失敗できない!再婚の挨拶で気を付けるべき事とタイプ別挨拶文例
再婚が決まり相手の親へ挨拶を予定しているが、結婚を許してもらえるのか不安に思っていませんか?
そこで今回は再婚の挨拶で気を付けるべき事と挨拶文例を紹介します。
この記事を読めば、相手家族に気に入ってもらえる再婚の挨拶の方法を知ることができるでしょう。
- この記事をざっくりいうと・・・
- ・再婚の挨拶は結婚の決意をしっかりと伝える
- ・挨拶前に再婚の事を親に伝えておく事が一番大事
- ・離婚理由は簡潔に事実を伝える
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再婚の挨拶で気を付けるポイント
厚生労働省政策統括官による人口動態によると、平成28年度の婚姻数は62万531組あり、そのうちどちらか一方が再婚だったカップルは16万5781組(26.7%)ありました。
晩婚化などで全婚姻数は伸び悩んでいますが、一方で再婚するカップルの割合は伸びているようです。
さて、再婚を決意した2人がまず通らなければならないのが、家族や親族への報告です。再婚の挨拶を成功させるかどうかが、今後の幸せな結婚生活へのカギを握るともいえるでしょう。
ここからは再婚の挨拶でおさえておくべきポイントを紹介します。
事前に再婚を親に伝えておくことが一番大事
離婚や再婚を受け入れやすい時代になったとはいえ、親世代の頃は「再婚=ハンディ」ととらえることもありました。
再婚への道のりを進めるためには、事前に親へ報告をしておくことが一番大切です。親の承諾をスムーズに得られるかどうかは、最初のこのタイミングにかかっているとっても過言ではありません。
親への報告の際に気を付けたいのが、
- ・自分の親への報告は自分で行う
- ・メールなどではなく、電話や会って自分の言葉で伝える
という点です。
初婚者と再婚者、再婚者同士などカップルの組み合わせはいろいろありますが、親にとって子どもの結婚はとても大きな問題です。
どんな人と結婚するの?なんで再婚することになったの?など、相手の人物像や再婚に対して不安がいっぱいです。
親の不安を解消しつつ、交際相手の人柄が伝わるように、良い点も悪い点も含めてきちんと伝えましょう。
離婚の理由を聞かれた時の対応方法
再婚をスムーズにすすめるポイントは「あらかじめお互いの親に話を通しておくこと」です。
しかし、いくら話をしてあるとはいえ、再婚相手の親に自分の口からきちんと「結婚させてください」と伝えることは、礼儀として必要なこととなります。
挨拶に伺った時は、いきなり結婚の話を切り出すのではなく、自己紹介や世間話で距離を縮めて、質問などがあれば答えるような形で場を進めましょう。
そして、再婚や2人の今後についての話になれば、おのずと離婚原因についても質問されることでしょう。子どもの結婚相手が離婚経験者である場合、親の脳裏に浮かぶのは「なぜ離婚したのか?」ということです。
プライベートな内面に触れる質問なので答えにくいこともあるでしょうが、誠意をもって簡潔に事実を伝えるようにします。
別れた相手に非があった場合でも非難するような言葉は避け、質問があれば丁寧にポシティブな言葉で答えましょう。
また、離婚した理由より今後の決意を聞きたい、人柄がいいかどうかの方が大切、という親の意見も聞かれます。
離婚理由においては、多く語ることが必ずしも誠意ある態度とは受け取られない場合もある、ということを頭に入れておきましょう。
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子連れだった場合の再婚挨拶に子どもは連れて行くべき?
