顔合わせの費用はいくらかかる?費用項目と支払いについて全まとめ
顔合わせを行うことが決まったものの、初めてのことで費用がいくらかかるのか、何に費用が発生するのかわからない方もいることでしょう。
そこで今回は顔合わせにかかる費用について詳しく紹介します。さらに、費用負担や当日の支払いのタイミングまでアドバイスします。
この記事を読めば、顔合わせにかかる費用について理解し、これからのダンドリもスムーズに進めることができるでしょう。
- この記事をざっくりいうと・・・
- ・顔合せを実施する会場によってもかかる費用は異なる
- ・顔合せにかかる費用は食事会以外でも発生するので注意
- ・顔合わせにかかる費用負担は新郎新婦2人が行うのが一般的
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顔合わせの食事会でかかる費用相場は6.4万円!
ハナユメのアンケート結果によると、食事を含めた両家の顔合わせにかかる費用は、全国平均で6.4万円だそうです。しかし、これはあくまで食事会のみにかかった金額です。
会場によって費用に差がありますし、結納をするかどうかでも違ってきます。このほかに婚約記念品のお返しや、両親への手土産なども必要になるでしょう。
食事会以外にかかる費用については次章で紹介するので、まずは会場ごとにかかる費用をみていきましょう。
顔合わせの費用は実施会場によっても異なる!
結納をするのが当たり前だった時代には、顔合わせは相手の実家で行われたものでした。しかし価値観の多様化もあり、現在では、下記のような選択肢があります。
- ・レストラン
- ・料亭
- ・結婚式場
- ・ホテル
- ・自宅
また、顔合わせの場所によっても費用は異なるでしょう。
では費用以外の部分ではどんなポイントで顔合わせの会場を選んでいるのかみていきましょう。
顔合わせの実施会場を選ぶポイントは個室があるかどうかが最も多い
顔合わせの実施会場を選んだ決め手について、アンケート結果を見ていきましょう。
ハナユメが行ったアンケートによれば、顔合わせのお店を決める際の決め手として「個室があったから」が63.1%とダントツで高い結果となっています。
次いで、「立地やアクセスが良かったから」が39.6%、「雰囲気が良かったから」が30.7%と続いています。
両家が親交を深める場として、個室で落ち着いた雰囲気が求められているのでしょう。
ただし、会場によっては個室使用料が追加となる場合もありますので、確認が必要です。また、アクセス面もかかせないポイントとなっているようです。
続いて食事会以外にかかる費用について詳しく紹介します。
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食事会以外にかかる費用とは?
冒頭でもお伝えした通り、顔合わせには食事会以外にもかかる費用がさまざまあります。食事会以外にも何に費用が必要なのか事前に把握しておくと、準備もスムーズに進むことでしょう。
それではひとつずつ確認していきます。
婚約記念品
顔合わせの際に、「婚約の証」として婚約記念品の交換やお披露目をするカップルは多いです。
ハナユメの調査によると婚約記念品には、婚約指輪がもっとも多く選ばれており、婚約記念品を贈られた61.7%のうち、75.8%が婚約指輪を贈られています。
時代は変わっても、薬指に輝く婚約指輪は女性たちの憧れなのでしょう。婚約指輪の場合の平均費用は30.1万円です。
“給料の3ヵ月分”とまではいきませんが、ダイヤモンドなどの希少な宝石に、プラチナといった高価な金属が変わらぬ人気のようです。
また、エンゲージリング以外に人気な婚約記念品は、新郎とペアで身につけられる腕時計や、ネックレス・ピアスなど指輪以外のアクセサリーも選ばれているようです。ちなみに、婚約記念品自体がなかったというカップルも、38.3%と少なくありません。
そもそも婚約の記念品が必要なのか、何を選ぶのか、予算なども含めて、ふたりが納得のいく形を選べると良いですね。
女性は婚約記念品のお返し
婚約記念品を贈られた場合、女性はお返しの品を贈ることも多いでしょう。同調査によると返礼品は腕時計が66.7%ともっとも人気が高く、次いでスーツや装飾品が続きます。中にはパソコンなどの実用品をお返しとして選ぶ場合も。
