席次例を図で解説!ゲストの席次決めマナー&スムーズな決め方

披露宴 席

結婚披露宴の準備をする際、多くの新郎新婦が頭を悩ませるのがゲストの席次決めです。

会社関係の人がいるときはもちろん、親しい友人や親族だけの場合でも、上座・下座を把握して、失礼がないようにしたいもの。

加えて、ゲストに心地よく過ごしてもらうための配慮も忘れたくないですよね。

そこで今回は、元ウエディングプランナーの筆者が、経験豊富なベテランの先輩から教わった知識を織り交ぜつつ、結婚披露宴におけるゲストの席次の決め方についてご紹介します。

この記事の内容をざっくり言うと…
・結婚披露宴ではメインテーブルに近いほうを上座としてゲストを配置
・ゲストの席次のスムーズな決め方・テーブルのかたち別の席次例を紹介
・マナーは守りつつゲストが心地よく過ごせるよう配慮して決める

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ゲストの席決め前に知っておきたい!席次の決め方&マナー

席札 カード

日本には「上座(かみざ)」「下座(しもざ)」という考え方があり、関係性や役職などで誰がどの席に座るのかを決めるのがマナーだとされています。

それは、ビジネスの世界だけでなく披露宴も同じ。ここでは、披露宴における上座・下座のマナーと席次の決め方を解説しましょう。

ポイントは次のとおりです。

・披露宴会場ではメインテーブルに近いほうが上座
・テーブル内にも上座がある!会社関係者などは役職順に上座に配置
・夫婦で出席している場合はテーブル内で隣同士になるように配置
・友人は仲の良いグループでまとめると喜ばれる
・両親や家族テーブルは下座へ!母親が末席になるように配置
・ルールやマナーは守りつつゲストが居心地よく過ごせるよう配慮する

それでは、1点ずつ詳しく説明していきます。

披露宴会場ではメインテーブルに近いほうが上座

披露宴会場では、新郎・新婦に近い席が上座にあたります。

そのため、披露宴会場の中心かつ一番前が最も良い席で、中心から外側、前から後ろに向かって末席になっていくと考えられています。

図 披露宴会場ではメインテーブルに近いほうが上座

披露宴会場内では、会社関係者が上座に座ります。会社関係者→友人→親族→家族の順に上下を決めていきましょう。

テーブル内にも上座がある!会社関係者などは役職順に上座に配置

上座・下座の考え方は、会場全体だけでなく、テーブルごとにもあります。この場合も、新郎新婦に近いほうが上座となっているため、上下は次のように考えましょう。

図 テーブル内にも上座がある!会社関係者などは役職順に上座に配置

ここまでが基本的な上座・下座の考え方ですが、次のような例外もあります。

夫婦で出席している場合はテーブル内で隣同士になるように配置

披露宴に夫婦で出席している場合は、テーブル内で隣同士に座れるよう配慮します。席を配置する場合は、夫が上座・妻が下座となるのが基本です。

会社関係の主賓が夫婦で出席する場合は、夫の役職によってテーブル内の席次を決め、その隣に妻を配置します。

図 夫婦で出席している場合はテーブル内で隣同士になるように配置

もし、夫婦と小さな子どもの家族で出席する場合は、夫婦の間に席を用意するとよいでしょう。

友人は仲の良いグループでまとめると喜ばれる

友人は、大学・短大→高校→中学の順に上座から配置していくのが基本です。

しかし、仲の良い友人同士は上下にこだわらず同じテーブルにまとめる、隣同士の席にするなど柔軟に対応するほうが喜ばれるでしょう。

両親や家族テーブルは下座へ!母親が末席になるように配置

家族・親族間の関係は、親族が上座、家族は末席になります。

ちなみに、両親の兄は伯父・姉は伯母、両親の弟は叔父・妹は叔母となります。席次の肩書を記載する際のために覚えておいてください。

また、家族テーブル内では母親が末席となり、その隣に父親が座ります。

祖父母が出席する場合は、母親・父親・兄弟姉妹・祖父母の順に末席から配置していきますが、出入り口の近くに配置する、祖父母と同居する親族がいる場合はその家族と同じテーブルにするなど、両親と相談しながらケースバイケースで決めるようにしてください。

