これだけ読めば大丈夫!授かり婚の入籍時期&結婚準備のスケジュール
突然妊娠が発覚し、いつ入籍すれば良いか分からないというカップルも少なくないでしょう。妊娠と結婚、おめでたいことが同時に来る反面、不安に思うことも多いと思います。
そこで今回は、授かり婚カップルのベストな入籍時期や結婚準備のスケジュールをご紹介致します。
この記事を読めば、授かり婚におけるベストな入籍時期や結婚準備のスケジュールを把握でき、安心して結婚準備に取りかかることができるでしょう。
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・入籍は出産前のなるべく早い時期にするほうが良い
- ・出産後に入籍すると、出生届や子どもに関する手続きが大変になる
- ・入籍していなくても母子手帳は新姓でもらうことができる
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授かり婚の入籍!一番おすすめの時期は妊娠6ヶ月頃
授かり婚の入籍は、妊娠6ヶ月頃を目安に行うのがおすすめです。
体調が比較的安定しやすい時期に入籍ができるように、スケジュールを考えることがポイントです。
妊娠6ヶ月頃は、一般的に体調が落ち着くとされている妊娠中期となるため、授かり婚においてベストな入籍時期と言えるでしょう。
授かり婚の場合、妊娠と結婚という2大イベントが同時にやってくるので、かなり慌ただしくなります。
花嫁は妊婦でもあるのでお腹の赤ちゃんにも自分自身の体調にも極力負担をかけないよう、できるだけスムーズに事を進めていきたいですよね。
妊娠初期の1~4ヶ月頃は本人の体調も赤ちゃんの状態もまだまだ不安定な場合が多く、また妊娠後期の8~10ヶ月頃は体調は安定してもお腹が大きくなったことで動くことが不便になったり、むくみや胃が圧迫され胃のむかむか感が起きやすい時期でもあります。
新婦の体調を第一に考えながら、妊娠6ヶ月頃を目安に入籍日を考えておくのが良いでしょう。
結婚の意思が固まったら、両家の両親に赤ちゃんを授かったという報告と、結婚したいという気持ちを伝えましょう。時間をかけて説得する必要もあるかもしれませんが、誠実に気持ちを伝えることが何より重要です。
きちんと了承を得られたら、体調を考慮してできる限り早めに入籍の手続きを進めましょう。
母体や赤ちゃんのことを考え、なるべく早めに入籍するべき
早く入籍した方が良い理由は色々ありますが、一番の理由は花嫁である妊婦の体調と赤ちゃんのためです。
妊娠すると、女性はホルモンバランスの影響で気持ちや体調が不安定になりがちです。
たとえ結婚の意思を確認できていても、急に不安になったり、自信がなくなったりして落ち込んでしまう可能性があります。
その不安がストレスとなって赤ちゃんにも伝わり、悪影響を与えてしまうこともあります。
人によって色々なケースが考えられるので、女性の心にゆとりが生まれるよう、男性がフォローしながら入籍を早めに行いましょう。
先輩ママの本音!出産後の入籍は手続きが大変&体力的にも避けたほうが良い
先輩ママの本音として、出産後の入籍は手続きが大変になることに加え、体力的にも避けた方が良いという意見が多く、おすすめはできません。
入籍をせず、未婚の状態で出産すると出生届を提出することで母親を筆頭者とする戸籍が編成され、そこに赤ちゃんも記載されることになります。
この時、赤ちゃんは非嫡出子(法律上の婚姻届がない男女の間に生まれた子どものこと)という扱いになります。
そして、この時点では相手の男性は父親として戸籍に記載はされません。父親が記載されるためには父親による認知届けの提出を行い、「認知」が必要になります。
その後、ふたりが入籍すれば、母親、父親、赤ちゃんが記載された新たな戸籍が編成されることになります。
このように出産後の入籍は色々な手続きを行う必要が出てくるためとても大変です。
さらに通常通り、出生届や児童手当、乳幼児医療助成、保険証などの手続きがあり産後は母親の体力は非常に低下しているので、これだけの手続きを役所に出向いて行うのはとても難しいです。
体力的なことも考慮し、出産前のできる限り早い段階で入籍手続きを行う方が良いでしょう。
ここまで、授かり婚に置けるベストな入籍時期についてお伝えしました。次の章では、出産前に入籍した方が良い理由をさらに詳しくお伝えしていきます。
出産前に入籍した方がよい3つの理由
入籍の時期にルールはありませんが、出産が関係してくると出産前に入籍を済ませた方が良い理由がいくつか出てきます。
