結納と顔合わせの違いとは?69.5%の人が顔合わせのみを実施!

結納

結婚が決まると、「結納」や「両家顔合わせの食事会」を行なうことが多いでしょう。お互いの両親をよく知ってもらい、仲良くなるための第一歩の機会です。

しかし、「結納」と「顔合わせ」両方しなければならないのか、また聞きなれない「結納」とは具体的に何をするかなど詳しく知らない人も多いでしょう。

そこで今回は、「結納」と「両家の顔合わせ」両方を比較しながら紹介します。この記事を読めば、どのスタイルで行なうか判断できるようになるでしょう。

この記事の内容をざっくり言うと…
・結納とは婚約を調える儀式であり、婚約のしるしに品物を取り交わす事
・顔合わせとは、二人がそれぞれの親を紹介し両家の親睦を深める事
・69.5%の人が顔合わせのみを実施している

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結納と顔合わせの違いとは?それぞれ解説!

三々九度の盃 三献の儀

そもそも「結納」や「顔合わせ」とは一体どのようなものなのでしょうか?

それぞれの違いについて知り、両家の意向や考え方を確認した上で、どのような形式で行うかを決めると良いでしょう。

まずは「結納」とは何か確認していきましょう。

結納とは?

結納を知るにはまず「婚約」とは何かを知らなければなりません。

婚約は文字通り結婚の約束を交わすことです。しかし「結婚をする」という約束をした時点で成立し、婚約を証明するものがないため不確かな約束でもあります。

結納とは両家が、結納品や結納金などの金品を贈り合い、婚約成立とする日本の伝統的な儀式です。婚約したことを公にし、周囲に知らせることや両家が親族になることを確認するために昔から行われてきました。

結納の中でも種類が3種類ある!

結納は、仲人が両家を往復する「正式結納」、仲人と両家が一同に会して行う「略式結納(仲人あり)」、両家だけで行う「略式結納(仲人なし)」の3つの形式に分類されます。

正式結納に関しては、伝統的で厳かな儀式であるものの最近ではほとんど行われていません。

仲人夫妻が男性宅と女性宅を往復して結納品を届ける必要があり仲人への負担が大きいことや、結婚が家と家の結びつきという考えが薄れてきた傾向にあることもその要因と言えるでしょう。

仲人を立てる場合には職場の上司や恩師、親戚にお願いをすることが多く、円満な家庭を築いている方が理想です。仲人をお願いする場合には結納の約3か月前から遅くとも1か月前には依頼をすると良いでしょう。

しかし近年は、仲人をたてる人はごくわずかなので、結納の中では両家のみで行う「略式結納(仲人なし)」がほとんどといえるでしょう。

顔合わせとは?

料亭 外観

結納に代わり、現在主流になっているのが両家の顔合わせを兼ねた食事会です。

お互いの家族を紹介し合いながら食事をともにするカジュアルなものです。特に決まった形式もないため、セレモニー感を出すのであれば二人のあいさつや婚約記念品の交換を行うと良いでしょう。

また、両家の親睦を深めるために親だけではなく兄弟や同居している祖父母に参加してもらうのも良いでしょう。

結納と顔合わせの違いは【伝統的な儀式】かどうか

総合的に判断すると、日本の伝統的な婚約の儀式が結納、結納よりカジュアルに食事をしながら両家の親睦を深めるのが食事会と言えるでしょう。

両者の特徴を踏まえた上で、二人できちんと話し合うことは勿論、双方の親も交えて婚約スタイルを選ぶと良いでしょう。

もし両家の意見が分かれ、どちらかが結納を望む場合には、しきたりを重んじる家に合わせる方が以降のお付き合いがスムーズでしょう。

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両方しなければならない?69.5%の人が「顔合わせのみ」を実施!

食事会 顔合わせ

伝統的な儀式である結納と、結納と比べるとよりカジュアルな両家顔合わせですが、その両方を行う必要はあるのでしょうか?

