自分に合うデザインはどれ?後悔しない婚約指輪のデザイン選び
結婚するとなれば女性の誰もが憧れるのが「婚約指輪」ではないでしょうか。一口に婚約指輪といっても種類やデザインも様々です。
一生のうちで大きな節目となる高額な品だけに、サプライズでのプレゼントにする場合でも、ふたりでじっくり選ぶ場合も、どういうデザインの指輪にするかは大変悩ましいところです。
この記事では、婚約指輪のデザインや素材の種類、気になる価格帯、そして失敗しないための選び方のコツなどを紹介します。
- この記事の内容をざっくり言うと…
- ・婚約指輪デザインは大きく分けて5種類!最近は色石も人気。
- ・婚約指輪の相場は30.1万円!
- ・デザイン選びの重要ポイントは「いつ・どう使うか」「永く使うか」
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婚約指輪のデザインは大きく分けて5種類!
婚約指輪のデザインは大きく分けて「ソリティア」「メレ」「パヴェ」「エタニティ」「色石」の5種類です。
デザインはシンプルなソリティアが定番ではありますが、最近は誕生石などを使った色石(カラーストーン/色つき宝石)の婚約指輪も人気です。では1つずつみていきましょう。
ソリティア − 飽きのこないデザインが人気!
宝石を1粒だけセットしたデザインで、どのような装いにも合いやすいシンプルさが人気です。1粒ダイヤを立て爪で留めたデザインは良く目にする婚約指輪の定番デザインになります。
シンプルながらもアームのデザインや「爪あり」か「爪なし」でも印象を変えることもできるほか、宝石が主役となるデザインなので、石の質にこだわる方も多いです。
・爪ありソリティア
出典元:エクセルコダイヤモンド
・爪なしソリティア
出典元:銀座ダイヤモンドシライシ
メレ – ダイヤが華やかなデザイン
メインの宝石の隣に、メレダイヤ(0.03カラット以下のダイヤモンド)を添えたデザインで、ソリティアよりもより華やかな印象になります。
メレダイヤの数・形・並べ方、メインの宝石とのバランスなどをそれぞれ考慮し組み合わせれば、実に様々な種類のデザインが可能です。
出典元:ケイ・ウノ
パヴェ – ダイヤを敷き詰めゴージャスに!
リングのアームに、メレダイヤを敷き詰めたデザイン。ちなみに「パヴェ」とはフランス語で「敷石」の意味です。
メインのダイヤの周りにメレダイヤを敷き詰めるゴージャスなデザインや、メレダイヤだけを敷き詰める、ゴージャスさとシンプルが両立するデザインも人気になります。ただし、サイズ直しが難しい点やダイヤモンドが取れやすい点もあるので注意が必要です。
出典元:アイプリモ
エタニティ– 結婚指輪との重ね付けにも!
エタニティは「永遠」が意味するように同じカット・サイズの宝石を並べたデザインです。リングを1周するエタニティと半周のハーフエタニティの2種類があります。
華やかながらもどんな服装にも比較的マッチするデザインで、さらに結婚指輪との重ね付けの相性も抜群で、普段の生活でも身に付けやすいのが人気の秘密でもあるでしょう。ただしパヴェと同様にサイズ直しが難しく、ダイヤモンドが取れやすいというデメリットもあります。
・エタニティ
出典元:銀座ダイヤモンドシライシ
・ハーフエタニティ
出典元:ケイ・ウノ
色石– 好きなカラーで個性を演出!
イギリス王室のキャサリン妃がダイアナ妃から受け継いだブルーサファイヤなどでも有名な色石のデザイン。
他にもルビーやエメラルド、イエローサファイヤやアメジスト、ピンクやファンシーカラーのダイヤモンド、パールなどを使うなど、非常に自由度が高く、個性を演出するのにはおすすめでしょう。
出典元:トレセンテ
ここまで婚約指輪の5種類のデザインについて紹介してきました。続いて素材についてみていきましょう。
婚約指輪の素材といえばやっぱりプラチナ、ゴールド
婚約指輪の素材として多く選ばれているのはプラチナ、ゴールドになります。
また選ばれる理由としては、下記3つが挙げられるでしょう。
- ・デザイン・加工のしやすさ
- ・変質、変色のしにくさ
- ・変形のしにくさ
ではそれぞれみていきましょう。
やっぱり定番!プラチナリング
ハナユメによると、80.9%の人が婚約指輪の素材にプラチナを選んでいます。
プラチナ(=白金)は白系の色合いで変質・変色がしにくく、宝石をしっかりととめることができる特徴を持ち、まさしくジュエリーには最適の素材になります。
さらに婚約指輪の素材としてプラチナが好まれる理由としては、プラチナの純粋性や希少性が、婚約という場面の特別感を演出するからと言われています。
また、プラチナはダイヤモンドとの相性もよいという点も重要なポイントでしょう。
広いカラーバリエーションでファッション性も!ゴールドリング
同調査によると、ゴールドを選ぶ人は10.6%とプラチナの次に多い割合となっています。プラチナに同じく、変質・変色しにくいのがゴールドです。
純度によっても性質は異なりますが、K18(金の含有率が75%以上)は輝きを長く保ち、永遠の愛を誓うアイテムには好ましい素材です。
さらに、元の金色に加え、銀や銅の比率によって、ホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールドなどのカラーバリエーションがあり、ファッション性の高いデザインを実現することができます。
プラチナに比べて生産量が多いので、プラチナリングと同じ値段であってもより高価な石を選ぶことができるというお得さもあります。
それでは次に、婚約指輪で選ばれる宝石の代表格、ダイヤモンドについて詳しく説明していきます。
ダイヤモンド品質を表す4Cとは?