代表的なものは、
・妊娠中の体調の変化を考慮
・出生届や子どもに関する手続きをスムーズに進める
・男性を法律的に父親と認めさせ、自覚させる
上記の理由が挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.妊娠中はどんな体調の変化があるか分からない為
妊娠中はどんな体調の変化があるか分かりません。他の人が大丈夫だったから私も大丈夫、というわけにはいかないものです。
ホルモンバランスが安定せずに気持ちが不安定になってしまったり、ストレスを感じたり、急な体調の変化で切迫早産となり入院を余儀なくされるというケースもあります。
気持ちを落ち着かせるという意味でも、入籍の手続きを早めに済ませ、なるべく周りの家族、友人、特に相手の男性にしっかり支えてもらいながら、準備を進めていきましょう。
2.出生届や子どもに関する手続をスムーズに進める為
上の章でも触れたように、入籍せず、未婚の状態で出産した後の出生届や子どもに関する手続きは非常に大変です。
入籍していないと出生届を出した時点では、相手の男性はそのままでは父親として戸籍に記載はされず空欄になります。父親が記載されるためには父親による認知届けの提出を行い、「認知」が必要になります。
子どもの児童手当や乳幼児医療、保険証、年金手帳なども入籍していないと母親の旧姓で登録されます。
後から新姓に変えることになれば名義変更で再度手続きに出向く必要となるため、やるべきことがとても多くなり大変です。
3.法律的に父親と認めさせ自覚させる為
法律的にこの子どもの父親はこの男性、と認定させることは、非常に重要です。
その理由は以下となります。
- ・法的な親子関係があることで扶養義務が発生するので、万が一の場合養育費の請求ができる
- ・子どもに父親の相続権が認められる
- ・出生届、戸籍に父親の名前が載る
- ・父親としての自覚が芽生える
上記が認知させることにおける重要な点です。
父親としての最低限の義務を果たす第一歩が、出産前の入籍ともいえます。ふたりでしっかり相談して、自分たちのことはもちろんですが、子どもにとって最善の選択をするようにしましょう。
ここまで、出産前に入籍した方が良い3つの理由について説明しました。
そうはいっても、どうしても事情があって入籍を産後にしかできない、というやむを得ない状況もあるでしょう。
次の章では、事情があって出産後に入籍を予定している場合に気をつけなければならないことをお伝えします。
事情があって産後に入籍する場合に気をつけること
ふたりの中で話し合っても、どうしても出産後にしか入籍ができない、ということもありますよね。
上の章でお伝えしたように極力何よりも優先して手続きを行うことをおすすめしますが、出産後となる場合、気をつけるべきことをお伝えします。
父親になる人に「胎児認知」をしてもらう
「胎児認知」とは、胎児が自分の子であることを認めて認知届を提出することを言います。
入籍をしていないと出生届の父親の欄は空欄です。その子どもの戸籍の父親欄も空欄ですし、父親の戸籍にも当然認知記録もありません。
また、認知をしてもらうと万が一のときがあっても、教育費の支払いなどを請求することもできます。
出生届に父親の名前を入れたい場合は「認知届」の提出が必要となり、これがあることで彼の戸籍上でも子どもの認知が記録され、法律上でも父親となるのです。
また、機会はそう多いものではありませんが、子どもが戸籍を目にするときは必ずやってきます。
そのときに父親欄が空欄だったら、子どもはどう思うだろう?と、子どものためを思い認知させることはとても大切です。
入籍していなくても、新姓で母子手帳を貰える場合が多い
入籍していなくても、母子手帳をもらう際は新姓でもらえる場合が多いです。
自治体によっても違いがありますが、自分で記入する場合は新姓で書けますし、職員の人に記入してもらう際も結婚して名字が変わるのでと言えば新姓で書いてくれる場合があります。
ただし、中には対応してくれない自治体もありますし、その場合も後で名前を書き換えることはできますが、修正の跡が残ってしまうことがあります。
母子手帳は子どもが6歳になるときまで使うものなので、修正ペンやテープは使用しない方が良いとされています。
どうしてもという事情を伝えて新姓にしてもらうか、後で書けるようにしてもらうか相談すると良いでしょう。
また、母子手帳が新姓で通ったからといって、入籍手続きはまだ済んでいませんので忘れないようにしましょう。