その返礼品にかける費用は、平均20.7万円となっています。婚約指輪の平均額が30.1万円だということを考えると、よく言われる“半返し”よりは多めなのかもしれません。
もちろん返礼品は、必ずしも贈らなくてはならないものではありません。実際、返礼品を贈ったという人は、43.6%と半数以下です。しかしこの機会に金額にとらわれず、大切な人の一番喜ぶものを贈るのもすてきですね。
手土産代
顔合わせでは手土産を準備するようにしましょう。相手の両親の好みをあらかじめリサーチし、喜んでもらえるものを選べるとベストです。地元の特産品や銘菓は話題にもなるし、お互いの育った土地を知るよい機会にもなります。
また、わざわざ足を運んでもらうのですから、日持ちすること、持ち帰りやすいサイズと重さも大切です。
相場は一般的に3,000円~5,000円とされていますが、両家のバランスがとれていないと気を遣わせることも。事前に両家ですり合わせしておくことをおすすめします。
女性は希望があれば振袖レンタル+着付け代
相手の家族と何度も会っているという間柄でも、顔合わせ当日の見た目の印象は大切です。
ハナユメが行ったアンケートによれば、ワンピースに次いで、振袖を選ぶ女性もいることがわかります。
振袖を着る場合、自分のものがなければ、レンタルをする必要があるでしょう。振袖のレンタルは、選ぶ着物によって値段も大きく変わります。3万円ほどのリーズナブルなものから、中には30万円を超えるものも。
また、成人式や卒業式シーズンは、気に入ったものが借りられないということもあるので、早めの予約をおすすめします。
さらに、顔合わせ当日の着付けとヘアメイクにも、1~2万円程度かかります。振袖などの貸衣裳店によっては、着付け・ヘアメイクがセットになったお得なプランもあるので振袖と一緒にチェックしておきましょう。
どちらかが遠方の場合に発生する交通費・宿泊費
昔は結納・顔合わせと言えば、男性側が女性の実家の近くへ足を運ぶものでした。しかし最近ではお互いの中間地や、結婚式を挙げる場所の近くで顔合わせをする人も増えています。
それぞれ住んでいる場所が遠い場合、どちらか一方、もしくは両方に交通費や宿泊費がかかります。その費用をどちらが負担するのかということも重要になってくるでしょう。
一般に食事会を負担するのがどちらか一方であれば、交通費や宿泊費はもう一方の家が負担するというケースが多いようです。後々もめることのないよう、事前に相談して決めておくことをおすすめします。
ちなみに結納を行う場合の費用相場は10.2万円
実施率は5.2%と少ないながら、結納も行われています。その平均費用は10.2万円です。これは会場費に加え、結納式の実施費用を加えた総額の平均になります。
会場によっては結納品のセッティングに食事、写真などを含む結納のセットプランもあり、準備が大変な結納を気軽に行えるとして好評です。
では続いて顔合わせにかかる費用負担についてみていきます。
顔合わせにかかる費用の支払いは2人が負担するのが一般的
ハナユメのアンケート結果では、顔合わせの費用について、ふたりで折半が38.2%、どちらかの両親が負担が33.7%となっています。
顔合わせが家の結びつきを重視する結納式から、家族のきずなを深める食事会というスタイルへと変化しているからかもしれません。また、食事会に両親への「感謝の気持ち」を込めて行うという人も増えています。
誰が負担するにしても、お金の問題は後々わだかまりを残します。当日スマートな進行をするためにも、支払いについては、事前にきちんと決めておくとよいでしょう。
新郎新婦2人が支払うケース
最近では、新郎新婦が支払うケースが増えてきています。
その場合、2人できっちり折半するのか、もしくは新郎が少し多く支払うのかなど、その割合についても決めておくといいでしょう。
振袖を着るのであればば、新婦の方が準備や金銭面での負担がかかるケースもあります。
結婚式や新生活の費用もかかることから、余裕のある方が多めに支払うなど、お互いへの思いやりで支払いの割合を決められると良いでしょう。また、双方の両親にも自分たちが支払うことを事前に伝えておくとスムーズです。
両家で折半し支払うケース
