結婚式に初めて出席する人はチェック!非常識と思われないマナー5選
結婚式の招待状が届いたけれど、どのように返信するべきなのかわからない人は多いでしょう。
また、何を着ていけば常識外れではないか、ご祝儀はいくら包めばいいかなど結婚式に参列する際のマナーに不安な人も多いと思います。
そこで今回は結婚式に参列する際のマナーをまとめて紹介します。
この記事を参考に、常識が無いと思われないよう結婚式へ参列できると良いでしょう。
返信ハガキについて知りたい人は結婚式の招待状を返信する際のマナーから、
服装について知りたい人は結婚式当日の参列ゲスト服装マナーから、
ご祝儀について知りたい人は関係性別ご祝儀額とご祝儀袋のマナーから、
当日の立ち居振る舞いについて知りたい人は、結婚式当日のマナーから、
余興を頼まれた時の対応について知りたい人は、結婚式の余興を頼まれた時のマナー3選から読むことをお勧めします。
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・招待状が届いたら1週間以内に返信ハガキを送ろう
- ・ご祝儀の金額は関係性により異なる
- ・結婚式に参列する時の服装マナーの基本は新郎新婦より目立たない事!
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結婚式の招待状を返信する際のマナー
結婚式の招待状が届いたら、まずは出欠を決めて返信をしなければなりません。
その返信の仕方にもマナーがあります。まずは、招待状の返信マナーを紹介しましょう。
招待状が届いたら1週間以内に返信ハガキを送る
結婚式の招待状を受け取ったら、出席する場合は手元に届いてから2~3日以内、遅くても1週間以内に返信ハガキを送るのがマナーです。
招待状を受け取るよりも前に、メールやSNSなどで出欠確認をしている場合でも、新郎新婦は返信ハガキの出欠を正式なものとして席次を決め、料理や引出物の手配などの準備を進めていきます。
そのため、返信ハガキの到着は早いほど嬉しいもの。招待状に記載されている返信期限はタイムリミットととらえ、できるだけ早めに返信するようにしましょう。
欠席の場合はすぐに返信せず、受け取ってから1週間程度の時間をあけるのがマナーとされています。
時間をあけるといっても、返信期限ギリギリにハガキを返すのは失礼にあたりますので注意してください。
返信ハガキ書き方マナー
返信ハガキを書く際は、以下の点に気を付けましょう。
・黒の毛筆や万年筆などで書く
・「終わり・区切り」を意味する「。」や「、」などの句読点は使用しない
・書き損じの場合は、定規を使用して二重線を引き修正する
返信ハガキはボールペンで書いても問題ありませんが、毛筆や万年筆が好ましく、色は黒を選ぶのがマナーとされています。
最近では、カラフルな絵柄を書き込んである返信ハガキアートも見られますが、マナーとしては上記3点に注意してください。
トレンドの返信ハガキアート!あり?なし?
出席する場合、キャラクターや花束、似顔絵などを描く華やかな返信ハガキアートがトレンドになっていますが、これがOKかどうかは新郎新婦との関係性によって決まります。
関係が近い友人や後輩などの場合、お祝いの気持ちを込めて返信ハガキに新郎新婦の好きなキャラクターや花束などを書き込むのも良いでしょう。
カラーペンや色鉛筆などを使ってカラフルにするケースもあります。
しかし、上司や年齢の離れた先輩・親族など、目上の人への返信ハガキである場合は、ハガキアートは避けるようにしましょう。
出席・欠席を伝えるだけでなくお祝いのメッセージを書く
返信ハガキには、出欠やアレルギーの有無の他にも新郎新婦へのお祝いメッセージを記入しましょう。
メッセージ欄が設けられている場合はもちろん、メッセージ欄がない場合でも余白を使ってお祝いのメッセージを記入することをおすすめします。
返信ハガキのマナーの次は、服装マナーを紹介しましょう。
結婚式当日の参列ゲスト服装マナー
結婚式に出席する際、服装マナーには気を付けたいもの。
注意すべきポイントを端所別にまとめましたので、衣装を選ぶ際の参考にしてください。
女性は肌を見せないように注意
女性が結婚式に出席する服装を選ぶ際、過度な露出のあるものは控えるようにしましょう。
夜の披露宴の場合は肌を見せてもOKと言われますが、挙式にも出席する場合は控えたほうが無難です。
また、昼間の結婚式では肌を見せないのがマナーです。
白や派手な柄物は避けた方がいい
服装の色は、花嫁のウエディングドレスと被ってしまう白は避けます。できれば、光の加減で白っぽく見える明るいベージュなども避けたほうがいいでしょう。
とはいえ、全身黒では喪服のようになってしまいますので、黒いドレスの場合は小物を華やかにするなどの工夫が必要です。
