入籍前に妊娠発覚!【ケース別】親への報告法と入籍のタイミング
最近は、「授かり婚」と呼ばれるように、入籍前に妊娠が判明したというカップルは少なくありません。
いつかはパートナーとの子どもが欲しいなと思っていた矢先に、突然妊娠が発覚したという人、はたまた結婚式の準備中に妊娠が判明した人、いずれにしても、喜びと同時に不安もたくさんあることでしょう。
特に、親への報告や入籍のタイミング、結婚式をいつ行うかなどは、お腹の赤ちゃんやママの体調を最優先しながらも、スムーズに決めていきたいところです。
そこで今回は、入籍前に妊娠が発覚した場合にすべきことやダンドリ、注意点などをまとめました。
この記事を読めば、親や周囲への妊娠報告をスムーズに行い、結婚式に向けてのスケジュールが組めることでしょう。
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・入籍は出産前がベスト。できれば妊娠6ヶ月頃までに
- ・母子手帳は入籍前でももらえる
- ・親への報告は誠意をもって、結婚する意志があったことを伝える
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入籍前に妊娠発覚~入籍までのやる事リスト~
入籍前に妊娠が発覚したら、嬉しいことでありつつもとても驚くことでしょう。
赤ちゃんの誕生まで約10ヶ月ありますが、のんびりしているとあっという間に過ぎてしまいます。
焦る必要はありませんが、やる事を一つ一つ確実にチェックし、しっかり準備しておきたいですね。
- 【入籍前に妊娠が発覚したときに、入籍までにやる事リスト】
- ① 産婦人科を受診
- ② 彼・親・会社・友人への報告
- ③ 母子手帳をもらう
- ④ 結婚の挨拶へ行く
- ⑤ 顔合わせ・結納の実施
- ⑥ 結婚式実施の有無と日程の決定
- ⑦ 入籍の準備をする
- ⑧ 引越しの準備をする
内容を詳しく見ていきましょう。
①産婦人科を受診
まずは産婦人科を受診しましょう。市販の妊娠検査薬では正しく判定されないこともあります。
また、産婦人科に行くことで出産予定日がわかるので、入籍や結婚式を行うのであれば具体的な時期を決める目安になります。
産婦人科によっては妊娠初期に分娩予約を取らなければその病院で出産ができないこともあるので、いずれにしても早めの受診をおすすめします。
② 彼・親・会社・友人への報告
一般的に報告の順序は、彼→親→会社→友人です。報告のタイミングや報告の仕方については次の章で詳しくご紹介します。
③ 母子手帳をもらう
産婦人科で受診後、医師から妊娠届出書をもらったら自治体の窓口で母子手帳をもらいましょう。
妊娠届出書は医師にもらえないケースもありますが、その場合は自治体の窓口でその場で記入することも可能です。
母子手帳は妊婦健診の経過を記入していく大切なものです。
妊娠がわかった時点でなるべく早く母子手帳をもらう手続きをしましょう。
④ 結婚の挨拶へ行く
自分の親と彼の親の両方へ結婚の挨拶に行きましょう。報告時期は可能な限り早くするのがいいでしょう。
結婚はふたりだけの問題ではなく、家と家の問題でもあります。結婚式をする場合は両家や親戚の都合などもあるので、早め早めに準備しましょう。
結婚の挨拶についても次の章で詳しくご紹介します。
⑤ 顔合わせ・結納の実施
両家の顔合わせまたは結納を行います。
ハナユメが行ったアンケートによると結納をするカップルは12.8%と少なく、必ずやらなければいけないわけではありません。
最近では両家顔合わせの食事会を行うカップルが増えているので、結婚の挨拶を行った後はけじめとして必ず両家で会う場を設けるようにしましょう。
⑥ 結婚式実施の有無と日程の決定
両家揃ったタイミングで、結婚式をするか・しないかを決めます。結婚式をする場合は早めに日程を決定しましょう。
妊娠している場合、体調のことを考慮し結婚式はおおよそ妊娠5ヶ月半~7ヶ月前半までに行うのがベストです。
顔合わせのときに、両家に確認を取り、日程のメドをつけておくといいですね。
⑦ 入籍の準備をする
入籍には書類などが必要になります。婚姻届に名前や住所を記入するだけではないので注意しましょう。
- 【入籍に必要なもの】
- ・婚姻届(署名、捺印したもの。証人の記入も必要)
- ・戸籍謄(抄)本(本籍地と異なる役所に提出する場合)
- ・旧姓の印鑑(シャチハタ不可)
- ・本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
さらに詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。
⑧ 引越しの準備をする
