少人数婚はアットホームな雰囲気が最大の魅力!おすすめ最新演出5選
たくさんのゲストを呼んだ賑やかな結婚式もいいけれど、「シンプルであたたかい結婚式にしたい」「派手でなくても思い出に残るセレモニーを」というカップルもいることでしょう。
そんなカップルにとって、家族やごく親しい友人だけを招いた「少人数婚」は、とても魅力あるウエディングスタイルです。
今回は、「そもそも少人数婚って?」「少人数婚のいいところは?」「少人数ならではの素敵な演出は?」などの疑問を持っている人のために、少人数婚について詳しくご紹介します。
この記事を読めば、少人数婚のメリットや魅力がわかるようになるでしょう。
- この記事をざっくり言うと・・・
- ・少人数婚とは、ゲストが30人未満程度の小規模な結婚式のこと
- ・少人数なのでおもてなしがしやすく、アットホームな雰囲気が魅力
- ・準備期間が比較的短く、全体的な費用を抑えられるのもメリット
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少人数婚とは、ゲストの人数が30名未満程度の結婚式のこと
ハナユメの調査によると、披露宴・披露パーティーへの招待客の人数は71~80人未満が全体の14.4%と最も多く、平均の招待客数は67.3人となっています。
しかし同時に、招待客が30人未満の小規模な披露宴・披露パーティーも人気があり、全体の16.2%を占めています。
披露宴・披露パーティの招待客人数(披露宴・披露パーティ実施者/単一回答)
全国(推計値)
10人未満 | 2.0% |
---|---|
11~20人未満 | 7.1% |
21~30人未満 | 7.1% |
31~40人未満 | 8.1% |
41~50人未満 | 7.1% |
51~60人未満 | 12.2% |
61~70人未満 | 10.4% |
71~80人未満 | 14.4% |
81~90人未満 | 8.9% |
91~100人未満 | 7.6% |
101~110人未満 | 5.8% |
111~120人未満 | 2.5% |
121~130人未満 | 1.0% |
131~140人未満 | 0.5% |
141~150人未満 | 2.0% |
151~160人未満 | 0.5% |
161人以上 | 2.8% |
平均・人 | 67.3人 |
このように、平均人数よりも招待客が少なく30名未満ほどで、小規模の結婚式のことを、「少人数婚」と呼びます。
ゲストは基本的に家族・親族が中心
少人数婚は、「ファミリー・ウエディング」などと呼ばれたりするように、ゲストは基本的に両家の家族・親族が中心となります。
もっとも身近な親族のみで行う場合は、両家の両親や兄弟姉妹のみを招待する方も多いですが、お世話になった祖父母や叔父・叔母、いとこなど近しい親族を招く方もいます。
ごく親しい友人などを招いてもOK
少し規模が大きいものになると、家族や親族以外にも、ごく親しい友人やお世話になった知人や恩師などを招くこともできます。
少人数でアットホームな雰囲気を大切にするのであれば、ゲスト同士の関係性なども考え、友人・知人もどの範囲まで声をかけるべきか決めると良いでしょう。
式のスタイルも自由に
少人数婚といってもその結婚式のスタイルは様々です。
「挙式+披露宴」という定番スタイルだけでなく、挙式のみ、挙式+お披露目食事会(会食)、パーティー(食事会)のみなど、結婚式を挙げるカップルの希望や両親などの要望に応じてさまざまな形式の結婚式を選ぶことができます。
ただし、どのスタイルが良いのかはゲストの人数などによっても異なるため、招待するゲストの人数、顔ぶれも考慮した上で決められるといいでしょう。
少人数婚のスタイルや内容について、だいたいのイメージがつかめたでしょうか。次章では、少人数婚のメリットとデメリットを具体的に挙げて、比較してみましょう。
少人数婚のメリット/デメリット比較
アットホームな雰囲気ということもあり、年々人気が高まってきている少人数婚ですが、ゲストが少ないからこその魅力やメリットがある一方で、もちろんデメリットもあります。
