冬の結婚式はゲストに迷惑?メリット・デメリットと寒さ対策まとめ
式場見学で冬の日程をすすめられ、見積もりの安さに驚いた人もいるかもしれません。一方で「寒い時期にゲストへ来てもらうのは申し訳ない」と感じて、決めきれない人も多いです。
ハナユメが「結婚式といってイメージする季節」を尋ねた調査では、春と秋を合わせて全体の8割近くを占め、冬と答えた人は1.7%でした。
ただしこの設問が聞いているのは季節のイメージであって、実際に式が挙げられている月でも、ゲストが負担に感じた月でもありません。
| 結婚式をイメージする季節 | |
|---|---|
| 春 | 46.0% |
| 夏 | 11.4% |
| 秋 | 32.7% |
| 冬 | 1.7% |
| その他 | 8.2% |
※出典:ハナユメWEBアンケート(2017年6月)調査数:404名
イメージの上で冬が少ないことは、裏を返せば式場の予約が埋まりにくい時期だという意味でもあります。実際にゲストが負担に感じているのは冬という季節そのものではなく、年末年始と重なる一部の日程に集中しています。
この記事では、ゲストの本音を示したアンケート結果から、冬に式を挙げる場合のメリットとデメリット、当日のおもてなしまでをご紹介します。まずは、ゲストが「困る」と答えた季節と月のデータから見ていきましょう。
- この記事の内容をざっくりいうと…
- ・ゲストが負担に感じるのは冬全体ではなく、年末年始と重なる日程
- ・12〜2月は式場の閑散期にあたり、割引プランが出やすい
- ・寒さ対策と早めの連絡があれば、ゲストの受け取り方は変わる
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「冬の結婚式は困る」と答えたゲストは24.7%。夏に次いで2番目に多い

冬の日程を考えるとき、いちばん気にかかるのは招待する人たちがどう受け取るかです。同調査で「結婚式に招待されて困ると思う季節」を尋ねたところ、夏が34.4%で最も多く、冬は24.7%で2番目でした。
暑さで汗ばむ夏と底冷えする冬は、どちらも移動や服装の負担が大きい時期にあたります。ただしこの数字は季節をひとまとめにしたもので、月ごとに見ると負担の重さはかなり偏っています。
月別で最も多いのは12月。年末年始との重なりが理由

「具体的にどの月が一番困るか」を尋ねた設問では、12月と答えた人が最も多くなりました。12月・1月・2月の3ヶ月間を合わせると、全体の半数以上を占めます。
12月と1月に多かったのは、次のような声です。
「クリスマスは大切な人と一緒に過ごしたい」
「お正月ぐらいは実家に帰ってのんびりしたい」
年末年始は帰省や休暇の予定が先に入りやすく、12月下旬から1月初旬にかけては、招待を受けても動きにくい人が多いです。逆にいえば、同じ冬でも1月中旬以降や2月であれば、この理由は当てはまりません。
月ごとの事情は12月の結婚式・1月の結婚式・2月の結婚式の記事でご紹介しています。
候補日が12月下旬から1月初旬に入っているなら、1〜2週ずらせるかどうかを式場に確認してみてください。ずらせない場合でも、費用面のメリットとゲストへの配慮をセットで考えれば、冬の日程は十分に成立します。
冬の結婚式が安くなる理由。12〜2月は式場の閑散期
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年末年始を外せそうだと分かったら、次に気になるのが費用です。冬は式を挙げる組数が少ないぶん、同じ式場・同じ内容でも見積もりが下がりやすい時期にあたります。
12月後半から2月は割引プランが出やすい
11月までは穏やかな気候を選んで式を挙げる組が多く、費用も高めに設定されています。12月に入ると予約が少しずつ減っていき、12月後半から1月にかけては、同じ内容でも大きく下がった価格で挙げられることがあります。
結婚式業界では、8月・12月・1月・2月が閑散期にあたります。この時期の式場は1組でも多く集めようとするため、ドレスやケーキ、撮影代がセットになったパックプランや、期間限定の割引プランを用意していることが多いです。平日や仏滅を選べば、そこからさらに下がる場合もあります。
実際に、筆者の知人も2月初旬ごろに結婚式を挙げましたが、「思っていたよりも費用がかからず助かった」と後日話していました。
両家の親への相談が先。地域の風習にも注意が必要
費用の面では有利な冬ですが、日程を先に押さえてから親に伝えると、あとで調整がきかなくなることがあります。「お盆や年末年始に祝い事をしてはならない」という風習が残る地域もあるため、候補日の段階で両家の親に相談しておくと安心です。
風習の有無は親世代でないと分からないことが多く、ふたりだけで判断できる話ではありません。その点さえ確認できれば、冬は予算に限りがあるふたりにとって選びやすい時期です。
候補日をいくつか出したうえで親に相談すると、風習の確認と日程調整を一度に進められます。冬に選べるのは費用面の条件だけではないため、次の章でメリットを整理します。
冬に結婚式を挙げるメリット3つ
費用の安さだけで冬を選ぶと、準備が進んだあとに「ほかの季節のほうがよかったのでは」と迷いが戻ってくることがあります。冬にしか選べないものを先に知っておくと、その迷いは小さくなります。
- 【冬に結婚式を挙げるメリット】
- ・希望の日程が選びやすい
- ・クリスマスやバレンタインと絡めた演出ができる
- ・日没が早く、イルミネーション演出を入れやすい
希望の日程が選びやすい
ほかのカップルが避ける時期ということは、自分たちの希望どおりに日取りを決めやすいという意味でもあります。ハナユメの調査によると、12月・1月・2月の3ヶ月間に結婚式を挙げるカップルは全体の18.3%でした。
※出典:ハナユメWEBアンケート(2018年12月)調査数:441名
土曜の午後や大安といった人気の枠が残っていることもあり、着たいドレスが先に押さえられている可能性も低くなります。1日1組の貸し切りになるケースもあるため、ほかの花嫁と顔を合わせずに準備を進められます。
クリスマスやバレンタインと絡めた演出ができる

