授かり婚の報告で注意するポイントまとめ!結婚までのスケジュール
「授かり婚」は今や、「約5人に1人が結婚期間よりも妊娠期間が短い」といわれるほどスタンダード。
しかし、予期せぬ妊娠で喜びと不安を同時に感じている人もいることでしょう。
特に、両親や職場といった目上の人の中には、授かり婚に対してネガティブなイメージをもっている人も見受けられます。
そこで今回は、授かり婚を両親や職場に報告する際の注意点をご紹介します。
また、「授かり婚でも結婚式をしたい」「マタニティ婚に対応できる結婚式場を知りたい」という人のための情報もお伝えします。
この記事を読めば、授かり婚の不安がなくなり、周囲へスムーズに報告することができるでしょう。
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・第1子誕生までの結婚期間は6ヶ月がピーク=授かり婚も多い
・授かり婚はおめでたいこと!否定派もいるが肯定派も多い
・誠意と覚悟をもって報告すれば、両親も納得してくれる!
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実はスタンダード!約5人に1人が「授かり婚」をしている
厚生労働省が発表した「出生に関する統計(令和3年度)」によると、「結婚期間が妊娠期間より短い出生(嫡出第1子出生)」の割合は、令和元年で18.4%となっています。
つまり、単純に計算すると約5人に1人は授かり婚であることがわかります。
20代前半で約6割、20代後半では2割が授かり婚!
もう少し詳しく見てみると、結婚期間が妊娠期間より短い期間で第一子を出産した母親の年齢は、20歳未満で8割、20代前半で6割、20代後半で2割となっています。
若い世代で授かり婚が多いものの、30代以降でも1割が授かり婚をしており、幅広い年代で妊娠をきっかけに結婚していることがわかります。
そもそも「授かり婚」とは?「できちゃった結婚」とは違うの?
「授かり婚」とは、妊娠してから結婚すること。妊娠も結婚もおめでたいことであるため、「おめでた婚」「Wハッピーウエディング」などともいわれます。
「できちゃった結婚」も、結婚の前に妊娠することを指しますが、妊娠をよりポジティブに受け止める人が増えたことで、授かり婚という言葉が生まれた印象があります。
とはいえ、「できちゃった結婚」のイメージから、結婚前の妊娠をネガティブにとらえる親や上司もゼロではありません。
授かり婚を周囲に報告する際のポイントを次でお伝えしましょう。
結婚も赤ちゃんも、ポジティブに受け止めてもらう結婚報告のポイント
妊娠が発覚し、結婚をすることになった場合に気をつけるべきポイントは何でしょうか。通常の結婚報告とは少し異なるため、事前に注意点を確認しておきましょう。
妊娠の有無にかかわらず結婚の意思があったことを伝える
二人の結婚報告が「妊娠したから結婚する」という内容では、「仕方なく結婚するのかな」「祝福してもいいのだろうか?」と周囲も困惑してしまいます。結婚相手の親が、「二人でやっていけるのだろうか…」と不安になる可能性も。
そうならないために、二人が授かり婚をポジティブにとらえつつ、「もともと結婚する意思があった」ことを伝えましょう。
周囲への配慮を忘れない
妊娠や結婚を喜ぶあまり、幸せオーラを出し過ぎるのも良くありません。
周囲に、結婚や妊娠を待ち望んでいるにもかかわらずまだご縁がないという人もいることも。また、つわりや体調不良で仕事を休みがちになったり、産休・育休で周りに仕事の調整をしてもらったりする可能性もあります。
喜びをかみしめつつも、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
できるだけ早いタイミングで結婚報告をする
妊娠がわかったら、できるだけ早いタイミングで親への結婚報告をしましょう。つわりがひどかったり、結婚を機に仕事を辞めたりする場合は、職場への報告も早めのほうが良いかもしれません。
「安定期に入るまでは…」と考える人もいるかもしれませんが、周囲に迷惑をかけないことを心がけてください。
この3点を踏まえつつ、親や上司、友人などへの結婚報告について詳しくお伝えします。
親への授かり婚の伝え方
親へ授かり婚を伝える流れは次の通りです。
できるだけ早く、自分の親へ妊娠と結婚報告
