お二人にとっての結婚式とは

当初家族9名様だけでの、結婚式を考えられていたお二人。それは、今まで列席した結婚式の主役は「新郎新婦」。ゲストは蚊帳の外。 新郎新婦とまともに話せる時間もない。そんな結婚式に友人を招待するのは申し訳ない。 だからこそ、友人は呼ばず家族だけと考えられてた。そんなお二人に主役は「ゲスト」である事。 節目である結婚式だからこそ、御友人もお招きし一緒の時間を過ごす事の大切さを前向きに進めて下さったお二人。

日本人らしい時間「祝言」

「日本らしさ」「文化・伝統」をキーワードに、ゲストに負担を掛けず文化・伝統に触れていただけることを考え、ゲスト全員が同じ空気を肌で感じ、一緒の時間を過ごす事で、一体感が生まれる事を大切にしました。新郎新婦のお支度後の移動から、披露宴がスタートするまで花嫁道中の先導役をした俥夫による披露宴入場時の「婚礼口上」も行い、祝言という挙式から、披露宴までの流れがお客様の目線からも繋がるように心がけました。

ご友人との時間「穏やかな空気感」

萬屋本店が専売していた日本酒「白雪」を、新郎新婦様を結びつけた夫妻と共に4人で鏡開きをし、ゲスト全員で木桶で乾杯。 大切な皆様と同じものを同じ時間で共有していく、ということで伝統芸能である「紙切師」をお招きし、新郎新婦のシルエットから動物などゲストのリクエストを受け何でも即興で創り上げ、巧みな話術で場の空気を創り出来上がった紙切り画はゲストにプレゼント。そんな穏やかな時間を大切に過ごしました。

ご友人がいなければ撮れなかった写真

ご友人達を招待しなければ撮れなかったこの1枚。家族も親族も友人も一堂に介しての結婚式。家族と同じくらい、自分たちのことを想ってくれている人がこんなにも沢山いる。そのことがお二人の人生を支える記憶となることでしょう。そして、お二人から頂いた「結婚式の日を想い出せば、これから2人でどんなことも乗りこえていけそうな気がします」という言葉。これこそが結婚式が起こせる価値なのだと、改めて教えて頂きました。