ホテルニューオータニ大阪〜大阪城に見守られる正統派ウエディング〜
ハナユメおすすめの結婚式場へのインタビューをお届けする、ハナユメブライダルジャーナル。今回は、大阪城を望む絶景ロケーションと日本トップレベルの美食で知られるホテルニューオータニ大阪をご紹介します!
インタビューにお答えいただいたのは、ホテルニューオータニ大阪でウエディングプランナーを担当する別所加菜(べっしょ かな)さんです。
日本の新しいホテルスタンダードを創り出してきた伝統あるホテルを舞台とした、正統派ウエディングの魅力を詳しくうかがいました。
常に「新しい」ものを生み出すのがホテルの哲学
お話をうかがったのは、同ホテルのウエディングプランナー、別所加菜さん。
――長く愛されている実績のあるホテルニューオータニさんですが、創業からの想いや、理念などをまずは教えていただけますか。
別所さん:
1964年、東京オリンピックのあった年に日本初の超高層ホテル「ホテルニューオータニ」が東京で開業しました。
「ホテルニューオータニ」は、社名にもある「NEW」が哲学です。常に「新しいホテルスタンダード」を届けるのがミッションです。
これまでの実績としては、ユニットバスをホテルとして世界で初めて導入。現在では日本の新築住宅の約9割に導入されているユニットバスルームの原点になるものです。
また、開業翌年の1965年には、「お正月をホテルで迎える」というライフスタイルを業界で初めて提案。年末に年越しそば、元旦におせち料理を提供するのは、その後あらゆるホテルでも展開されるようになりました。
さらに、同年1月には、長嶋茂雄(ながしましげお)さんの結婚式が当ホテルで行われ、「ケーキ入刀」をご提案させていただきました。これも実は日本初だったそうです。
何か面白いことを、と当時のプランナーが提案したのですが、その後結婚式の定番となったのは皆さんご存知のとおりです。
このように、弊社には常に新しいものを生み出し、新しい喜びを見つける精神があります。
ホテルニューオータニ大阪も、いつ再訪問していただいても何かしらその時々の「新しいもの」があり、驚きと感動も得られる場所を目指しています。
――親世代が喜んでくれそうなエピソードがいっぱい! いつも時代の先頭にいらしたということですね。
ストーリーがある、語れるアートチャペル
日本では珍しいアートワークで演出されたチャペル「エンジェルズ・アイ」。天然石を使ったロマンティックなアート作品や、バラの花や天使のモザイク画で可憐に彩られています。
――「ホテルニューオータニ大阪」は、2021年の秋には35周年を迎えられるとのこと、おめでとうございます! ホテルニューオータニ大阪独自の特徴を教えてください。
別所さん:
ありがとうございます! ホテルニューオータニ大阪は大阪城の近くに国際都市型ホテルを作ろうという計画で建てられ、1986年9月1日にオープンしました。
特徴としては、当時の新進気鋭のデザイナーを積極的に登用しています。
例えば、宴会場のシャンデリアは、エッフェル塔の照明デザインを手がけたことで知られる石井幹子(いしい もとこ)さんにお願いしました。
パンフレットなどの刊行物は、銅版画家の山本容子(やまもと ようこ)さんに。
その流れで、当時としては珍しいデザイナーズチャペルが、山本容子さんのプロデュースとアートディレクションで2000年に誕生しました。
「エンジェルズ・アイ」は、山本容子さんが、音の響きや素材に天然石を使うなど、細部にまでこだわって演出された趣あるアートチャペルです。
この名の通り、愛らしい天使たちが優しい目で見守り、祝福してくれるようなイメージのチャペルですが、山本容子さんが以前訪れた、フランスのラスコー洞窟で受けた感銘を表現しているそうです。
パステルカラーが中心で、童話の世界に入り込んでいくような印象もありますが、どこか神秘的で神聖な雰囲気があるのはそのせいかもしれません。
また、チャペル入り口前の壁面には幸せを祝福する小鳥たちが、大理石のバージンロードにはバラの花をモザイクで表現したアートワークが散りばめられています。
挙式の後は、フラワーシャワーを浴びながら「幸せの階段」と名付けられた階段を上ると、その先に「幸せのウエディングベル」が。
そこでおふたりで鐘を鳴らし永遠の幸せを願います。このように、ロマンティックなストーリー性もあり、ゲストの方の思い出にも残りやすいチャペルとして選んでいただいています。
アートスポットとして、山本容子さんのファンにも遠くから訪れていただいていますよ。
――「語れるチャペル」というのは憧れますね!