まだ同棲しておらず、ふたりで引越しが必要な場合は、準備をしましょう。新居を探し、生活を一からスタートするため、家だけでなく家具や家電も探す必要があります。
さらに妊娠しているため、赤ちゃんが生まれた際の準備も必要になります。
ここまで妊娠が発覚してから入籍までの流れををご紹介しました。次は、気になる報告の仕方とタイミングについてお話していきます。
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入籍前に妊娠した場合の報告の仕方とタイミング
入籍前に妊娠した場合、親や会社への報告はどのようにしたらようにするのがベストなのか迷うところですね。
ここでは報告したい相手別に、報告の仕方とタイミングについて見ていきましょう。
彼への妊娠報告
妊娠が発覚したらまずは彼に報告ですが、どんな反応をされるのか不安という人も多いでしょう。
ただ、今後の準備のためにも、報告のタイミングとしては妊娠が判明したら彼にはすぐに伝えたほうが良いです。
彼への報告の仕方は下記のような伝え方があります。
- ・「妊娠した」とストレートに伝え彼の返答を待つ
- ・「もしも今、妊娠したらどうする?」と伝え、彼の出方を見る
- ・「妊娠したけどどうしよう?」と相談する
彼の性格や、そのときにおかれている環境・仕事などのによって、報告の仕方も変わってくるとは思いますが妊娠したことはしっかりストレートに伝えるようにしましょう。
親への妊娠・結婚報告
親への妊娠報告は、結婚を前提に付き合っているとしても、妊娠と結婚の順序が違うことをどう伝えるのかは悩むところでしょう。
しかし、悩むあまり報告が遅くなると、親も良い気持ちはしません。妊娠が発覚したらできるだけ早いタイミングで、ふたりそろってそれぞれの親へ報告の挨拶に行きましょう。
報告の順序としては、まずは自分の親に伝え、ふたりそろって女性の親、次に男性の親へときちんと報告するのが一般的です。
親への報告・挨拶は結婚の意思があったことを必ず伝える
親への報告で大切なことは「もともと結婚の意思があった」ことを必ず伝えることです。
子どもを授かったから結婚すると言えば責任感は感じますが、「じゃあ妊娠しなかったら結婚しなかったの?」と、親としては不安に思ってしまうものです。
妊娠と結婚の順序が逆であることを気にされる人ももちろんいるでしょう。両親を安心させるためにも、結婚の意思があったことは必ず伝えましょう。
- 【女性の親への報告の流れ】
- 1.自己紹介(以前から知っている場合でも、礼儀をわきまえた挨拶はしっかりと)
- 2.妊娠が先になってしまったことの報告
- 3.結婚の意思がもともとあったことを必ず伝える
- 4.結婚の許しをもらう
これをふまえた報告例はこのようになります。
- 「はじめまして。本日は貴重な時間をいただき、ありがとうございます。○○(彼女の名前)さんとお付き合いをさせて頂いている○○(自分の名前)です。○○(彼女の名前)さんとは〇年お付き合いをさせて頂いております。 今回は、このような形で妊娠と結婚の順序が逆になってしまい申し訳ありませんでした。 しかし、私と○○さん(彼女の名前)は今回のことが発覚する前から、結婚を意識して、真剣に交際してきました。そして、授かった命を共に大切に育てていこうと約束しています。 まだまだ未熟な点はありますが、○○さん(彼女の名前)と産まれてくる子どもをしっかりと守っていきますので、結婚を許して頂けませんでしょうか。」
女性側への親の挨拶は、誠実さが肝心です。もともと顔見知りの場合でも、きちんとした挨拶をすることで新たな一面を見せることができ、印象が良くなります。
自分の親への報告が済んだら、彼の親へ報告に行きましょう。
- 【男性の親への報告の流れ】
- 1.自己紹介
- 2.妊娠が先になってしまったことの報告
- 3.結婚の意思がもともとあったことを必ず伝える
- 4.結婚することに対して改めて挨拶をする
会話例としては以下のようになります。
- 「はじめまして。本日は貴重な時間をいただき、ありがとうございます。○○(彼の名前)さんとお付き合いをさせて頂いている○○(自分の名前)です。○○(彼の名前)さんとは〇年お付き合いをさせて頂いております。 このような形で妊娠と結婚の順序が逆になってしまい申し訳ありませんでした。 ただ、○○さん(彼の名前)とは、以前から結婚を意識して真剣に交際をしてまいりました。そのため、順番は逆になってしまいましたが、新しく命を授かったことをふたりでとても喜んでいます。 現在、妊娠○ヶ月で、出産予定日は○月頃です。まだまだ未熟者ですが、家族みんなで頑張っていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