また、布地に派手な柄がプリントされたものはカジュアルにみられがちですので避けるようにしましょう。
ただし、布を織って柄を出しているジャガードやレース、刺繍などは派手過ぎなければOKです。
ブーツやオープントゥはNG!靴はヒールが基本
靴はつま先が隠れてヒールのあるパンプスが正装とされています。
オープントゥのパンプスやサンダルは避け、妊娠中など特別な事情がない場合はヒールのあるものを選びましょう。
また、ブーツやスニーカーはカジュアルなものとされますので、フォーマルな場面にはふさわしくありません。
バッグやアクセサリーなど小物
フォーマルな場で使用するバッグは、小ぶりで派手すぎない、上品な素材のパーティーバッグを選びます。
また、パーティーバッグに荷物が入りきらない場合は、フォーマルな場に合った素材のバッグを持参してもOKですが、パーティー会場には持ち込まずクロークに預けるようにしましょう。
アクセサリーは昼と夜でマナーが異なります。
昼間の結婚式ではパールや、キラキラしすぎないシックなデザインのものを選びます。
夜は、パールはもちろんラインストーンやクリスタルなど華やかな雰囲気アクセサリーもおすすめです。
男性は黒のフォーマルスーツが基本!他の色にするならダークカラー
男性ゲストが服装を選ぶ際は、ビジネススーツは避けフォーマルスーツを選びます。色は黒無地が基本です。
ただし、男性の場合も喪服のようにならないよう、黒いスーツに黒いネクタイ、ベストなど黒いアイテムばかりを着用することは避けましょう。
最近では、黒無地以外にもネイビーやグレーなどのダークカラー、薄いストライプなどであれば柄があってもOKと考えられています。
女性と同じく白や派手な柄物は避けた方がいい
新郎新婦は、白い衣装を着用するケースが多いですので、男性がスーツを選ぶ際も新郎のタキシードと被らないよう白は避けましょう。
また、主役は新郎新婦ですから、悪目立ちしてしまうような派手な柄物は控えてください。
ただし、フォーマルな場ではワイシャツの色は白が基本です。
ネクタイは白やシルバーが基本!明るい色ならばOK
お祝い事に出席する場合に着用するネクタイは、白やシルバーを選んでください。華やかさのある明るいパステルカラーであれば白やシルバー以外もOKとされています。
ネクタイも無地が基本ですが、柄物を選ぶならば細かい柄のものにしましょう。
靴やネクタイピンなど小物
靴は、つま先にデザインのないプレーントゥや横に直線が入ったストレートチップなどシンプルなデザインで革もしくはエナメル製の紐靴を選びましょう。
靴下はくるぶしが隠れる長さの黒無地、格式を気にしないパーティーであれば柄物もOKです。
間違っても白い靴下は選ばないでください。
ネクタイピンに関しては特にルールはありませんので、スーツに合ったものを選ぶと良いでしょう。
そのほかにも、ポケットチーフやカフスでパーティーらしい華やかさをプラスするのもおすすめです。
次の章では、ご祝儀の相場や包み方のマナーについて見ていきましょう。
関係性別ご祝儀額とご祝儀袋のマナー
結婚披露宴はご祝儀制で行われることが多いです。
ご祝儀と言っても新郎新婦との関係性により包む金額が異なりますので注意が必要です。
ご祝儀のマナーについて詳しく見ていきます。
関係性別ご祝儀額一覧
関係性別ご祝儀相場 | |
---|---|
友人 | 30,000円 |
上司 | 30,000円~50,000円 |
親族 | 30,000円~100,000円 |
恩師 | 30,000円~50,000円 |
ご祝儀額には幅がありますが、それは新郎新婦との関係性によって包む金額が変わってくるためです。
ご祝儀額に合わせて選ぶご祝儀袋が違う
ご祝儀袋を選ぶ際、一般的には包む金額の1/100ほどで購入できるもので、結婚式の場合は水引の結びなおしができない「結びきり」のものを選ぶと良いとされています。
金額が30,000円程度にもかかわらず「せめて見た目だけでも豪華にしよう!」などといった考えは控え、包む金額やシーンにふさわしいご祝儀袋を使用しましょう。
ご祝儀相場は30,000円~100,000円と幅があります。
金額別にどのようなご祝儀袋を使用するか迷う場合は、「30秒で分かる!ご祝儀の入れ方・包み方マナー【イラスト付き】」の「入れるご祝儀金額によって変わる!ご祝儀袋の選び方」を参考にしてください。
ご祝儀は「ふくさ」に入れて持っていくのがマナー
ご祝儀はそのままカバンに入れて汚れたり折れ曲がったりしないよう、ご祝儀袋はふくさに入れて持参するようにしましょう。
ふくさは「贈り物を汚さないように扱っています」という礼儀を示す意味があり、1枚の布で包むタイプのふくさが正式なものとされています。