図 両親や家族テーブルは下座へ!母親が末席になるように配置

席次の決め方の基本はこのようになります。

ただし、住んでいる地域によっては「両家の結婚を周囲がお祝いする」という考えから、両親や家族が上座に座ることもあります。

住んでいる地域や両親の考えなども参考にしつつ、迷ったら担当のウエディングプランナーに相談してみましょう。

ルールやマナーは守りつつゲストが居心地よく過ごせるよう配慮する

最近では、上座・下座の考え方についてそれほど厳しく考えてない人も増えてきています。上下を気にするよりも、ゲストが快適に過ごせるかどうか配慮するほうがよい場合もあります。

ただし、会社関係者に限っては後々気まずい思いをしないよう、上下をしっかり守ることをおすすめします。

小さな子どもは母親の隣・妊婦は出口にできるだけ近くがおすすめ

席次よりも席配置を気にすべきは、小さな子どもを連れた母親や妊婦です。

子どもがぐずってしまった、気分がすぐれないなど頻繁に出入りすることがあるため、会場の中心よりも壁寄り、出入り口近くなど、他のゲストを気にせず出入りしやすい場所に配置するとよいでしょう。

年配の人や足元の悪い人なども同様の配慮が喜ばれるケースもあります。

ここまで、披露宴会場における上座・下座の考え方と席次の決め方をご紹介しました。続いて、実際に席次を決める際の手順を見ていきましょう。

ゲストの席次決めをスムーズに進める手順

カップル 普段着

披露宴の席次を決める際の手順は次のとおりです。

1. テーブル数とテーブルごとの席数目安をプランナーに聞く
2. 新郎新婦それぞれの招待ゲストを会社関係・友人・親族などに分ける
3. グループ分けしたゲストをテーブルの席数に分ける
4. きれいに分けられない場合はテーブルやテーブルの席を増やせるかプランナーに相談
5. テーブル内の席次を決める
6. 各テーブルを全体図に当てはめる

詳しく見ていきましょう。

1. テーブル数とテーブルごとの席数目安をプランナーに聞く

招待状を送るためのゲストのリストアップができた時点で、最大何人の披露宴になるのかがわかります。

全員参加した場合、テーブル数はいくつになり、各テーブルに何人ずつ座れるのか担当のウエディングプランナーに確認しましょう。

できれば、会場内のテーブル配置についても一緒に確認します。

すでに招待状の返信があってゲストの出欠が決まっているならば、その人数にあわせてテーブル配置も確定できます。

担当のウエディングプランナーと一緒にテーブルレイアウトを決めましょう。

2. 新郎新婦それぞれの招待ゲストを会社関係・友人・親族などに分ける

テーブル配置が確認できたら、それぞれのゲストを関係性別に、「会社関係者・友人・親族・家族」などに分け、さらに次のように分けます。

【会社関係者】
役員・上司・先輩・同僚・後輩

【友人】
大学(短大・専門学校など)の友人・高校の友人・中学の友人・その他の友人

【親族・家族】
伯父伯母家族・叔父叔母家族・祖父母と家族

会社関係者は役職順に並べて分けるとテーブルを決めやすい

会社関係者といっても、役職者や上司が大人数で出席するケースはまれです。基本的に主賓席1テーブルで収まると思いますが、テーブルが分かれる可能性もゼロではありません。

そのため、関係性別にグループを分ける際に、上座・下座の順番が重要な会社関係者は役職や社歴順に並べておくとよいでしょう。後のテーブル配置がしやすくなります。

3. グループ分けしたゲストをテーブルの席数に分ける

ゲストのグループ分けができたら、1テーブルに座れる人数ごとに分けていきます。

友人や親族などはテーブルの席数に合うよう、1テーブルの席数が8人の場合は大学の友人5人グループと高校の友人3人グループを同じテーブルにする、伯父の家族4人と伯母の家族4人を同じテーブルにするなど、グループを組み合わせていきます。

