テーマの考案

お母様を亡くされている新婦。試験を控えている中で一切なくことさえできませんでした。看護師になり新郎と出会い初めて涙が溢れてきたそうです。ふたりの過去には楽しいことだけでなく涙もありましたがその涙があったからこそこの結婚があることに感謝し、 また両家名に木の意味があることから2人の結婚を1本の樹木と見立て樹木の成長には雫が必要なようにおふたりの結婚にはゲストが必要であったことからこのテーマに。

新婦父から新婦への手紙

新婦のお父様より新婦へのメッセージを預かりました。そのメッセージが、新婦様がお母様のお腹に宿ってからの想い出を物語る内容であることを知り当日新郎新婦から親御様へのサプライズでアイルランナーが入っていたためそのメッセージを読んだあとに歩んでいただくことでバージンロードの重みが変わってくると思い、挙式で入場後歩きだしの前に代読することを提案しました。

招待状から繋がる物語

招待状には恵みの雫の中に未熟なふたりを表した樹木の芽が描かれていたのですが、当日を迎え受付のスペースには少し成長した苗木が、挙式を終えて迎える披露宴会場には大きな樹木の下にゲストをイメージした煌びやかな雫が装飾されておりました。 樹木の下で溢れるおふたりとゲストの笑顔が印象的でした。

お母様の形見の指輪

いつも新婦はお母様の形見の指輪をはめていらっしゃりました。新郎はその指輪をはずすきっかけを与えてあげたいという想いがあったので新郎にお母様のお写真が入ったロケットペンダントを用意して頂きお母様の指輪を絡めてブーケにつけて頂きました。挙式前にその進行をいれたことで挙式の手紙のシーンは新婦様とお父様にとって家族3人でのシーンになりました。