まずは、自分の親へ「妊娠したこと」「結婚を考えている相手に会ってほしいこと」を伝えます。
突然の妊娠発覚で、自分自身も驚いたり伝え方を悩んだりすることもあるでしょうが、迷っているうちに時間はどんどん過ぎてしまいます。
妊娠中は、できるだけストレスを抱えないほうが良いこともあり、できるだけ早いタイミングで自分の両親へ伝えましょう。
できれば自分の親に直接会って妊娠と結婚を報告することが望ましいですが、遠方で難しいようなら電話で一報を入れましょう。
相手の親への結婚挨拶と妊娠の報告
自分の親への結婚報告で、相手に会ってもらうための日程を調節したら、いよいよ二人そろってそれぞれの親へ結婚挨拶に行きます。
結婚挨拶の順番は、「女性の実家→男性の実家」が一般的(婿養子の場合は、男性側への挨拶から)。
よほどの事情がない限りは、妊娠している女性の親への挨拶を先に行いましょう。
誠意をもって結婚を許してほしいと伝える
授かり婚が増えたことにより、結婚前の妊娠に寛容な親も見受けられますが、すべての親がそうだとは限りません。
結婚と妊娠の順番が逆になってしまったことを謝罪しつつ、二人の結婚を許可してもらえるよう誠意をもって話をしましょう。
先ほどもお伝えしたとおり、「妊娠がわかる前から結婚の意思があったことをしっかり伝えてください。
授かり婚の場合の結婚挨拶例
「私と○○さん(相手の名前)は今回のことが発覚する前から互いに真剣に交際してきました。
そして、今では二人が授かった命を共に大切に育てていこうと約束しています。
まだまだ未熟な点はありますが、○○さん(彼女の名前)と産まれてくる子どもをしっかりと守っていきますので、結婚を許して頂けませんでしょうか」
結婚挨拶の言葉は違えど、服装や流れは授かり婚でもそうでなくても同じ。
結婚挨拶について詳しくはこちらをご覧ください。
続いて、職場への結婚報告について見ていきます。
職場への授かり婚の伝え方
職場への結婚報告は、結婚式や入籍の3ヶ月前を目安に行うのが一般的。しかし、授かり婚の場合は少し事情が異なります。
体調を見ながら、早めに直属の上司へ妊娠と結婚を報告
妊娠中は体調の変化が起こりやすく、特につわりがひどい場合などは、頻繁に休みをとる必要が出てくるかもしれません。
また、仕事内容によっては避けたい業務もでてくるでしょう。
そのため、お互いの親への結婚挨拶が済んだら、会社側に迷惑をかけないよう早めに直属の上司に妊娠と結婚報告を。
上司への妊娠・結婚報告では、結婚後も仕事を続けるのか、育休や産休を希望する場合は出産予定日なども伝えること。
結婚式に招待する場合は、その旨も添えてください。
同僚の伝え方やタイミングは上司の判断にゆだねる
「安定期に入るまでは他の社員には知らせずに、上司がさりげなく仕事を調整する」「妊娠していると難しい仕事も多いため、体調優先でできるだけ早めに伝える」など、同僚へ結婚と妊娠を伝えるタイミングは上司に判断してもらいましょう。
上司から伝えてもらうのか、個別に自分で伝えるのか、同僚への妊娠・結婚報告の仕方も、直属の上司と相談しながら決めるのがベストです。
仲の良い同僚への報告はケースバイケース
仲の良い同僚には上司より先に妊娠や結婚を報告したいもの。
しかし、職場への結婚報告は、「直属の上司→同僚」の順に行うのがマナーです。
上司より先に同僚に伝えると、自分から妊娠と結婚を伝える前に上司の耳に入ってしまう可能性もあります。先に同僚に伝えるかどうかはケースバイケースで考えましょう。
もしも仲の良い同僚に先に伝える場合は、上司に伝えるまで口外しないよう念を押してください。
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続いて、友人・知人への結婚報告についてです。
友人・知人への授かり婚の伝え方
友人や知人への授かり婚報告は、安定期以降にするのが一般的。特に親しい友人に対しては、早めに報告する人も多いようです。
友人への結婚報告は両親への結婚挨拶の後
早めにといっても、両親への妊娠・結婚報告が最優先。
何らかの理由で両親から結婚を反対されたら、破断になってしまう可能性もあります。
大切な友人に心配をかけないためにも、お互いの両親に結婚を認めてもらってから報告するようにしましょう。
友人グループ内で報告漏れがないように!