両家から費用負担の申し出があったのなら、両家で折半するのが一般的であり角が立たないでしょう。
ただし、どちらかが遠方で宿泊費や交通費がより多くかかる場合には、会場に近い方がその費用を持つなど、一方に負担が重くならないような配慮が必要です。
どちらかの両親が支払うケース
どちらかの両親が支払いをするケースもあります。両親の考えや地域性などからこういった申し出があることも考えられるでしょう。また、結納をする場合でも、その費用をどちらが負担するかというのは、地域によって違います。
結納金を男性側が払うために女性側が会場費や食事会の料金を持つなど、それぞれしきたりがあります。
お互いの地域の慣習を調べたうえで、ふたりが間に立って相談し、両家の費用分担を決めましょう。その際、こだわりの強い方に合わせることが、円滑に準備を進めるコツです。
続いて当日の支払いマナーについて紹介します。
顔合わせ当日の支払いは両親の前で行わないのが一般的なマナー
たとえ新郎新婦自身が顔合わせの費用を負担すると取り決めをしておいても、ついつい自分たちで払いたくなってしまうのが親心です。
両親の目の前で支払いをするようなことがないよう、心がけましょう。
食事後に席を立ち支払いを行うのがスマート
コース料理など正式な食事の場では、デザートの後に席を立ち、支払いをするのがスマートです。
新郎新婦のどちらが支払いをするのかを事前に決めておき、支払いをする場所もチェックしておくと良いです。できる限り、両家を代表し新郎が当日支払いをするといいでしょう。
万が一、相手方家族が支払ってくれた場合は必ずお礼を行う!
両親が先にさりげなく支払いを済ませてしまっているというケースも考えられるでしょう。そのような場合には、支払ってくれた両親の顔をつぶさないよう、配慮も必要です。
無理にその場でお金を手渡したりせず、後日ふたりからお礼の手紙と品を贈りましょう。お礼はもちろん、早い方が好印象ですしマナーになります。
顔合わせの翌日にはお礼状だけでも出し、1週間以内に相手のもとへ届けるのが良いでしょう。1週間以上あいてしまったのでなら、次回会ったときに直接伝えることをおすすめします。
最後に顔合わせの費用について注意点をご紹介します。
費用について揉めないために!スムーズに決めるための注意点3選
それぞれ育った環境が違うため、結婚への考え、お金に対する価値観も違います。地域や家のしきたりもあり、お互いに譲れないこともあるでしょう。
積極的に話しづらいことでもありますが、曖昧にしておくと、お金のことはしこりになることもあるので、そうならないために注意点をみていきましょう。
1.事前にかかる費用について知っておくこと
冒頭でも説明した通り結納をしなくても、顔合わせの食事会にはさまざまなお金がかかります。会場費だけでなく、婚約記念品や手土産なども考えておかなくてはなりません。
何が必要で、それぞれにいくらお金がかかるのか、あらかじめ把握しておくとその後の準備や必要な費用も把握することできるでしょう。
2.負担割合も相談して決めよう
新郎新婦の間ではもちろん、両親が援助をしてくれるとしても、それぞれの負担の割合をしっかり決めておくことが肝心です。
両家の経済力に差がある場合、分担することが負担になることもあるでしょう。それぞれの立場に配慮し費用を決めることが良い関係を築くカギとなります。
3.両親が費用負担を希望した場合でも一度は辞退すべき
我が子のため、両親が費用の負担を申し出てくれるということは多いものです。しかし結婚とは、自立したふたりが新しい家庭を築くこと。
親を安心させるためにも、たとえありがたい申し出であっても、遠慮する姿勢が必要です。一度断ったうえで、それでも援助したいという話であれば、ありがたく負担してもらいましょう。
その際には、感謝の気持ちを丁寧に伝えることが大切です。
まとめ
いかがでしたか。今回は顔合わせの費用についてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・顔合せを実施する会場によってもかかる費用は異なる
・顔合せにかかる費用は食事会以外でも発生するので注意
・顔合わせにかかる費用負担は新郎新婦2人が行うのが一般的
この記事を参考に、顔合わせ当日をスムーズに迎えることができると良いでしょう。