ハナユメが先輩カップルに行ったアンケートは以下のようになっています。

結納と両家顔合わせを両方行った人は15.7%
結納のみ行った人は5.2%
両家の顔合わせのみ行った人は69.5%
両家の顔合わせも結納も行っていない人は9.7%


両家の顔合わせのみを行ったという人が大半を占める結果となっており、一般的には結納と顔合わせの両方を行う人は少ないと言えます。

具体的に「結納」と「顔合わせ」どのような違いがあるの?

祝儀袋 電卓

それでは具体的に「結納」と「顔合わせ」にはどのような点において違いがあるのでしょうか?

費用や場所、進行の違いについて、比較しながら細かく見ていきましょう。

1.費用について

結納 食事会
10.2万円 6.4万円

室料や食事代で結納の場合は10.2万円、顔合わせの場合は6.4万円が全国の平均金額となっています。

結納のほうが費用が高くなる理由としては、会場費や食事会にプラスして結納品や、次に見ていく主な実施場所の違いが費用の差として表れていると言えるでしょう。

結納や顔合わせにかかる費用は両家で折半をすることが一般的です。

2.場所について

結納 顔合わせ
女性の自宅 料亭
ホテルや結婚式場 個室のあるレストラン

実施場所については双方にとって、交通の便が良く落ち着いて話ができる場所を選びます。

結納に関しては女性の自宅かホテルや結婚式場で行われる方が多いようです。ホテルや式場で結納を行う場合、結納パックプランが用意されていることがほとんどです。

室料から祝い膳までがセットになっており当日の進行もスタッフがサポートしてくれます。手間がかからないので利用するのもよいでしょう。

顔合わせについてはカジュアル過ぎない個室のあるレストランや料亭がおすすめです。ホテルや結婚式場よりもリーズナブルに行えるケースが多いようです。

予約時に両家顔合わせであることを伝えると良いでしょう。

3.当日の流れについて

結納

1.男性側が結納品をもって入室、結納品をおく。続いて女性側も同様に行う。
2.まずは本人同士、続いて両親があいさつし着席。
3.男性の父親があいさつをする。
4.男性側の結納品を女性側に納める。
5.女性側が目録に目を通す。
6.女性側の受書を男性側に渡す。
7.女性側の結納品を男性側に納める。
8.男性側が目録に目を通す。
9.男性側の受書を女性側に渡す。
10.男性の父親と女性の父親が結びのあいさつを行う

結納には儀式ならではの、決まった流れがあります。上記に沿って進行すると良いでしょう。

▼もっと詳しく「結納の流れ」について知りたい方は以下の記事をご覧下さい。

顔合わせ

1.男性が食事会を始めるあいさつを行う。
2.男性と女性がそれぞれの家族を紹介し合う。
3.エンゲージリングなどの婚約記念品を贈り合う。
4.会食をしながら歓談を行う。
5.男性と女性が結びのあいさつを行う。

