコーディネイトに特別な小物アイテムをプラスするというのは良いアイデアです。
また、着替えるタイミングにも注意が必要です。できるだけ出番の直前まで待つか、機嫌の良いときに済ませておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回はパパママ婚についてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・パパママ婚をゲストの62.5%が楽しみにしている
・パパママ婚に参加する子どもの年齢に決まりはないが首すわり後が良い
・パパママ婚に招待する人数制限はないので、2人の理想を叶えて
この記事を参考に、子どもと一緒に素敵な思い出に残るパパママ婚を挙げるか判断することができると良いでしょう。
マタニティウエディングを考え始めたら