名古屋迎賓館 THE BANKERS CLUB (ザ・バンカーズクラブ)〜本物の価値のある1日を〜
ハナユメおすすめの結婚式場へのインタビューをお届けする、ハナユメブライダルジャーナル。
今回は、名古屋での文化発展に寄与してきた由緒ある建物「名古屋迎賓館 THE BANKERS CLUB (ザ・バンカーズクラブ)」をご紹介します。
インタビューにお答えいただいたのは、運営会社シアトル・マリアージュの取締役、ブライダルアーティストの木山空子(きやま そらこ)さん。
国内外の賓客に愛されてきたゆとりある空間で美食を味わう、1日1組限定のプライベートなオリジナルウエディングのこだわりと魅力についてうかがいました。
オリジナルと本物にこだわる「シアトル・マリアージュ」がプロデュース
シアトル・マリアージュ取締役、ブライダルアーティストの木山空子さん(写真右)。
――まずは、「名古屋迎賓館 THE BANKERS CLUB (ザ・バンカーズクラブ)」(以下ザ・バンカーズクラブ)でのウエディングをプランニングされている「シアトル・マリアージュ」がどんな会社なのか教えていただけますか?
木山さん:
シアトル・マリアージュは1997年10月に創業、会社設立からはちょうど20年が過ぎたところです。名古屋ではまだ専門式場が中心の時代に、レストランウエディングの走りを作った会社です。披露宴で流す生い立ちの動画を名古屋で最初に提案したのも私たちです。
新郎新婦とゲストとの距離が近い結婚式を目指し、レースの繊細さや質感を大事にしたドレス選びや、ナチュラルな美しさを引き出すヘアメイク、幸せ感あふれる自然な一瞬を切り取ることができるフォトグラファーの手配などにこだわってきました。
ウエディング専門だけではなく、アパレル業界などでご活躍されている方ともご一緒し、こだわり抜いてきた自負があります。
――それは嬉しいポイントばかりですね! ところで、木山さんはなぜ、ウエディングプランナーではなく、ブライダルアーティストという肩書きなのですか?
木山さん:
「アーティストが奏でる劇場という名の結婚式」が弊社のキャッチコピーです。代表をはじめ、もともと舞台を手がけていたプロがはじめた会社なので、スタッフは皆、お客さまの人生に一度の舞台の脚本を描くアーティスト、という意味を込めてそう名乗らせていただいています。
――なるほど、納得しました!
10年前、ある令嬢の思いを叶えた結婚式がザ・バンカーズクラブのはじまり
設立当時から残るアーチを背景に。
――ザ・バンカーズクラブは、結婚式専用の会場ではないですが、いつからここでウエディングができるようになったのでしょうか?
木山さん:
10年ほど前、名古屋では結婚式用のゲストハウスがオープンしはじめた頃のことです。
「ホテルのようなおもてなしがしたいけれど、特別な場所で思いを込めた自分たちだけの式を挙げたい」という、とある銀行関連企業のご令嬢がいらっしゃいました。
その方の希望を叶えるために、ザ・バンカーズクラブが会場として候補にあがりました。
ザ・バンカーズクラブは正式名称を「名古屋銀行協会」といい、施設内に「ホテルオークラレストラン」があります。
しかし、その当時名古屋のホテルオークラレストランにはウエディングプランナーはいらっしゃいませんでした。
シアトル・マリアージュはもともとレストランウエディングのプロデュースをしていたので、ホテルオークラさんとはご縁がありました。
そこでご令嬢が「結婚式のプランニングを任せられる会社はないか」と探されていたところに、ホテルオークラさんのつながりで弊社にお声がけいただいたというわけです。
無事、ご令嬢含め、ゲストからの評判もとてもよかったので、ザ・バンカーズクラブでのウエディングが定着するようになりました。
――花嫁の希望を叶える形ではじまったウエディングと会場なのですね。素敵です!
