8月の結婚式で迷ったら|お盆・暑さ・費用から考える日取りの決め方
8月の日程で式場を仮押さえしたあと、両親や友人から「お盆は外したほうがいい」と言われて決めきれずにいる方がいます。暑いなかをゲストに来てもらうことになる点も、踏み切れない理由になりやすいところです。
結論から言えば、8月の結婚式はお盆を外せれば成立します。お盆の週しか空いていないのであれば、7月や9月も候補に入れて比べたほうが判断しやすくなります。
8月に結婚式を挙げたカップルは全体の3.9%と少数派です。ただし、少ないのには事情があり、選んだ側にも費用と日程という理由があります。まずは、その3.9%が8月を選んだ理由から見ていきます。
- この記事の内容をざっくりいうと…
- ・8月に結婚式を挙げたカップルは3.9%と少数派
- ・ゲストが困ると答える理由は暑さより日程。お盆を外すことが最優先
- ・抑えられた費用は、暑さ対策とおもてなしに回す
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8月の結婚式は全体の3.9%|それでも選ばれている理由
8月を候補に挙げると、周囲から止められることが少なくありません。とはいえ少数派であることと、選ぶ理由がないことは別の話です。
ハナユメの調査で8月に挙げたカップルは3.9%でしたが、その3.9%が8月を選んだのには費用と日程という理由があります。
8月に結婚式を挙げたカップルは3.9%

8月の挙式率は、年間で見ると下位にあたる数字です。日取りを決める段階で8月が外れやすいのは、暑さと夏休みが重なることが理由として挙がります。しかし、この時期は人気シーズンにはないメリットがあります。
8月が選ばれる理由は費用と日程の自由度
8月を選んだカップルが挙げる理由は、大きく2つに分かれます。ひとつは費用、もうひとつは希望日を押さえやすいことです。
費用がほかの月より抑えやすい
結婚式の費用は、旅行ツアーと同じで人気の高い時期ほど上がります。8月は申し込みが集まりにくいため、割引プランや期間限定のキャンペーンを出す式場が多く、1年を通して見ても総額が下がりやすい時期です。
同じ内容の見積もりでも、春や秋に出したときと金額が変わる場合もあります。予算が理由で内容を削ろうとしているなら、時期をずらすだけで解決することもあるでしょう。
希望日を押さえやすく、貸切になる場合もある
春や秋の人気シーズンでは、土日や大安の枠が先に埋まり、問い合わせた時点で希望日が残っていないことがあります。8月は挙げるカップルが少ないため、希望する日程をそのまま押さえられる可能性が高くなります。
通常は午前と午後で2組を受けている式場が、夏は1組だけにして貸切にしてくれる場合もあるようです。枠が1組であれば、開始時間をゲストの移動に合わせて組めます。
費用と日程の自由度は、8月を選ぶ理由として確かにあります。そのうえで判断を左右するのが、招くゲストがこの時期をどう受け止めているかです。
ゲストが8月を「困る」と答える理由はお盆の日程
暑いなかを来てもらうのが申し訳ない、という理由で8月をためらう方は多いのですが、ゲスト側が挙げている理由は少し違います。ハナユメが実施したアンケートでは、招待されて困ると思う月として8月を挙げた人は25.5%でした。

もっとも多かったのは12月の27.5%で、8月は2番目です。3番目の1月まで含めると上位を占めるのは年末年始とお盆に当たる月で、4番目の2月とは差が開きます。
8月を挙げた人は4人に1人ほどで、多数派とまでは言えません。ただし、上位に並ぶ月の共通点が帰省や行事と重なる時期である以上、避けられているのは8月そのものというより、休みと予定が重なる日程だと読み取れます。
困るのは暑さより日程調整
暑さそのものを理由に挙げる声もありますが、調整が難しいと言われているのは日程のほうです。
お盆は帰省・旅行と重なる
お盆は夏休みと重なるため、家族の予定が先に決まっていることが多い時期です。遠方から来るゲストは交通費が上がるうえ、新幹線や飛行機の手配も取りにくくなります。招待状が届いた時点で、すでに帰省の予定を入れていることもあるでしょう。
逆に言えば、お盆に当たる日程を外すだけで、困る理由の大半は解消します。その週しか空いていない場合は、招待する範囲を近隣のゲストに絞る、日程だけ早めに伝えて予定を押さえてもらうという進め方もあります。
お盆を外すと、8月の候補日はかなり限られます。残った日をどう選ぶかが、次の判断になります。
8月に挙げるならお盆を外した初旬か下旬