少人数婚のメリット
少人数婚の一番の魅力と言えば、そのシンプルさとアットホームな雰囲気です。少人数だからこそ得られるメリットについて、詳しく見ていきましょう。
丁寧なおもてなしができる
ゲストの人数が少ないので、それぞれの好みに合わせた料理のおもてなしや、引出物やプチギフト選びなど、大人数の結婚式では難しいこまやかな配慮ができます。
ゲスト一人ひとりに満足いくおもてなしをすることで、新郎新婦の感謝の気持ちをきちんと伝えることができるのが、少人数婚の大きなメリットです。
会場のレイアウトやセッティングの自由度が高い
大規模な式場や披露宴会場では新郎新婦の高砂やゲストテーブルの配置がある程度決まっているので、どうしてもゲストとの距離感が出てしまいます。
ですが少人数婚の場合は、食事会の会場や披露宴会場の規模感もコンパクトになるとともに、会場内のセッティングやゲストテーブルの配置などを工夫することで、新郎新婦とゲストとの距離がぐっと近くなります。
距離が近くなることでゲスト同士の交流もできるため会話がはずみ、さらに進行もスムーズになるでしょう。
短い期間でも準備ができて、費用も抑えられる
少人数婚はゲストの人数が少ない分、通常の挙式・披露宴よりも準備期間も短くて済むため楽になります。
シンプルに挙式+食事会形式であれば、およそ1ヶ月もあれば準備できることも多いです。
また、規模が小さいので全体的な費用が比較的安く抑えられるのも、少人数婚のメリットです。ゲストの人数によりますが、50~180万円の範囲で考えおくと良いでしょう。
少人数婚を実施するにあたって、その費用や準備期間の目安については下記でも紹介しているので気になる方は参考にしてみてください。
「少人数婚の費用の目安は規模によって50~180万円」
「少人数婚の準備は最短で1ヶ月でも可能!」
少人数婚のデメリット
逆に「ゲストの数が少ない」ということがデメリットになる場合もあります。
式場や会場が限られる
一般的な専門式場やゲストハウス、ホテルの披露宴会場などでは会場の規模によって最低利用人数が決まっていることがあります。
したがって、結婚式を挙げたいと思っている式場があったとしても、ゲストの人数によっては利用できない可能性があるのです。
少人数でもせっかくの結婚式なのだからきちんとした場所を選びたい、と考えている人は、会場探しが多少困難になる可能性もあるでしょう。
華やかさ、盛り上がりに欠けることも
少人数婚の場合、会場の規模や設備の関係もあり、大掛かりで豪華な演出は難しくなります。
そのため、場合によっては盛り上がりに欠けた地味なものになってしまう恐れもあるでしょう。
少人数婚の特徴を生かした会場選びや演出を考えなければ、メリハリに乏しく、ただの食事会のような雰囲気で終わってしまうこともあるので注意が必要です。
場合によっては自己負担が大きくなる
人数が少ないため、全体的な費用が抑えられる少人数婚ですが、ゲスト一人当たりにかかる費用で考えると、むしろ割高である場合が多いです。
少人数だからこそ、会場や食事、引出物やプチギフトにこだわることもできるのですが、それが逆に自己負担を大きくする原因になってしまうこともあります。
ゲストが少ないぶんいただけるご祝儀も少ない、ということは事前に念頭においておくといいでしょう。
少人数婚のメリットを最大限に生かすために、プロに相談してみよう
少人数婚のメリット、デメリットをそれぞれ比較したうえで、まだ疑問や不安がある、誰かに相談したいことがあるという場合は、迷わずプロに相談しましょう。
全国に12箇所あるハナユメ相談サポートでは、式場選びから結婚式のスタイル、演出、その他心得ておくべきことなど、少人数婚に関するありとあらゆる情報を提供してくれます。
ぜひ近くの店舗・オンライン・LINE・電話で、気軽に相談してみましょう。
では次に、少人数婚を実施するにあたって費用はどの程度を考えておけば良いのか、ゲストの人数ごとに具体的にみていきます。
少人数婚の費用の目安は規模によって50~180万円
