失敗しないために!結婚式招待状準備のダンドリと失敗エピソード5選

失敗しないために!結婚式招待状準備のダンドリと失敗エピソード5選

結婚式の招待状の準備を始めたけれど、どのような招待状にしようか、結婚式場で頼むか手作りをするか迷っている人は多いでしょう。

そこで今回は、招待状作成のダンドリやマナーについて詳しくご紹介します。

これを読めば、安心して招待状の準備ができるようになるでしょう。

この記事の内容をざっくり言うと…
・結婚式招待の際、招待状を出すのはマナーだといっていい
・招待状を全て手作りした人は17.0%、業者へ依頼が多い
・手作りする際は準備に余裕を持ち、多めに材料を買うこと!

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結婚式に招待状は必要!一番最初にゲストが目にするおもてなし

2人の晴れの舞台となる結婚式に、招待状は必須アイテムの一つです。

人数が少なかろうと、挙式と会食だけのスタイルであったとしても、基本的には招待状を用意してゲストに送ります。

招待状には、大きく2つの目的があります。一つは、料理や席次の関係上「自分たちの結婚式に来てほしい人」を明確にするためです。

もう一つは、「○月○日に結婚式を挙げます。出席していただければ幸いです」とゲスト側にスケジュールの調整をお願いするためです。

招待状はゲストが一番最初に目にするおもてなしであることから、デザインや文章などにこだわって作る方も少なくないようです。

招待状を手作りした人は17.0%!他のペーパーアイテムに比べて少ない割合

ハナユメ調べによると、「招待状の依頼先」については招待状をすべて手作りした人が全体の17.0%だったそうです。

式場または式場の提携している業者 64.6%
式場の提携外の業者 17.0%
すべて手作りした 17.0%
その他  1.5%     

これに対し他のペーパーアイテムでは、席札をすべて手作りした人は31.8%、席次表をすべて手作りした人は28.1%だったそうです。

結婚式の準備で、衣装選び以外で一番初めに行わなくてはいけない招待状作成。

打ち合わせのときに初めて招待状をいつだすのかを聞くこととなり、準備期間が短く手作りをしたくてもできないため、この結果になったと言えるでしょう。

また最近は、昔に比べて凝ったデザインのものが提携業者・外部業者でも多数出てきたため、選ぶ範囲が広がり敢えて手間をかけて手作りをしなくてもこだわれるようになったことも、理由の一つです。

ちなみに、手作りとはいっても、多くの方がレターセットのような作成キットを買ってきて作っており、イチから紙を切って貼って作るというケースは多くないようです。

次は、手作りの招待状にした場合と業者に依頼する招待状、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しましょう。