子連れの再婚は2人だけの問題ではなく、子どもも含めて家族になれるかどうかが気がかりですよね。
大切な話ではありますが、初めての時にいきなり子どもが一緒では、迎える親の方も慌ててしまいます。
まずは最初の挨拶の時に子どもの有無を伝え、親権のことや同居や別居、養育費の支払いがあるかどうかなど、子どもに関わる問題点をクリアにしておきます。
特に相手方に子どもがいる場合、親にしてみればいきなり孫ができるわけです。家族として受け入れられるだろうか、自分の子どもになついてくれるだろうかなど、心配が尽きないことでしょう。
結論としては、子どもを親に合わせるのは後日にし、時間をかけてゆっくりと関係性を築くのがベストです。
では次に、実際に再婚の挨拶をする際にどうすればいいのかを見ていきましょう。
再婚の挨拶は特別なの?タイプ別文例集
結婚の挨拶は誰でも緊張してしまうもの。ましてや再婚の挨拶であれば、どう切り出せばいいのか悩んでしまいますよね。
一般的には、まず男性が女性の実家へ結婚の挨拶に行き、そのあとで男性の実家に挨拶に行く方が多いようです。
再婚の挨拶で気を付けるべき点は、バツイチをマイナスイメージに捉える親が多いこと。なかには再婚というだけで、やみくもに反対する親もいることでしょう。
だからこそ、身なりや礼儀に気を配ることがポイントです。
まず挨拶の流れとしては、
- ・約束の時間、に到着する(到着が早すぎるのは失礼になりますので注意しましょう)
- ・玄関先で挨拶する(時間を取ってもらったことに対する感謝、簡単に自己紹介)
- ・家に上がるよう促されたら部屋に入る
- ・座る時は入り口付近に近い「下座」に座る
- ・全員が揃ったら正式な挨拶をする(座布団ははずす、椅子であれば立ち上がる)
このように、相手方への訪問は結婚の挨拶の時と同じですが、男女どちらが再婚者であるかによって、挨拶のパターンも変わります。
初めての訪問の時に役立つ、挨拶の文例をご紹介しましょう。
男性が再婚だった場合の挨拶文例
- <初対面の場合>
- はじめまして□□(フルネーム)と申します。
本日はお忙しい中、お時間を作っていただき有難うございました。
いつも〇〇さんには大変お世話になっております。
今日はよろしくお願い致します。
- <面識がある場合>
- いつも〇〇さんには大変お世話になっております。
本日はお忙しい中、時間を作っていただき有難うございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
次に手土産を渡したり世間話をしたりする流れになりますが、そこで本題である再婚の挨拶をします。
- 本日は〇〇さんとの結婚をお許しいただきたくご挨拶に伺いました。
〇〇さんとは〇年間真剣にお付き合いをさせていただき、プロポーズの了承もいただきました。〇〇さんから聞かれたことと思いますが、実は私には結婚経験があり〇年前に離婚しています。
再婚でご心配なこともおありかと思いますが、〇〇さんを精いっぱい幸せにします。
結婚のお許しをいただけますでしょうか。
このように再婚であることを、事前に彼女からご両親へ話をしておいてもらうことが大切なポイントです。
また、離婚した理由などを聞かれたら素直に話しましょう。
かっこいい言葉を並べたり、離婚相手を非難したりする言葉は、マイナスイメージにつながりかねません。誠実さと彼女を大切に思う真剣さを伝えることが一番大切です。
女性が再婚だった場合の挨拶文例
まずは玄関先で軽くあいさつをします。
- <初対面の場合>
- はじめまして〇〇(フルネーム)と申します。
本日はお忙しい中時間を作っていただきまして有難うございました。
今日はどうぞよろしくお願いします。
- <面識がある場合>
- いつも□□さんにお世話になっております。
今日はお忙しい中を有難うございました。
どうぞよろしくお願いします。
部屋に上がってからは、男性が再婚の場合と同じような流れで進めます。
彼の実家への挨拶も、男性の方からきっかけをつくると、緊張がほぐれて話しやすい雰囲気になります。
2人がどれくらいのお付き合いであるかということ、彼女には結婚経験があり現在はどんな状況にあるのかなどを、彼の口から伝えてもらいましょう。
そして何より大切なのは、「女性側の親からすでに結婚の承諾をもらっている」ことを、自分の両親に彼が伝えることです。
女性側の承諾を得ているということが、再婚承諾への後押しになることでしょう。
- <再婚の挨拶>
- □□さんとは以前より真剣に交際をさせていただいています。
先日は□□さんから私の両親に、結婚のご挨拶をいただきました。今日は結婚をお許しいただきたくお願いに参りました。
未熟者ではありますが、2人で幸せな家庭を築けるように努力してまいります。
どうぞよろしくお願いします。
彼女の離婚歴は息子の口から親に伝えておくことがポイントですが、この時に大切なのが伝え方です。
彼女が苦難を乗り越えてがんばっていることや、それを支えたいと考えていることなど、2人の決意が伝わるような言葉で話しましょう。
男性が、両親と彼女との間を橋渡しすることが、再婚の挨拶を成功させるポイントになります。
