冬の結婚式はゲストに迷惑?費用相場やメリット・デメリットまとめ

冬 結婚式 ウィンター ウエディング カップル 新郎新婦

結婚式と言えば、春または秋と答える方が多いと思いますが、冬と答える方は少ないでしょう。実際にアンケートを取ったところ、1.7%と非常に少ない結果となりました。

Q.あなたが結婚式といってイメージする季節はいつですか?

回答の選択肢 回答数
46.04%
11.39%
32.67%
1.73%
ゴールデンウィーク 0.74%
クリスマス 0.50%
年末 0.00%
年始 0.00%
年度末 0.25%
年度初め 0.25%
その他(具体的に) 6.44%

ハナユメ調べ

では冬に結婚式を実施するのは良くないのでしょうか?今回はそんな不安を感じる花嫁に向けて、冬の結婚式の特徴やメリット・デメリットなどをご紹介します。

この記事の内容をざっくり言うと…
・年末年始に被ることから、冬の結婚式は挙げるタイミングが重要
・式を挙げる人は少ないことから費用を安く抑えることができる
・十分な対策や気遣いをすることで、ゲストにも喜んでもらえる

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ゲスト400人にアンケート!冬の結婚式は夏に次いで2番目に招待されて「困る」と回答

ゲスト400人に対して行った独自アンケートによると、ゲストの34.4%が夏の結婚式を、24.7%が冬の結婚式に招待されて「困る」と回答しています。

ゲストにとって、蒸し暑くて汗ばむ夏や寒さが身にしみる冬の時期の結婚式への参加は、できれば避けたいと思ってしまうのかもしれません。

月別で見ると、12月が最も「困る」と回答

さらに、このアンケートでは「具体的にどの月が一番困るか」を聞いており、それによると「12月」と回答した方が最も多かったです。

各月のアンケート結果は、以下のようになります。

Q.あなたが結婚式に招待されて「困るな」と一番思う月はいつですか? (回答数:404名)

割合 順位
1月 22.5% 【第3位】
2月 7.2% -
3月 5.0% -
4月 6.7% -
5月 0% -
6月 1.5% -
1.7% -
8月 25.5% 【第2位】
9月 1.2% -
10月 0.7% -
11月 0.5% -
12月 27.5% 【第1位】

ハナユメ調べ

冬の時期である12・1・3か月間で「結婚式に招待されて困る」と回答した人は全体の半数以上にのぼりました。

特に12月と1月に関しては、「クリスマスは大切な人と一緒に過ごしたい」「お正月ぐらいは実家に帰ってのんびりしたい」といった声が多く、多くの人が忙しい時間を過ごす12月下旬~1月初旬にかけては結婚式を挙げるのを控えるのが無難といえます。

もし何らかの事情で、12・1・2月といった冬の時期に結婚式を挙げるのであれば、ゲストに対するいつも以上の配慮が必要と言えるでしょう。

一方で、この時期は結婚式を控える方が多いことから、予算が少ないカップルにとっては狙い目であると言えます。

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その分結婚式費用は比較的安め

先ほどのアンケートからも分かるように、冬は人気がない分費用を抑えて結婚式を挙げることができるため、予算が少ないカップルにとっては狙い目のシーズンです。

直前の11月までは秋の穏やかな気候の中で結婚式を挙げる方も多いですが、12月に入ると徐々に少なくなっていきます。

そのため、結婚式の費用も11月まではとても高くつくのですが、12月に入ると少しずつ費用が安くなっていき、12月後半~1月にかけては大変お得な価格で結婚式を挙げることも可能です。

8月・12月・1月・2月は結婚式業界にとってオフシーズン、すなわち閑散期となります。

そのため各式場では少しでも多くの方に結婚式を挙げてもらうよう、ドレスやケーキ、撮影代などがセットになったパックプランや期間限定の割引プランなどを充実させることが多いため、それらを利用するのも一つの手と言えるでしょう。

さらに、平日や仏滅といった日取りを選択すると、よりお得に式を挙げられると言えるでしょう。

実際に、筆者の知人も2月初旬ごろに結婚式を挙げましたが、「思っていたよりも費用がかからず助かった」と後日話していました。

ただし、両家の都合などもあるため、こうした時期に結婚式を挙げようと思っているのであれば、事前に両家の親に相談することをオススメします。

中には、「お盆や年末年始に祝い事をしてはならない」という地域もあるため、必ず確認しておくようにしましょう。そうした事情が許すのであれば、冬の結婚式は予算が少ないカップルにとって大変お得です。

このように冬の結婚式は費用を抑えられる傾向がありますが、費用以外の面でも実は、冬の結婚式はメリットがあります。次章では冬に結婚式をあげるメリットと、デメリットについてご紹介いたします。

