人前式の「立会人」は結婚の証人!立会人の役割と問いかけ例文まとめ
近年、二人らしく自由な演出ができることから人気がでている、挙式スタイルの1つの「人前式」。
しかし決まりごとが少ないため、本当に必要なこと、知っておかなければならないことを見落としているかもしれないという不安はないでしょうか。
今回は、人前式の立会人にスポットを当てて、その意味や役目などを詳しく紹介します。
この記事を読めば、人前式ウエディングで立会人を立てる際に必要な事柄を理解することができるでしょう。
- この記事をざっくり言うと・・・
- ・人前式の立会人とは「結婚を誓う二人の証人となる人」のこと
- ・人前式に決まりはなく、立会人代表がいなくても問題ない
- ・立会人代表へのお礼の相場は、役割に応じて1,000円~3万円程度
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人前式の立会人とは「結婚を誓う二人の証人となる人」のこと
キリスト教式や神前式のウエディングでは神様を前に二人が永遠の愛を誓うのに対し、人前式では招待したゲストを証人として全員の前で誓いを立てます。
つまり、人前式の「立会人」とは、本当はゲストである参列者全員のことを指すのです。
しかしその中でも、カップルのそばで誓いを見守ったり、結婚証明書に署名したり代表スピーチをする人が必要になる場合があります。
それが「立会人代表」と呼ばれる人です。ただし、たんに「立会人」と呼ぶ場合もあります。
立会人代表は絶対必要というわけではない!
人前式は、宗教や伝統に沿ったルールやしきたりが一切ないので、基本的にはどんなスタイルでも問題ありません。立会人代表についても同様です。
招待したゲスト全員が立会人となるわけですから、結婚の証人としてはそれで十分とも言えます。
したがって、立会人代表は絶対必要というわけではありません。
式の進行上必要だと思われる場合に誰かに代表をお願いする、という程度の意識で問題ないでしょう。
では次に、立会人代表とは具体的にどんな役目を担っているのかをご説明いたします。
具体的に何をする?立会人代表の4つの役目
人前式での立会人代表の役目は、式のスタイルや演出内容などに大きく違ってきます。
しかし多くの場合、立会人代表の主な役目として下記の4つがあります。
- ・新郎新婦を見守り、サポートする
- ・新郎新婦に「問いかけ」をする
- ・結婚証明書にサインをする
- ・代表として挨拶(スピーチ)をする
立会人代表は、これらの役目全てを担う場合もあれば、一部だけという場合もあります。
以下でそれぞれの役割の内容を詳しく見ていきましょう。
1. 新郎新婦を見守り、サポートする
立会人代表は、新郎新婦のそばに立って、様々なサポートをする場合があります。
式の最中や写真撮影の前にドレスの裾を直したり、指輪交換のときにグローブやブーケを預かるなど、カップルの一番近くで二人を見守り、式の進行をスムーズにする役目です。
2. 新郎新婦に「問いかけ」をする
人前式では、多くのカップルが立会人の前で「誓いの言葉」を述べます。
誓いの言葉の形式や内容に決まったものはないので、それぞれのカップルが好みに応じて自由に演出することができます。
この誓いの言葉を述べる時、立会人代表が問いかけて新郎新婦がそれに応えるという形式で行うことがあります。これが「問いかけ」です。
教会式(キリスト教式)の挙式で、牧師や神父が新郎新婦に向かって永遠の愛を誓うことができるか問うのと同じような役割と言えます。
3. 結婚証明書にサインをする
立会人代表の大きな役目のひとつは、「結婚証明書(結婚誓約書)」にサインをすること。
結婚証明書は法的な書類ではありませんが、立会人が確かに二人の結婚を見届けたという証しとして、人前式では定番の演出です。
通常は誓いの言葉に続いて新郎新婦が順番にサインした後、立会人代表がサインをします。
あるいは立会人全員、つまり参列者全員がサインすることもあり、この場合は受付などで事前に全員のサインを集めておき、最後に立会人代表がサインするといった流れで完成します。
4. 挨拶(スピーチ)をする
基本的には、祝福の言葉とともに式を盛り上げる楽しい内容のもの、新郎新婦のエピソードを披露するなど、一般的な結婚披露宴のスピーチと同様のもので問題ありません。
場合によっては「人前式とはどういう結婚式か」「立会人とは何か」ということをゲストに説明する内容であってもいいでしょう。
以上、立会人代表が具体的にどんな役目を担うのかを見てきました。
ではこうした大事な役目を果たす立会人代表は、いったいどのように選べばよいのでしょうか?
