婚姻届を時間外に提出する!手続きの方法と注意点を徹底解説

カップル 手繋ぎ

婚姻届は二人でそろって提出したい。でも、希望の入籍日は平日だった…。

そんな時、仕事を休んで提出できればいいのですが、忙しくて開庁時間内に役所へ足を運べないという人もいることでしょう。

しかし、婚姻届は土日や夜間などの「開庁時間外」でも提出できるのです!

そこで今回は、開庁時間による婚姻届提出手続きの違いや、時間外に婚姻届を提出する際のポイントをご紹介します。

この記事の内容をざっくり言うと…
・開庁時間内と時間外では、婚姻届の提出窓口が異なるので注意
・開庁時間外に提出した婚姻届に大きなミスがあると、受理は後日になる
・事前確認、準備をしっかりして、婚姻届の提出をスムーズに!

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婚姻届は夜間でも時間外でも提出できる!開庁時間による提出手続きの違い

カップル 笑顔

婚姻届は、開庁時間にかかわらず多くの役所で24時間365日提出できるようになっています。つまり、必要な書類を揃えておけば、土日・祝日でも夜間・早朝でも手続きをしてもらえるのです。

開庁時間内か時間外かによって必要書類は異なりませんが、受付窓口など異なる部分もあるため注意しましょう。

それぞれの手続きの違いは次のとおりです。

開庁時間内・時間外の婚姻届の手続きの違い
開庁時間内 開庁時間外
提出窓口 戸籍課・市民課・住民課など 時間外窓口・夜間窓口など
提出可能な役所 ・日本国内の役所 ・日本国内の役所
(時間外窓口がなかったり、土曜日も開庁していたりなど、役所によって異なる)
手数料 無料
(戸籍謄本・戸籍抄本を入手する際に費用が発生する)
必要書類 ・身分証明書
・婚姻届
・戸籍謄本もしくは戸籍抄本
(本籍地に婚姻届を提出する場合は戸籍謄本・戸籍抄本は不要)
受理日・入籍日 提出日=受理日・入籍日となるのが基本
(大きな修正が必要な場合などは、修正対応完了日が受理日・入籍日となる場合も)
提出日=受理日・入籍日となるが、実際の受理作業は開庁時間内に行われる
(大きな修正などがあると、入籍日がずれる可能性が大きい)

提出窓口が異なる以外は、提出する側の手続きはほぼ同じです。

しかし、開庁時間外に婚姻届を提出しても、実際の受理作業は開庁時間内に行われることとなります。

開庁時間内の提出なら、その場で不備を修正することもできますが、時間外の場合はそうはいきません。

後日、受理手続きをしている過程で本人による修正が必要と判断されれば、対応した日が受理日・入籍日となってしまう可能性もあります。

手続きは一度で済ませたい人、入籍日にこだわりがある人は、事前準備をしっかり行いましょう。

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婚姻届提出時の持ち物

バック アクセサリー

婚姻届を提出する際、必要な持ち物・あると安心な持ち物は次のとおりです。

婚姻届提出時に必要なもの・あると良いもの
必要なもの・あると良いもの ポイント
婚姻届 結婚する二人と、証人二人が、必要事項を記入し、捺印したものを1通提出。提出後は役所で保管
戸籍謄本・戸籍抄本 本籍を管轄する役所以外に婚姻届を提出する際は戸籍謄本が必要
(役所によっては戸籍抄本でもOKの場合がある)
身分証明書 運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど、提出する人の身分証明書が必要
旧姓の印鑑 訂正が生じた場合に必要になる可能性があるため持参。姓が変わる人は旧姓のものを用意すること。認印でOK
証人の印鑑 証人のサイン欄に訂正がある場合に必要となる。捨印があれば軽微な修正は役所の担当者が対応可能

代理人が婚姻届を提出する際は、夫婦となる二人と証人が記入・捺印した婚姻届と、戸籍謄本などの添付書類(必要な場合)、代理人の身分証明書を持参しましょう。

ただし、役所によって必要書類が異なる場合もあるため、事前に提出先に確認したうえで必要な持ち物を用意するようにしてください。

婚姻届を提出できる場所

婚姻は役所に提出するのが基本ですが、提出できる役所は次のとおりです。

・夫婦の本籍地にある役所
・夫婦の所在地にある役所

提出先が限定されているように感じる人もいるかもしれません。しかし、「所在地」は「自宅がある場所」だけではなく「今いる場所(現在地)」も含まれます。

つまり、国内リゾートウエディングを挙げる場所、旅行先など、国内なら婚姻届はどこの役所でも提出できますので安心してください。

また最近では、郵送での婚姻届提出を受け付けてくれる役所もあります。

入籍日の指定ができなかったり、不備があると手続きに時間がかかったりするといったデメリットもありますが、「どうしても役所へ行けない」「二人で提出したい」という場合は、郵送での提出を検討してみても良いかもしれません。

