【コロナ禍の結婚式】安心・安全な結婚式をするポイントは?結婚式ガイドラインまとめ
2020年5月、公益社団法人日本ブライダル文化振興協会より「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」が発表されました。これにより、各結婚式場の今後の対応が明確になりつつあります。
でも、「内容が難しくてよくわからない」「結局、どのような結婚式をあげればいいの?」と疑問に思う人も中にはいるかもしれません。
そこで、結婚式場業のガイドラインをもとに、これからのニューノーマル時代の結婚式を挙げる際のポイントについてご紹介します。
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・結婚式に潜む主な感染リスクは「接触感染」と「飛沫感染」
- ・新型コロナウイルス感染症リスクの少ない結婚式を挙げるポイント紹介
- ・結婚式場を探す際はハナユメウエディングデスクに相談すると安心
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結婚式における主な感染リスクは「接触感染」と「飛沫感染」
人から人へと感染する新型コロナウイルス。もしもウイルスに感染した人が結婚式に出席していた場合、
・ドアノブ・テーブル・椅子などを触ることで感染する「接触感染」
・新郎新婦・ゲスト・スタッフ間の会話による「飛沫感染」
などにより、ほかの人へ感染が広がるリスクがあると考えられます。
そんな結婚式における感染リスクを減らすため、2020年5月14日、公益社団法人日本ブライダル文化振興協会より「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」が発表されました。
「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」とは
結婚式における「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」を発表した公益社団法人日本ブライダル文化振興協会とは、ホテルや結婚式場、ブライダルに関わる企業などが加盟している業界団体です。
新しい生活様式が求められる状況下において、以降はこのガイドラインをもとに結婚式が行われていくものと考えられます。
安心・安全な結婚式を挙げるために発表されたこのガイドラインの内容を、次章以降で解説していきます。
ガイドラインに基づく感染リスクの少ない結婚式を挙げるポイント5つ
ガイドラインの内容は、次のようなポイントにまとめられます。
- 1. ソーシャルディスタンスを保てるようゲスト数を減らす
- 2. こまめに手指の消毒ができるようアルコール消毒などを配置する
- 3. 新郎新婦・ゲスト・スタッフの接触機会を減らす
- 4. ゲストのマスク着用を推奨する
- 5. 不要な外出は控え、結婚式の打ち合わせもオンラインで行う
各ポイントとその対策について詳しく解説していきましょう。
1. ソーシャルディスタンスを保てるようゲスト数を減らす
今後はゲスト同士の間隔を少なくとも1~2mあけた席配置が推奨されるため、各結婚式場の最大収容人数はこれまでよりもかなり少なくなるでしょう。
また、大人数が一堂に会することを控えるため、ゲスト数を減らすことを求められる可能性も考えられます。
具体的には以下のような対策が必要になってくるでしょう。
テーブル数を増やして1卓あたりのゲスト数を減らす
まずは、1テーブルあたりのゲスト人数を減らし、テーブル数を増やすという方法があります。
ただし、図のようにテーブル同士の距離も十分に確保する必要があるので、会場が狭く、ゲスト数を減らせない場合は、会場の探し直しが必要になる可能性もあります。
収容人数や会場レイアウトについて、改めて結婚式場に確認・相談するようにしてください。
ガーデンウエディングなど、オープンスペースでの結婚式も検討する
いわゆる“3密”を防ぐため、「閉鎖空間で結婚式を行わない」という選択肢もあります。ゲスト数を最小限にしつつ、ガーデンやテラスなどのオープンスペースで結婚式を行うことも検討してみましょう。
ただし、全天候型ガーデンとうたわれている会場の中には、壁や天井で空間を区切り、オープンスペースとは言えないものもありますので注意が必要です。
また、建物内で結婚式をするとしても、窓や出入口など開口部が多く、十分な換気ができる会場をおすすめします。
ガーデンウエディングについて詳しくはこちらをご覧ください。
オンラインでも結婚式に参加してもらえるよう配慮する