子連れでの再婚だった場合の挨拶文例
子連れであることを彼(彼女)の両親に話すタイミングは、再婚であることを伝える時に一緒に伝えるのがおすすめです。
言いにくいことだからと後まわしにしてしまうと、隠していたように思われる場合もあります。誤解を与えないように事実を簡潔に伝えましょう。
両親への伝え方としては、たとえば以下のような内容が考えられます。
- 前夫(妻)との間には、〇歳の女の子(男の子)がおり、親権は私が(相手が)持っています。
〇〇さん(彼または彼女の名前)もとても可愛がってくれていて、休みの日には3人で遊園地や動物園などに行くこともあります。
再婚相手の子どもと、自分の娘や息子がうまくやっていけるかどうかという点が、一番親には心配なものです。
このように、子どもと一緒に仲良く過ごしている様子を交えて、よい関係を築けていることがわかるような伝え方をしましょう。
なお、ここまで挙げた挨拶文例はあくまで一例です。
それぞれの状況や事情を踏まえつつ、両親に安心してもらえるよう、誠実なコミュニケーションを心がけてください。
一方、挨拶を受ける側である両親は、子どもの結婚相手の離婚歴についてどのような思いを持っているのでしょうか。
次は親の本音について考えてみましょう。
離婚経験のある事はどのように思われている?親の本音
初婚に比べると、再婚はどうしても結婚以外の点で心配事が出てくるものです。事前に話を聞いていたとはいえ、本人を目の前にするとつい質問ばかりになってしまうこともあるでしょう。
離婚の原因が本人にある場合は、同じことを繰り返すかもしれないと、心を閉ざしてしまう親もいるかもしれません。
そこで、再婚に反対されてしまった時にできる対応方法をご紹介しましょう。
再婚の挨拶へ行き反対されてしまった時の対応方法
みんなに祝福されて、新たなスタートを切りたい…でも、結婚を反対されてしまう場合もあります。
再婚の挨拶が実を結ばなかった時は、たとえば次のような方法で対応してみるとよいでしょう。
- ・問題点を明らかにし、納得してもらう
- いくつもの経験を積み重ねてきた親ですから、再婚を反対するには何らかの理由があるはずです。
例えば離婚理由がお金やギャンブルであれば、親が反対するのも当然といえます。
その他にも年齢差や仕事、家庭環境など、反対する理由はいろいろあるかもしれません。
そんな問題点の1つ1つをクリアにしていき、2人がしっかりとした家庭を築いていけるということを、納得してもらえるようにしましょう。
- ・粘らず次の機会を待つ
- 最初の訪問で再婚の承諾が得られなかったり、話を聞いてもらえなかったりした場合は、無理に長居をせず早めに切り上げましょう。
険悪な雰囲気のまま時間だけが流れていくのは、得策ではありません。
挨拶の場を設けていただいたことへのお礼を述べて、再度ご挨拶に伺うことを伝え、気持ちを切り替えて次の機会を待つようにしましょう。
- ・味方を見つける
- 2人が付き合っていることを母親だけが知っていた、弟や妹と彼が仲良しなど、家族の中で味方になってくれそうな人がいれば、間に入ってもらう方法もあります。
彼(彼女)の誠実な人柄や、がんばっている様子などエピソードを交えて伝えてもらいましょう。
再婚というと反対されるイメージがある一方で、なかには「過去を恥じることはない」「一度離婚しているからこそ、次は間違えないようになる」といった意見も聞かれます。
いずれにしても、子どもの幸せを願っているのが親の本音といえるでしょう。
2人が固い決意で家族になろうとしている情熱が、親の心を動かすこともあります。あせらずじっくりと時間をかけて、再婚への道のりを歩むのもひとつの方法です。
では次に、再婚の場合、結婚式をどうするかについて見ていきましょう。
再婚だけど、結婚式は挙げるべき?
再婚へのハードルともいえる挨拶を無事に終えれば、次なるステップへと進んでいくカップルも多いことでしょう。
ただ、再婚ゆえに結婚式を挙げるか挙げないかで悩むカップルもいるようです。
結婚式や披露宴は、再婚を決意した2人の姿をお披露目する絶好の機会です。どちらかが初婚の場合や、子どもを交えて式を挙げる場合などは、家族にとって大切なセレモニーにもなります。
もし、結婚のご祝儀をもらうのは2回目だから・・・といったことが気がかりなのであれば、会費制にする、ご祝儀は辞退する旨を知らせておくなどの方法をとると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。今回は再婚の挨拶についてご紹介しました。
再婚は反対されるかもしれないと、結婚を躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、子どもの幸せを願うのが親の本音でもあります。
きちんと段階を踏み、誠意を持って接すれば、2人の新たな門出をきっと応援してくれることでしょう。
要点をまとめると・・・
・再婚の挨拶は結婚の決意をしっかりと伝える
・挨拶前に再婚の事を親に伝えておく事が一番大事
・離婚理由は簡潔に事実を伝える
この記事を参考に、相手の親に結婚を賛成してもらえる挨拶の仕方を知ることが出来ると良いでしょう。