ザ・バンカーズクラブに脈打つ歴史とVIPに愛された建物
1931年、設立当初の姿が描かれたプレートが飾られています。
――ザ・バンカーズクラブは歴史ある建物ですが、そもそもどういう場所なのでしょうか。
木山さん:
もともとは名古屋で由緒ある百貨店創業者の方が所有していた土地だとか。当時、名古屋には東京の鹿鳴館のような文化の社交場がなかったそうです。そこで、名古屋にも東京や京都のように、海外からの文化を発展させる場所を作りたいと、複数の銀行が計画。昭和6年に名建築家・桃井保憲による重厚で優美な姿で、「名古屋銀行集会所」として開所しました。当時の窓枠だったテラコッタ装飾が、今でもシンボルとして残り、愛されています。
現在も当時の華やかさが偲ばれる名残が多くあり、ルノワールの彫刻など美術館に置かれるような芸術品も飾られています。
このような歴史と文化のある、懐かしくも新しい場所でホテルオークラの料理を存分に味わってもらえるというのは、新郎新婦はもちろん親世代にも好まれるようです。
名古屋銀行協会という名称が掲げられたクローズドな場所ですが、中に一歩入れば素晴らしい空間が広がるというギャップでゲストの心を動かしたい! という思いも叶えられます。
「こんな結婚式もあるんだね」という驚きとともに1日満喫してほしいですね。
――ワクワクしますね! 文化が花開いた頃のロマンを感じます!
世界基準の美味しさがゲストへのおもてなしに
フレンチか中華をゲストが事前に選べるのも嬉しいサプライズ。
――若い方にとっては馴染みが薄いかもしれないですが、親世代に「オークラの美食」は有名ですよね。こちらを楽しみに列席される方も多いのでしょうか。
木山さん:
ビジネスシーンでホテルオークラを味わっている上司の方などもいらっしゃいますよね。名古屋でも、ホテルオークラの美食をウエディングで味わえるところはあまりないので、とても喜ばれます。
――フランス料理か中華料理のコースをゲストが事前に選べるのも大きな特徴のようですが、どうしてそんなことが可能なのですか?
木山さん:
コース自体をゲスト側が選べる会場はほとんどないですよね。そして、テーブルごとで揃えるのではなく、隣同士バラバラでもOKなところはさらに珍しいと思います。隣のご友人と違うメニューが味わえる結婚披露宴はなかなかないので、結婚式慣れした方でも驚かれますね。
フレンチと中華では必要な火力が違うので、同じキッチンでは作れないのが普通です。サービスの仕方も違います。
でも、ザ・バンカーズクラブにはフレンチと中華それぞれに適した広いキッチンがあり、専属のスタッフがいるので、滞りないサービスが可能です。
招待状で「どちらの料理がいいですか?」と尋ねることが、サプライズなおもてなしにもなります。
北京ダックやツバメの巣などの高級食材を召し上がってもらえる中華料理のフルコースを味わえる機会は少ないので、中華を選ぶ人も多いですよ。
通り一辺倒ではなく、料理に対する期待をより高めてもらい、ゲストがワクワクする結婚式をご提案したい、という狙いがありますね。
――確かに招待状で希望の料理を選んで出席できるのは驚きですね。行ってみたい! という気持ちが高まるような気がします。
「一日一組貸切」スタイルだから叶う人生で一度だけの特別な日
広々と使える贅沢な空間が魅力。
――「一日一組貸切」にこだわられている理由を教えていただけますか?
木山さん: 「一日一組貸切」は弊社シアトル・マリアージュのコンセプトです。もともと、お客さまが望むことを1日ですべて叶えるのは難しいと感じることが多かったのです。時間や場所の制約がある中でいろいろ詰め込もうとすると、どうしても無理が出るのですよね。
挙式前に親御さまと触れ合う時間から、挙式の時間、その後にゲストの方と触れ合う時間なども含めて、何も諦めることのない満足のいく1日を過ごしていただきたいという思いがあり、そのためにも「一日一組貸切」であることが大切だと考えています。
スタッフも、準備期間をしっかり取って、いい仕事ができる環境下で働きたいという気持ちもありますね。1組のお客さまと、1日しっかり向き合えることが大事だと感じています。
「広さ」があるから実現できる、誰もが心地よい最高の1日を演出
広々としたロビーも特徴的な会場。
――とにかく会場が広いのもメリットだそうですが、ウエディングの会場に広さがあるとよい点とはなんでしょうか?