「4C」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、ダイヤモンドの品質を決める重要な4つの要素、Carat(カラット)、Color(カラー)、Clarity(クラリティ)、Cut(カット)のことで、国際的に統一されているダイヤモンドの品質評価基準です。
ダイヤモンドの品質を見極めるためにぜひ知っておきましょう。
Carat(カラット)
ダイヤモンドの話をするとよく耳にするCarat(カラット)。これは宝石の質量を表す単位で、1カラット=0.2gと決められています。
もちろん宝石の種類によって1カラットあたりの大きさは変わります。
ダイヤモンドの大きさの目安は下記の通りです。あくまで目安ですが参考にしてください。
- - 1カラット ≒ 6.5mm
- - 0.75カラット ≒ 6.0mm
- - 0.5カラット ≒ 5.15mm
- - 0.3カラット ≒ 4.35mm
Color(カラー)
ダイヤモンドは無色透明なものが最も美しく希少価値が高いものとされています。
最も無色のものを「D」と表し、黄色っぽくなるに連れて、D〜Zまでの23等級に分類されています。Dに近づくほど美しく、価値がある、ということになります。
Clarity(クラリティ)
次に透明度(クラリティ)です。ダイヤモンドの中に含まれる物質やキズにより光の通貨が邪魔されていないかが判断されます。
熟練の鑑定士が10倍の倍率で見てもそれらが全く確認されないものを最も透明度の高いものと位置づけ「FL(フローレス)」と呼び、全11等級でその透明度が分類されます。
Cut(カット)
最後に、切子面を評価するのがダイヤモンドカットの評価。石のバランスや対称性や研磨が、ダイヤモンド独特の見事な光の反射を生み出します。
光を最大限に引き出す形「プロポーション」、カット面の磨き「ポリッシュ」、カットの対称性「シンメトリー」の要素を判断するので、ダイヤモンドの4Cのうちで評価が一番複雑でもあります。
これらがそれぞれ5段階で評価され、最も美しいものが「エクセレント」です。上記の3要素全てがエクセレント評価のものが「トリプルエクセレント」と呼ばれています。
また、ダイヤモンドのカットや研磨についても種類があります。続いてダイヤモンドの形についてくわしくご紹介します。
形でも印象が違う!ダイヤモンドの代表的なカット(形)
掘り出されたダイヤモンドの原石は、宝石として美しく輝かせるためにカットされ、元のサイズの1/2程度にまで小さくなります。この時のカットの手法によって指輪の印象は大きく変わります。
その中でも最も有名なのが「ブリリアントカット」。ダイヤモンドといえばこの形を思い浮かべる人が多いはずです。
ダイヤモンドのカットの種類はたくさんありますが、鑑定書が発行されたダイヤモンドのほとんどがこのカットであり、輝きが他のカットよりも非常に優れていることから、婚約指輪として好まれています。
この他の代表的なダイヤモンドのカットの手法も下記に紹介しておきます。
オーバルシェイプ
上から見ると、小判のようなオーバル(楕円)型のダイヤになるカット手法です。
丸形よりも存在感が出るので、指輪全体のバランスに気を付ける必要があります。
ペアーシェイプ
片方の先がとがっており、洋梨(ペア―)に似ていることから、ペア―シェイプと呼ばれます。
下部がぷっくり膨れた涙型なので、可愛らしい印象にもなります。
マーキースシェイプ
フランス語で「侯爵」の称号を意味し、クラシカルなデザインのカット手法です。
船を上から見たようなデザインが特徴で、縦長の形状から、指を細く長く見せてくれる効果があります。
ハートシェイプ
ブリリアントカットの変形で、愛の象徴であるハートを表現したカット手法です。
デザインもキュートで可愛らしい印象になり、ピンクなど色がついているダイヤモンドにもよく合います。
ここまでで、婚約指輪にはデザイン・素材といろいろな種類があることがわかりました。次に、参考として婚約指輪の相場をみていきましょう。
給料の3ヵ月分はウソ?婚約指輪の相場は30.1万円!