友人は仲の良いグループごとにテーブルの席数にあうよう組み合わせる

友人グループは、仲良しグループをベースに席数に合うよう分けましょう。

例えば、高校・大学と同じだった友人がいて、その友人と仲の良い子が高校グループと大学グループにいるなら、その友人を中心に大学グループと高校グループを同じテーブルに混ぜてもかまいません。

図 友人は仲の良いグループごとにテーブルの席数にあうよう組み合わせる

親族は家族ごとに分けてテーブルの席数にあわせて組み合わせる

伯父・伯母・叔父・叔母の順に上下になるのが基本ですが、家族がいる場合は、伯父・伯父の家族・伯母・叔母の家族・叔父・叔父の家族・叔母・叔母の家族の順になります。

先ほど紹介したように、伯父4人家族と伯母4人家族の計8人ときれいに数字を合わせられないことのほうが多く、伯父5人家族と叔母3人家族、伯母4人家族と叔父4人家族などとなることもあるでしょう。

また、父方の親族と母方の親族は別テーブルにするのが基本ですが、場合によっては父方の伯父5人家族と母方の伯父3人家族を同じテーブルにしなければならない、親族間の仲が悪いなど特殊なケースも考えられます。

親族の席次を決める際は、両親に相談しながら決めるようにしてください。

結婚式では、血縁の近い人から末席に配置されます。祖父母は家族として考えるのが基本ですが、祖父母と同居する親族がいる場合はその家族と同じにするなどの対応をしてください。

4. きれいに分けられない場合はテーブルやテーブルの席を増やせるかプランナーに相談

8席のテーブルに対して5人グループと4人グループを一緒の席にしたい、7人の仲良しグループがあるなど、テーブル数にあわせてきれいに分けられないこともあります。

その場合は、担当のウエディングプランナーに1テーブル9人に席数を増やせるか、テーブル数自体を増やせるかなど相談してください。

自分の判断で1テーブルあたりの席数を増やしたり、テーブル数を増やして4人テーブルや5人テーブルを複数つくったりするケースも見受けられます。

しかし、テーブル数が増えれば会場が狭くなり演出に影響が出る、1テーブルあたりの席数が多すぎてゲストが快適に食事できないということにもなりかねません。

必ず担当のウエディングプランナーに相談し、プロ目線のアドバイスをもらうようにしてくださいね。

5. テーブル内の席次を決める

各テーブルの顔ぶれが決まったら、テーブル内の席を決めていきましょう。

会社関係者は役職順に上座に配置

何度もお伝えしていますが、会社関係者は役職の高い順から上座に座ります。役職に注意しながら席配置を決めていきましょう。

友人は仲の良い人同士が隣同士になるよう配置

友人の場合は、テーブル内でも仲の良い人が隣同士に座れるよう配慮すると喜ばれます。

会社関係者は席次を気にすることが多いですが、友人の場合は席次が上かどうかよりも仲良しの友人と楽しく過ごせるかどうかがポイントになります。

親族は「家長」が上座に来るように!複数家族がいる場合は年長者を上座に

家族で出席してくれるゲストの場合、テーブル内では家長が上座に来るようにしましょう。両親の血縁者が伯母・叔母であっても、上座は伯父・叔父になります。

また、年長者が上座になるのが基本ですが、両親や親族の考え方によっては「男性が上座」すなわち、伯父(兄)・叔父(弟)・伯母(姉)・叔母(妹)の順になると考えることもあります。

これは、各家庭によって異なる部分でもありますので、両親に相談してください。

6. 各テーブルを全体図に当てはめる

テーブル数が決まり、テーブル内の席次が決まったところで、各テーブルを会場のレイアウトに当てはめます。席次ができたら、全体を両親に確認してもらい、微調整がないか改めて確認しましょう。