婚姻届提出時に必要な書類は提出場所によって異なる

一覧表に記したとおり、時間内・時間外にかかわらず、婚姻届を提出する際に必要な書類は同じです。

ただし、本籍地のある役所に提出する、代理人が提出するなど、誰がどこに提出するかによって持ち物が変わりますので注意しましょう。

次では、婚姻届提出の流れをご紹介します。

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時間外に婚姻届を提出する際の手続きの流れ

夜 街

婚姻届の入手から、時間外に提出、受理されるまでの流れをまとめてみましょう。

婚姻届提出の流れ
婚姻届、戸籍謄本・戸籍抄本入手 ・開庁時間外でも、婚姻届の入手は可能
・戸籍謄(抄)本は開庁時間内に本籍地の役所で手続きが必要。郵送対応可能なところもある
※婚姻届の入手方法について詳しくは時間外に婚姻届を入手する方法
婚姻届記入 ・内容に不備がないよう必要事項を記入
※婚姻届の書き方について詳しくは「【見本写真あり】婚姻届の書き方マニュアルと気をつけたいポイント」参照
証人のサイン・捺印をもらう ・成人(18歳以上)二人分の署名が必要
・捨印ももらっておくと安心
身分証明書などを持って役所の時間外窓口へ 役所によって窓口が異なるため、事前に確認を!
婚姻届提出→受付(受理) 時間外の場合は、受付のみ。提出が済んだら帰宅してOK
役所担当者が開庁時間内に受理手続き 不備がなければ受理され、提出日が入籍日となるのが基本
書類に不備があった場合 ・捨印があれば、軽微な修正なら電話確認、役所担当者が修正
・役所担当者が対応できない内容の場合は、開庁時間内に本人が窓口へ足を運んで修正対応
・修正対応日が受理日・入籍日となる場合もあるので注意!

婚姻届の記載内容や提出書類に不備がないように気をつければ、手続きはとくに難しいことはありません。

無事に入籍できた後は、以下のような手続きが必要になるのであわせて確認しておくと良いでしょう。

次は、婚姻届提出の際の注意点を解説します。

時間外に婚姻届を提出する際の注意点

カップル 書類

繰り返しになりますが、開庁時間内であれば、提出したその場で役所の担当者が書類を確認して受理手続きを行ってくれます。

しかし、開庁時間外は婚姻届を受け付けるのみ。「記念日に入籍したい」「大安や天赦日に入籍したい」「誕生日に入籍したい」など、入籍日にこだわるなら、提出する前に次の点に注意しましょう。