12月のクリスマス、2月のバレンタインは、そのまま式のテーマに使えます。クリスマスなら式場にツリーを飾ったり、サンタの衣装でゲストにプレゼントを配ったりする演出もできます。各テーブルにミニツリーを置く方法もおすすめです。
バレンタインの時期であれば、スイーツビュッフェにチョコレートフォンデュを並べ、赤と茶系で披露宴会場をまとめるのもいいでしょう。テーマが先に決まっていると、招待状やペーパーアイテムの方向性も決めやすくなります。
日没が早く、イルミネーション演出を入れやすい
キャンドルやLEDで式場の内外を照らす演出は、季節を問わず取り入れられます。ただし日が長い時期は暗くなるのを待つ必要があり、進行に組み込みにくくなります。
冬は空気が澄んでいて日没も早いため、夕方5時ごろに始めるナイトウエディングであれば、演出のタイミングを合わせやすいです。イルミネーションのなかを雪が舞う入退場は、この時期でなければ成立しません。
日程の自由度、季節のイベント、光の演出と、冬を選ぶ理由は費用だけではありません。ただしこれらは、寒さへの備えがあってはじめて成立します。
冬に結婚式を挙げるデメリットと、その対策
冬に決めたあとに出てくるのが、当日の天候と気温をどうするかという問題です。変えられない条件もありますが、準備の段階で手を打てるものがほとんどです。
- 【冬に結婚式を挙げるデメリット】
- ・寒さ対策がゲスト全員ぶん必要になる
- ・降雪で交通機関が止まる可能性がある
- ・年末年始と重なると連絡を早める必要がある
ゲスト全員ぶんの寒さ対策が必要になる
冬は最高気温が10℃を下回る日も多く、新郎新婦とゲストの双方に寒さ対策が必要です。開始時刻を昼過ぎに設定すると、いちばん冷え込む時間帯を避けられます。
ナイトウエディングを検討している場合は、披露宴の前と後で気温が大きく変わります。受付にカイロを置く、帰りのタクシーを手配しておくといった準備をしておけば、ゲストの負担を下げられるでしょう。
降雪で交通機関が止まる可能性がある