招待状は手作り?手作り・業者それぞれのメリット・デメリット

招待状を作成するには次の3つのどれかの方法、又はその組み合わせを選ぶこととなります。

・手作りする
・式場提携の業者を利用する
・外部業者を利用する

それぞれのメリットとデメリットを、順番にお話していきます。

手作りのメリット・デメリット

手作りといっても2パターンあり、1つはレターセットのような「招待状作成キット」を購入し、印刷からセッティングまで自身で行うというものです。

もう1つはそういったキットを使わず、ひとつずつ材料をそろえて自身で完全に手作りをするパターンです。

詳しいデータはないのですが、ほとんどの場合前者の作成キットを購入して印刷をするという方が多いようです。

手作りをする理由として多いのは、費用を抑えられるからということと、式場で選べるデザインに限りがあったからということです。

なお、会場によっては稀に持ち込み料がかかることがありますので、費用を抑えるために手作りを検討している場合は、事前に確認しておくのがよいでしょう。

式場提携の業者を利用するメリット・デメリット

式場の提携業者を利用する一番のメリットは、信頼感とリスク低減です。デザインの幅は限られるかもしれませんが、式場スタッフの方に相談しながら制作することができます。

デメリットは、この3つの中では最も費用が高くなる点です。

しかしながら、招待状で失敗するリスクを大幅に減らせますし、制作にかかる労力も他の2つに比べてかなり軽減することができるでしょう。

外部業者の場合のメリット・デメリット

外部業者の場合より多くのデザインから選ぶことができるため自由度が高く、労力もある程度まで抑えることが可能です。

一方で、手作りよりは費用は割高になりますし、会場によっては持ち込み料を取られるため、よく吟味する必要があるでしょう。

では、招待状を手作りする場合、具体的にどういった段取りで作成するのでしょうか。次章で詳しく見ていきましょう。

招待状準備のダンドリ!作成~渡すまでの流れ

招待状は結婚式の2~3ヶ月前に出すのが基本ですので、それよりも1~2ヶ月ぐらい前から準備を始めます。

できることなら手渡しがよいですが、忙しくて普段なかなか会えない方や遠方の方などは、事前に連絡を取ったうえで郵送すれば問題ありません。

結婚式の2~3ヶ月前に出す!

先ほどもお伝えしましたが招待状はゲストの方がスケジュール調整をしやすいよう、本番の2~3ヶ月前に渡す(送る)のがマナーです。

そのため、招待状の準備はそれよりも前倒しである、結婚式の3~5ヶ月前を目安に行います。

作成するにあたって、招待客のリストアップや住所の確認、デザインと文面を決めるなど意外とやることが多いため、時間に余裕をもって行うのがポイントです。

差出人は3パターン!どのパターンで作成するか考える

招待状の差出人は、結婚式・披露宴の「主催者」の名前で出すのが通例です。そのため、結婚式が家と家との結びつきだという考え方であった昔は、それぞれの両親が差出人でした。

現在ではそうではなく、新郎新婦二人が主催者であるため差出人が両親ではないケースも多いのです。

また、主催者は新郎新婦だが顔ぶれ的に両親との連名にした方がいい場合もあります。

それぞれのパターンで文章は変更する必要があるので注意が必要です。

手渡し?郵送?関係性別招待状の渡し方

「相手に来ていただく」ことから、招待状は手渡しするのがマナーです。

とはいえ、距離があるなど直接会うのが難しい方もいますので、そうした場合は事前に連絡をいれた上で郵便で送れば問題ありません。

手渡しの場合のマナー

郵送するよりも手渡しの方がより丁寧な印象を、相手は受けることでしょう。

ただし、突然招待状を渡してしまっては失礼です。

予めアポイントを取り、事前に結婚式を行う予定であること・お招きしたいことを伝え、出席可能か確認した 上で招待状を持参するようにしましょう。

特に、上司や主賓の方、挨拶や受付などをお願いするゲストには、予めアポイントを取った上で直接手渡しするのがベストでしょう。

郵送の場合のマナー

郵送で送る場合にも、必ず事前に住所の確認とあわせて電話で出席可能か確認をした上で送るのがいいでしょう。

特に主賓の方や親族であれば、結婚報告を兼ねて電話をすることでより気持ちが伝わります。

招待状と一緒に、一言添えた手紙やメッセージカードを添えるとより良い印象を与えるでしょう。

家族だけの結婚式・1.5次会や二次会に招待状は必要か

家族だけの少人数結婚式や、よりカジュアル志向の1.5次会といった結婚式スタイルがここ
数年増えてきていますが、スタイルに限らず招待状は用意したほうがいいでしょう。