結婚式場にゲストを集めるだけでなく、自宅などからオンラインでも結婚式に出席してもらえるような配慮をするのもよいでしょう。
オンラインでの出席を基本に考えた「オンライン結婚式」もよいですが、「結婚式はやっぱりゲストを集めておもてなししたい」という人もいるはず。
そんな人は、結婚式場での結婚式を基本に考え、希望者がいる場合にオンラインで中継できるような準備をしておくと安心です。
オンライン結婚式について詳しくはこちらをご覧ください。
2. こまめに手指の消毒ができるようアルコール消毒などを設置する
結婚式場の出入口はもちろん、トイレや控室、受付、チャペルや披露宴会場の入り口、披露宴テーブルなど、各所にアルコール消毒などを設置することも大切です。
基本的には、式場側で用意されている場合が多いと思いますが、洗面スペースのアメニティとしておしゃれなボトルに入れて設置するなど、新郎新婦からゲストへのおもてなしとして用意してもよいでしょう。
ドアノブなどゲストが触る場所の消毒については結婚式場に確認する
ドアノブなど多くのゲストが触れる部分の消毒は、結婚式場側で頻繁に消毒してくれる場合もあります。
ゲストがドアノブを触らなくて済むよう、スタッフがドアの開閉をしてくれるケースもあるようです。
入り口での各自の手指消毒のみなのか、それとも式場側がこまめに消毒してくれるのかなど、どのような対応になるのか担当スタッフに確認しましょう。
3. 新郎新婦・ゲスト・スタッフの接触機会を減らす
ゲスト同士はもちろん、新郎新婦、スタッフ間の距離も保ち、また結婚式の時間を短縮することで接触機会を減らすことができます。
そのほかにも、次のような対応があります。
密集・密封空間の使用は禁止する
前述のとおり、ドアや窓を閉め切った空間の使用を禁止することで、3密を避けましょう。
例えば、室内の喫煙スペースは使用しない、外に喫煙スペースを置く場合もソーシャルディスタンスを保てるよう人数制限をするなどの対応も必要かもしれません。
受付や待合スペースを設置しない
受付や待合スペースを設けずに、ゲストが結婚式場に到着したらそのまま挙式会場や披露宴会場に入ってもらいます。
これにより、受付担当者とゲスト、待合スペースでのゲスト同士の接触が減らせます。
ご祝儀の集金や席次表の配布は事前に行う
受付を設置しない場合は、ご祝儀はアプリやクラウドファンディングで事前に集金するなどの対応が必要です。会費制の結婚式なら、オンラインでチケットを購入してもらうのもよいでしょう。
ご祝儀以外にも、
・芳名帳の代わりに招待状と一緒にゲストカードを送り、記入したものをボックスで回収する
・席次表は入り口に張り出したりエスコートカードを用意したりする
など、受付を行わない代わりにどう対応するか検討しましょう。
エスコートカードについてはこちらでもご紹介しています。
デザートビュッフェやテーブルラウンドを行わないなど、演出を見直す
接触機会の多い演出を避けたプログラムの検討も必要です。
・ケーキ入刀&ファーストバイトはゲストに着席した状態で見てもらう
・デザートビュッフェのように人が1ヵ所に集まる演出は避ける
・テーブルラウンドやフォトラウンドを行わない
など、結婚式の定番演出も変わってくるでしょう。
お重形式など、料理の内容や提供方法を検討する
また、料理やドリンクについても、
・コース料理を1皿ずつ配膳するのではなく、披露宴スタート前にすべて配膳する
・お重形式の和食にする
・ドリンクはゲストが自分で注ぐ
などの対応検討も必要でしょう。配膳方法によっては料理の内容に影響が出るかもしれません。
お酌や回し飲みをしない
新郎新婦の両親がお酌をしながらゲストに挨拶をしたり、ゲスト同士がお酒を注ぎ合ったりするのも控えたほうがベターです。
また、ゲスト間での「ひと口ちょうだい」の回し飲みや味見もリスクがともなうことを覚えておきましょう。
また、アルコールが入るとついつい声が大きくなってしまうこともあり、飛沫が飛びやすくなります。そもそもアルコールを提供しないというのも選択肢の1つかもしれません。
大声を出す余興は控えてもらう
飛沫が飛ぶのを防ぐため、大声を出す余興やカラオケなどは控えましょう。
マイクは共有せずに一度使用したら消毒してもらう、余興は別室で行い披露宴会場内にライブ配信するなど、結婚式場の協力を仰がなければならない部分もあるでしょう。
ゲストが新郎新婦になんらかのサプライズを行いたいと考えている場合も、数日前までに式場に詳細を知らせてもらう必要があります。
スナップ写真のポーズも密着しないものを選ぶ
テーブル配置を考慮しても、写真を撮る際に新郎新婦、ゲストが密着しては意味がありません。そのため、写真撮影に関してもこれまでとは違うスタイルを考えなくてはなりません。
