結婚式は挙げたくない、そう思っていた

結婚式を挙げる意味を見いだせなかったおふたりでしたが、家族や支えてくれた大切な友人、職場の皆様にしっかりと感謝を伝え、今の自分たちの幸せをお披露目する事で、これからの人生に節目、区切りをつけたいと決断されたおふたり

お母様と同じ衣装で過ごす「祝言」

準備の中で白無垢を着ようか、黒の引き振袖を着ようか悩んでいた時新婦。お母様の結婚式の際の写真を見せてもらう機会があり、その写真に写された花嫁としての覚悟の表情、凛とした姿に自分も同じ衣装で挙式を挙げたいと心に決めた新婦様。多くを語らず、その表情や、しぐさから感謝と、嫁ぐ覚悟を伝える「祝言」という挙式。その美しさに息をのみ、その場にいた誰もが家族への感謝とこれからのおふたりを想った時間になりました。

まるでお花見をするように

おふたりの結婚式のテーマである「桜の約束」同じ職場で知り合ったおふたりは一緒にお花見に行く約束をしたところからお付き合いが始まりました。 北海道出身の新郎様と神奈川出身の新婦様。 同じ時にお花見をすることができない、両家の家族やご友人に、おふたりの付き合った記念日である結婚式の日に、全員でお花見をする。 会話や食事を楽しみ、それ以上の華美な演出、余興はせずに過ごされました。

現代の世の中に花嫁道中を再現

萬屋本店でしかできないことをしたいと、人力車をひく俥夫による口上先導を行いました。 当時の日本人が婚家まで花嫁道中をし、嫁いでいった様を再現し、皆様にも特別感のある演出をご紹介しました。 ピリっとした空気感が漂い、特別な時間を体感していただきました。