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冬に結婚式を挙げるメリット・デメリット

費用面以外の冬の結婚式のメリットは大きく、
・希望の日程が選びやすい
・結婚式にイベントを絡めることができる
・イルミネーションを使った幻想的
の3点が挙げられます。

クリスマスやバレンタイン、イルミネーションを演出に取り入れたりなどは他の季節ではできない冬ならではと言えるでしょう。

しかしその分、寒さ対策は必須ですし交通機関への影響も考慮しなくてはなりません。そのため、お昼過ぎからスタートをするなど、式を挙げる時間的なタイミングも重要となってきます。

メリット・デメリットそれぞれ具体的に見ていきましょう。

メリット1:希望の日程が選びやすい

他の方が結婚式を控えるシーズンであるということは、裏を返せばご自身の希望に沿った日取りで結婚式を挙げやすいとも言えます。

ハナユメの調査によると実際、12月・1月・3か月間に結婚式を挙げるカップルは全体の18.9%と、かなり少ないことが伺えます。

日取りやドレスの希望が通り、さらに会場に自分たちだけという可能性が高いのは、この時期の大きな特徴と言えます。

メリット2:クリスマスやバレンタインのイベントと絡めることができる

12月はクリスマス、2月はバレンタインという大きなイベントがあるため、それらを結婚式に組み入れられるのも冬の時期のメリットです。

クリスマスであれば会場にクリスマスツリーを飾ったり、サンタの格好をした新郎新婦がゲストにプレゼントを配る演出などができます。ミニツリーを各テーブルに飾っておくのもオススメです。

また、バレンタインの頃であれば、スイーツブッフェでチョコレートフォンデュを提供したり、赤と茶系で会場内を落ち着いた雰囲気に仕上げるのもいいでしょう。

寒い時期である12月・1月・2月ですが、こうしたイベントと絡めた演出ができるのはとても魅力的です。

メリット3:イルミネーションを使った演出が幻想的

キャンドルライトやLEDライトを使って、会場内外をイルミネーションで彩るのも幻想的です。イルミネーション自体は季節を問わず取り入れることが出来ますが、日没が遅いと演出を入れるタイミングが難しいです。

冬であれば空気も澄んでいて日没も早いため、夕方5時ごろからスタートとなるナイトウェディングの場合はセットで希望される方が多いです。

また、イルミネーションが会場を彩る中、雪が舞う中での入退場も冬ならではの演出と言えるでしょう。日が短い冬だからこそ、小さな光の温かさでゲストをもてなす結婚式もオススメです。

ここまで冬の結婚式のメリットをご紹介してきました。

この他にも「ドレスの希望が通りやすい」「他の花嫁さんと顔を合わせずに済む」という閑散期ならではのメリットも挙げられます。

次は冬の結婚式を挙げるデメリットをお話したいと思います。


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デメリット1:やはり寒い

冬の時期は最高気温が10℃未満であることも多く、新郎新婦やゲストの寒さには気をつけなくてはなりません。

特に、ナイトウェディングを検討していらっしゃる場合は、披露宴を始める前と後とでは、気温差が大きく生じていることも考えられます。

カイロの用意やタクシーを事前に手配しておくなど、ゲストの寒さ対策は重要なポイントとなってきます。

デメリット2:天候によっては交通機関がとまってしまう可能性も

降雪の影響で交通機関が止まってしまうことを考えて、交通の便がよく、いざというときに近くに泊まれるホテルがある地域の式場を選ぶのも一つの方法です。

ここ最近の異常気象で普段はめったに雪がふらないような地域であっても、突然の大雪に見舞われてしまうことが多くなりました。

そうした場合でも慌てないよう駅から歩いてすぐの式場を選んだり、近くに宿泊施設が設けてあるかを確認しておいたりなど、降雪などで新郎新婦やゲストの方々が会場に向かえなくなる可能性を考慮して会場選びをするのがベターとも言えます。

デメリット3:忙しい時期と被るときは最大限の気遣いを

年末年始といった忙しい時期に結婚式が被ってしまった場合は、日取りが決まった時点でゲストに連絡する、お車代を上乗せして支払うなどといった配慮が必要です。

特に、企業によってはクリスマスから年末年始の休暇になることもあり、既にゲストの予定が埋まっている場合や空いていたとしても新幹線や飛行機のチケットが手配できないことも考えられます。

こうした忙しい時期を避けるのが本当はベターですが、できないときはできるかぎりの気遣いをするのが大人の対応です。

この様に、日程が選びやすく冬ならではのイベントや演出を取りいれられるメリットがある一方、悪天候や寒さへの対策やゲストへの気遣いが特に必要とされる時期であるという特徴があります。