ゲストや親族と顔を寄せ合った写真や、ゲストテーブルごとの集合写真など、これまで当たり前だった写真が撮れない可能性もあります。
4. ゲストのマスク着用を推奨する
マスクをすることで感染リスクを減らすことができるといわれています。
「フォーマルな場でマスクをするのは失礼だ」と考えている人もいるかもしれませんが、挙式・披露宴中もゲストやスタッフがマスクを着用することを推奨するのが望ましいでしょう。
また、ゲストをお迎えするスタッフが困らないよう、「みなさまの健康と安全のため、結婚式場スタッフはマスクを着用いたします」「結婚式当日はマスクを着用のうえでお越しください」など、ゲストへ事前案内をしておくと親切です。
5. 不要な外出は控え、結婚式の打ち合わせもオンラインで行う
結婚式当日の対策は万全でも、準備段階で感染してしまう可能性もあります。せっかくの結婚式を台無しにしないよう、不要な外出は控えるようにしてください。
結婚式の打ち合わせもできるだけオンラインで行うのが望ましいでしょう。
ハナユメが行ったアンケートによると、58.0%が結婚式の打ち合わせもオンラインで行ったことがあるという結果が出ました。
※出典:「Hanayume(ハナユメ)」を利用して挙式された人へアンケート(2020年4月24日~5月6日取得)、回答数:1,610
また、多くのシーンで、オンラインでも問題なく準備を進められるという回答が目立ちます。
※出典:「Hanayume(ハナユメ)」を利用して挙式された人へアンケート(2020年4月24日~5月6日取得)、回答数:1,610
次の章では、ゲストに安心して結婚式に出席してもらえるよう、ゲストを招待する際の注意点をご紹介します。
安心して出席してもらいたい!結婚式にゲストを招待する際のポイント3つ
感染リスクを考えて、結婚式への出席をためらうゲストもいるでしょう。そのため、ゲストを結婚式に招待する際は、次の点に配慮すると親切です。
- 1. 招待状に新型コロナウイルス感染症対策を行っていることを明記する
- 2. すでに招待状を出しているなら、出欠意思を再確認するため改めて招待状を出す
- 3. リスク回避のためにオンライン出席などの選択肢を用意する
1. 招待状に新型コロナウイルス感染症対策を行っていることを明記する
安心して「出席」に〇をつけてもらえるよう、結婚式の招待状には、感染リスクを極力減らせるような対策を行っていることを明記しましょう。
文言としては、以下のようなものがよいでしょう。
- 当日はみなさまの安心・安全を確保できるよう 除菌スプレーの設置 換気の徹底 スタッフのマスク着用など 結婚式場と協力した対策を行います
みなさまも マスク着用の上でご来館いただき 手指のこまめな消毒にご協力くださいますようお願い申し上げます
2. すでに招待状を出しているなら、出欠意思を再確認するため改めて招待状を出す
すでに結婚式の招待状を出している場合は、感染対策を行っていることを明記したうえで改めて招待状を出しましょう。
不安を感じて出席を迷っている人や、欠席しようと考えている人なども、感染防止への丁寧な対応が伝わり、出席へと気持ちが動くはずです。
再度、招待状を送る際は、
- ご臨席に関しましては みなさまの健康を第一に考え 改めてご検討のうえで出欠のご連絡をいただけますと幸いです
などの一文を添えましょう。
出席予定の人が欠席になるケースもあるでしょうが、致し方ありません。
3.リスク回避のためにオンライン出席などの選択肢を用意する
ふたりの結婚を祝いたいという気持ちはあるものの、「リスク回避のために欠席する」「会社などから大勢が集まる場所へ行くことを禁じられている」という人もいるでしょう。
そんな人のために、結婚式をオンラインでライブ配信するのもひとつのアイディアです。
その際は、招待状の返信ハガキに
・ご出席
・オンラインでご出席
・ご欠席
などの選択肢を設けましょう。
次の章では、ガイドライン発表後の各結婚式場の動きについてご紹介します。
結婚式場決定後のプレ花はどうしてるの?結婚式場からの案内について
ガイドラインが発表されたことにより、各結婚式場はどのように対応しているのでしょうか。式場決定済みのカップルに対して行ったアンケートで聞かれた声をご紹介します。
・披露宴会場の可能人数が制限されました。前の6割程度になりました。
・披露宴会場1テーブルが5人までといわれました。やりたい披露宴会場でできなくなり悩んでいます。
・式場や披露宴会場の主要人数を半分に減らす。マスク着用で写真の時だけ外す。
・人数制限!でもこれしてくれるって事は、ちゃんとした会社だなーと安心しました!