きちんと挨拶をすることは彼の親への報告の場合も同じです。そして、結婚の意思があったことはここでも必ず伝えましょう。
妊娠に対してのポジティブなイメージも併せて伝えると、もともと結婚に前向きであったことが伝わりやすくなります。
現在の体調や、これからの予定についてわかりやすくなるよう、妊娠の週数や予定日を伝えると良いですね。
最後はきちんと「よろしくお願いします」の挨拶で締めましょう。
3.会社への結婚報告
会社への報告も早めにします。メールで伝えるのはNGです。体調不良で会社に出向けない場合など特別な事情がない限り、直接上司に伝えましょう。
体に負担がかかる力仕事などは赤ちゃんのためにも外してもらったり、体調不良やつわりがひどいなど、業務に差し支えがある場合は考慮してもらう必要があります。
また、産休・育休を取る場合も手続きが必要ですし、場合によっては職員の配置換えや増員を検討しなければいけないかもしれません。
報告では、体調を考慮してほしいことのお願いと、迷惑をかけることへの謝罪を入れると良いでしょう。
4.友人への結婚報告
友人への報告は基本的にいつでも大丈夫ですが仲間内で「自分だけ知らなかった!」とならないように配慮しましょう。
報告の仕方は、直接会って話す、メールなどで伝える、SNSを利用するなどさまざまです。
中には、披露宴で発表するサプライズ演出をされる人もいらっしゃいます。
結婚式をしない場合は、年賀状などでお知らせするのも良いでしょう。
次は、入籍のベストタイミングについてお話します。
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できれば出産前に!入籍のベストタイミング
結婚の許しを得たら、入籍の準備に取りかかりましょう。一般的に、入籍は結婚式の前でも後でも構いませんが、妊娠しているとなると話は別です。その理由について見ていきましょう。
おすすめは妊娠6ヶ月頃までに入籍
さまざまな事情があったとしても、妊娠している場合はできる限り早く入籍したほうがいいでしょう。おすすめは妊娠6カ月頃までに入籍しておくことです。
理由としては以下のようなことがあります。
- ・母子手帳の名前が旧姓になることを避ける
- ・各種手続きに時間がかかる
- ・彼に父親としての自覚をもたせる
- ・妊娠中の体調
それぞれの項目について少し詳しく見ていきましょう。
・母子手帳の名前が旧姓になることを避ける
母子手帳は妊娠7~12週目ころに取得します。入籍をすることがわかっている場合、自治体によっては新姓で記入してくれるところもあります。
ただし、まれに対応不可のこともあり、その場合は自分で修正することになります。
母子手帳は6歳まで健診や予防接種の記録として使うものです。また、成長の記録として大人になるまで取っておくことも珍しくありません。
・各種手続きに時間がかかる
仕事を辞めて彼の扶養に入る場合など、手続きに約1ヶ月かかることもあります。姓が変わる場合は、免許証やクレジットカード、銀行印なども変更しなければいけません。
こまごまとした手続きですが、早め対応しておきましょう。
・彼に父親としての自覚をもたせる
男性は子どもが生まれてからやっと父性が芽生えると言われるくらい、たとえ入籍していても「自分の子ども」という意識が低い傾向にあります。
自分は父親になるんだという自覚を早い時期に持ってもらうためにも、早めの入籍をおすすめします。
・妊娠中の体調
妊娠中はホルモンバランスの影響により、今まで気にもしなかったことが気になるようになり、心が不安定になります。
「本当に結婚できるのか?」と心配になることも。入籍を早めに済ませておくことで、心の安定剤になります。
また、切迫早産などで入院しなければならなくなることもあり、手続きが大変になることも十分ありえます。体調を一番に考え、入籍は早めに済ませておきたいものです。
諸事情により出産後に入籍する場合の手続き一覧
入籍が決まっていても、事情によってはどうしても出産後になってしまうこともあるでしょう。その場合の手続きは、通常の手続き少し異なります。
入籍前に妊娠する場合、父親となる人には「胎児認知」をしてもらう必要があります。
胎児認知とは、胎児が自分の子であることを認めて「認知届」を提出することを言います。
胎児認知は子どもが胎児の間であればいつでも可能です。
いずれの場合も認知がされていないと、出生届の父親の欄は空欄、その子どもの戸籍の父親欄も空欄ですし、父親の戸籍にも当然認知記録もありません。
出生届に父親の名前を入れたい場合は「認知届」の提出が必要となり、これがあることで彼の戸籍上でも子どもの認知が記録され、法律上でも父親となるのです。
子ども自身が大きくなって自分の戸籍を見たときに、父親の欄が空白なのは悲しいですよね。そうなることのないよう、必要な手続きは必ず行うようにしましょう。