最後に、冬の結婚式でできるゲストへのおもてなしをご紹介いたします。

もしも冬に挙げるなら!ゲストへのおもてなしアイデア6選

結婚式のプチギフト

寒い中足を運んでくださるゲストに対してできる温かいおもてなしとして、

・挙式中、終宴後に使ってもらえるよう受付にカイロを用意しておく
・女性向けにブランケットを準備しておく
・外にでる演出等があるなら事前に告知しておく
・ウェルカムドリンクや披露宴中のドリンクとして温かい飲み物を用意しておく
・ゲストが寒くないよう式場に暖房器具を依頼する
・帰り道も寒くないようタクシーチケットを手配しておく

の6つをご紹介します。

ポケットカイロを受付などに用意をしておく

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セレス高田馬場のブログより引用

会場内でも暖かく過ごしてもらえるよう、受付にカイロを用意しておくのが最初にできるおもてなしです。

また、帰り道も気温が下がって寒いことが考えられますので、帰り際に渡すプチギフトにメッセージ入りのカイロを添えて手渡すのもオススメです。

ブランケットを自分たちで用意しておく

寒い時期の結婚式にはブランケットでおもてなし

会場内は暖房が効いて暖かくはなっていますが、薄着でおしゃれをしてくる女性方のためにブランケットやひざ掛けを用意しておくとベターです。

会場によってはブランケットを用意している場合もありますが、枚数に限りがあったり、そもそも用意がなかったりする場合もあります。

自分たちで用意するのが一番いいのですが、参加人数が多いと中々用意も大変になってきます。

そうしたときはブランケットをレンタルしている業者がありますので、そこを使うのも便利です。
(参考リンク:レントオール江戸川)

一方で参加人数が少ない結婚式であるならば、「来てくれたお礼に」とギフトとしてしまうのもいいでしょう。

当日外に出る機会がありそうなら事前に伝えておく

屋外での演出や移動などで外にでる可能性がある場合は、招待状などで事前に告知しておくのがオススメです。

というのも、会場までの移動に着てきたコート類はクロークにて預かってしまうことが多いため、事前に伝えておかないと本番中寒い思いをさせてしまいます。

事前告知があれば、ゲストの方でも厚手のインナーを着たりするなどして防寒対策ができますので、一言伝えておくようにしたいところです。

ホットドリンクを用意しておく

ウェルカムドリンクとして、カフェインが少なめの玄米茶やハーブティー、コンソメスープなど温かいスープなどを用意しておくのがオススメです。

コーヒーや紅茶でもいいのですが、カフェインが多く含まれている関係でお手洗いが近くなってしまうことも考えられるため、食後のドリンクを除いてはコーヒーや紅茶は避けたほうが無難です。

また、お酒が飲める方であればホットワインやホットカクテルなども用意しておくといいでしょう。

式場に暖房器具の用意を依頼する

ガラス張りのガーデンなどで中々室内が暖かくなりにくい場合や冷え込むことが予想されるナイトウェディングの場合は、エアコン以外に大型のヒーターなどを用意しておくとゲストに寒い思いをさせなくて済みます。

ただし、多くの会場はエアコンだけで十分なことも多く、事前に相談がないと用意されないと思ったほうがいいかもしれません。

追加の暖房器具を用意したいときは、必ず会場のプランナーに伝えておくようにしましょう。

最寄駅から会場までのタクシーチケットを用意しておく

タクシーチケットを手配しておき、会場への往復でゲストに寒い思いをさせないようにするとベストです。

会場によっては、駅から離れているためバスを乗り継ぐ可能性あり、時間的に不便がある場合はタクシーを手配することもあります。

また、二次会に行かれる方が多い場合には、タクシーではなく送迎バスを手配しておくと結婚式から二次会までの流れが大変スムーズになります。

最寄り駅から会場までのタクシーを手配しておくと、ゲストにも「気が利くな」と思ってもらえることでしょう。

寒さが厳しい冬の結婚式だからこそ、会場内で快適に過ごして頂けるように配慮することだけでなくスムーズに会場までの往復ができるよう配慮しましょう。

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まとめ

いかがでしたか。今回は冬の結婚式に対するゲストの本音やメリット・デメリットについてご紹介しました。

要点をまとめると・・・
・年末年始に被ることから、冬の結婚式は挙げるタイミングが重要
・式を挙げる人は少ないことから費用を安く抑えることができる
・十分な対策や気遣いをすることで、ゲストにも喜んでもらえる

この記事を参考に、当日の見学を充実したものにして、自分にピッタリな会場選びができると良いでしょう。

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