・コース料理ではなくお重形式。ロードマップのステップに応じた招待人数制限。
・デザートビュッフェは中止
・当日はスタッフの方がマスクするかも?とのことでした。
・9月挙式です。喫煙スペースが使用禁止といわれましたが、喫煙者のゲストが多いため悩んでいます。
・10月挙式はまだ何も言ってもらえません。早く決めたいのに、後回しです。
※最終更新日:2020年6月16日
※出典:ハナユメ公式Instagramのユーザーアンケート(2020年6月7日取得)
まだ対応が明確になっていないところもあるようですが、順次、各式場の今後の対応が発表されていくと思われます。
細かな内容は式場によって異なる部分もあるでしょうが、ガイドラインをもとに、どのような結婚式にするかを検討・相談してみてください。
結婚式場の対応によっては「結婚式場の探し直し」を検討している人もいる
中には、すでに契約していた結婚式をキャンセルし、時期を含めて結婚式場の検討し直しを考えている人も見受けられます。
「イメージ通りの結婚式ができなくなってしまった」
「希望の日程を変更しなければならない」
「どんな結婚式にするか改めて考え直したい」
「結婚式場の対応に不安を感じている」
など、結婚式に関して不安やもやもやを抱えているなら、結婚式場の探し直しを検討してみてもよいかもしれません。
ただし、結婚式のキャンセルや延期によって費用が発生する可能性もありますので注意してください。
式場が決まっている人も、これから決める人も、結婚式に関して迷っているならプロに相談してみましょう。
結婚式場のプランナーに相談してもよいですし、ハナユメ相談サポートのような結婚式のプロに相談してみるのもおすすめです。ハナユメ相談サポートなら、より客観的な意見をもらえるでしょう。
ハナユメ相談サポートについて、次でご紹介します。
式場探しに迷ったらハナユメに相談!プロに相談しながら結婚式場を決めよう
ハナユメ相談サポートでは、結婚式場探しだけでなく、結婚式全般の相談を受け付けています。
新型コロナウイルス感染症のリスクがある中で、どのような結婚式をしたらいいのか、理想の結婚式ができる式場はどこなのか、迷っているならぜひ相談してみましょう。
最寄りのハナユメウエディングデスクに直接足を運ぶほか、オンライン・LINE・電話でも相談が可能です。国家資格を有するプロのスタッフが、ふたりにとってベストな結婚式を提案してくれますよ。
ハナユメ割や相談特典などもあるので、来店かオンラインか、都合のよい方法を選んで気軽に相談してみてくださいね。
ハナユメの新型コロナウイルス感染症拡大防止対策
ハナユメウエディングデスクでは、来店するカップルの安心・安全のために、次のような対策を行っています。
-
【お客様の安全・安心のために】
感染予防のために
〔私たちが実行します〕
・アドバイザーの健康管理の徹底
(毎日の検温、感染防止のマスク着用、定期的な手洗いの励行と消毒の徹底)
・定期的な店内設備の消毒、および手指消毒ポンプの設置
・店内の飛沫防止対策用シート設置
〔お客さまにもご協力願います〕
・ご来店時の検温実施にご協力ください
・咳エチケット等にご配慮いただき、マスク着用をお願いいたします
・消毒アルコール等設置場所、依頼の際は手指の消毒をお願いいたします
※マスク未着用の方、体温が 37.5 度以上の方、体調がすぐれない場合はご入店をご遠慮いただいております。
まとめ
公益社団法人日本ブライダル文化振興協会より発表された「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」をもとに、これからの結婚式についてご紹介しました。
- 要点をまとめると・・・
- ・結婚式に潜む主な感染リスクは「接触感染」と「飛沫感染」
- ・新型コロナウイルス感染症リスクの少ない結婚式を挙げるポイント紹介
- ・結婚式場を探す際はハナユメウエディングデスクに相談するのが安心
まだまだ予断を許さない状況が続きますが、リスクを回避しつつ理想の結婚式を挙げられるよう、ハナユメと一緒に考えていきましょう!
そのお悩み、お二人で抱え込まずに結婚式のプロに相談しよう!
今の時期だからこそ、
・結婚式をいつ挙げたらいいんだろう?
・どうやって結婚式準備を進めたらいいかわからない…
そんなお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
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