顔合わせの食事会のみという場合でも、進行役を決めメリハリをつけて進めるのがいいでしょう。

▼もっと詳しく「顔合わせの流れ」について知りたい方は以下の記事をご覧下さい。

4.準備物について

結納品

結納 食事会
結納品 婚約記念品
婚約記念品
受書
家族書
結納金

結納にはまず結納品が必要です。結納品とは結納品と縁起物を揃えた一式を指します。

結納品の内容や贈り方は地域によって様々ですが、大きく関東式と関西式に分かれます。

関東式では男女双方が結納品を贈り合うため「結納を交わす」といいますが、関西式では男性のみが女性に結納品を贈るので「結納を納める」といいます。

結納品の品数も9品目が正式ですが品数を7品5品3品と奇数に減らしてもよいとされています。

結納では、結納品の他にも結納の品物を記した目録と、結納金を取り交わした証となる受書、家族・親戚の紹介をする書類である家族書を用意しておきます。

結納品については専門店などで市販されている結納セットを利用すると便利です。インターネットでも購入可能です。

食事会での婚約記念品は、絶対に必要という訳ではありませんが、もう既に婚約指輪など贈ってしまっている場合でも、改めて両家のご両親にお披露目するとよいでしょう。

5.服装について

結納
(正礼装)
結納
(準礼装・略礼装)
顔合わせ
男性 スーツ スーツ
女性 振袖 ワンピース
振袖・訪問着
ワンピース
振袖・訪問着

正式結納を行う場合は袴や振袖の正礼装、略式結納の場合にはスーツやワンピースなどの準礼装にされることが多いようです。

顔合わせではラフな格好は避け、スーツやワンピースなど会場の雰囲気に合った服装を選びましょう。

また、重要なポイントは、両家の服装を揃えることです。事前に相談し、ドレスコードをすり合わせておく等して両家の格を揃えておくと良いでしょう。

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結納や顔合わせに関するQ&A!

プランナー 提案

結納や顔合わせに関して、疑問に感じられることの多い質問内容をまとめました。

あくまでも両家の意向や希望が最優先となり、一般的な回答にはなりますが参考にしていただくと良いでしょう。

日取りはどのように決めれば良い?

日取り スケジュール カレンダー

結納や顔合わせの婚約儀式は結婚式の6~3か月前に行うのが一般的です。

日柄を重んじる場合には六曜の大安、友引、先勝にあたる吉日を選ぶと良いでしょう。

おめでたいことは午前中に行うと良いとされているため、午前11時ころから結納式をはじめ昼食に祝い膳を囲み午後3時頃にお開きとするケースが多いようです。

しきたりや日柄にこだわらない場合には、午後からの開始や週末など両家が集まりやすい日を選んでもよいでしょう。

両家の実家が遠い場合はどこですれば良い?

実施場所は双方に交通の便の良い場所で行うことが理想ですが、両家の実家が遠い場合はどのように場所を選べば良いのでしょうか?

こういった場合は、二人の居住地か女性側の実家方面で行うのが一般的です。会場までの距離や時間、出席者の都合なども考慮に入れて決定しましょう。

食事代や会場費用は誰が払う?

お金 費用 電卓

結納金や結納品はそれぞれで用意をしますが、食事代や会場費用は両家で折半が一般的です。ただし一方が遠方である場合には交通費や宿泊費の負担も考え、負担が均等になるように配慮しましょう。

結納や顔合わせの会場を探す際のオススメサイト

パソコン

結納や顔合わせについて詳しく知ったところで、どのように結納や顔合わせの場所を探したらよいのでしょうか。

エリアで検索ができて条件検索も可能な比較サイトで探していただくことがおすすめです。

下記に、おすすめのサイトと特徴をまとめているので参考にしていただくと良いでしょう。

1.ぐるなびWEDDING

・結納や顔合わせに利用される高級店を厳選して紹介。
・料亭やホテル内レストランなどカテゴリーに分けて検索が可能。
・結納の予約だけではなく見学・下見の予約を行うことも可能。
・結納や顔合わせに関するマナーや費用等の基礎知識についてもサイト内に記載されている。

2.一休.com

・全国のエリアのレストラン会場を掲載。
・懐石料理や京料理など細かい料理ジャンルで検索が可能。
・駐車場やカード支払い可否等細かい条件検索からの絞り込みができる。
・利用者の口コミを確認することができる。

まとめ

いかがでしたか?今回は結納と顔合わせについて紹介しました。

要点をまとめると・・・
・結納とは婚約を調える儀式であり、婚約のしるしに品物を取り交わす事
・顔合わせとは、二人がそれぞれの親を紹介し両家の親睦を深める事
・69.5%の人が顔合わせのみを実施している

この記事を参考に、結納と顔合わせの違いを知ることができ、自分たちがどのスタイルで実施するか決めることができるでしょう。

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