木山さん:
ザ・バンカーズクラブは300人が集まれるほどの会場です。また、施設自体が広く、ロビーも広々としていて、小部屋もたくさん備えられています。そうすると、ワンフロアに、新郎新婦と親族の控室、着替え室、お子さま対応部屋、クロークなどが揃えられ、そのフロアから移動していただく必要がなくなります。ワンフロアで完結すれば、スタッフの目がゲストに行き届きやすく、またゲストもスタッフに声がかけやすい環境になります。
そのほかにも、着物の着替えや二次会準備を行なったり、ロビーで菓子まきをしたりなど、自由度が高くさまざまな設定が可能です。駐車場74台も完備しています。
その広さを1日1組で独占でき、ご来館からお帰りまで、時間やそのほかのゲストのことを気にして焦ることのない環境でゆったり過ごしてもらえるのが魅力ですね。
現在のコロナ禍においては、感染拡大防止の観点からも広々とした空間を1日1組で貸し切れ、個室も充実しているのは、おすすめできると思います。
――広さからの余裕が、新郎新婦側とゲスト側のストレスフリーに繋がり、結果的に満足度が高くなりそうですね!
会場や挙式、ドレス…すべてに本質を追求するスタイル
会場も美術品も調度品も、すべて本物のしつらえが大きな魅力。
――結婚式のためにわざわざ作られたものがなく、本物ばかりというのもステキですね。
木山さん:
そうですね。すべてが本物ですが、お客さまが「なんのために、どんな結婚式をしたいのか」ということの本質を大事にしたいと考えています。
例えば、こちらのバンカーズクラブはじめ、挙式をする場所として極力なくなりにくい場所をご提案しています。本物の場所は将来何度でも訪れることができるからです。
また、ドレスは体型や好みもそれぞれ違うなか、ちゃんとご本人たちに合うものを選べるよう、品数が揃えてあり、必要ならとことん探してくれる衣装店と提携しています。
年末年始はすべて風通しをするなど衣装を丁寧に扱い、大事にしているところなので、そういう点も好ましく思っています。
「自由」であることも大事にしています。通常は会場のプランナーの言うことや、当日のタイムマネージメントがすべてになってしまい、お客さまが望むことの幅を狭めてしまいがちです。
たとえ、「こうしたい」という具体案がなくても、お客さまの希望を丁寧に聞きだして、幅広く自由にご提案したいですね。
――あらゆる面において、お客さまの希望の本質を見極めて大事にされているんですね!
ゲストの満足度の高さも喜びに
――印象に残っている声や嬉しかったひと言などはありますか?
木山さん:
どのカップルの方も印象に残っていますので、難しい質問ですが……ゲストの方が弊社のプランナーを会場でわざわざ捕まえて「よかったよ」とねぎらっていただけるのは嬉しいです。
挨拶でゲストの方が新郎新婦に向かって「粋な会場を選んだ新郎を誇りに思う」と言ってくれたのも印象的ですね。
会場の方から「あのおふたりがまたいらっしゃいました」などと教えていただけるのもその場を気に入っていただいたことがわかって、本当によかったと思います。
――ブライダルアーティスト冥利につきる言葉ですね!
お客さまへのメッセージ
――最後にお客さまへのメッセージをお願いできますか?
木山さん:
一生に一度のことなので、何も諦めずに私たちにどうしたいかをしっかり伝えてください。それをどう実現するか考えるのが我々の仕事。「これならできる」を一緒に考えましょう。結婚式は絶対にしたほうがいいもの。自分の素直な気持ちを大事にしていただきたいですね。
――心強いですね! 木山さん、ありがとうございました。
ブライダルアーティスト 木山空子さん
所在地:愛知県名古屋市中区三の丸2−4−2 ※地下鉄桜通線・鶴舞線「丸の内」駅徒歩5分。
公式サイト:http://bankers-wedding.com/
取材:ハナユメ編集部
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