以上、産後の入籍をする場合に気をつけることについてお伝えしました。次の章では授かり婚を行うカップルの結婚準備スケジュールの一例をご紹介します。
授かり婚カップルの結婚準備スケジュール
この章では授かり婚カップルの結婚準備スケジュールを紹介していきます。
ただし、ここで紹介するスケジュールはあくまでも一例です。妊娠中のつわりを始めとする体調の変化は本当に人それぞれなので、決して無理をすることのないスケジュールを周りの人に相談しながら決めていきましょう。
1.お互いの両親へ報告
妊娠が発覚し、お互いの結婚の意思が固まったら、両親への報告が必須事項です。
両家の了承を得ないまま結婚式場探しをしてしまうのはとても無礼に当たります。
結婚後の家族関係にも影響しますし、子どもの世話を両親に頼むことは大いにあります。まずはしっかりと報告と決心を伝え、了承が得られたら、両家顔合わせのスケジュールを早めに組みましょう。
2.両家の顔合わせ
お互いの両親へ報告が済んだら、両家の顔合わせを行いましょう。
近年、授かり婚が増えているとはいえ、ふたりの結婚よりも妊娠が先になってしまったことを悲しむ親もいます。
しっかりと顔合わせをして、お相手や両親に対して誠意を示すことが大切です。
お互いに結婚の意思やこれから家庭を築く意思があることを改めてはっきりと伝え、結婚式の有無や今後の生活について両家揃って話合えると良いでしょう。
3.結婚式場の見学・相談
両家の承諾が得られたら次は結婚式の準備です。
出産前に結婚式を済ませたいなら、できるだけ早めに式場を検討しましょう。
一般的には、体調が安定する妊娠5~6ヶ月の妊娠中期、お腹がやや目立ってくる妊娠7~8ヶ月頃は、体調や精神的な変化は起きにくいとされています。
しかし、妊娠中は何が起こるか分からないものですし、女性一人一人体調は違うものです。常に不調を抱える人もいます。自分の体調と相談をしながら、結婚式の時期を決めると良いでしょう。
また、妊娠初期や出産直前は特に安静にしなければならない時期なので、この時期は控えましょう。できるだけ男性が主体となって式場への相談や結婚式の準備を行うように努めましょう。
また、結婚式相談サポートで結婚式のプロに相談すれば、情報収集を効率的に行うこともできますよ。マタニティウエディングの方に向けた特典のある式場もあるので要チェックです。
4.新居の下見・契約
結婚式の準備と並行して、赤ちゃんを迎える環境を整えていきましょう。
もし新居や引っ越しも検討するならば、女性に負担がかかるのは禁物です。男性がリードして新居の準備を進めましょう。
引っ越しを行う時期も身体や心に負担のないように、女性の体調が安定した頃に行いましょう。
5.新婚旅行の相談
この時期だからこそ新婚旅行に行きたいと考える人もいるかもしれませんが、基本的にはいつどこでどんなトラブルが起こるか分からないため慎重に検討する必要があります。
例えば飛行機に乗る場合、同じ姿勢で居続けるため下半身の圧迫やむくみなどでエコノミークラス症候群になりやすいといわれています。また、旅行中に出産してしまうというケースもあるようです。
何事もなければ良い思い出になるものですが、リスクはとても大きく様々に考えられます。
それでも行きたいという場合は、できるだけ医療技術が発達している国を選んだり、担当医から日本語と英語の診断書をもらっておいたりと、できる限りの下準備をしましょう。
母親と赤ちゃんの負担を考えて、二人で話し合いましょう。
6.産院の下調べと決定
結婚式準備や赤ちゃんを迎える環境と並行して行うこととして、産院の下調べと決定があります。
里帰りするのか、今の住まいの近くで出産するのかを決め、リサーチをして自分たちに合う病院を選ぶことが大切です。
人気がある病院だと予約が取れないこともありますし、予約制ではない病院ではかなり長い時間待たされることもあります。
病院の情報をしっかり把握し、できるだけ早く連絡して通い、体調を安定させるようにしましょう。
以上が授かり婚における結婚式に向けたスケジュールとなります。
そこで、次の章では状況別に授かり婚の挨拶例をご紹介します。
誠実さが大切!状況別、授かり婚の挨拶例3選
準備スケジュールの中にもあったように、両親への報告・挨拶は1番最初に行なう大切な場になります。緊張と不安でドキドキしている人も多いかと思いますが、しっかりと誠実さが伝わればきっと大丈夫です。
シーン別に、挨拶例を紹介します。
1.初めて相手の親に会う場合の挨拶例