大阪城に抱かれる、キャッスルビューの特別感で感動が増す
大阪城公園の豊かな自然に囲まれながら行う、大阪城豊國神社御本殿での格調高い神前式も人気だそう。
――デザイナーズチャペルも魅力的ですが、大阪城に見守られたキャッスルビューの「スカイチャペル」、そしてパークサイドのロケーションも大きな特徴ですよね。こちらの魅力についても教えていただけますか?
別所さん:
最上階の「スカイチャペル」は、実は大阪城の天守閣とほぼ同じ高さなのですが、敬意を払って天守閣より高くはしていないとか。
その天守閣目線で挙式を行えるのが魅力だと思います。歴史が好きな方や、大阪城のファンということで選んでいただくお客さまもいらっしゃいます。
通常は祭壇の後ろにメインの風景を設定するチャペルが多いのですが、「スカイチャペル」は花嫁の入場シーンの背景に、大阪城の絶景が映える形をとっています。
花嫁の美しさに皆があっと息を呑む特別な瞬間を、より感動的に迎えられるのが特徴です。
また、大阪城豊國神社御本殿で式が挙げられるので、和婚希望者にも喜ばれますね。大阪城を背景に和装で前撮りをするのも人気です。親世代に喜んでいただける白無垢が映えるのも魅力だと思います。
――わあ、それはたまらないですね! 神前式は、少人数で距離も自然に保てるので、今の時代にも合っていますよね。
ゲストの記憶に残る、こだわりぬかれた美食とケーキ
「New Otani Wedding Menu」の<二の皿>「ニューオータニ伝統の極みローストビーフと真鯛のデュオ ドフィーネ風」。追加料金で黒毛和牛、オマール海老やアワビへの変更も可能です。
――ホテルニューオータニといえば美食で評判ですが、ホテルとして美食を追求する理由や背景についてもぜひお聞かせください。
別所さん:
ご提供する料理やドリンク、スイーツに関してはどこよりも強い自負があります。結婚式後に印象に残ったものとして、料理を挙げていただくゲストの方も多いようですね。
ご家族の方が家に帰ってからも、「とにかく料理が美味しかった」と何度も言っていたなどと聞くととても嬉しいです。
昭和から平成、平成から令和に年号が変わる即位の礼の晩餐会の舞台にニューオータニが選ばれ、190ヵ国からの国賓の方々や、ダイアナ妃やチャールズ皇太子にも召し上がっていただきました。
ホテルニューオータニ東京には、2020年秋に黄綬褒章を受章したエグゼクティブシェフソムリエの谷 宣英(たに のぶひで)もおり、ドリンクにも力を入れています。
また、ホテルニューオータニ東京の総料理長・中島眞介(なかじま しんすけ)はパティシエ出身です。
通常、ホテルの総料理長というと料理部門の出身の方がほとんどですが、これもニューオータニの特徴が表れていると思います。
当ホテルは、かなり早い段階から、スイーツにお金をかける時代が来ると予測しており、展開した高級スイーツもその後大ヒットしています。
ウエディングの締めもスイーツですが、最後に食べたものはより記憶に残りやすいので、特に力を入れているポイントです。
――やっぱり、美味しさの格が違いますね!ホテルニューオータニ大阪の総料理長の堀越さんは、ホテルニューオータニ東京内のレストラン・トゥールダルジャン東京でフランス料理の基礎を学び、宴会料理長として国内外のVIPの料理を統括してきた経歴をお持ちだそうですね。今はどんなメニューがおすすめでしょうか。
別所さん:
総料理長の堀越孝文(ほりこし たかふみ)は、ウエディングはもちろん、ホテルニューオータニ大阪のすべての料理を監修する味の責任者です。
自ら日本全国を訪ね歩いて見つけ出した厳撰素材を使うというこだわりがあるシェフです。
世界のVIPをもてなしてきたニューオータニの伝統の味は守りつつ、おふたりの細やかなリクエストにも可能な限りお応えしていきたいと考えています。
昨今おすすめしている「New Otani Wedding Menu」は、記念すべき貴重なひとときを、サービスで遮ることのないようにというシェフの想いから、一般的な6~8皿メニューをボリュームはそのままに4皿に集約したものです。
ホテルニューオータニ東京の55周年の際に新メニューとして生まれたのですが、ニューノーマル時代には接触軽減にもなるということで、全国のホテルで新ウエディングメニューとしても定着してきています。
ホテル宿泊で、ゆとりある1日を迎えられる
全525室の客室を備えるホテルニューオータニ大阪。
――当日結婚式を終えた本人たちや家族が、引き続き館内でゆっくり過ごせる点も魅力だと思いますが、宿泊についてもポイントやこだわりを教えてください。
別所さん:
新郎新婦さまへ前日からの1泊分はプレゼントさせていただいていますが、スイートルームの広く特別な空間でお支度ができると喜ばれています。
美容スタッフがお部屋に入らせていただくので、そこでお支度写真も撮ることがます。さらにゆったりするためにもう1泊していただく方も多いですね。
――バタバタせず、贅沢な時間が過ごせそう! 安心して遠方や年配の親戚の方々も招待できる点でも魅力ですね。
別所さん:
はい、ゲストの方には優待価格で提供させていただいております!