「他の友達は結婚も妊娠も知っていたのに、私だけ聞いていない」となると、その人に疎外感や仲間はずれ感を与えかねません。親しいグループ内では特に、報告漏れがないよう注意してください。
報告漏れを防ぐため、事前に報告する友人をリストアップしておくと良いでしょう。
直接会うタイミングで報告できるとベター
友人の場合、メールやSNSで気軽に報告できることが多いですが、妊娠や結婚のように大切な報告は、親しい間柄ほど直接伝えたいものです。
相手の迷惑にならないタイミングを狙って、会う約束をしてみてはいかがでしょうか。
友人が遠方に住んでいる場合は、結婚式の招待状リストアップのタイミングで妊娠や結婚を伝えたり、結婚式の演出として「妊娠&性別発表サプライズ」をしたりするのも楽しめますよ。
授かり婚の場合、妊娠発覚から入籍・結婚式まで短期間で進めなければならないイメージがありませんか。授かり婚のスケジュールについて、次でお伝えしましょう。
妊娠しているからこそ抜かりなく!妊娠発覚から結婚までのダンドリ
授かり婚の場合、体に負担をかけないよう気をつけながら結婚準備を進めていかなければなりません。
出産予定日も決まっているため、動ける期間も限られます。
スムーズに準備していけるよう、ダンドリをしっかりチェックしておきましょう。
妊娠判定と産院の検討
「妊娠したかも…」と思ったら、産婦人科で妊娠検査をしてもらいましょう。妊娠が確定したら、出産準備を始めていきます。
「妊婦検診はできるけれど出産には対応していない」「妊娠判定をした人以外の出産は受け付けない」など、産院によってルールはさまざま。産院が少ない地域では、枠がすぐに埋まってしまい、受け付けてもらえないケースも考えられます。
両親への結婚報告をどうしようかと悩むタイミングでもありますが、生まれてくる赤ちゃんのために、出産準備を進めてください。
妊娠中の方必見!鉄分が多く含まれる食べ物とは?効率よく摂って貧血対策!
両親への結婚報告・結婚挨拶
出産準備を整えながら、お互いの両親への結婚報告と結婚挨拶も進めていきます。まずは自分の親へ妊娠・結婚を伝え、お互いの家へ結婚挨拶に行きましょう。
両家顔合わせ・結納
両家両親から結婚を承諾してもらえたら、両家顔合わせや結納を行います。
両家がそろう場であらためて、結婚に向けての決意、今後の生活についてのビジョンなど、誠意をもって伝えてください。
入籍のタイミングや結婚式の有無、結婚後の住居や仕事、出産場所なども、この場で話し合っておくと良いかもしれません。
結婚式について検討・相談
妊娠中でも結婚式をすることは可能です。妊娠週数を考慮しつつ、安定期中に結婚式をするのか、出産後にするのかを検討しましょう。
妊娠発覚のタイミングや結婚挨拶などの時期によっては、結婚式の準備期間が短く感じるかもしれません。しかし、ダンドリよく結婚式の準備を進めれば、式場決定から結婚式当日までの期間が1ヶ月でも大丈夫。
さらに、ハナユメ相談サポートなどのプロに相談すれば、結婚式場探しもスムーズです。
体に負担をかけないよう気をつけながら、式場探しや結婚式の準備を進めてくださいね。
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入籍の準備
授かり婚であっても「記念日や誕生日に入籍したい」など、入籍日にはこだわりたいという人も多いです。
しかしながら、出産後に入籍となると、認知届をはじめ児童手当や保険証など、さまざまな手続きが必要になります。
お腹の赤ちゃんや妊娠中の体調を優先しつつ、よりよい入籍日を選んで準備を進めましょう。
新居の検討・引っ越し
結婚準備としてだけでなく、赤ちゃんを迎える準備としても、新居や引っ越しの検討は重要です。
内覧や引っ越し会社への見積もり依頼、荷物の梱包など、引っ越しにはかなりの労力がかかります。女性の体に負担がかからないよう、男性主導で準備を進めましょう。
また、臨月になるとお腹が大きくなり引越し作業が難しくなったり、予定日よりも早く生まれる可能性も十分にあります。
できれば、妊娠7~8ヶ月頃までに引っ越しを済ませておくと安心です。
新婚旅行の相談
「赤ちゃんが生まれる前に二人で思い出を作りたい!」と妊娠中に新婚旅行を希望する人もいるでしょう。
しかし、妊娠中は急な体調の変化や予期せぬトラブルが起こる危険性があります。
もし行きたいのであれば、産婦人科の医師にしっかり相談をして、時期や行き先を慎重に検討しましょう。海外旅行よりも、電車や車で行ける場所を選ぶのがベターです。