相手の親への面識がなく初めて会うのが結婚・妊娠の報告となるとまずは、何よりも先に自分の名前・職業など自己紹介はしっかりしておくとよいでしょう。
相手の親からすると、自分の娘の相手がどんな相手なのかは1番気になることと言えます。
親への不安を与えないよう簡単な自己紹介は必須です。
それから先ほどの挨拶の流れを踏まえると、挨拶例は以下のようなものになります。
- 「初めまして。本日は貴重な時間をいただき、ありがとうございます。現在○○(彼女の名前)さんとお付き合いをさせて頂いている○○(自分の名前)です。○○(彼女の名前)さんとは〇年お付き合いをさせて頂いております。
- 今回は、このように順序の後先が逆になってしまい申し訳ありませんでした。
- しかし、私と○○さん(彼女の名前)は今回のことが発覚する前から互いに真剣に交際してきました。そして、今では二人が授かった命を共に大切に育てていこうと約束しています。
- まだまだ未熟な点はありますが、○○さん(彼女の名前)と産まれてくる子どもをしっかりと守っていきますので、結婚を許して頂けませんでしょうか」
このような形で、挨拶の流れを踏まえて簡潔にまとめるようにしましょう。
2.相手の親と面識があった場合の挨拶例
引き続き、相手の親と面識があった場合の挨拶例を見てみましょう。
この時に、注意しなければいけないのがいくら面識があるといっても、普段と同じような挨拶にしないという点です。
- 「正式な挨拶がこのような形になってしまい、申し訳ありませんでした。今まで、○○さん(彼女の名前)とは将来を見据えて真剣にお付き合いをさせていただいてきました。結婚の時期を窺っていたところ、このような形で順序の後先が逆になってしまい、申し訳ありませんでした。
- しかし、二人で話し合ってこれから産まれてくる子どもを共に育てていきたいと思っています。まだまだ未熟な点はありますが、誠心誠意を持って○○さん(彼女の名前)と産まれてくる子どもを守っていきたいと思っていますので、結婚を許して頂けませんでしょうか」
子どもの親になるのですから、面識がありどれだけ仲が良かったとしてもしっかりと挨拶をするようにしましょう。
顔見知りなのであればなおさら、いつもと違う一面を見ることが出来て相手の両親も安心できるはずです。
3.結婚の挨拶をした時に親に反対されてしまった時
なかには結婚に反対されるケースもあります。
ですがそのような時には、焦って取り乱してしまうのではなく、冷静に受け止めるべきでしょう。
両親にとっても、急な出来事でどう判断していいのか分からなくなっている状況も考えられます。
無理に食い下がろうとせずに、何を言われても誠実な態度で伝えるべきことをしっかりと伝えるようにしましょう。
またその時に、結婚に反対する理由を伝えられるかもしれません。その場合には、反対の理由を受け止めて今後の対応を考えるようにしましょう。
もし、反対されてしまったのであれば、伝えることを伝えて一旦その場は帰るようにしましょう。
帰る時にはどのような気持ちであっても「本日は貴重な時間を頂きまして、ありがとうございました。本日はこれで失礼します。改めてお時間をいただければ幸いです」と伝えることが大切です。
以上が状況別の挨拶事例3例です。授かり婚の場合は特に誠実さを意識して両親と向き合いましょう。
結婚後に元気な赤ちゃんを出産するためにも両親の協力は必要不可欠です。両親にも祝福されて結婚できるように、あきらめずに努力することが大切です。
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最後に、式場を探している人に向けて、式場探しに役立つおすすめ動画をご紹介します!
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まとめ
いかがでしたか。今回は授かり婚の入籍についてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・入籍は出産前のなるべく早い時期にするほうが良い
・出産後に入籍すると、出生届や子どもに関する手続きが大変になる
・入籍していなくても母子手帳は新姓でもらうことができる
この記事を参考に、授かり婚の入籍の時期や結婚準備のスケジュールを把握でき安心して結婚式準備に取りかかることが出来ると良いでしょう。
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