少人数婚にかかる費用は、結婚式のスタイルや会場タイプ、地域によっても異なりますが、おおまかにはゲストの人数を目安に費用を考えておくと良いでしょう。
10名規模なら50~60万円
両家の親と兄弟姉妹のみを招待する場合、新郎新婦もふくめておよそ10名程度の規模になります。
身内のみの集まりなので、余計な演出や余興は控え、披露宴というよりは少しフォーマルな食事会といった雰囲気のものになるのが一般的です。
この場合、挙式と食事会を含めた費用の平均費用は、およそ50~60万円程度と考えておきましょう。
20名規模なら100~120万円
家族に加えて、祖父母など親しい親族も招待すると、20名前後の規模となります。
この場合、挙式と披露宴を含めた費用の平均費用は100~120万円程度が多いでしょう。
20名前後の場合、食事会スタイルが選ばれることが多いですが、ゲストが20名前後ということもあり、少し華やかな演出を取り入れるカップルも多いです。
演出の内容によってはさらに費用がかかることもありますので、予算を立てるときに考慮しておきましょう。
30名規模なら150~180万円
両家の家族・親族と、特に親しい友人を新郎新婦がそれぞれ数名ずつ招待する場合は、30名ほどの規模となります。
この規模になると少し広めの会場が必要になり、華やかな演出や余興なども取り入れた通常の披露宴に近いスタイルとなります。
挙式と披露宴・披露パーティーを含めた費用の平均費用は、150~180万円程度を考えておきましょう。
ゲストの人数に応じておおよその予算が把握できたら、その準備にかかる時間を逆算してスケジューリングをしていきます。
少人数婚の準備は最短で1ヶ月でも可能!
先ほどもお伝えしたように、ゲストの人数が少ないので事前の準備に手間や時間がかからないのが、少人数婚の大きなメリットです。
大規模な披露宴であればゲストごとの都合もあるため日程の調整が難航したり、式場側との打ち合わせで決めるべきことが多いなど何かと大変ですが、少人数婚ならそのようなことも少ないでしょう。
少人数婚の場合、食事会や披露宴は行うのか、どの程度演出にこだわるかなどにもよりますが、挙式+食事会であれば最短で1ヶ月もあればゲスト一人ひとりのことを考えながら丁寧に準備ができるでしょう。
特に決めることも多くなければ打ち合わせも1,2回で済ませることも可能です。
ただし、会場探しは可能であればゲストの人数に関係なく余裕を持ってスタートさせましょう。
気に入った式場をベストな日取りで押さえるためにも、会場は3~2ヶ月前までには目途をつけておくとスムーズです。特に食事会や披露宴まで行いたいのであれば尚更早く押さえるのがいいでしょう。
少人数婚の実施にむけて費用や準備期間について紹介してきました。
最後に次章で、少人数婚だからこそ実現可能でゲストにも良い思い出となるような、おすすめの演出を紹介します。
少人数婚だからこそ!おすすめの演出7選
少人数婚だからといって何も演出を取り入れないとなると、せっかくの結婚式の場なのに物寂しい雰囲気になってしまうことも。
演出といっても派手やかなものではなく、少人数だからこそおすすめしたい演出があります。ひとつずつ詳しくみていきましょう。
1.サンクスバイトやラストバイト
新郎新婦の定番演出であるファーストバイトは知っている方も多いとは思いますが、少人数で家族親族中心だからこそおすすめなのが、サンクスバイトやラストバイトです。
今まで食べさせてくれた両親へ感謝の気持ちを込めて行うのが「サンクスバイト」、そのお返しとして両親から子へ最後の食べ収めを意味するのが「ラストバイト」です。
両親も最後ということもあり、涙する方もいることでしょう。少人数かつ家族中心であればぜひ取り入れたい演出のひとつです。
もちろん両親だけでなく、感謝したい友人や恩師を指名して行うこともできます。
2.ゲスト全員からのスピーチ
大人数の結婚式ではできないであろう演出になります。少人数だからこそ全員から祝福の言葉をもらうのも素敵な演出ですよね。