とはいえ、少人数であれば出欠の確認が容易にできることから、返信はがきは同封せずに送るケースもあります。

友人のみのカジュアルなパーティであれば「WEB招待状」を利用するという方法もあります。

ゲストにとってもよりスムーズに出欠の回答が出来るほか、出欠はがきの集計をする作業が減るため新郎新婦もよりスムーズに準備が出来るという利点もあるようです。

但し、かなりくだけた印象を与えますから、家族や上司などを呼ぶ際にはあまりオススメできないでしょう。

それでは次に、よくある招待状準備で失敗するエピソードを紹介しておきましょう。

こうしたらよかった!招待状にまつわる失敗エピソード5選

カップル 困る
この章では、招待状準備をスムーズにするため、よくある失敗例とその対策についてお話します。

1.切手代が違った・・・

封書=82円切手と思っていたので、購入して持っていったら「あと10円足りない」と郵便局で言われてしまったという話は本当によく聞く話です。

出すときに気づいた場合「足りない分の10円分」の切手を横に貼って出せば、料金不足は回避できます。

但しご祝儀などでも避ける「2」という「割りきれる」数字を縁起上避けるべきだという考えが根強いため切手2枚利用を避ける場合が多いようです。

その場合、出したい日付に出せないことはおろか、切手をきれいにはがすことは難しいので封書の買いなおしと再度の宛名書きも必要となるケースも。

解決策!切手を購入する前に、郵便局で切手代確認

結婚式の招待状は、ただでさえ普通の紙よりも分厚いものを使っていますし、返信用はがき・式場の地図・二次会の案内などもいれたら、82円の規定の重さを超えることがよくあります。

また、最近では長方形でなく真四角のおしゃれなデザインも増えており、その場合大きくなくても「定形外郵便」としてしか扱ってもらえません。

切手代が足りない、間違った切手を貼ってしまったという失敗を防ぐために、切手購入時には郵便局へ招待状のセットを持っていき料金を確認してもらいましょう。

なお、事前に郵便料金を知りたい方は郵便局のHPにて確認をしてください。

2.月末に出そうと思ったが間に合わず・・・

結婚式にまつわる様々なシーン、例えば婚姻届を出す日や引出物を発送する日や、招待状の投函日・その返信の投函日まで何かと「お日柄」を気にする機会は多いものです。

例えば、9月中旬に作成した「9月吉日」と結んだ招待状を、どうしてもバタバタして出すことが出来ず、あっという間に次の大安・友引は10月・・・なんていうことも発生しうるのです。

解決策!お日柄を気にしない又は翌月でも気にしない。スケジューリングはしっかりと!

解決方法は2つあります。

1つはお日柄にこだわらずに大安友引以外の出来るだけ良い日・時間に出す方法です。結婚式などの日取りと同じように、現在ではお日柄に関して気にする人は減ってきているためです。

もう1つは、翌月になってしまっても気にせず翌月の一番早い大安・友引で出す方法です。

気にされなくなってきているとはいえ、年配の人など一定数まだお日柄にこだわり縁起を担ぐ人もいるでしょう。また二人が気になってしまうこともあると思います。

いずれの方法でも、無礼ではないので安心してください。

ただ、そうならないようにできるだけ回避するとよいでしょう。郵送するタイミングから逆算して招待状を制作するのがポイントです。

3.書き損じが多くて足りなくなった・・・

自身で印刷をした場合や、筆耕を頼まず自身で宛名書きをした場合など書き損じが出てしまうことがあります。

5部くらい多めに買っておいたから大丈夫と思っていたがプリンターでの印刷ミスで結局足りなくなり、最後の2人分が足りなくて追加購入をしなくてはいけなかった、などということはよく聞く話です。

業者に全て発注をしていたとしても、不本意に汚してしまうこともあるでしょう。

解決策!多めに用意しておくorグループで合わせておけば最悪違っても大丈夫

書き損じや汚れてしまった場合のために、またうっかりリストアップ忘れをしてしまった人へお渡しする場合も考えて10~20部ぐらいは多めに用意しておくのがいいでしょう。

自身で印刷をする場合は、始める前にプリンターのクリーニングを行ったりテスト印刷を行うなど、入念な準備が必要でしょう。また、上下裏表などの確認をよくよく行う必要があります。