お盆を外すと決めたあとに迷うのが、具体的な日付の絞り方です。8月は選べる幅が狭いため、条件を足す順番を間違えると候補が残らなくなります。
まずお盆を外すと、候補は初旬か下旬に絞られる
お盆に当たる週を外すと、8月の候補は必然的に初旬か下旬に限られます。この段階では、まだ曜日もお日柄も考えません。ゲストが困ると答えた理由がお盆に集中している以上、最初に外すべきはこの週です。
初旬と下旬のどちらを選ぶかは、招待するゲストの事情で決まります。学校関係や小さな子どものいる家庭が多いなら、夏休みが終わりに近づく下旬のほうが動きやすい場合もあります。
曜日とお日柄は、残った候補日のなかで選ぶ
翌日が休みになることから、曜日は土曜日を選ぶ人が半数以上で、次いで日曜日、祝日と続きます。最近はあえて平日を選ぶ方もいるようです。
お日柄では大安がもっとも人気で、次いで友引が選ばれています。大安は万事いいとされる日であること、友引は大安に次ぐ吉日とされることが理由です。
ただし、お盆を外したうえで土曜と大安まで重ねようとすると、8月に残る候補日はごくわずかになります。両親がお日柄を気にしていないのであれば、曜日を優先したほうが選択肢は広がるでしょう。
条件を足していった結果、候補日がひとつも残らないこともあります。その場合は7月や9月まで範囲を広げて比べてみてください。8月を選ぶ理由が費用であれば、近い時期のキャンペーンで条件が近づくこともあります。
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8月の結婚式で必要な暑さ対策

日程が決まると、次に気になるのが当日の暑さです。ゲストが暑いと感じるのは式の最中よりも、会場にたどり着くまでと待っているあいだで、対策のほとんどは打ち合わせの段階で決められます。
屋外の演出は屋内に置き換える
8月は全国的に気温が高く、屋外で行う演出はゲストの負担が大きくなります。女性はメイク崩れや汗が気になり、男性は上着を脱げないまま日なたに立つことになります。
挙式でブーケトスを屋外で行う代わりに、屋内でブーケプルズに変える方法があります。ガーデンのある会場でも、デザートビュッフェは屋内に移したほうがゲストは動きやすいでしょう。どうしてもガーデンを使いたいのであれば、ナイトウエディングにして日が落ちてからの時間に回すと、夕涼みとして楽しんでもらえます。
移動と待ち時間の負担を減らす
最寄り駅から距離のある式場では、真夏の徒歩移動がそのまま負担になります。送迎バスを出してもらえるか、タクシーを手配する必要があるかは、日程を押さえる段階で確認しておきましょう。
受付前に立ったまま待つ時間が長くなると、暑さの印象はさらに強く残ります。待合スペースを用意してもらえるか、冷たいドリンクやおしぼりを出せるかも、打ち合わせのときに聞いておくと安心です。
服装の案内は招待状の段階で伝える
ゲストが迷いやすいのが当日の服装です。上着を着ていくべきか、会場で羽織ればいいのかがわからないまま、真夏にジャケットで来る人もいます。
招待状や当日の案内に、上着なしで来てもらってかまわない、会場で預かれるといった一言を添えておくと、ゲストは支度の段階から楽になります。親族の服装は両家で考え方が分かれる場合もあるため、先に相談しておくと当日の食い違いを防げます。
暑さ対策は、費用をかけずに決められる部分がほとんどです。そのうえで考えたいのが、8月だからこそ抑えられた費用をどこに使うかという点になります。
費用を抑えた分はおもてなしに回す