雪で電車や飛行機が止まると、ゲストだけでなく新郎新婦自身も式場にたどり着けません。普段はめったに雪が降らない地域でも、突然の大雪に見舞われることがあります。
この対策は式場選びの段階で打てます。駅から歩ける距離にあるか、近くに泊まれるホテルがあるかを確認しておくと、当日の天候に左右されにくくなります。遠方から来るゲストが多い式なら、宿泊施設が併設されているかも見ておくと安心です。
年末年始と重なるときは連絡を早めに
年末年始に日程が重なった場合は、決まった時点でゲストに伝えましょう。勤め先によってはクリスマスから年末年始が休暇に入るため、予定が先に埋まっていたり、新幹線や飛行機のチケットが取れなかったりすることがあります。
避けられるなら避けるに越したことはありませんが、式場の空き状況や両家の都合で動かせないケースもあります。その場合は、日取りが決まった時点での連絡と、お車代の上乗せで対応している人が多いです。
新郎新婦自身の防寒も忘れずに
寒さ対策はゲスト向けで語られがちですが、いちばん薄着で一日を過ごすのは花嫁です。肩や背中が出るドレスが多く、屋外での撮影や送賓では冷えが体にこたえます。
ボレロやストール、長袖のトップスをドレスに合わせて用意しておくと、写真の印象を変えずに寒さをしのげます。控室で使うカイロやひざ掛けを準備しておく、屋外撮影の時間を短く区切るといった進行の工夫も、当日の負担を下げる方法です。
寒さも雪も日程も、対策の中身は準備期間に決まります。式場を決める前に、この3つをプランナーに確認しておくと、当日の不安をかなり減らせるでしょう。
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※式場、日時、人数によっては、割引額が100万円より下回る場合もあります
寒い時期だからできるゲストへのおもてなし5つ
寒いなかを足を運んでくれるゲストに対して、当日できることは意外と多くあります。式場に頼めるものと自分たちで用意するものに分けて、5つご紹介します。
- ・カイロやブランケットを用意しておく
- ・ホットドリンクを用意しておく
- ・式場に暖房器具の用意を依頼する
- ・外に出る演出があるなら事前に告知しておく
- ・タクシーチケットを手配しておく
カイロやブランケットを用意しておく

受付にカイロを置いておくのが、最初にできるおもてなしです。式場に着いた時点で手が冷えているゲストも多く、渡すだけで印象が変わります。帰り道も気温が下がるため、プチギフトに添えて手渡すのもおすすめです。
また薄着で装う女性ゲストのために、ブランケットがあると喜ばれます。式場が用意している場合もありますが、枚数に限りがあったり、そもそも置いていなかったりします。
招待人数が多いと全員ぶんをそろえるのは大変なため、レンタル業者を使う方法もあります。少人数の式であれば、「来てくれたお礼に」とギフトとして渡してしまう選び方もあります。
ホットドリンクを用意しておく
ウェルカムドリンクには、カフェインが少なめの玄米茶やハーブティー、温かいコンソメスープが向いています。コーヒーや紅茶はカフェインが多く、お手洗いが近くなるため、食後以外では避けたほうが無難です。
お酒が飲めるゲストが多い式なら、ホットワインやホットカクテルを用意しておく選び方もあります。温かい飲み物があるだけで、受付から挙式までの待ち時間の印象が変わります。
式場に暖房器具の用意を依頼する

ガラス張りのガーデンに面した披露宴会場は暖まりにくく、冷え込みが予想されるナイトウエディングでも同じことが起こります。エアコンに加えて大型のヒーターを入れてもらえると心強いです。
ただし多くの式場はエアコンだけで足りると考えているため、相談がなければ追加の手配はされません。暖房器具を増やしたいときは、打ち合わせの段階でプランナーに伝えておきましょう。
外に出る演出があるなら事前に告知しておく
屋外での演出や移動がある場合は、招待状に一言添えておくと親切です。式場までの移動で着てきたコートはクロークに預けてしまうことが多く、伝えておかないと本番中に寒い思いをさせてしまいます。
事前に分かっていれば、ゲストのほうで厚手のインナーを選ぶといった備えができます。服装を決めるのは当日の朝ではないため、招待状の段階で伝えておくのが確実です。
タクシーチケットを手配しておく
最寄り駅から式場までのタクシーチケットを手配しておくと、往復の移動でゲストに負担をかけずに済みます。駅から離れた式場でバスを乗り継ぐ必要がある場合は、時間も短縮できます。
二次会に移動するゲストが多いときは、タクシーより送迎バスのほうがまとまって動けるでしょう。式場内で快適に過ごしてもらうことと、行き帰りの移動を楽にすることは別の準備なので、どちらも早めにプランナーへ相談しておくと安心です。
まとめ
冬の結婚式は、ゲストの負担と費用のメリットが同時に出てくる時期です。どちらを重く見るかで判断が変わるため、次の順番で決めていくと迷いにくくなります。
- 要点をまとめると…
- ・ゲストが負担に感じるのは冬全体ではなく、年末年始と重なる日程
- ・12〜2月は式場の閑散期にあたり、割引プランが出やすい
- ・寒さ対策と早めの連絡があれば、ゲストの受け取り方は変わる
最初に候補日が12月下旬から1月初旬に入っていないかを確かめ、次に両家の親へ風習の有無を相談します。そのうえで式場見学に進み、駅からの距離と暖房の手配を確認すれば、冬ならではの条件を味方にできます。
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