その疑問について、次の章より解説していきます。
立会人代表はどう選ぶ?決まりは無いので親しい人に依頼するのがベスト!
誰を立会人代表に選ぶかということについて決まったルールはありませんが、新郎新婦とのつながりが深い親族・友人が選ばれることが多く、また仲人を立てている場合はその人が兼任するケースもあります。
いずれにしても社会的な地位や年齢に関係なく、新郎新婦にとって信頼できる、親しい人物を選ぶのが良いでしょう。
新郎側、新婦側からそれぞれ一人ずつの立会人代表を立てるのが一般的とされています。
事前に依頼する場合は、直接お願いするのがベスト
立会人代表を事前に依頼する場合は、本人に直接会ってお願いするのがベストです。
親しい間柄なら、とりあえずはメールなどで依頼してもよいかもしれませんが、正式な依頼は本人を前にして行うのが礼儀です。
立会人代表としてやって欲しいことなど、事前にはっきりさせておかなければならない事項についても、その場で確認しておきましょう。
立会人代表へのお礼の相場は1,000~5,000円!
立会人代表は、他の立会人(参列者)より負担が少し重く、当日は何かと忙しくなるもの。
新郎新婦はそれを理解したうえで、その労力と役目に対するお礼をきちんと用意しておきましょう。
現金を渡す場合は、1,000~5,000円が相場だと言われています。
しかし企画段階から参加してもらったり、当日の司会進行役をお願いする場合などは、通常の披露宴の司会役と同程度のお礼(2~3万円)を考えておいても良いでしょう。
ただし現金での謝礼にこだわる必要はありません。
特に親しい間柄で相手にあまり負担を感じさせたくない場合は、相当額のお礼の品やギフト券などを渡してもOKです。
当日になってからのサプライズ指名もあり?
ルールや形式にとらわれない人前式のウエディングでは、立会人代表を当日になってサプライズで指名するという演出もあります。
もちろん司会進行やスピーチ、その他リハーサルなどが必要な大役を当日にお願いするのはNGですが、署名や指輪交換の介助と言った役割なら、いきなりお願いしてもそう難しいことではありません。
カップル誕生のキューピッド役をしてくれた友人や、新郎新婦が過去にお世話になった恩人、結婚を誰よりも喜んでくれた兄弟姉妹など、二人の結婚に深く関わる人なら、サプライズのお願いでも快く引き受けてくれるでしょう。
では次に、立会人代表の主な役目の一つである問いかけやスピーチの代表的なパターンをご紹介いたします。
知っておきたい!問いかけ&スピーチのパターン
全体的に「なんでもOK」な人前式ですが、やはり立会人としては、印象に残る問いかけや、雰囲気が盛り上がる挨拶をしたいものです。
また、いくらルールがないと言ってもおめでたい場であることに変わりはないので、基本的なNGワードや使ってはいけない表現はしっかり心得ておくのが礼儀です。
以下に、立会人代表がする問いかけやスピーチの代表的な文例パターンを挙げてみました。
これらを参考にさまざまなアレンジを加えて、オリジナルのスタイルを考えてみて下さい。
<問いかけ>
スタンダードな例
- (新郎の名前)さん あなたはこれからも
(新婦の名前)が苦しい時には支え 悲しんでいる時にはなぐさめ
つねに尊敬と感謝を忘れず 永遠に愛し続けることを誓いますか? - (新婦の名前)さん あなたはこれからも
(新郎の名前)が心細い時には励まし 疲れている時には癒し
つねに尊敬と感謝を忘れず 永遠に愛し続けることを誓いますか?