入籍前に妊娠した場合の、入籍のベストタイミングについてお話しました。最後に、結婚式のタイミングについて見ていきましょう。
入籍前に妊娠した場合の結婚式のタイミング
入籍前に妊娠した場合、結婚式を妊娠中にするのか、出産後にするのかは悩むところですよね。
結婚式を挙げるとすればいつがベストなのか判断できるよう、タイミングごとのメリット・デメリットを見ていきましょう。
【産前】マタニティウエディングの場合
まずは産前に行うマタニティウエディングについてメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
マタニティウエディングのメリットは以下のようなことが言えます。
- ・自分たちが主役の結婚式が挙げられる
- ・結婚式をすることで夫婦としての絆が強くなる
- ・出産前に結婚式を挙げることで、式後に出産に向けて集中できる
デメリット
マタニティウエディングのデメリットは主に体のことが中心になります。
- ・妊娠によりお腹が出てくるため着れるドレスが限られる
- ・結婚準備中や結婚式当日も体調面が心配
- ・体調によっては結婚式が中止または延期の可能性も考えられる
マタニティウエディングを行う場合、赤ちゃんの状態や自身の体が第一になります。
そのため衣装選びでも、マタニティ用のドレスの着用であったり体の負担などを考え高いヒールを避けるなど、制限される可能性もあります。
仮に希望する衣装を着られたとしても、ちょっとした締め付けで気分が悪くなってしまう場合も考えられます。
また、つわりや貧血がひどい場合、思うように式を楽しめなかったり、出産時期が早まってしまうことも意外に多いものです。
結婚式を必ず行えるかの心配がある、という点はデメリットでしょう。
【産後】ファミリーウエディングの場合
次に、産後に生まれてきた赤ちゃんとともに行うファミリーウエディングについてメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
ファミリーウエディングの特徴はなんといっても「ファミリー」で行えることです。メリットを具体的に挙げてみると以下のようなものになります。
- ・生まれてきた子どももいっしょに家族の思い出として残る
- ・ゲストに子どものお披露目も一緒にできる
- ・妊娠時と異なり好きな衣装を着ることができる
- ・出産を経験することで親への感謝が深まる
まずは、結婚式が新しい家族の行事となるということはメリットでしょう。赤ちゃんの誕生もお知らせすることができ、ゲストからのお祝いムードが増します。
せっかくなので子どもと一緒にできる演出を結婚式で取り入れるのもおすすめです。
衣装については、妊娠中に比べると選べる衣装の幅は広くなり好きなドレスを当日着ることができるでしょう。
また、自分が出産し親になることで子育ての大変さを実感でき、結婚式でもより親への感謝が深まります。
デメリット
ファミリーウエディングのデメリットは、以下のようなものになります。
- ・子どもがいるため結婚式の準備が大変
- ・子育てにかかる費用と結婚式費用が必要なため出費が増える
- ・子どもの成長や体調に合わせて式を進めなければならない
子どもがいる中での結婚式準備は「思い通りにいかない」苦労があります。
慣れない育児や家事など、やるべきことが一気に増え、その中で結婚式準備も行うことになります。
また、結婚式は赤ちゃんの誕生後すぐにできるわけではありません。一般的に、生まれて1ヶ月は外に出られないし、首がすわってない状態では難しいでしょう。
1歳~2歳でいざ、結婚式ができるとなった場合子どもの体調管理に追われたり、式中もぐずらないように…と、当日も大変になることが予想されます。
そのため、子どもが何歳になったら結婚式を行うのかであったり、必要な費用を考えておくなど事前にふたりで相談して結婚式を行うことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。今回は入籍前に妊娠が発覚した場合の親への報告の仕方や注意点、結婚式へのダンドリについてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・入籍は出産前がベスト。できれば妊娠6カ月頃までに
・母子手帳は入籍前でももらえる
・親への報告は誠意をもって、結婚する意志があったことを伝える
この記事を参考に、お腹の赤ちゃんやママの体調を最優先しながら、スムーズな入籍や妊娠報告、結婚式ができると良いでしょう。
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