担当のウエディングプランナーにも、おかしなところがないか見てもらいます。

「この2人は席次が逆では?」「このテーブルはこちらのほうがよいのでは?」など、プロ目線のアドバイスがあると思いますが、特別な事情がある場合やそうしたい理由があるならしっかり伝えましょう。

手順については以上ですが、担当のウエディングプランナーによって流れが異なることもあります。上記を参考にしていただきつつ、自分たちの進めやすい手順で進めるようにしてください。

次の章では具体的な席次の例をご紹介します。ここまでの手順をもとに自分たちのゲストの席を配置してみてから、答え合わせのようなつもりで次の章を読んでいただけると、より理解が深まるかもしれません。

席次決めに迷わない!テーブルのかたち別のゲストの席次例

披露宴 座席

「説明だけではよくわからない…」という人もいるはず。また、「長テーブルの場合は上座・下座はどうなるの?」という疑問もあるでしょう。

テーブルのかたち別に、席次例をいくつか挙げてみましょう。

丸テーブルの場合

まずは、丸テーブルの基本的な席次です。

図 丸テーブルの場合

職場関係者が1つのテーブルにまとまる場合は、主賓席を職場席としましょう。また、主賓がいない場合は友人席になります。

主賓の人数が少ない場合は、新郎・新婦それぞれの主賓を同じテーブルにすることもあります。その場合は次のような席次になります。

図 主賓の人数が少ない場合

新郎・新婦のゲストのバランスが悪く、気になる場合は、テーブルの大きさを変えたり1テーブルごとの人数を変えるなどしてテーブル数を同じにすることもあります。

図 新郎・新婦のゲストのバランス

少人数の結婚式で、新郎新婦とゲストが同じテーブルを囲む場合の席次も載せておきましょう。

図 新郎新婦とゲストが同じテーブルを囲む場合

数字の若い順から上座になります。主賓・友人などは1~4、親族・祖父母・兄弟姉妹は5~7となるよう配置するとよいでしょう。

ただし、少人数の場合は近しい間柄の人のみをゲストとすることが多いため、自由に席を決めることも多いです。

長テーブルの場合

次に、長テーブルの場合の基本の席次です。

図 長テーブルの場合

長テーブルが途中で分かれる場合は次のようになります。

図 長テーブルが途中で分かれる場合

夫婦は隣同士に並べて着席するのが基本です。上座・下座の順に席を配置すると伯父・叔母、父・母の席が分かれる場合は、並びを変えて隣同士にするとよいでしょう。

少人数の場合は、次の2通りが考えられます。

図 席が分かれる場合(少人数)

番外編になりますが、テーブルごとにゲスト数をうまく分けられないときは、長テーブルと丸テーブルを混在させられることもあります。

図 長テーブルと丸テーブル混在

ゲスト同士が過ごしやすい席配置になるようであれば、この方法をとれるか担当のウエディングプランナーに相談してみてください。

披露宴ではなくもっとカジュアルな1.5次会をする場合や、2次会の場合はどうなるのでしょうか。次の章で解説します。

2次会や1.5次会でもゲストの席次決めマナーは変わらない

ゲスト パーティー

1.5次会や2次会の場合も、上座・下座の考え方や席次決めマナーは変わりません。
ここまでご紹介したものをベースに席を決めてください。

「友人を中心に招く2次会だから席は決めずに自由でいいだろう」と思っている人もいるかもしれませんが、招待される側としてはできれば席は決めておいてほしいもの。

まずは仲の良いゲスト同士近くの席に座ってもらい、場が和んできたところで席替えタイムなどを設けるなどすれば、友人同士の輪も広がりやすいでしょう。

まとめ

今回は結婚披露宴のゲストの席次の決め方についてご紹介しました。

要点をまとめると・・・
・結婚披露宴ではメインテーブルに近いほうを上座としてゲストを配置
・ゲストの席次のスムーズな決め方
・テーブルのかたち別の席次例を紹介
・マナーは守りつつゲストが心地よく過ごせるよう配慮して決める

この記事を参考に、席次の決め方を知り、スムーズにゲストの席次を決めましょう。

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