妊娠中の体に負担をかけない!結婚準備をダンドリよく進める方法
結婚準備をざっくりまとめると、
- ・結婚報告・挨拶
・婚約・結婚指輪の準備
・顔合わせ・結納
・入籍の手続き
・結婚式のイメージを膨らませる
・希望条件の整理
・候補の式場選び
・フェア参加
・式場決定
・打ち合わせ
・結婚式当日
となります。さらに、各フェーズで3~13項目くらいのポイントについて準備・検討しなければなりません。
妊娠中で思うように動けない中、「いつ何をしなければいけないの?!」「何か準備を忘れていないかな…」と不安になる人も多く見受けられます。
そんなときは、ハナユメの「結婚式準備ノート」を活用してみてください。
先輩花嫁約500人の協力のもとで完成した「結婚式準備ノート」には、先輩花嫁からのアドバイスが満載!結婚式までのダンドリに沿って準備を進めていけば、ヌケモレなくスムーズに結婚準備を進められるでしょう。
先ほど、妊娠中でも結婚式はできるとお伝えしましたが、「ウエディングドレスをキレイに着こなしたい」「けじめとして子どもが生まれる前に結婚式をしておきたい」など、さまざまな想いがあることでしょう。
後悔なく結婚式の時期を決められるよう、授かり婚のメリット・デメリットを次でお伝えします。
産前と産後、どちらの結婚式?産前に式を挙げるメリット・デメリット
よりステキな結婚式を挙げたいと思っている人のために、マタニティ婚のメリットとデメリットを整理してみましょう。
マタニティ婚のメリット
- ・おなかにいる赤ちゃんと一緒に結婚式ができる
・マタニティフォトにもなる
・育児がスタートする前に結婚式ができる
・けじめがつけられ、夫婦になった実感がわく
・結婚→出産の順序が保てる
・両親への感謝を伝える場面をつくれる
出産後は子育てが忙しく、結婚式のタイミングを見極めるのが難しいという声も耳にします。
対してマタニティ婚は、「安定期中」「出産前」と結婚式をする期間が限られます。
一気に結婚式準備を進められ、結婚式当日をスムーズに迎えられるケースが多いようです。
また、結婚式中に子どものお世話をすることもなく、ゲストとともにゆったりと結婚式当日を過ごせることも大きなメリットといえます。
マタニティ婚のデメリット
- ・体調管理が難しい
・大きなお腹で着られるウエディングドレスが限られる
・招待から結婚式当日までの期間が短くゲストに負担をかける可能性がある
・費用が心配
妊娠中は体調が安定せず、急に気分が悪くなったり、場合によっては早期入院というケースもあり得ます。
そのため、結婚式準備も当日の進行も、体調優先で考える必要があるでしょう。
また、「着たいドレスを着られない」「すでに予定が入っていて招待したいゲストに出席してもらえない」という声も。
さらに、結婚式の費用を支払った後に出産費用もまかなわなければならないといった心配も出てきます。
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産後のファミリーウエディングにもメリットはたくさん!
子どもが生まれてから行う産後の結婚式は、「ファミリーウエディング」や「パパママキッズ婚」といわれます。
- ・結婚式を挙げる時期にリミットがない
・二人や赤ちゃんの状況から結婚式のタイミングを判断できる
・家族の記念写真が撮れる
・着られるドレスの幅が広がる
・産後ダイエットの励みになる
・結婚式当日の体調を気にしなくても良い
など、多くのメリットが挙げられます。その一方で、下記のような声も。
- ・赤ちゃんと一緒の結婚式準備は大変
・結婚式当日、子どもの体調不良の可能性がある
・子育てで忙しく結婚式が延び延びになる
優先すべき点を整理し、出産前にマタニティ婚をするのか、出産後にファミリーウエディングをするのか、二人でよく話し合って、より良い選択をしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか。今回は授かり婚のイメージと報告の際の注意点、さらには結婚までのスケジュールについてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・第1子誕生までの結婚期間は6ヶ月がピーク=授かり婚も多い
・授かり婚はおめでたいこと!否定派もいるが肯定派も多い
・誠意と覚悟をもって報告すれば、両親も納得してくれる!
この記事を参考に、授かり婚の不安を取り除いて心から喜び、周囲にもスムーズに報告ができると良いでしょう。
監修者情報
マタニティウエディングを考え始めたら