最近では、挟んで使える「金封ふくさ」や「台付きふくさ」など使いやすいものもありますが、金額が100,000円を超えるような場合は正式なふくさを使用するのがおすすめです。
また、結婚式で使用するふくさは赤や朱色、えんじ色など赤系統が望ましいでしょう。
招待状を受け取ってから前日準備までの気を付けるべきポイントはわかりましたでしょうか。
次の章では、結婚式当日のマナーについて紹介します。
結婚式当日のマナー
ここでは、結婚式当日に気を付けたい「受付」「テーブル」「写真撮影」のマナーをご紹介します。
受付での挨拶・ご祝儀の渡し方
受付では、「この度はおめでとうございます」などと挨拶をしつつ受付係にご祝儀を渡します。その際、ご祝儀袋は受付係から読めるような向きで出しましょう。
冬でコートやマフラーを着込んでいる場合は、それらを脱いでクロークに預けてから受付をします。
結婚式のテーブルマナー
テーブルマナーは結婚式でも通常の食事会でも特に変わりはありません。以下の点に気を付けてください。
・同席のゲストと話すときは大声にならないように注意する
・食事をする際は食器同士の音をたてないようにする
・極端に早かったり遅かったりしないよう、周囲にペースを合わせて食事する
・お酒を飲み過ぎない、周りの人にお酒をすすめすぎない
場を盛り上げて新郎新婦をお祝いしたい気持ちから羽目を外してしまった、 久しぶりに会った友人にテンションが上がってしまったということがないよう、テーブルマナーには気を付けましょう。
写真撮影のマナー
新郎新婦が愛を誓いあう挙式は、神聖なものです。
また、披露宴は多くのゲストが二人の結婚を祝福する場ですから、写真を撮影する際には最低限のマナーを守るようにしましょう。
注意するポイントは以下の通りです。
・挙式中は撮影不可の場合もあるので式場の撮影ルールを守る
・バージンロードは花嫁以外が歩くのはNGとする会場もあるため気を付ける
・撮影に夢中になるあまり、ほかのゲストの視界を邪魔しないよう注意する
・厳かな雰囲気や感動の場面を壊さないよう配慮して動く
・司会者が「撮影どうぞ」といった場合は積極的に撮影をする
・プロのカメラマンの邪魔をしない
次は、新郎新婦から結婚式の余興を頼まれた際のマナーについて解説しましょう。
結婚式の余興を頼まれた時のマナー3選
友人や同僚などの結婚式では余興を頼まれることもあるでしょう。
その際に気を付けるべきマナーを3つピックアップして解説します。
1.よほどのことがない限り頼まれたら快諾する
新郎新婦から「ぜひあなたに余興をお願いしたい」と言われた場合は、よほどの理由がない限り快諾してください。
余興は必ずしもしなければならないものではありませんし、多くのゲストを招待する大切な結婚式で余興をお願いするのは誰でもいいというわけでもないはずです。
新郎新婦には、何かしらの理由があって「あなたにお願いしたい」と言ってくれていると考え、頼まれたら引き受けるようにしましょう。
2.新郎新婦にどんな余興をイメージしているか確認しておく
余興を引き受ける際は、余興内容に希望があるか、持ち時間はどれくらいかなど、新郎新婦の余興イメージを事前に確認するようにしましょう。
余興を引き受けたものの何をすればいいのかわからない、余興を考えたものの本当にこれでいいのか悩むケースもあります。
引き受ける時点で新郎新婦と余興イメージをすり合わせておけば、後々になって困ることも少ないでしょう。
余興の種類としては、以下のようなものがありますので参考にしてください。
・スピーチ
・映像演出
・ダンス
・歌や演奏
3.列席ゲストの顔ぶれを確認し内輪ネタはしない
余興はあくまでも、結婚式を盛り上げるために行うものです。
新郎新婦に代わっておもてなしをするという意味もありますので、ゲストがみんなで楽しめるような内容の余興にしてください。
そのためには、友人はもちろん年配の親戚や会社の上司がどれくらいいるのかなどを確認し、自分たちにしかわからないような内輪ネタや下品な内容などは避けるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回は結婚式に参列する際のマナーについてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・招待状が届いたら1週間以内に返信ハガキを送ろう
・ご祝儀の金額は関係性により異なる
・結婚式に参列する時の服装マナーの基本は新郎新婦より目立たない事!
この記事を参考に、結婚式のマナーを知り、当日あわてずに結婚式に参列する事ができると良いでしょう。
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