基本的には地域密着型のホテルなので、大阪在住の方に選んでいただくことが多いのですが、観光を兼ねて遠方からのゲストを招待できるのも喜ばれていますね。
大阪の主要な駅に近く、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにもバスで行けますし、奈良、京都にもアクセスしやすいので、観光の拠点として利便性が高い立地です。
大阪城公園は大阪のセントラルパークと言ってもよいほどで、四季折々の自然がとても美しいので、ぜひ近隣も楽しんでいただきたいですね。
また、新しいホテルはオフィス併設が多く、一棟がまるまるホテルというところは少ないと思います。
ホテルニューオータニ大阪のロビーは床が大理石で、4階まで吹き抜けです。「これこそホテル!」と驚いていただける規模が誇りです。
私どもも、「日本で一番よいロビー」だと自負しているほどです。このロビーを見たときに、ワクワク感や、帰ってきたなという感覚を持っていただけると嬉しいですね。
ホテルのロゴの前で記念撮影をされる方も多いですよ。
――あのロビーは特別感がありますよね! ロゴの前で写真を撮るのは、やっぱりみんなが憧れるホテルニューオータニ大阪で式を挙げた! という記録を残しておきたいからですよね。
ニューオータニグループとしての強みと読者へのメッセージ
ホテルニューオータニ大阪が誇る、吹き抜けのロビー。
――ホテルニューオータニ大阪で迎えるウエディングのよさとは、ズバリ何でしょうか。
別所さん:
家族の歴史を一緒に築いていけるホテルという点も大きいと思います。
ホテルニューオータニ大阪は過去の震災も乗り越えてきましたし、大きな災害などでも影響を受けにくい会場だと思います。結婚式を挙げた場所がいつの間にかなくなってしまうのは寂しいですものね。
結婚式を挙げていただいて、その後産まれたお子さまと足を運んでいただけるのは何よりの喜びです。世代を超えたお付き合いとして、節目節目で使ってもらえるのも嬉しいですね。
――これから、ライフイベントでずっと通い続けたい場所ができるのは心強いですね。結婚式後にも利用できる特典やサービスはありますか?
別所さん:
結婚式を挙げていただくと「ニューオータニクラブ W」に入会いただけます。
東京で先行して行い、ご好評をいただけたので大阪でもはじめたサービスで、発足して4、5年になります。
直営店の割引はもちろん、お食い初めや七五三などのライフイベントでのご利用もご提案差し上げています。私たちも、お客さまとのコミュニケーションが以前よりさらに密接になってきたと感じています。
今後も、卒花コミュニティを作ってアンバサダーになっていただくなど、SNSを活用して長く、式の余韻も楽しんでいただける方向も考えております。
――それは楽しみです! それでは最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。
別所さん:
私たちはウエディングプランナーですが、ホテルマンでもあります。お客さまの気持ちに寄り添うのがお仕事。
1回来ていただいたら、もうニューオータニグループのファミリーという気持ちで接させていただいております。特に、ホテルニューオータニ大阪は気さくなスタッフばかりなので、ぜひ気軽に相談しに来てくださいね。
このご時世に、結婚式自体を諦めてしまう方もいらっしゃいますが、最低限の人数で感謝の気持ちを親御さまに伝える家族婚プランなど、柔軟に対応できます。
コロナに負けず、ニューオータニ大阪を信じてお選びいただきたいですね。
――さすが、日本を代表するホテルのこだわりと風格に、大きな安心感がありますね。別所さん、本日は本当にありがとうございました!
ウエディングプランナー 別所加菜さん
所在地:大阪府大阪市中央区城見1丁目4−1 ※大阪城公園駅徒歩約3分
公式サイト:https://www.newotani.co.jp/osaka/
取材:ハナユメ編集部
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