・忘れ物がないようしっかりチェックする
・時間外窓口の場所を事前に確認しておく
・記入済みの婚姻届を事前に役所で確認してもらうと安心

また、開庁時間外での提出に限ったことではありませんが、婚姻届を記念に残したい場合は2枚記入、もしくはコピーしてから提出するようにしましょう。

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

忘れ物がないようしっかりチェックする

婚姻届を受理してもらうために必要な書類、提出する際に必要な持ち物などはしっかり確認し、余裕を持って準備しましょう。

忘れ物を取りに帰らなければいけなくなった、書類を取り寄せる必要があって希望の入籍日に提出できなかったということがないよう、気をつけてください。

時間外窓口の場所を事前に確認しておく

時間外だと思っていたが土曜日は開庁時間と同じ窓口で婚姻届を提出できた、あるいは時間外窓口がないといったケースもあります。

時間外で婚姻届を提出できる場所は役所によって異なるため、休日夜間窓口がどこにあるか事前にチェックしておきましょう。

裏口など、わかりづらい場所にあることも多いです。休日の役所で迷わないよう、気をつけてください。

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記入済みの婚姻届を事前に役所で確認してもらうと安心

婚姻届 記入

婚姻届の記載内容を提出前に役所で確認してもらうこともできます。

「この日に絶対入籍したい」「旅行先で提出したい」など、入籍日にこだわりがあるなら、開庁時間内に役所でチェックしてもらうことをおすすめします。

婚姻届の事前確認は代理人が行ってもOK

記入済みの婚姻届を事前に確認してもらう際は、代理人が窓口へ行っても大丈夫。平日どうしても本人が役所へいけない場合は、代理人にお願いしてみましょう。

指摘があった部分は、後で代理人から聞いて二人で修正し、入籍日までに不備のない婚姻届を用意してください。

念には念を!二人と証人の捨印を押しておく

捨印とは、誤りを正す際に押す訂正印に変わるもので、「修正が必要になった場合は修正してもいいですよ」という意思表示になります。

不備があるかどうかにかかわらず押しておけば、万が一のときに役所の担当者に修正対応してもらえて便利です。

二人の捨印はもちろん、証人にも捺印とは別に欄外に捨印を押してもらうようにしましょう。

婚姻届を記念に残す場合は2枚記入、もしくはコピーしてから提出する

提出・受理された婚姻届は、手元には戻りません。記念として残しておきたい場合は、提出用と保管用に婚姻届を2枚用意してください。

2枚書いてもよいですし、記入したものをコピーして手元に残し、原本を提出するのもよいでしょう。

提出してから「コピーさせてください!」とはいえません。必ず事前に対応してください。

時間外に婚姻届を提出することについて詳しく見てきましたが、時間外に婚姻届を入手する方法についても解説しておきましょう。

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婚姻届の入手方法は主に次の4つです。

・役所窓口でもらう
・Web検索してダウンロードする
・コンビニや店舗で入手する
・雑誌を購入して付録をもらう

手軽に婚姻届を入手したいなら、Web検索してダウンロードするのがおすすめ。

オシャレなデザイン婚姻届が無料でダウンロードできるサイトもあるため、チェックしてみてくださいね。

オシャレな婚姻届を入手できるおすすめサイト

役所でオーソドックスな婚姻届を入手するのもよいですが、オシャレなデザインの婚姻届なら、より気分が盛り上がるはず。オシャレな婚姻届を入手したいなら、次のサイトがおすすめです。

1. ハナユメ
2. アニヴェルセル婚姻届
3. 婚姻届製作所

ハナユメの婚姻届は、毎年デザインが更新されています。トレンド感たっぷりでオシャレな婚姻届を無料でダウンロードできるため、ぜひ利用してみてください。

アニヴェルセル婚姻届も無料でダウンロードできますが、婚姻届製作所は有料で購入となります。デザインによって金額が異なるため注意しましょう。

また、一般的な婚姻届なら札幌市役所ホームページでダウンロードできます。

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婚姻届を入手する際の注意点

婚姻届は、書き損じたときのために複数枚もらっておくようにしましょう。

また、インターネットサイトから婚姻届をダウンロードして利用する場合は、次の点に気をつけてください。

・A3サイズでインクが滲んだり消えたりしない用紙を使用する
・切込みなどの細工を加えない
・記入欄の中にデザインがある婚姻届は提出できない
・必要事項は、手書きで記入する

婚姻届記入時のポイントは以下の記事でもご紹介しています。

しっかり準備して提出したから大丈夫と思ってはいても、開庁時間外に提出した場合、ちゃんと受理されたのかどうか気になりますよね。次の章では受理されたことを確認する方法をご紹介します。

婚姻届が受理されたかどうかを確認する3つの方法

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婚姻届が無事に受理され、入籍できているかを確認するには、次の方法があります。

1. 婚姻届受理証明書をもらう
2. 住民票や戸籍謄(抄)本をとる
3. 電話で問い合わせる

詳しく解説しましょう。

1. 婚姻届受理証明書をもらう

婚姻届受理証明書は、婚姻届を提出した役所の窓口で開庁時間内に申請すればもらえる公的書類です。普通紙のものなら1通350円、上質紙タイプなら1,400円ほどで取得可能です。

新しい戸籍ができるまでの間、戸籍謄本・戸籍抄本の代わりになるため、パスポートの申請や失業保険の受給手続きなどの際に利用できます。

婚姻届受理証明書について詳しくは以下の記事をご覧ください。

2. 住民票や戸籍謄(抄)本をとる

婚姻届が受理されると新しい戸籍謄本が作成されます。それにともない、住民票に記載されている苗字や本籍地、筆頭者・世帯主との続柄なども変更されます。

戸籍謄本や住民票を取得して内容が変更になっていれば、婚姻届が受理されたと理解して良いでしょう。

ただし、新しい戸籍ができるまでには1~2週間かかる場合もあります。急いで確認したい場合は婚姻届受理証明書を取得する、あるいは役所に直接電話で問い合わせるなどの方法がおすすめです。

3. 電話で問い合わせる

開庁時間内に役所へ電話で問い合わせれば、婚姻届が受理されたかどうかを教えてもらえる場合もあります。開庁時間内に役所に足を運ぶのが難しい場合は、電話確認が便利でしょう。

まとめ

今回は、開庁時間による婚姻届提出手続きの違いや、時間外に婚姻届を提出する際のポイントについてご紹介しました。

要点をまとめると・・・
・開庁時間内と時間外では、婚姻届の提出窓口が異なるので注意
・開庁時間外に提出した婚姻届に大きなミスがあると、受理は後日になる
・事前確認、準備をしっかりして、婚姻届の提出をスムーズに!

この記事を参考に、開庁時間による婚姻届提出手続きの違いや、時間外に婚姻届を提出する方法を知り、しっかり準備を行いましょう。

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