もし手書きで宛名書きをする場合も、入念な準備(練習)が必要です。

そしてもし足りなくなった上にそのデザインのキットが売り切れになってしまった又は業者に追加が出来ない場合もあるかもしれません。

その際は他サイトなどでも同じデザインを取り扱っていないか確認し、それでもなければ同じグループの人が同じデザインになるように調整をすればミスがわかりにくいでしょう。

4.人数が思ったより増え、挙式からではなく披露宴から来てほしい人が後々出てきた・・・

チャペルには立ち見を入れても60名しか入れないのに、70名ゲストを呼ぶことになったと招待状作成時に気づいて困ったということもあるでしょう。

そういった場合あわててプランナーに相談しても、10~15名ゲストを披露宴から呼ぶように言われることもあります。

よく考えなかったので、後々友人たちの間で「○○ちゃんは挙式から呼ばれたのにわたしは呼ばれなかった」などと不満が出ていたことを耳にしてしまった・・・なんてことも考えられるでしょう。

解決策!判明次第すぐにその旨連絡をする、同じグループは同じタイミングで来てもらうように

招待状を出す前であれば、下記のような「付箋」を入れて集合時間がそれぞれわかりやすいようにし、挙式に呼べなかった人には口頭でも「挙式に呼べなくてごめんなさい。披露宴からきて欲しい」旨の連絡をするべきでしょう。


引用:天使の招待状

もし招待状を出してしまった後であれば、再度プランナーに席を増やしたりする対応が出来ないか相談しましょう。

難しく披露宴から来てもらう人を選ぶ場合は、その人たちに出来るだけ早いタイミングで、正直に「どうしても席が足りなくなってしまい、披露宴から来て欲しい」旨を至急直接連絡しましょう。

また、いらぬトラブルを防ぐためにも、同じグループの人たちは同じタイミングできてもらえるようにすると良いでしょう。

5.住所を聞くのに時間がかかった・・・

手紙のやりとりがほぼなくなった現代では、親しい間柄であっても住所を知らないことは少なくありません。

また、知り合ったときの住所は知っているけど、今は転勤で別のところに行ったっていうし・・・ということもありますので、事前に住所の確認が必要でしょう。

普段から連絡を取っている友人であれば、電話やメールなどで気軽に住所を聞いても失礼ではないでしょう。

しかし、連絡はこちらからしたもののなかなか返事が集まらず、意外と時間がかかってしまうことも多々あり、焦ってしまうカップルが多いです。

解決策!結婚式に呼ぶと決めた段階で早めに住所を貰う

招待状の準備と共に結婚式の本格的な準備が始まるのは3ヶ月~4ヶ月前からです。

これより以前はあまり忙しくないことから、日取りが決まったら誰を招待するかを決め、早い段階から報告をして住所を確認するのがおすすめです。

また、親族関係の招待者の住所確認はご両親に一度相談しましょう。年賀状のやり取りなどで容易にわかる場合もありますし、比較的スムーズに事が運びます。

まとめ

いかがでしたか。今回は結婚式の招待状について、トレンドの招待状の種類や配慮すべきマナーをご紹介しました。

要点をまとめると・・・
・結婚式招待の際、招待状を出すのはマナーだといっていい
・招待状を全てまたは一部手作りした人は17.0%、業者へ依頼が多い
・手作りする際は準備に余裕を持ち、多めに材料を買うこと

この記事を参考に、失敗せずに招待状が準備できると良いでしょう。

最新トレンド!プレ招待状「save the date」

プレ招待状とは、正式な招待状よりも前に結婚式の日取りが決まったらお送りする、欧米では定番な、結婚式の招待状の前に送る日程をお知らせするカードのことです。

一般的に招待状は結婚式の2~4週間前までお送りしませんから、今までは直接会ったり手紙や電話、メールなどでその日程を事前に伝えておくことが一般的でした。

おしゃれなカップルが増えてきて海外の定番アイテムが日本にも伝わったこと、そして結婚式までの期間が昔は半年くらいだったのに1年くらいに延びていることから流行り出したようです。

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