それなりの価値のあるものを購入する、といってもその価値の物差しは人それぞれです。
かつてのダイヤモンドメーカーの広告では「給料3ヶ月分」というキャットコピーもありましたが、ハナユメによれば、婚約指輪の購入価格の平均は30.1万円となっています
挙式の6〜7ヶ月前、結納や顔合わせなどに間に合わせるように購入するということもあり、その3ヶ月前ごろにはどの指輪にするかを決めておくケースが多いようです。
計画的に購入できるように、予算はきっちりと決めておくとよいでしょう。
また、前述のダイヤモンドのグレードや素材を参考に、予算に応じたデザインを選ぶという方法もあります。
先輩カップルの多くは国内ブランド&ブライダルリング専門店で購入
同調査よると先輩カップルが婚約指輪を購入したショップは、4℃、スタージュエリー、ミキモトといった国内ブランドと、アイプリモ、ダイヤモンドシライシ、トレセンテなどのブライダルリング専門店がそれぞれ32.9%で同数1位となりました。
次いでティファニーやカルティエ、ハリーウィンストンといった海外ブランドが1位の半数以下の16.2%という結果です。
海外ブランドは確かに有名ではありますが、値段が高かったり取り寄せに時間がかかったり、デザインの種類が少なかったりというデメリットも考えられます。
一方の国内ブランドは、日本製というクオリティの高さはもちろん、日本人に合ったデザインの豊富さなどが人気の秘訣のようです。
価格面、アフターサービスはブライダルリング専門店が優位!
国内は国内でもさらにブライダルリング専門店になると、デザインの豊富さはもちろん、自社一括管理でコストを抑え比較的低めの値段で提供しているショップも多くあります。
さらにアフターサービスも指輪に特化した安心したサービスが受けられることが多いため、よりおすすめと言えます。
いずれにせよ、婚約指輪を購入する際は価格やデザインを選べることを重要視しているカップルが多いと言えそうです。最後に、後悔しない婚約指輪の選び方の重要なポイントについて触れます。
デザイン選びで重要なのは「身につけ方・期間」を意識すること
婚約期間はもちろん、その後の結婚式参列の際や同窓会やちょっとしたパーティーなどでも身に付ける人が多い婚約指輪。せっかくの高価な記念品、お気に入りのデザインを選んで、大切に長く使いたいですよね。
デザインに迷った時はぜひ、「身につけ方・期間」をイメージしてみてください。きっと判断の手助けになるはずです。
婚約指輪をどういうシーンで身につけるかで判断
婚約指輪をどういうシーンで身につけたいのかイメージすれば、デザインはおのずと決まってくることでしょう。
たとえば、普段使いであれば、結婚指輪と重ね付けの相性の良いエタニティリング、パーティーなどの特別なシーンでしか使わないのであれば、自分のパーティーでのファッションスタイルに合わせて華やかなメレやパヴェなどを選んだりするのも良いでしょう。
どういうシーンで今後も使いたいのか、細かくイメージしてみるのもおすすめです。
結婚指輪との重ね付けができるデザインを選ぶ
指輪は季節問わず1年中使えるアクセサリーなので、その日のコーディネートに合わせて指を彩ることができます。こうしたファッションのトレンドから、結婚指輪と婚約指輪も重ね付けする人が増えています。
日本では、勿体なくてつけられない・日常使いには適さないという印象がある婚約指輪ですが、指輪の重ね付けは海外では習慣となっており、結婚後も日常的に婚約指輪をつけています。
そのため、結婚指輪と重ね付けできるデザインも選ぶポイントの1つでしょう。
歳を重ねても身につけることをイメージする
婚約指輪を人生のうちでどのくらいの期間身につけるのか、そこから考えてみるのもよいでしょう。
せっかくの婚約指輪はぜひとも永く愛用したいと言う方も多いと思いますが、そのためには、20年、30年経っても使用できるデザインを選ぶことが大事です。
歳をとると、指はどうしても関節が太くなり皺が増えます。それを見越して、サイズ直しが比較的簡単にできるものを選ぶと言うのも良いでしょう。
一般的には、エタニティリングはサイズ直しが難しく、ソリティアなどは比較的容易とされています。また、細い指には華奢な指輪がとても似合いますが、太い指には存在感のある宝石の指輪が似合うものです。
自身に合うデザインや永く身につけられるデザインを意識しながら選ぶのも後悔しない指輪選びのポイントになるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。今回は婚約指輪のデザインについてご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・婚約指輪デザインは大きく分けて5種類!最近は色石も人気。
・婚約指輪の相場は30.1万円!
・デザイン選びの重要ポイントは「いつ・どう使うか」「永く使うか」
この記事を参考に、一生大切にできる、ぴったりの婚約指輪に出会えると良いですね!
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