ユーモアのある例
- 新郎の名前)さん
(新婦の名前)は心優しい女性ですが すこし寂しがりやでもあります
あなたはそんな(新婦の名前)さんを 永遠に愛し続け たとえ(新婦の名前)さんが
寂しさをまぎらわすために大好きなケーキを食べすぎてしまっても
変わらず あたたかく見守り続けることを誓いますか? - (新婦の名前)さん
(新郎の名前)は真面目な人ですが 大のサッカーファンで〇〇の熱心なサポーターです
あなたはそんな(新郎の名前)さんを 永遠に愛し続け たとえ(新郎の名前)さんが
夕食の時サッカーの話しかしない日があっても
うんざりせずに 笑顔で見守り続けることを誓いますか?
プロポーズを再現するパターン
- (新郎の名前)さん
あなたが(新婦の名前)さんとの結婚を決意したとき
永遠の約束として (新婦の名前)さんに伝えたことがありましたね
今日この場でもう一度 (新婦の名前)さんと私たち立会人の前で
その言葉を口にして下さい - (新婦の名前)さん
あなたが(新郎の名前)さんとの結婚を承諾したとき
永遠の約束として (新郎の名前)さんに伝えたことがありましたね
今日この場でもう一度 (新郎の名前)さんと私たち立会人の前で
その言葉を口にして下さいこれをもって 二人の結婚の誓いは立てられ 私たち立会人は その証人となりました
<挨拶>
新郎側の立会人代表の例
- (新郎の名前)くん、(新婦の名前)さん、本日はおめでとうございます。
私は、(新郎の名前)くんの職場の同僚の〇〇と申します。僕たちは10年前の入社時、研修で同じ班になったのがきっかけで友人となりました。
仕事上ではもちろん、プライベートでも一緒に飲みに行ったり仲間とキャンプに行ったりと、(新郎の名前)くんのありとあらゆる面を見て、彼の頼りがいのあるまっすぐな人間性にいつも感銘を受けていました。昨年(新婦の名前)さんを紹介され、結婚するつもりだということを打ち明けられました。
そして(新婦の名前)さんが(新郎の名前)くんを一人の人間として尊敬し、ありのままの姿を受け入れていることが分かり、まるで自分のことのように嬉しかったのを覚えています。今日ここで立会人としてお二人の記念すべき結婚の儀式に参列できたことを、嬉しく思います。
どうか末永く、お幸せに。本日は誠におめでとうございます。
新婦側の立会人代表の例
- (新郎の名前)さん、お姉ちゃん、本日はおめでとうございます。
本日、立会人代表を務めさせていただいております、新婦の妹の□□と申します。姉は小さい時からキレイで成績もよく、私にとっては自慢の姉でした。
歳が近いせいかよくケンカもしましたが、遊ぶ時もいつも一緒でした。
それは大人になった今でも変わりません。姉が(新郎の名前)さんとの結婚を決めた時、家族の誰よりも先に私に打ち明けてくれたのは本当に嬉しかったです。
そして両親に話す時に「心細いから一緒に来て」と言ってくれた時は、あのしっかり者の姉でも人生の決断の時は緊張するんだなあ、と何だかかわいらしく見えたものです。(新郎の名前)さん、これからも姉のことをどうぞよろしくお願いします。
いつまでも、仲のいい二人でいて下さい。
お二人の末永い幸せを願っています。
本日は誠におめでとうございます。
まとめ
いかがでしたか。今回は人前式の立会人についてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・人前式の立会人とは「結婚を誓う二人の証人となる人」のこと
・人前式に決まりはなく、立会人代表がいなくても問題ない
・立会人代表へのお礼の相場は、役割に応じて1,000円~3万円程度
この記事を参考に、人前式の立会人の役割について理解し、素敵な人前式が出来ると良いでしょう。
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