8月は費用を抑えやすい時期ですが、抑えた分をそのまま浮かせてしまうと、ゲストの記憶に残るのは削ったところだけになります。
結婚式の料金がトップシーズンを外すと下がることは、招かれる側にも知られています。この時期なら安かったはずだと考えるところから、細かい部分にも目が向きやすくなります。
ゲストが節約を感じるのは引出物・料理・装花
ハナユメの調査によると、ゲストが結婚式で節約していると感じるポイントは次の順でした。
| ゲストが結婚式で節約していると感じるポイント | |
|---|---|
| 1位 | 引出物 |
| 2位 | 料理 |
| 3位 | 装花 |
| 4位 | ドリンク |
※出典:ハナユメWEBアンケート(2018年10月)回答数:200名
上位に並ぶのは、ゲストが直接受け取るものと口にするものです。装花のように会場の印象を左右する項目も、削るとそのまま伝わります。
8月で費用が抑えられたなら、まず引出物と料理の内容を戻すところから考えると、満足度につながりやすいでしょう。予算を残したい場合は、ペーパーアイテムや装飾の一部など、ゲストの目に触れにくい項目で調整する方法もあります。
遠方のゲストにはお車代を用意する
お盆の前後は交通費が上がり、宿泊が必要になるゲストも出てきます。遠方から来てもらう場合は、お車代や宿泊の手配をどこまで負担するかを早めに決めておきましょう。
全員に同じ金額を渡す必要はありませんが、誰にいくら用意するかの線引きは、両家で先に揃えておくと当日の行き違いを避けられます。招待状を送る前に決めておくと、ゲストも予定を立てやすくなります。
おもてなしの配分が決まれば、あとは8月だからできる演出を考える段階です。夏を選んだ意味が伝われば、日程への引っかかりは当日まで残りません。
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8月ならではのテーマと演出5選

8月を選んだのであれば、暑さを我慢してもらう式より、夏だから楽しかったと思ってもらえる式にしたいところです。8月に挙げた人の多くが、夏らしさを前に出した結婚式にしています。
夏らしさは、冷たいドリンクや音でも伝わります。フローズンカクテルをウェルカムドリンクにしたり、風鈴を置いて耳から涼しさを感じてもらったりする方法もあります。
夕方から式を始めて、フィナーレに打ち上げ花火を上げる演出も、この時期だからこそできます。打ち上げ花火は近隣の許可が必要で行えない式場もありますが、噴出し式の花火なら対応できる場合もあるようです。
1.海の見える開放的なロケーションの式場を選ぶ

8月らしい雰囲気を作るなら、海が見える式場を選ぶのがもっとも早い方法です。海外や国内リゾートまで行かなくても、都内や舞浜、横浜、神戸、福岡、静岡には、海の見えるチャペルや披露宴会場があります。
とはいえ、海の見える式場は数が限られます。希望のエリアに見つからない場合は、コーディネートで夏らしさを出すという選び方もあります。
2.夏らしい色を基調にしたコーディネートにする

式場の装飾を青・緑・黄色・オレンジでまとめると、8月らしさが出ます。ブルーやライトグリーンを基調にすれば涼しい雰囲気になり、黄色やオレンジを選べば明るい印象になります。
3.デザートビュッフェで夏らしいデザートを用意する

デザートをビュッフェ形式にして、かき氷やアイス、夏のフルーツを並べると、見ているだけでも涼を感じてもらえます。季節のものを料理に入れることで、夏を選んだ理由がゲストにも伝わります。
新郎新婦がかき氷をテーブルサーブする演出もあります。ゲストと話す時間が取れるため、挨拶に回りきれない心配があるときにも向いています。
4.花火やプールを使った演出をする

花火は打ち上げだけではありません。キャンドルサービスの代わりに、各テーブルへ置いた大きなパフェに花火を挿しておくと、花火サービスのような演出になります。
プールのある式場なら、水面に花やキャンドルを浮かべて雰囲気を作る方法もあります。屋外での時間が長くならないよう、日が落ちてからの進行に組み込むといいでしょう。
5.引菓子やプチギフト選びに配慮する

引菓子やプチギフトにも、夏を感じるものを選べます。涼しさが伝わるゼリーのほか、常温で持ち帰って食べる前に冷凍するアイスクリームもあります。
常温で持ち帰れるものなら、暑いなかを移動するゲストの負担になりません。夏らしさと持ち帰りやすさの両方を満たせるため、8月の引菓子として選びやすいアイテムです。
演出は数を詰め込むより、1つか2つに絞ったほうが印象に残ります。日程とおもてなしの方針が決まっていれば、あとは式場との打ち合わせで形にしていけます。
まとめ
8月の結婚式は、お盆を外せるかどうかで判断が分かれます。
- 要点をまとめると…
- ・8月に結婚式を挙げたカップルは3.9%と少数派
- ・ゲストが困ると答える理由は暑さより日程。お盆を外すことが最優先
- ・抑えられた費用は、暑さ対策とおもてなしに回す
お盆を外した結果、候補日がひとつも残らないこともあります。その場合は7月や9月まで広げて、費用と日程の条件を並べて比べてみてください。