直接言われてはいないけれど、結婚式の場だからこそ伝えたいことがゲストもあるはずです。
3.ウエディングツリー
木の幹と枝だけが書かれた台紙に、ゲスト一人ひとりに指紋で葉を描いてもらったり、花や葉を模したシールやスタンプを貼ってもらって完成させる、手作り感のあるゲストブックのようなものです。
もちろん必ずしも木にこだわる必要はなく、風船などのデザインも人気です。
ゲストが少ない少人数婚のメリットを生かして、全員にメッセージなどを書いてもらっても良いでしょう。
完成後は額に入れたり結婚証明書風に加工を施したりすれば、長く残る良い思い出の品となります。
4.ゲスト一人ひとりに合わせたウェルカム・バッグ
通常の引出物や記念品に代えて、ゲストが到着したときに「ウェルカム・バッグ」を手渡してみてはどうでしょうか。
欧米では一般的なこのウェルカム・バッグは通常、パーティーが始まる前に口にできるスナックやフルーツ、飲み物のボトルを入れたりします。
食べ物だけでなく、ゲストが喜びそうな雑貨や本を入れることもあります。
少人数婚ならゲストの好みに合わせたアイテム選びができるので、一人ひとり違うものを入れることもできます。そのゲストだけが分かるサプライズの品を入れてみても楽しいですね。
パーティーが始まるまでの待ち時間にゲストが手持ち無沙汰にならないうえ、それぞれ違うバッグの中身を話題にゲスト同士の会話もはずむことでしょう。
5.家族・一族の歴史ムービー、スライドを上映
披露宴でよくあるプロフィールムービーなどの上映ですが、家族・親族を基本とした少人数婚なら、より濃密で深い内容のものを作ることができます。
新郎新婦のことだけでなく、例えばそれぞれの祖父母の代までさかのぼったストーリーを盛り込むこともできるでしょう。
映像を見ながら、新郎新婦も知らなかった昔のエピソード、裏話などがゲストから飛び出すこともあるかもしれません。
少人数婚ならではの、家族のきずなや一族の歴史を改めて感じさせてくれる演出となるでしょう。
6.新郎新婦の趣味・特技を披露
大人数の披露宴では、新郎新婦は高砂に座り友人や同僚たちが余興を行い結婚式の場を楽しませてくれることが多いですが、少人数婚では新郎新婦が積極的にそういった余興や出し物に参加するのもいいでしょう。
楽器演奏や歌が好きなカップルならミニ・コンサートを開いたり、友人たちを交えてパフォーマンスをしてみたりと、みずから会を盛り上げる主役となるのも素敵です。
出し物だけでなく、例えばお菓子作りが好きならプチギフトを手作りしてみる、得意のハンドメイド作品をゲストにプレゼントする、なども良いですね。
ゲストへの感謝とこれからの挨拶も込めて、自分たちの趣味や特技を積極的に生かしてゲストに喜んでもらいましょう。
7.SNSでライブストリーミング!
最近海外でも人気なのが、フェイスブックやインスタグラムなどのソーシャルネットワーク(SNS)を通じた結婚式のライブストリーミングです。
SNSでつながる共通の友人が多いカップルや、地元から離れた別荘地や海外で挙式する場合などにもおすすめの演出です。
誓いの言葉や指輪交換のシーン、こだわりの料理の紹介、新郎新婦からの感謝の言葉など、多くの友達とシェアしたい場面をライブで流しましょう。
思わぬ人から祝福のメッセージが飛び込んでくるかもしれません。
ゲストには事前にライブストリーミングすることを告げて、撮影の承諾を取っておくことを忘れないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回は少人数婚についてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・少人数婚とは、ゲストが30人未満程度の小規模な結婚式のこと
・少人数なのでおもてなしがしやすく、アットホームな雰囲気が魅力
・準備期間が比較的短く、全体的な費用を抑えられるのもメリット
この記事を参考に、招待する側もされる側も満足できるような思い出に残る少人数婚が出来ると良いでしょう。
監修者情報
ゲストの人数どうしよう‥と考え始めたら